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  [No.378] チョロネコヤマトの特急便 投稿者:音色   投稿日:2011/05/03(Tue) 23:32:58   56clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

 安全迅速 投げ出しませんつくまでは!
 ・・をモットーにやってます!


 サブタイ 『チョロネコヤマト豊縁支部出張研修編』


 ―――――――――――――――――――――――――――――
 
 (♪ポケットの中にはビスケットが一つ〜のリズムでお読みください)

 ♪  ジャケットの中にはゴ―スが一匹
    もひとつたたくと ゴ―スが二匹
    もひとつたたくと ゴ―スが三匹
    叩いてみるたび ゴ―スが増える ♪


 ・・って、おまえら。私のダウンジャケットの中で何やってんだぁぁぁ!


 正式にチョロネコヤマトの社員になるため、なんか新人研修とやらを受けなくちゃならないらしい。そんなんしなくてもノウハウは分かってるつもりなんだけどなー。
 丁度行き先が前々から気になっていたカゲボウズ付きのアパートのある地方だったので、見物がてらに行ってみるかと思って荷物をまとめて出発した。
 ゴーストポケモン共には『私が帰ってくるまでに硬筆三段が取れるくらい腕前になっとけ』と大量の漢字練習帳と鉛筆とドリルをおいてきてやったのでまぁ大丈夫かとたかをくくっていた。まさかついてくるわけ無いだろー。

 
 甘かった、私が盛大に甘かった。ココアに砂糖一袋ぶち込む以上に甘かった。甘すぎて胸やけがする。
 船の中で二泊三日、の二日のお昼あたりで向こうの気温をみると結構温かいらしい。さすがは南。新奥なんかよりよっぽど温いねー。
 テレビを眺めながら冬物の服持ってこないほうがよかったかな―とか思いながらカバンを開けた、ら。
 ダウンジャケットがあった。うん、そりゃ持ってきたんだからあるよな。
 ・・なんか、妙にパンパンじゃねぇ?こんなに膨らんでたっけ・・。
 ・・・。
 あやしい。
 出かける前にゴ ―スどもがなんかイタズラしたんじゃないだろうな?服の中に工具詰めるとか。・・いくらなんでも重さで気づくか。
 うーん・・。気圧がさがったわけじゃあるまいし。つーか飛行機じゃないっつーの。
 ・・。
「ちぇりお―!」
 間違えた、チェストだった。もう遅い。ダウンジャケットに きあいパンチを くりだした!
 ぼすっ  「ぴぎゃい!」  ポン  ゴ―スが そでから こぼれおちた。
 ・・へ?
 あ、あいつ、何事もなかったかのようにジャケットに戻りやがった。
 ・・・ほほぅ?
 息を吸い込んで―・・・「あたたたたたたたたたたたたたたたた!」
 れんぞくパンチを くりだした!
 ぴぎゃきゃきゅきゃいきゃいくきゃきりりくきゅるきゃらー
 叩けば叩くほど溢れ出るゴ―ス!なんだこれは!

 ・・そして冒頭の状況へ。

 全部で15、6匹のゴ―スがジャケットの中にいました。おい、お前らが出た後のジャケットペッタンコなんですけど?中身全部抜いたのかお前ら。
 これ、チルタリスの羽毛100%だった高級品なんだぞ?ゴ ―ス100%にしてどうすんだよ?つーか、なんでついて来てんだ!硬筆三段取れるようになってんだろうな?
 あぁもう・・。あっち行ってまでなんでお前らと一緒にいなきゃなんないんだよー!私にゴーストタイプ以外の出会いはないのか!
 ・・いかん、この調子だとホウエンゴーストタイプめぐりツアーになるような気がする!おい、お前ら笑ってる場合じゃねぇ!
 つーかこの船ボールに入っていないポケモン持ち込み禁止だし!おまえら無賃乗船兼無断乗船じゃん!この場合怒られるんのは私なんだからな!
 くそ、なんでこいつ等に振り回されんといかんのだ!あー、もういい!お前らジャケットに戻れ!もう向こうにつくまで出てくんじゃねぇぞ!


 その夜。
 ・・おまえら、腹へってねぇ?
 ほれ、握りめし。分けてから食えよ!

 ・・ほら、いらない心配する羽目になる。


  [No.379] ヌケニン狩りをしてみた 投稿者:音色   投稿日:2011/05/03(Tue) 23:35:05   53clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

 チョロネコヤマトの研修に来たはずなんだが。
 何が悲しゅうて夜の森で虫取りあみ握ってガキどもと虫ポケモン狩りをせにゃならんのだ。
 おいこらゴ―ス、鬼火消すな。真っ暗になるだろうが!


