【001】With Heart and Voice 作:キトラ

☆=30 ☆☆=7 ☆☆☆=1 合計=47

☆ (リナ)
☆ (門森 輝)
☆ (匿名)
☆ (匿名)
☆ (朱雀)
☆ (久方小風夜)
☆ (匿名)
☆ (クロトカゲ)
☆(匿名)
☆ (SB)


バトルは読むのも書くのも苦手なので、そこについては割愛。

・この話のメインなのだから、もうちょっと“ハルカの気持ちに関すること”の書き込みを増やしていただけると嬉しいです。
好きな人ができた。そのひととのおしゃべりや、くれたものやら、
かっこよさとか、だめなところとか、そういうものをもっともっと書き込むといいと思います。
恋をする乙女の気持ちをぜひ追体験させてください。

・特にバトル中のハルカの気持ち
(ex:なんでずっと黙ってたの など)に関して一切触れられていないのが、少し不思議です。
いちばん心の中と頭の中がぐちゃぐちゃになっているところなのに。

・些細なことかもしれませんが、ハルカとダイゴが初めて出会った年齢に触れられていないのが不思議です。
幼馴染の近所のお兄さんなのか、はたまたゲーム通りに旅の途中で会った不思議な人なのか、そのくらいは記述があってもいいと思います。
好きな人とのファーストコンタクトは忘れないと思います。

・ラストのダイゴの手紙は、もうちょっと長くてもいいと思います。
“ぼくの大切なポケモンを、ハルカちゃんにプレゼントするね。
ハルカちゃんがこれから見る世界を、一緒にみせてあげてほしい。チャンピョンおめでとう。”
ダイゴのセリフが少ないので、ダイゴがどんなひとかよくわからないのが残念です。
(りえ)


冒頭が雑。舞台や作中主体の心情に入っていけない。 散文詩のような印象も持ったが、韻やリズムなどを見てもよくない。これはと思う表現もなかった。
がんばりましょう:☆
(渡邉健太)


今回の企画の先陣を切った作品として、先ずは作者の方にありがとうを! 
 毎回終盤に駆け込み応募が集中している感のある(汗)この企画ですが、それだけに早期に仕上げて来られた方々の存在感は大きいです。一番乗りなら言わずもがな。お手柄に御座るぞっ!(笑)

 では、そろそろ本題に。
 内容としては、ダイゴとハルカを扱った恋愛もの。……ただし、作中で言われているジンクス通り、最終的には実らぬ恋に終わっています。

 先ず最初に、最大の欠点を挙げて置きますと……全体的に、文章が極めて平坦です(汗) 作中には色々見所やイベントが詰まっている筈なのですが、それを全然印象付けられないぐらいインパクトが希薄です……
 ひょっとすると、主人公の空虚な気持を際立たせる為に、ワザとにドライなスタイルに留めているのかも知れません。……しかし、例えそれを考慮したとしても、これではあまりにお話が無味乾燥に過ぎると思います。
 確かに主人公の喪失感や虚しさは伝わってくるのですが、ここまで淡々として来るとそれ以前に、お話の中にのめり込んで行く事が出来ません。敢えて辛辣な言い方をすると、『面白く感じる前に終わって』しまいます。
 読者に虚しさを訴え掛ける手法として、淡々と回想を連ねて行くのは確かに効果的な描き方です。……けれども、読者もやっぱり面白いお話を求めているもの。あまりに文中からの刺激に乏しいと、全体を通しての味わいに気がつく前に、読むのを止めてしまう事もしばしばです。
 全体を通して、もう少し文と文の接続やイベント同士の結び付き、それに個々の出来事での盛り上がりを、重視すべきではないかと感じました。

