このページは明け色のチェイサーの登場人物&用語をまとめたものです(七話目と短編その三)終了までのネタバレを含んでいます。
※話数が進んでいくと更新されていきます。各話を読んでから読むことを推奨します。(更新日2020年9月3日
*登場人物*
☆主人公
◯ヨアケ・アサヒ 【21歳 女】(登場話数:1話〜)
本作の主人公の一人でヒロイン。ジョウト地方出身。長い金髪を毛先の方で二つに纏めている。碧眼。
ノースリーブの上着に黒のロングスカート。背は高め。
“<スバルポケモン研究センター>襲撃事件”もとい、“闇隠し事件”の容疑者で指名手配中のヤミナベ・ユウヅキという幼馴染みの男性を捜してヒンメル地方を奔走しているポケモントレーナー。
義賊団<シザークロス>に手持ちのドーブルを盗まれた際、配達屋ビドーと知り合う。そしてその後ユウヅキを捕まえるためにビドーと手を組み、相棒となる。
ビドーを「ビー君」と呼び、手持ちポケモンにもよく「〜くん、〜ちゃん」を使う。
過去にユウヅキと世界各地を旅をしていた。数年前一緒にヒンメル地方に来て“闇隠し事件”後にユウヅキとはぐれてからは<エレメンツ>に保護という名目の監視下に置かれていた。メンバーのソテツとは元師弟関係だった。
アサヒ本人は<エレメンツ>を家族のような存在と思うと同時に「赦されてはない」と思っている。その理由として“闇隠し事件”の時にギラティナにまつわる遺跡行ったという目撃者の証言があったのもあるが、さらに事件にギラティナが関与しているおそれがあると<スバルポケモン研究センター>のレイン所長に指摘されてからは、より強く感じている。
実際<エレメンツ>内ではソテツを含めアサヒを赦せないメンバーもいれば、そうでもないメンバーもいる。その両者ともに立場的には「赦さない」という方針を取っている。
実はヒンメル地方に初めてきたころの、ユウヅキとはぐれる前後の記憶がほぼない。カメラマン、ヨウコと出会っていたことも憶えていなかった。探偵ミケにユウヅキに記憶を奪われたのではないかと指摘されるも真相は闇の中である。その失われた記憶周りのことは、<エレメンツ>となるべく内密のするよう約束をしていた。
<スバル>の研究員アキラ(君)とは古い友人。定期的に連絡を取り合う。
王都【ソウキュウ】に新たに拠点となる部屋を借りる。
港町【ミョウジョウ】を訪れた際、心当たりのない火の海の中の幻覚を見る。それ以降も、少しづつその記憶を見る。アサヒ自身は、その中に出てくるブラウやクロといった名前を“英雄王ブラウの怪人クロイゼルング討伐”と関連しているのではと思っている。
レインに頼まれていた隕石の探索の件は、<エレメンツ>と共有した。
<エレメンツ>メンバーのデイジーに連絡を受け、<エレメンツ>の本拠地<エレメンツドーム>に赴く。そこでポケモンバトル大会でユウヅキを待ち受ける作戦を聞き、準備期間中特訓をした。
曲がる『れいとうビーム』を研究中、ソテツにアドバイスをもらう。
ビドーとは別行動だが、共に大会の賞品の隕石をユウヅキから守るために当日に臨む。
◇手持ち
・ドーブル♂(NN:ドル)・デリバード♂(NN:リバ)・パラセクト♂(NN:セツ)
・ラプラス♂(NN:ララ)・ギャラドス♂(NN:ドッスー)・グレイシア♀(NN:レイ)
◯ビドー・オリヴィエ 【18歳 男】(登場話数:1話〜)
本作のもう一人の主人公。ヒンメル地方出身。肩ぐらいまでの群青の髪。前髪が長い。強烈な光から目を守るために水色のミラーシェードをかけている。
グレーのロングコート装着。背は低め。
ヒンメル地方でサイドカー付バイクに乗って個人宅配業をしている青年。
荒野にて<シザークロス>を追いかけるヨアケ・アサヒと遭遇。しばしの同行ののち、アサヒをユウヅキの元に送り届けることを約束。相棒関係に。
“闇隠し事件”で相棒のラルトスをさらわれた過去を持ち、他人やポケモンと深く関わることを避けていたが、アサヒの叱咤によりリオルと向き合うように。何故か進化しないリオルだがビドーは少しづつ歩み寄ろうとしている。
ヨアケ・アサヒの事を「ヨアケ」と呼ぶ。NNはつけない派。
道中密猟者ハジメとの戦闘で窮地に立たされた所、自警団<エレメンツ>のソテツに助太刀される。その密漁騒動で知り合ったアキラ(ちゃん)にポロックメーカー一式を譲り受ける。きのみ栽培が趣味になった。