 ホウエンの土地は温かく、カイナシティとかいう港町は半袖でも動き回れる感じだった。ますますジャケットもってくるんじゃなかったと後悔。
 一応、こっちにチョロネコヤマトのホウエン支部とやらがあるはず・・なんだけど。・・誰も迎えに来てくれていない。
 困ったなー、地図も何も渡されてないんだけど・・。
 おいゴ―スども、鞄から今ちらっとはみ出たぞ。まだ出るんじゃねぇ。
 ・・ん?
 なんだ、あそこの妙にテンション高いおっさんは・・。げ、なんかこっちに突進してきた。
『アローハ―!ようこそホウエンへ!キミが新人君だね?うんうん、なかなかのイケメン君じゃない!チョロネコヤマトホウエン支部へようこそ!』
 何この似非外人は。アロハシャツ来て日焼けしてノリノリなんですけど。ちょっと引いた。イケメンってそれ男性を指す褒め言葉ですよね?
 ・・あ、名刺渡してきた。一応もらっとくか。えーと、チョロネコヤマトホウエン支部長・・え、支部長?これがロケット団が目指してる支部長?んなわけないか。
 ミナモト・・、下の名前の漢字読めねぇぇ!とりあえずシブチョ―って呼んどこう、うん。さっきからなんか言ってるけど全無視。
 とりあえず、シブチョ―、ホウエン支部どこにあるんでしょーか。


 あー、マジビビったー。背中バンバン叩くは制服を投げて寄越すは来てすぐに仕事命じるはなんなのあの人。シブチョ―か。
 コウモト先輩の話によると支部長わざわざ有給取って迎えに来てくれたらしい。そんなことしなくて良いですから。有給をもっと別なことに活用してください。目立ちまくりで恥ずかしかった・・。
 ・・コウモト先輩・・、つーのは、受付嬢さんで、主に荷物の受け取り及び配達員を振りわけをしてくれる人。超美人。他の配達員の先輩方は全員出払っていた。多分、先輩に頼まれたらどんな仕事でも嫌と言えないんだろうなー。
 荷物は社員寮が支部の後ろにあるのでおいてくるように言われたので行ってみた。うわボロッ。徒歩20秒という驚異的な近さの割には木造で築云十年みたいな建物だった。
 まぁ、ここもタダで住まわせてもらえるんだからいっか。無料より安いものは無し。
 カバンを部屋に投げるとボロボロとゴ―スがこぼれおちた。良いかお前ら、部屋から出るんじゃねーぞ。仮に出ても見つかるんじゃねーぞ。
 一応釘は刺してみるが・・無駄だろうなー。こいつら好奇心旺盛だから。子供かっつーの。いざとなれば清めの御札使って閉じ込めてやろ。
 チョロネコヤマトの制服は文字通り明るめの紫を基調とした動きやすい制服なので結構気に入っている。到着早々仕事か。まぁ、好きだからいいんだけど。
 自転車支給されるかなーとか思いながら部屋を出た。


 ・・自転車と同時に大量の荷物も支給された。うわーい、結構あるなこれ。
 ま、習うより慣れろだ。とりあえず配達配達。ア○ロ、いっきまーす。なんつって。
 

 あっちやらこっちやら道に迷ったり迷子になったりとしながらどうにかノルマをこなしていく。きっついなー。
 最後の一個・・もう夕方じゃん。しかもトウカの森?・・仕方ないなー、シダケタウンからカナズミトンネル突っ切るか。マッハ自転車飛ばして行こうよ〜っと。
 

 んで、ついた。くそ、めちゃくちゃ疲れた・・ていうか夜じゃん!あーあぁ、こりゃ帰ったら真夜中になるな・・。
 こんばんわー、チョロネコヤマトでーす!って、すごい勢いで虫取り少年があらわれた。はい、ここにサインかハンコお願いしまーす。
 ・・サインかハンコがないと渡せないんだよ、少年。そんな必死な勢いで奪いに来ないでくれるかな?うん、はいここ、サインね。はいありがとうございました―。
 配達員の目の前で箱を開け始めた。何が入ってんだ・・って、虫取り網。まぁ、うん、ありがち・・かな。
 ・・って、今度は奥からシブチョ―が出てきたっ!?そう言えば表の看板にミナモトって書いてあったような・・。
 え?なに?今夜は泊ってけ?はあ、しかし・・。え、晩御飯もある!?よっしゃ、タダ飯が食える。・・いえいえなんでもないです。じゃ、おじゃましまーす。
 
 で、ご飯ごちそうになって、家事の手伝いして、制服のポケットにゴ―スが潜り込んでいたのを発見してとっちめてた頃に、シブチョ―の息子・・虫取り少年が遊んでくれと言いだした。
 おい。いま何時だと思ってんだ、夜中だぞ、よ・な・か!良い子は寝なさい。お休み少年。・・おい、人の布団を引っぺがすんじゃない!
 ・・なに?父さんが約束してくれたのに遊んでくれない?で、私に遊ぶように行った?シブチョ―、昨日こっちに来たばっかりの部下になんて無茶振りを要求するんですか。
 何すんの。え?虫取り?夜から朝方にいっぱいいる・・なるほどね。え、近所の子も来ちゃってる!?つまり保護者をやれと。やれやれ・・。分かったわかった。付き合ってやるって。
 おいゴ―ス、どうせ起きてんだろ、いくぞ。鬼火でも使って明るくしてくれ。