 翻って良かった点は、何よりも第一に、ストーリー構成がしっかりしていた事ですね。最初のシーンから過去の回想を通して行く筋道は順序立っており、作者が物語の全体像を明確に把握していた事が窺い知れます。
 主人公が徐々にダイゴに対する意識を改めていく過程にしろ、その後のチャンピオンへの階段を昇っていく部分にしろ、ストーリーの進展には些かの歪みも無く、お話としては揺るぎのない出来であると感じました。描かれるものが全て冒頭から続く同じテーマに直結しており、描写にもう一工夫あれば、作品としての評価は間違いなく上がった事と思います。
 また、今回は全体的に見てもかなり少なかった、バトル描写に挑戦しているところも好印象。……バトルはポケモンの描写の中でも注目度の高い分野ですので、こう言う場ではどうしても二の足を踏まれる方が多いのですが、流し切らずにちゃんと形にして来たのは間違いなく評価ポイントです。
 対象であるダイゴの人物像や風景の描写についても、声質にまで触れていたり、遠景と直接髪を乱す風を使い分けたりと工夫が見られましたし、技巧や表現の技術は十分なレベルである筈だと感じました。

 結論として、もう少しお話全体を通して、『色付け』が必要なように思いまする。折角しっかりした土台があるのですから、もうちょっと立派に飾り付けても、悪くはないと思いますよ!
(クーウィ)


ちくしょう。ダイゴ泣かす。

 大切な人が突如居なくなってしまったことに呆然とするハルカちゃんの回想。
 好きになった経緯も書かれているし、仕草に惹かれるところがとてもらしいと思います。
 しかしなんとも、ぐっとこない。
 どうしてぐっとこないのかを悶々と考えたのですが、ハルカちゃんのダイゴさんへの「好き!」という恋する女の子的な執着が感じられにくいせいかもしれない、という意見に落ち着きました。
 回想しているハルカちゃんは、ダイゴさんの失踪に呆然としているように見えます。でも多分内心じゃ「ダイゴさんのバカ! どうしていなくなるの!」ってな苛立ちとか、「ダイゴさんあたしのこと別に好きだったわけじゃないのかな……」ってな疑念とか、「あたし愛想もないし可愛くないし」みたいな自己嫌悪とか、「あのときああしてれば」とか、むしろ勝ってしまったことへの後悔とか、ただひたすらダイゴさんと二度と会えないような気配が悲しかったりとか、それでもやっぱり好きで会いたかったりとか、そういう複数の気持ちがぐるぐるした結果呆然としてるんだろなあと思います(本文「胸の中心が苦しい」のうちわけを想像しました)。
 回想の時点でも、たとえばミツル君に「付き合ってるんですか?」なんていわれたら、内心で付き合ってる自分を想像して照れたりとか、(事件のとき他にも世話になった人はたくさんいるけど)本文「ダイゴだけが特別だという想い」を感じた詳細とか、もう少し触れても良かったと思います。つまり、もっとハルカちゃんの恋心を書き倒してやってもよかったではないか、ということです。ハルカちゃん、少し無感動に見えてしまいます。クールな言動を繰り返すハルカちゃんの、内面の波乱をもっと! もっと! と思ってしまいました。

 例えばダイゴさんの家へ行ったときに、誰もいなくて置手紙と贈り物だけがあったときの絶望感みたいな虚無感みたいなものそれだけでも「転」になったと思いますし(呆然とする、っていう結果にもつなげられます)、三人称の淡々とした文面だからこそ、クールなハルカちゃんだからこそ、感情の爆発を描写したときにものすごく映えたのではないかとも思います。ただ堪えるようにじっと泣くだけでも(逆に泣き喚いても)、その心の動きを、この地の文のように「淡々と」書くことで、すごく読んだときに「ああ……」ってなると思うのです。私だったら、今まで一度も使わなかった鍵を使って家に入ったり、誰も居ない部屋と丁寧な文面に突き放されたようなものを感じたり、ボールから出てきたダンバルにダイゴさんの面影を感じさせたり、ダンバルに慰められて今まで押し込めていた感情が呆然としていた内心から氾濫して泣き出してしまったり、最後には心の整理はともかくダンバルを育ててやろうと決意したりとか、させるかもしれません。