<エレメンツ>のトウギリに、波導の力の使い方を教わる。駆け出し波導使いになる。
<シザークロス>のジュウモンジが<ダスク>のハジメにケロマツのマツを新たなおやとして譲ったことに憤りを感じていた。
しかしジュウモンジに諭される形になり、今までの自分が揺らぎそうになるも、リオルとアサヒの言葉で、立ち留まった。
なお、バンドとしての<シザークロス>の音楽は、アプリコットの歌は気になっている模様。
<エレメンツ>の本部に向かい、リーダーのスオウに、賞品の隕石を守るためにポケモンバトル大会に選手として参加して可能なら優勝してほしいと頼まれ、引き受ける。
ソテツに自分の弱点(強烈な光へのトラウマ)を突き付けられくじけそうになりつつも、トウギリと修行し少しずつ乗り越えていこうとした。
再会したアキラちゃんに「何のために強くなりたいのか」と問われ、アサヒの力になりたい、と静かに思う。
アサヒとは別行動になるが、隕石をユウヅキに奪われないためにも選手として大会に臨む。
◇手持ち
・リオル♀・カイリキー♂・エネコロロ♀
・アーマルド♂・オンバーン♂・??????
☆重要人物
●ヤミナベ・ユウヅキ 【23歳 男】(登場話数:4話回想、6話回想)
アサヒの幼なじみで捜索対象。黒髪で長めのつんつん頭。真昼の月のような銀色の瞳を持つ。笑顔がぎこちない。
幼い頃ジョウト地方、エンジュシティすずの塔に捨てられ、画家のヤミナベに拾われる。その後パートナーになったラルトスとすずの塔を見上げているときに、アサヒと出会い、つきまとわれるようになり、やがて友達に。
野生のイーブイの母親のシャワーズの死を目撃したことにより、己のルーツを捜しにエンジュシティを旅立つことを決めた模様。
一度、捨て子だとアサヒにばれることで関係が変わってしまうことを恐れ逃げ出すように黙って旅立ったことがある。探偵ミケの助力を得たアサヒにシンオウ地方まで追いかけられ、再会。根負けかどうかは不明だが、アサヒの強い想いにより、一緒に旅をすることに。
己のルーツを探し、各地をアサヒとともに旅をした。
だが、“闇隠し事件”後、アサヒを置いていくことを決める。再会の約束はしたものの、音信不通が続く。
<スバルポケモン研究センター>を襲撃したことにより、指名手配されている。旧友のアキラ(君)の問い詰めにも沈黙を通した。
過去に“闇隠し事件”前後のアサヒの記憶を奪った疑いあり。
そして、ギラティナの遺跡について聞いて回っていたという証言から“闇隠し事件”での誘拐の容疑をかけられた。
<スバル>で奪った“赤い鎖のレプリカ”の材料、隕石を狙って大会に出現されると思われているが……。
◇手持ち
・サーナイト♀・ゲンガー♂・ヨノワール♂
・メタモン・オーベム♂・??????
☆<エレメンツ>
◯ソテツ 【男】(登場話数:2話〜5話、7話)
自警団<エレメンツ>に属する。幹部、五属性の一人で主に草タイプを司っている。緑のヘアバンドと同じく緑のスポーツジャケットを着ている。
ビドーより小柄な青年。アサヒの師匠。
ビドーの窮地に助っ人として参戦する。アサヒの知り合いが使う戦法を使い、ハジメを追い詰め捕まえるが、尋問中に隙を付かれ逃してしまう。
その後、通信機を使い五属性同士で報告会を行った際にアサヒを庇うような言動をした自分に疑問を持つ。
アサヒに、どんな状況でも笑うことを忘れるなと、ある意味強要している。
それはソテツ自身がアサヒを赦さないために、あえて憎みやすくしているからというものある。
ソテツは、自分が<エレメンツ>であることの責務に縛られている。
◇手持ち
・フシギバナ♂・モジャンボ♂・??????
・??????・??????・??????
〇スオウ……リーダー格の男 【男】(登場話数:4話、7話)
自警団<エレメンツ>に属する、五属性の一人で主に水タイプを司っている。背は普通に高い。口調は荒いが王族の生き残りでもあり一応リーダーを務めている。ソテツにぞんざいに扱われ、プリムラに尻に敷かれている。フランクな性格。しゃべると残念な感じのする王子。
ビドーに“赤い鎖のレプリカ”のかかった大会参加を頼み込む。
◇手持ち
・アシレーヌ♂・??????・??????
