世界の終わりに果てる想い




 どれだけ遠くまで来たのだろう。霞んだ視界の中に、目的地の景色はない。もう一度飛べたら。けれど翼はぼろぼろだ。振り返る。ポッポの小さな足跡がある。首から提げた袋が落ちた。足跡は遥か地平線まで続いている。




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