 複雑な乙女心の詳細を書き足せば、ぐっといい作品になると思います。
 とりあえず、本人なりに気を使ったのかもしれないけど、鈍感すぎるよダイゴ。ダイゴ泣かす。
(CoCo)


ハルカ、ダイゴ、と既存のキャラクターを使用した点においては二次創作として好評価。
しかし偶然数回会っただけで好きになって、いきなりダイゴのそばにいるだけで幸せと思うようになったり、世界観はゲームに忠実な構成かと思いきや、いつでもトクサネにダイゴがいるというちぐはぐ具合だったり、その上、過程があまり書き込まれていないせいで鍵を渡される場面が唐突すぎたり、さらに友達(男主人公?)がぽっと沸いてきて台本を棒読みするかのようなセリフを吐いたり、恋愛がテーマだろうと思うのだが、バッジ集めてリーグ挑戦して中途半端にバトルしたり、極めつけにはダイゴとはもう会えないという。どうして会えないの……。もう死んでしまわれたのですか……。いつものように、って言えるほどいつも会ってたわけではないでしょうし。
バッジ集めてたんだから当然矛盾する。
それから、「ダイゴの姿はいなかった。」
これ言葉の誤用です。
(鶏)


グッと来た文【「ダイゴさんに、会いたいよ」】
 ハルカの恋心が膨らんでいるのが彼女が送る旅の日々を通じて、とても伝わってきました。
 そしてダイゴは鈍感だったのか、はたまた……ハルカを異性として見たときと、トレーナーとして見たときに生ずる気持ちのズレに複雑の想いを抱いていたのか……。(汗)
 ハルカにはぜひとも追いかけて、ダイゴに気持ちを訊いてみてほしいと思ったりしました。
(巳佑)


頂点を極めた少女の、切なくて儚い初恋の物語……と言うには色々説明不足だったように思います。最初の出会いから特別感を意識するまでの間に、もっと具体的な行動・感情の揺れなどがあれば良かったかと。そもそも、彼女が何をしている状況なのか説明の無いまま、いきなり八つ目のバッジを取得してリーグへ行ってしまったことにあれれ? となりました。ハルカ(主人公)=リーグ制覇を目指すもの、という前提があるのは分かりますが、例えばリーグを目指す理由や彼女の気持ちをダイゴに話し、その会話の結果彼に好意を寄せていく描写でもあれば、もっと分かりやすかったのではないでしょうか。
 二点ほど、気になった箇所を。
【そしてドラゴンタイプのゲンジとの戦いに、ハルカは終結させた。】 ゲンジとの戦い「を」終結させた、では?
【チャンピオンとして健闘を讃える言葉でも、大切なポケモンを送ることでもない】 置き手紙と共にボールを残している事、また勝利を祝う言葉から、この場合「贈る」の方では。
 全体的な文章のぶつ切り感、バトルシーンでの省略(フライゴンへの指示の内容等)、結局ダイゴは何を思って姿を消したのかが、いまいち分からないところがどうしても気になってしまいました。せっかく字数も残っているので、もう少し内容を膨らませて欲しかったです。
(ラクダ)


なるほど、チャンピオン戦後足跡をばったり絶ってしまったダイゴを想う主人公の物語とな。あっさりした文面でつらつらと物語が進んでいく様子は、単調ながらも個人的には読みやすかったです。ゲームに沿った王道ストーリー、プレイした時とはまた違う視点で読めて面白かったですぞ。
【002】Limbo


文章は綺麗だったんですけど、その反面おとなしい感じだったと思います。心理描写とかバトルシーンとかもっと暴れてもいいと思いました。
(逆行)

☆☆ (匿名)
☆☆ (teko)
☆☆ (砂糖水)