・??????・??????・??????
〇プリムラ……ポニーテールの女性 【女】(登場話数:4話、7話)
自警団<エレメンツ>に属する、五属性の一人で主に炎タイプを司っている。ヒートアップしそうになる対話を宥める立場に回ることが多い。ポジション的には姉御。医療関連を担当している。
光のトラウマに自信を無くしかけるビドーを励ます。
◇手持ち
・ハピナス♀・??????・??????
・??????・??????・??????
〇トウギリ……目隠しをした男 【男】(登場話数:4話〜5話、7話)
自警団<エレメンツ>に属する、五属性の一人で主に闘タイプを司っている。背は高く、体はそれなりに鍛えられている。落ち着いた物腰。
現役の波導使いでもある。夢は『はどうだん』を撃ってみること。ココチヨとは交際中。
ビドーに波導使いの修行をつける。
◇手持ち
・ルカリオ♂・??????・??????
・??????・??????・??????
〇デイジー……背の低い女 【女】(登場話数:4話、6話〜7話)
自警団<エレメンツ>に属する、五属性の一人で主に電気タイプを司っている。
ソテツよりも背が低い。しかしアサヒよりも年上。口癖「〜じゃん」「人手が足りない」
情報収集の能力を使い、作戦などを考える立場が多い。
隕石の情報を調べ、アサヒに連絡し呼び出す。
アサヒに意地悪をしてしまうソテツにいらだちを感じている。
◇手持ち
・ロトム・??????・??????
・??????・??????・??????
○ガーベラ 【女】(登場話数:3話、7話)
ソテツの現在の弟子。花色の髪を持っている。「ガーちゃん」呼ばわりされると呆れながらもいちいち名前を訂正するあたり、優しい人。
ソテツと共にハジメを追い詰めた。
土いじりをしているらしく、道端で昼寝していたアキラちゃんを担いで運んでくるくらいには力がある。
◇手持ち
・トロピウス♂・??????・??????
・??????・??????・??????
○リンドウ 【男】(登場話数:7話)
飄々としたつなぎ姿のおじさん。エレメンツドームの警備員的な存在。よくニョロボンを茶化している。
“闇隠し事件”生き残りの中では年配者。スオウたち若者を見守っている。
ビドーに対して、ビドーだけでもアサヒのことを赦してほしいと言った。
◇手持ち
・ニョロボン♂
☆<ダスク>
●サク……黒スーツの男 【男】(登場話数:1話、5話〜7話)
<ダスク>という組織で中心人物になっている黒髪の真昼のような銀色の瞳をもつ男。黒スーツを着用している。ポケモン屋敷の主に助言をしたり、【ソウキュウ】の空き家を掃除したり、何かと忙しそうにしている。
<ダスク>メンバーに、今回<ダスク>は大会に潜り込んで隕石を狙うが、第一目標は<エレメンツ>五属性の一角を落とすことだと伝えた。
彼は<ダスク>と何をなそうとしているのか……。
◇手持ち
・サーナイト♀・??????・??????
・??????・??????・??????
●ハジメ……金髪リーゼント丸グラサン男 【男】(登場話数2話〜3話、5話)
アキラ(ちゃん)を雇い【トバリ山】のカビゴンを密猟しようとしていた青年。金髪ソフトリーゼントに丸いサングラス。青い瞳がジト目になってる。黒い半袖シャツを着ている。
アキラ(ちゃん)に珍しいきのみを報酬として、協力を依頼。失敗しても報酬はきちんと払う律儀な一面もある。
ビドーを追い詰め離脱をしようとするがソテツに邪魔をされ、ソテツとガーベラと対峙。捕まってしまうもアキラ(ちゃん)達を利用し、逃亡に成功する。
長男であるハジメと末妹であるリッカを残し、フタバという名前の妹を含む妹達と弟達が“闇隠し”により行方不明になっている。
<シザークロス>のアプリコットから、黄色いスカーフをしたケロマツ、マツを託される。
リッカの友人、カツミを<ダスク>にスカウトする。
<エレメンツ>のトウギリに目をつけられ、リッカを残す形になるも逃走中。
◇手持ち
・ドラピオン♂・ドンカラス♂・ケロマツ♂(NN:マツ)
・??????・??????・??????
●メイ……片眼を前髪で隠した、短い銀髪の赤い釣り目の女性 【女】(登場話数:5話〜6話)
サクに忠誠を誓う女性。サク様大好き。超能力を持っている。
もともとは<エレメンツ>の超属性を司る者だったが、一族ごと存在を消された。
サクに手を貸すのはヒンメル地方への復讐というよりは、サク個人の力になりたいから。
◇手持ち
・??????・??????・??????