☆☆
今回のトップバッターを務める作品。
文がちょうど良い長さで区切られていて、読みやすかったです。
最初からこのレベルがきて、私の作品だけ浮いてるんじゃ……と不安になるのですが、それはおいておきましょう。
さてこの作品では、ハルカのダイゴへの想いが綴られていました。確かに年頃の女の子がかっこいい人に話しかけられたり、助けられたりすると恋に落ちてしまうかもしれませんね。その内容がすんなり読者に伝わったのですが、いくつか気になった点を下に書いておきました。もしよかったら参考にしてください。
1行目に「なのに一番いて欲しいものはここにない。」とありますが、少し違和感を覚えました。例えば、「一番大切なものが足りなかった」とした方が自然だと思います
5行目の「その時はまじめで冷静な顔をして、それなのに口調は情熱的に育成論を語っていた。」で、口調は〜語っていたとは言わないので、「口調は」を削っても文意は伝わります
最後から6行目で「いつものように、ダイゴさんがいればそれでよかったのに」とありますが、近くの文章に比べて長いので、削った方がハルカの切ない想いが表現できるのではないでしょうか。
(穂風奏)


えっと、冒頭でもうここへ来るであろうハルカという少女に戻らないと告げた文面と書かれているんですが、 「僕の一番大切にしているポケモンをあげる。チャンピオンおめでとう!」 という文面だけでこれ、戻らないと告げてないですよね。”暗に”告げているかもしれませんが、この書き方だと首をかしげてしまいました。
もしかしたら、長い手紙があって、最後の一文がポケモンを上げる文なのかもしれませんが、それならそれで、好きな人からの最後の手紙なのに、描写が淡白すぎやしないかな。

あとハルカの心理が出てないし、恋愛ものだから肉体言語で会話してないのにバトル描写いるかなぁ。これ、ダイゴ強いって思ってるだけにしか見えないけど、それ、この恋愛にあんま必要ない気がします。バトルになると夢中になって勝つことだけを考えるんだと言われれば、それははしごく当然なんですが、そういったことが生きてくることもなかったですし、必要はなかったかなぁと思いました。

個人的にこれって恋愛よりは単に憧れのお兄さんが遠くに行っちゃって悲しいねレベルの感情しかないんじゃないかなぁと思いました。
そう思った理由は、ハルカが最後にただ諦めているじゃないですか。
でも、ここまでのイベントでハルカは8つのジムバッジをゲットしてるし、挫折を味わったみたいな性格の歪みがないのに、こんな迂遠な別れ方で彼女はそんな感情しか抱かないとは思いづらい。正直、これダイゴに切れると思うし、ただ諦めるような深層の令嬢風な性格なら旅にでないと思うし。

恋愛に必須な心理状態が不明確だったと感じたのでこの評価となりました。

(西条流月)

☆☆
恋心か憧れか、どっちが勝るとも劣らないようなダイゴへの思い。
ハルカの気持ちも、どっちつかずのがいけないですねぇ。そりゃあ何も事は起こりませんよね。
ダイゴに抱いていた気持ち、それは憧れなのか恋なのか。実はハルカには気持ちの整理がついていない。だから伝えようとしても伝えようが無いのが本当のところなのだろうなと思いました。
初恋が実らないのは散ってみないとそれに気付かないから? とかそんなことを考えました。
(乃響じゅん。)


・作者様が時期的に予想がついてしまった。まぁしょうがない
・バトルよく分からない。メタグロスの技は結局何ですか
・どうも恋愛に発展する過程というか、ダイゴさんの魅力が伝わらない。ゲームでの「けっきょく ボクが いちばん つよくて(略」なセリフはを期待してしまった
・要するに俺があんまり好きではない。やっぱりこの手の作品のどの辺が面白いのかよく分からなかった
(音色)