・??????・??????・??????
●ユーリィ……濃い目のピンクのショートカットの女性【女】(登場話数:5話〜6話)
ビドーとチギヨの幼馴染。美容師。アパートビルの2階で営業している。ビドーとはしばらく口をきいていなかった。
仕立屋チギヨとともに<エレメンツ>に出張営業を何度もしていて、エレメンツに保護されているころからアサヒを知っている。
アサヒが“闇隠し事件”にかかわっているかもしれないことも知っているが、ユーリィ個人としては周囲に気を使いすぎるアサヒもだが<エレメンツ>がアサヒを何年も監視下に置いていたほうが気に食わない模様。
物静かに見えるが、しゃべるときは結構しゃべる。アサヒにもっと周りに文句をいうべきとと言った。
◇手持ち
・ニンフィア♀・??????・??????
・??????・??????・??????
●ココチヨ……【カフェエナジー】のウェイトレス 【女】(登場話数:5話〜6話)
【王都ソウキュウ】にある【カフェエナジー】で働くウェイトレス。トウギリとは幼馴染。交際中。
カツミやリッカなどのちびっこたちを見守る面倒見のいいお姉さん。
アプリコットとは顔見知り。アプリコットの手持ちのピカチュウ、ライカの好物であるパンケーキを店で仕入れたりもする。
しかし<ダスク>のメンバーとしても活動しているので、<エレメンツ>のトウギリとは隠れた対立関係にある。ココチヨはなかなかトウギリに打ち明けられずに結果的にスパイのようになってしまっている。
<エレメンツ>よりはサクにかけている。
最近<ダスク>に入ってしまったカツミがきがかり。
◇手持ち
・ミミッキュ♀・??????・??????
・??????・??????・??????
●サモン……黄色と白のパーカーの茶色いボブカット 【女】(登場話数:5話〜7話)
一人称「ボク」の中性的な見た目の女性。ヒンメル出身だが、昔は仕事でカントーにいた。
“怪人クロイゼルング”というヒンメルの歴史上の人物について調べている。
アサヒに、「どうしてキミなんだ」などと何かを思わせる発言をした。
トウギリに追われるハジメを逃がすために、手を貸した。
メイに探りを入れたり、ユーリィからメールを受け取ったりといろいろと動いている。
ポケモンバトル大会に友人で部外者のキョウヘイを選手として送り込むためにヒンメル地方へ呼びつけた。
◇手持ち
・ジュナイパー♂(NN:ヴァレリオ)・??????・??????
・??????・??????・??????
☆義賊団<シザークロス>
●ジュウモンジ 【男】(登場話数:1話、6話)
義賊団<シザークロス>のおかしら。顔に十文字の傷痕を持っている。三白眼。ビドーが気に食わない。
一話で引き受けたポケモン屋敷の黄色いスカーフのポケモンをハジメたち<ダスク>に渡していた。
密猟者であるハジメに何故ケロマツのマツを渡したとビドーに言及されるが、ハジメがマツを任せるに足る人物だと言い返し、ビドーこそ第一印象で他人を決めつけすぎだと言った。
<シザークロス>のメンバーは半数以上はヒンメル出身である。
アプリコットボーカルのバンド活動もしており、ジュウモンジはエレキギターを担当している。
◇手持ち
・ハッサム♂・??????・??????
・??????・??????・??????
●アプリコット……赤毛の少女 【女】(登場話数:1話、5話〜6話)
<シザークロス>に属している赤毛の少女。ビドーが気に食わないけどリオルは気になる。
【ソウキュウ】でハジメにケロマツのマツを託す係をしていた。
トウギリに目をつけられたハジメを逃がす手伝いをした。
【カフェエナジー】の常連でピカチュウのライカの好物のパンケーキをココチヨに仕入れてもらっている。
【イナサ遊園地】でバンド出演までの待ち時間を過ごしていたら、ビドーにマツのことでジュウモンジに話があると案内を迫られた。
バンドではボーカル担当。見た目にそぐわぬ声量を持つ。
◇手持ち
・ピカチュウ♀(NN:ライカ)・??????・??????
・??????・??????・??????