ハルカが恋する乙女かと思いきや、恋愛置いといてバトルに専念できたり、ラストで苦しいとは言いつつもそこまで取り乱していなかったり、結構凛々しいなと感じました。
ただ、この一人でも大丈夫感が大きく出てしまうと、私には相手が必要だ、一緒にいたいという感じが薄くなってしまい、メインテーマが薄れてしまう気がします。
後は細かい点ですが、「次に会うのはチャンピオンに勝った後」と、ダイゴと約束するシーンを入れた方がいいかなと思います。約束がミツルとの会話での回想シーンしか出てこないので、印象が薄くなってしまって。
そして、メタグロスを倒すシーンもあっさりしていると感じてしまいました。もう少し使った技の描写や吹っ飛ぶメタグロスを描写していいかなと思います。
(レイニー)


非常に焦って書いたような、そんな印象を受けました。展開に最低限必要な要素だけ書いてあるので、ハルカの心情を把握する前に次の場面に移ってしまって、感情移入しづらかったです。
(きとかげ)


無難なダイハル小説だと思います。変態として扱われることの多いダイゴさんなだけに、普通にしていると逆に違和感を感じてしまうこの思考回路をどうにかしたいものです。
さて、小説内の感想ですが、山場の一つである戦闘とお祝いという名のお別れシーンが味気なく感じてしまいました。まだ文字数は大量に余っているので、それを生かしてくれれば評価も変わったかもしれないと思うと残念でなりません。
(リング)


二次創作の見本のような作品である。
ポケモンの二次創作ってどんなもの? って聞かれた時、とりあえずこれ見せておけばわかって貰える。よくも悪くも典型的な作品。文章的には及第点という言葉がしっくりくる。文章が意味不明なわけでもなく、ちゃんと起こっていることなどわかる。一応の用件は満たしている。
難を言うのであれば、恋する気持ちの描写、バトル描写共に中途半端だった(慣れてる人には物足りなかった)感が否めなかった点であろうか。恋する気持ちをダイゴにぶつけるように、もっと激しくドッカンドッカンバトルしてもよかったんじゃないだろうか。
物語自体はゲームイベント準拠なんだから、真新しさでは勝負できない。勝負できるところがあるとすれば解釈(この場合ハルカ→ダイゴの恋愛感情)と描写なんですよ。まだまだ文字数はあるのだからもっと描写に力を入れないと。
本作はたぶんルビー・サファイアをプレイした層をターゲットにしていると思うが、ゲームイベントをなぞる及第点の小説から、読者の感情に訴える小説への一歩を踏み出していって欲しい。恋愛感情自体は普遍的な物なので、感情に訴えることが出来れば、きっとプレイしてない人にも分かってもらえるものになると思う。そこまでを目指して欲しい。きっとそれは元のターゲットであるルビサファプレイヤーが喜ぶことにも繋がると思う。

【解説】ルビー・サファイアでチャンピオンのダイゴに勝利してから、トクサネシティにあるダイゴの家に行くとダンバルの入ったモンスターボールが置いてある。
【雑感】及第点。さらなる上の段階を目指そう。
【タグ】ホウエン地方、トクサネシティ、ハルカ、ダイゴ、片思い、フライゴン、メタグロス、ダンバル
【お題解釈】贈る(ダンバルを)。

(No.017 )

☆(アポロ11 )


>大切なポケモンを送ることでもない。何が欲しいのか、そんなの解りきっていた。
この文脈だと「贈る」では。
(サトチ)


情景描写がとても素敵でした。ただ、恋愛物にしてはハルカちゃんの心の変化があまり伝わってこないようにも思います。むしろこれはバトル物とも取れますし、ちょっと区別がつきにくいです。どちらも、もっと極端に立たほうがより魅力が出るかと思いました。ルビサファ、懐かしいなあ…リメイク出ませんかねぇ。
(銀波オルカ)


初っぱなから恋愛が来るとは。しかも原作キャラで、実らない恋とは。
 甘い描写が読んでいて心地よかったです。この手の描写はお洒落な感じがしますよね。
 原作キャラは固有のイメージが誰しもにあるので扱い辛いと思っているのですが、違和感無く自然に読めたのがなおさら良かったです!
 全体的な雰囲気も統一感があって、作者さんが書き慣れているような感じがします。
 気になった点
>>そしてドラゴンタイプのゲンジとの戦いに、ハルカは終結させた。
 終結という表現にはやや首をかしげたくなります。勝ち抜いたという内容を示すには曖昧でふさわしくないような。
 ダイゴは何故ハルカの元を離れたか。明記させないのは読者に想像させるためだと思いますが、個人的な欲張りとしてはもう少しヒントが欲しかったです。
 答えは要りませんが、考えれるような何かをほのめかしてくれれば……。
 また、バトルについての描写にも。ダイゴは強いと触れていたはずなのにライボルトとポワルンだけで五匹突破(何匹か、という雑把な描写なので原作通りダイゴの手持ちを六匹と推定して。しかし何匹か、という描写では1、2匹は考えにくい。それだけなら普通に数えれるはずだ)というのは結構一方的ではないんですか?
 もし一方的でないならもっと、バトルの描写を増やせとは言いませんがどういう困難があってどうしたと触れるべきではないでしょうか。格の違いがフライゴンが出せないだけ、では強さが分かりかねます。
 そしてフライゴンが出たときのダイゴの砂漠の精霊云々の件はどういう意図ですか? 何がしたいかが見えてきませんでした。
 そしてダイゴは負けた時はもちろん、ハルカと別れた時も然り、感情がまるでわかりませんでした。ポーカーフェイスにも限度があると思います。
 ところでストーンゲッターってあまりかっこいい称号ではないような気がするんですがわたしだけでしょうか。
(でりでり)

☆☆
ゲームのダイゴさんは格好良いからなぁ、仕方ないよなぁ。という気持ちになりながら読ませて頂きました。
甘〜い恋愛もいいですが、世の中に溢れかえっているのは断然報われない想いの方であり……
アニメもゲームも真剣な恋愛描写を敬遠しているようですが子どもを描く上で欠かせない要素だと思います。ハルカもこうして大人の階段を一つのぼったのでしょう。やっぱり切ないですけどね。
(レイコ)

☆☆
“「ダイゴさんに、会いたいよ」”。まさしくこの一言に象徴されるような、作品からあふれ出るダイゴさんへの愛情。ポケモン小説の原点はポケモンはもちろんのことトレーナーたちにも向けられた想いや感情だと思うのですが、この小説はまさにそのポケモン小説の原点を真っ先に示してくれたように思います。
 あふれんばかりのダイゴさんへの愛情、きっときとらさんしかいらっしゃいませんね?
(小樽ミオ )

☆☆☆
このタイトルの曲を吹奏楽で演奏したことがあり、アッと思いました。
ダイゴさんは大人の男ですね。
でもハルカとの擦れ違いにもどかしさを感じました。
(海星)

☆ (自作品の為)
テーマをみた瞬間、これしか出て来なかった。
全ての感想を書き終えて、戻ってみたらたくさんほこりが。
まずはローティーンの初恋というテーマであるにも関わらず、恋してる感じが一切ないこと。
好きというだけで、様々な妄想を展開して、盛り上がれる雰囲気が全くない。
ハルカからダイゴへの気持ちがあんまり深く掘り下げられていないため、感情移入はとてもしにくい。
また、答えられないというダイゴの遠回しな行動が今までないために、最後の行動が唐突すぎる。
むしろこれだったらハルカだけじゃないよ勘違いするのは。もっとストレートに断れよダイゴ。お前いくつだよ。
一つだけ言わせていただくなら。
なぜみんなポケスコそんなに提出遅かったんですか。長い間さらし者状態でまじ恥ずかしかった。
さらしに耐えたで賞をくれたっていいじゃない!一ヶ月近くさらし状態だったんだぞ! しかもちゃんと募集開始から一ヶ月くらい後に出したというのに!
(きとら)






【001】 【002】