●クサイハナ使いの男 【男】(登場話数:1話、6話)
<シザークロス>に属している下っ端ライダー。冒頭でアサヒに敗れる。
バンドではドラム担当。
◇手持ち
・クサイハナ♀
☆その他
〇レイン 【男】(登場話数:4話)
<スバル>の所長である深緑に髪を三つ編みにした麗人。アキラ(君)の上司。
“闇隠し事件”についてポケモンが絡んでいると睨んで調査。ギラティナの住まう“破れた世界”に行方不明者がいるのではという見解を出す。
〈国際警察〉ともつながりを持ち、その気になればアサヒを差し出すこともできたが、何故か庇うような行動を取った。
アサヒとビドーにギラティナを召喚するのに必要な“赤い鎖のレプリカ”の素材である隕石集めを依頼する。
◇手持ち
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・??????・??????・??????
○ムラクモ・スバル 【?】(登場話数:なし)
<スバル>の元所長。現在は行方知れず。
○チギヨ……ドロバンコのしっぽみたいに後ろ髪をひとまとめにした男【男】(登場話数:5話〜6話)
ビドーとユーリィの幼馴染。仕立屋でアパートの管理人。ビドーとは仕事の提携をしている。チギヨの仕立てた衣類などを、ビドーが配達している。ビドーたちを静かに見守っている。
美容師のユーリィとともに【エレメンツドーム】に何度も出張しているので、アサヒの事情や立場はなんとなく知っている。
アサヒにアパートの部屋を貸す。
【イナサ遊園地】のステージに出る劇団の衣装を手掛けた。
アプリコットに勢いで壁ドンしたビドーの後頭部を叩いた。
ユーリィにもっとビドーに素直になれと思っている。
◇手持ち
・ハハコモリ♀
○リッカ……金髪ショートカットで丸メガネの少女【女】(登場話数:5話)
ハジメの妹の少女。きょうだいの末っ子。長男のハジメ以外のきょうだいを“闇隠し事件”で奪われている。
カツミやココチヨと仲良し。サモンになつく。
帰りの遅いハジメを夜遅くまで待つことが多い。待つことには慣れているが、たまに疲れてしまうと思っている。
◇手持ち
なし
〇ラスト 【女】(登場話数:6話)
“闇隠し事件”を、もといアサヒとユウヅキを調べている国際警察。ラストはコードネーム。
<スバル>の所長レインと情報を交換したり、アサヒの知人の探偵ミケをこき使ったり接触者のヨウコに情報協力を頼んだりといろいろ動いている。作ったような笑顔はみせるがなかなか感情を表に出さない。
アサヒにっとっての向かい風を先陣を突き進む人。
◇手持ち
・??????
◎ブラウ 【男】(登場話数:なし)
ヒンメル地方の史実の人物。人気のある偉人。“英雄王”と呼ばれていた。
◇手持ち
不明
◎クロイゼルング 【?】(登場話数:なし)
ヒンメル地方の史実の人物。サモンの研究対象。“怪人”と恐れられていたと同時に発明家だった。
◇手持ち
不明
☆ゲストキャラクター
◯アキラ(さん→ちゃん)……赤リュックの女性 【女】(登場話数:2話〜4話、7話)※キャラ親:天竜さん
ハジメに雇われたホウエン出身の女トレーナー。あちこち跳ねた黒髪と赤いリュックがトレードマーク。きのみのためなら割となんでもするも、悪い人という訳でもない。
けむりだまをばらまいた後、身をひそめるも雇い主のハジメが捕まってしまい、救出のためにビドーに近づきリオルを人質に取ったが危害を加える気はゼロだった。
彼女はハジメに騙して利用されていたということでソテツ達に見逃され、罪は問われなかった。
ハジメに対して憤るビドーに、実はハジメからしっかり報酬のきのみを貰っていたことを伝え、自分のことでハジメを責めないでほしいと言った。
ビドーにお古のポロックメーカー一式をあげ、また珍しいきのみを探す旅に出た。
と思ったら、ビドーにハジメからの報酬のきのみ、“スターの実”をおすそわけするために【エレメンツドーム】にやってきた。
ビドーに頼まれバトルの相手に。技の指示をあまりださない戦い方でビドーたちを翻弄する。
ビドーになんのために強くなりたいのか問いかけ、彼の願いを応援した。
◇手持ち
・フライゴン♂(NN:リュウガ)・ユキメノコ♀(NN:おユキ)・ゴウカザル♂(NN:ライ)
○ミケ 【男】(登場話数:3話)※キャラ親:ジャグラーさん
アサヒの知人でジョウト地方のエンジュシティ出身の探偵。
“闇隠し事件”について独自に調査を進めているが、バックに国際警察による依頼がある模様。アサヒに質問するために接触した。彼女の発言と過去のユウヅキの情報から、「アサヒがユウヅキに記憶を奪われている」という推察をする。
アサヒにユウヅキを捜すのなら、向かい風が吹くことになる、と助言を残す。
彼の選抜基準は国際警察のラスト曰く、アサヒとユウヅキに近い人物で、昔やんちゃをして目をつけられていたから、らしい。
・??????・??????・??????
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◯アキラ(君) 【男】(登場話数:3話〜4話、6話〜7話)※キャラ親:由衣さん
アサヒの旧友。アサヒとは定期的に連絡を取り合う仲。ミケとも面識はある。ライブキャスターを使い、アサヒにユウヅキが“闇隠し事件”での誘拐の容疑をかけられたことを知らせる。
アサヒのことが心配だが、今の自分の言葉では届かないと悟る。何か思うところがある模様だが、アサヒを応援するスタンスは変わらない模様。ビドーのことを最初は虫だと思っていたが、見解を改め、無茶するアサヒのことを繋ぎとめておいてほしいと伝える。
アサヒのことが心配と同時にそばにいないユウヅキに対するある感情が積る。
◇手持ち
・ムウマージ♀(NN:メシィ)・??????・??????
・??????
●カツミ 【男】(登場話数:5話〜6話)※キャラ親:なまさん
【ソウキュウ】で今も一人で暮らしている少年。家族の帰りを今でも待っている。
リッカの友達。好物はおにぎり。ココチヨによく握ってもらう。サモンとは知り合い。
身体は弱いが外出は好き。
行方不明者の墓を建てる人々に反感を示す。
ハジメに誘われ、<ダスク>に入る。主にココチヨと活動する。
◇手持ち
・コダック♀(NN:コック)・??????・??????
・??????
○ミズバシ・ヨウコ 【女】(登場話数:6話)キャラ親:くちなしさん
過去のアサヒとユウヅキと遭遇した各地を旅するカメラマン。遺跡について調べていたアサヒとユウヅキに【オウマガ】を訪ねることを薦めた過去を気にしている。
国際警察のラストに協力したのは、ヨウコ自身がアサヒとユウヅキを心配してのこと。
アサヒに、昔の彼女とユウヅキを撮った写真を譲った。(ビドーとリオルとの写真も撮ってもらった)
シャッターチャンスは逃さない人。
◇手持ち
・エレザード♀・ピジョット♂・??????
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○ミュウト 【男】(登場話数:6話)キャラ親:マコトさん
進化前や可愛いポケモンが好きな青年。ポケモンコンテストに興味があり【イナサ遊園地】のイベントのスタッフのボランティアをしていた。
特技のシェイカーをもちいた即席ジュース作りで体調を崩したアサヒを助ける。
◇手持ち
・アマルス♂(NN:プーレ)・??????・??????
・??????・??????・??????
○トーリ・カジマ(レオット) 【男】(登場話数:6話)キャラ親:乾さん
アサヒの知人。お忍びで来てるポケモンコンテスト界の有名人。本名はレオット。
“闇隠し事件”で心に傷を負った人たちを自分の芸で元気付けられないかと考えヒンメル地方に来た。
しかし、観客が怪人クロイゼルングのような、わかりやすい“敵”を欲している空気に感づく。
ビドーよりは背が高い低身長。ファンとポケモンは大切にする。
アサヒの事情は知らないが、彼女に幸せをあきらめるなと伝えた。
◇手持ち
・フリージオ(NN:ソリッド)・ミロカロス♀(NN:シアナ)・??????
・??????・??????
●青いバンダナの少年 【男】(登場話数:6話)キャラ親:仙桃朱鷺さん
<シザークロス>に属している少年。
バンドではバックダンサー担当。
◇手持ち
・クロバット♂・??????・??????
●キョウヘイ 【男】(登場話数:6話〜7話)キャラ親:ひこさん
サモンの友人。
サモンに大会の賞品の隕石を優勝して手に入れてほしいとヒンメルに呼びつけられる。
強さに固執し、最強を目指している。他人に指図されるのが嫌い。
サモンに共犯者にならないかと誘われるも断る。
◇手持ち
・??????・??????・??????
・??????・??????・??????
*用語集*
▽地名など
・ヒンメル地方
この物語の舞台となる地方。女王が統治する平和な王国だった。
だが8年前に起きた神隠し、“闇隠し事件”によって女王をはじめとする多くの国民が謎の失踪を遂げ、ほぼ壊滅状態に追い込まれた。
現在では多方面からやってきた賊やら移民やらでごちゃごちゃしている。ジム制度やリーグ制度は存在しない。
・ポケモン屋敷
荒野の端にぽつりとあるポケモン屋敷と呼ばれていた屋敷。
・スバルポケモン研究センター
ヒンメル地方のポケモンを研究する研究所。“闇隠し事件”の調査をしており、他地方からも研究者を呼んでいる。実験設備として耐衝撃性能を兼ね備えたバトルフィールドも存在している。名前の由来は創設者であり前所長のムラクモ・スバル博士から。
・トバリ山
ヒンメル地方の北部と南部を分ける山の一つ。ポケモン保護区に指定されている山。シンオウ地方にある山と同じ地名を持ち合わせている。
・ソウキュウシティ
ヒンメル地方の王都。城壁に囲まれた都市で丘の上に王城がある。“闇隠し”発生時の中心点でもある。
・カフェエナジー
ソウキュウシティにあるカフェ。二階に密談用の個室もある。
各地の食べ物の取り寄せサービスもある。
・ミョウジョウ
ヒンメル地方の港町。ずっと昔にマナフィがよく姿を見せていたが、戦いに巻き込まれたマナフィの死から、海が静かになったと言われている。別名「死んだ海」
・イナサ遊園地
ミョウジョウにあるテーマパーク。
観覧車やジェットコースター、イベントステージなど結構しっかりとした遊園地。
・オウマガ
ギラティナに縁のある遺跡の近くの町。
過去にアサヒとユウヅキの目撃情報があった。
・エレメンツドーム
ソウキュウシティの北にある<自警団エレメンツ>の拠点。本部。
<エレメンツ>のメンバーはここで暮らしている。アサヒも保護されてた時はここで暮らしていた。
▽集団名
・自警団<エレメンツ>
“闇隠し事件”の生き残りで構成された自警団。お役所的な役割も持つ。
五属性という炎、水、草、電気、闘の属性を司る五人のエキスパートがいる。
リーダーは水タイプのエキスパートであり、ヒンメルの王子スオウ。
トラブル対応や密猟者を捕らえたりもしている。
“闇隠し事件”後、アサヒは彼らに保護もとい監視されていた。
“五属性”の通り名はかつての王国時代にあった六つの役割をもつ一族のトップたちの別名“六属性”から来ている。
その六人とは、
生活の奉仕者、医療の炎属性。
土地の管理者、庭師の草属性。
察知の熟練者、情報の電気属性。
戦場の守護者、番人の闘属性。
現在は無き者、神官の超属性。
政治の執行者、王族の水属性。
のことを指す。
超属性、メイの一族は“闇隠し事件”以前に席を外されていた。
・義賊団<シザークロス>
ジュウモンジ率いる義賊。ポケモンを盗んだり売買したりしている。
義賊なので基本は悪党から盗むが、具体的な基準は曖昧で振れ幅が大きい。ポケモンラブな輩が多い。
複数の拠点らしきものは発見報告されているが、その本拠点は<エレメンツ>でも把握出来てないらしい。
義賊活動のほかにアプリコットをボーカルとしたバンド活動も行っている。
・<ダスク>
最近名前が知れ渡りつつある組織。その組織の目的やトップの存在は闇に包まれている。
ハジメ曰く失ったものを取り戻すために活動している。
トップは不明だが、サクを中心に活動をしている。
メンバーで行方不明者の空き家の掃除をしたりしている。
隕石と<エレメンツ>五属性を狙って大会を襲撃しようとしている。
・<スバル>
スバルポケモン研究センターで働く研究員などの集団を指す。所長はレイン。
“闇隠し事件”が神と呼ばれしポケモン、ギラティナによるものではないかという推測のもと“破れた世界”へ捜索する手段に必要な“赤い鎖のレプリカ”を生み出すもヤミナベ・ユウヅキに奪われる。
▽出来事
・“闇隠し事件”
ヒンメル地方を襲った超大規模の神隠し事件。女王をはじめとする多くの人とポケモンが行方不明になった。
外部からの目撃例だと王国全体がドーム状の闇に包まれたことから“闇隠し”と呼ばれるようになる。
・“スバルポケモン研究センター襲撃事件”
ヤミナベ・ユウヅキによる、研究所襲撃事件。ヤミナベ・ユウヅキにより研究物“赤い鎖のレプリカ”を奪われた。
・“ポケモン保護区制度導入”
“闇隠し事件”後に近隣国によって定められ取り入れられたルール。
表面上では“闇隠し事件”で巻き込まれ変動したヒンメル地方のポケモンの生態系の調査の為、と言われている。
保護区のポケモンを捕まえようとすると密猟にされ、<エレメンツ>に通報される現状であり、それを好ましく思わないものも多い。
・“英雄王ブラウによる怪人クロイゼルング討伐”
ヒンメルの英雄譚の一つ。ブラウがミョウジョウで怪人と恐れられたクロイゼルングを討伐した。
その際にマナフィが巻き込まれた。
時系列表
〇……アサヒ関連 ◎……大きな事件など △……短編
◎???年前、港町【ミョウジョウ】にて、英雄王ブラウによる怪人クロイゼルング討伐があった。その時、蒼海の王子マナフィが巻き込まれ命を落とす。
〇8年前……アサヒとユウヅキ、ヒンメル地方を訪れギラティナの遺跡について情報を求めヨウコに出会い、【オウマガ】へ。
◎8年前……ヒンメル地方に“闇隠し事件”が襲う。女王を含め、多くの国民とポケモンが謎の神隠しにより失踪する。
〇8年前……アサヒ、ユウヅキにヒンメル地方に来る前後の記憶を奪われる? そしてユウヅキは行方不明に。
〇8年前……アサヒが<エレメンツ>に保護され監視下に置かれる。
〇?年前……アサヒ、ソテツに弟子入り。師弟関係に。現在はもう弟子ではない。
△短編その1……ソテツ、アサヒに自身の経験談を語る。
◎約3か月前……“スバルポケモン研究センター襲撃事件”ユウヅキが研究所から“赤い鎖のレプリカ”を奪う。ユウヅキ、指名手配される。
〇約3か月前……アサヒがユウヅキを捜すためにヒンメル地方を旅し始める。
〇第1話……アサヒとビドーの出会い。黄色いスカーフをポケモンたちに配達する。<シザークロス>と諍いの後知り合いに。
〇第2話……アサヒとビドー【ソウキュウシティ】に一緒に向かうことに。道中<ダスク>のハジメがアキラ(ちゃん)とともに密猟をしているのを発見。
〇第3話……密猟を<エレメンツ>のソテツとガーベラの力を借りながら阻止した。(その最中アサヒは探偵ミケに記憶のことを指摘され警告される。)利用されていたアキラ(ちゃん)を交えて【トバリタウン】で休息しているとアサヒの旧友アキラ(君)からユウヅキが“闇隠し事件”の容疑者になったという知らせを受ける。
◎第3話……ユウヅキ、国際警察に“闇隠し事件”の容疑者とされる。
〇第4話……アサヒとビドーとアキラ(ちゃん)はアキラ(君)のいる【スバルポケモン研究センター】に足を運ぶ。アキラ(ちゃん)と別行動しつつ、2人は所長のレインから<スバル>の闇隠しに対する見解とユウヅキが容疑者になった経緯を聞かされる。
アキラ(君)との会話やビドーの激励やバトルを経て、捜す、から捕まえる方向性でユウヅキを追いかけることを決意。
アサヒはビドーとユウヅキを捕まえるために手を組み相棒になることになった。
レインに“赤い鎖のレプリカ”に必要な隕石を捜してほしいと依頼される。
【スバル】を旅立ち、アキラ(ちゃん)とも別れ、アサヒとビドーは王都を目指す。
〇第5話……【ソウキュウ】でアサヒの拠点を確保。【カフェエナジー】にて<エレメンツ>の五属性トウギリに【スバル】での出来事やユウヅキに対するアサヒのスタンスを報告する。
トウギリがハジメを捕捉する。ビドーがハジメを追いかけるも逃げ切られる。その時ハジメは黄色いスカーフを付けたケロマツのマツを使っていた。
△短編その2……アサヒとビドーは悪天候の中カツミとリッカに流星群を見せるために、アキラ(くん)のつてで【スバル】のプラネタリウムを見に行った。
〇第6話……ビドーはアサヒにユウヅキとの昔話を聞く。
ビドーの仕事でユーリィとチギヨと【ミョウジョウ】へ。国際警察、ラストとの邂逅。ビドーがケロマツのマツのことでジュウモンジを問い詰める。
【イナサ遊園地】などでアサヒが自身以外の記憶を垣間見る。
デイジーに呼び出され、【エレメンツドーム】へ。
〇第7話……【エレメンツドーム】にて。隕石のありかがポケモンバトル大会の賞品になっていたことが発覚。ビドーが選手としてエントリーすることに。大会までの期間、修行をすることに。
ビドーは弱点である光へのトラウマを克服しようと努力をする。
△短編その3……ビドーがアサヒを誘い、王宮庭園に向かう。そこでビドーの下の名前とそれにまつわる苦い思い出を聞く。アサヒはビドーが彼女の下の名前、アサヒと呼ぶとき、自分もまたビドーの下の名前、オリヴィエの名前を呼ぶことを約束する。
☆次回第8話、大会開催。スタジアム攻防戦