 お古の虫取り網を貸してもらって、たくさん虫ポケを取った人の勝ちらしい。ちなみにこいつら10歳以下なので撮ったポケモンはリリースするそうだ。えらいね。ルールを守って遊びましょー。
 なになに?テッカニンを捕まえるとヒーロー扱いされる?へー、じゃあ挑戦してみるか。・・でもテッカニンなんてなかなかいないだろ・・。
 ・・あ、ツチニン発見・・って、光ってる!?進化!?よーし、テッカニンゲットのチャンス到来!
 ・・・。
 無理無理無理。進化した瞬間に体感速度マッハ2位のスピードで飛んで行きやがった。あんなん捕まえろとか無理です、はい。そりゃ捕まえたらヒーローだよ。
 ゴ―ス、お前までビビってどうする。・・そっか、風が吹いたら飛ばされるもんな。・・ん。
 あれなんだ。抜け殻?・・あぁ、ヌケニンか。あいつも一応、虫ポケだよな。しかたない。テッカニンはあきらめてヌケニン取りますか。
 網を振りかぶって・・ぼす。ゲットだぜ。・・逃げようともせんなこいつ。まぁいいや。とりあえず、この袋の中に入ってよ。・・あっさり入った。うーん、いいのか?
 ま、今は勝負優先だ。どうせリリースするんだしね。

 結果。まさかの一人勝ち。いや、ヌケニンしか取ってないんですが。袋いっぱいのヌケニン。これはこれで不気味だ。ガキどもは称賛の目で見てくれるけど・・うーん、微妙だ・・。
 とりあえず、ほいリリース。付き合ってくれてありがとなー。
 ・・あれ。帰らないのか?・・それともこいつら鈍いだけ?
 あ、ぞろぞろ帰りだした。よかったよかった。これ以上ゴーストタイプが増えたらたまらんからなー。


 次の日。
 シブチョ―が子供の相手をしてくれて助かったと豪快に笑いながらあっさりと仕事を渡してきやがった。休みよこせ。
 しかし新参者がそんなことぎゃーすか言えるわけでもなく。今日もホウエンをあっちこっち行ったり来たり。
 社員寮に帰るころには全身筋肉痛・・。死ぬ・・。
 ただいまーって、部屋を開けたら、あらびっくり。
 大量のゴ―ス。これは知ってる。
 窓の外にぞろぞろとヌケニン。え、何これどういう事。
 
 
 ゴ―スどもの通訳を通してヌケニンと会話した結果。こいつら、野生じゃないんだと。
 もともとはトレーナーの手持ちだったらしく・・進化したら、捨てられた。中には、ボールの準備を忘れていて、どこだか知らない場所にいた。そんな奴等。
 うーん。面倒見切れなくなってポケモンを逃がすトレーナーの話は知ってたけど・・。しかし、私にどうしろというんだ?そいつら見つけ出して一匹一匹とどけろってか?無茶言うな。
 お前らどうしたいんだよ?分からない?・・じゃあ、私にはどうにもできないさ。
 そう言ってやると、ヌケニン達はぞろぞろと外に出て行った。いくら南でも、夜は寒い。
 ・・おい、ゴ―スども、その目はなんだ。
 
 20分後。
「お前ら、中で寝ない?」
 こうして、あたらしい奴等が増えました。


  [No.380] ヤミラミと戦争してみた 投稿者:音色   投稿日:2011/05/03(Tue) 23:36:15   53clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

 いいか、本陣はここで待機。第二、第三部隊はこっちとあっちに拡散。囮がここに出て十分引き付けたら不意打ちな。
 よし、作戦準備完了。後は実行あるのみ、がんばってこーい。
 ・・・。
 はぁ、なんでこんなとこで戦争ごっこしなきゃならないんだ。


 本日はなんと超大物から荷物を預かりました。
 なんと、デボンコーポーレーション、の、社長!社長自らチョロネコヤマトに来てくれた・・らしい!受付のコウモト先輩、曰くだけど。
 ホウエンを代表する大物企業の社長がわざわざ宅配センターに出向くってことはよっぽど大切な荷物なんだろうなー。
 で、それを私に任せてくれるとはシブチョ―・・。そんなに新入りにプレッシャーかけたいんですか・・。
 まぁ、他の先輩出払ってたし・・つーか、他の先輩とまだあってすらないぞ?本当にいるのか・・?うーん、怪しいな。
 まぁ、今日はこれ一つだし、楽と言えば楽か。うん。おまけに船でのーんびり・・・。・・・。
 おい、ゴ―スども、ジャケットからはみ出すんじゃないぞ。マジで。
 船でムロタウンまで行くとうっかり部屋で漏らしてしまったものだからゴ―スどもが連れていけと騒ぎ出してしまった。くそ、失敗したなー。
 仕方なくジャケットにぎゅうぎゅうに詰め込んで着て来た。ま、いざとなったら救命道着にもなるだろ。
 そして・・船の後ろにはぞろぞろとヌケニン達もついて来ている。憑かず離れずの距離なのでまぁ、運転手さんも気にしていない。
 ヌケニン達はこっちから頼んでついて来てもらった。理由は・・配達先に問題があるから、なんだよなぁ。


 石の洞窟、という洞窟が今回の配達先。・・え、洞窟とかありなんですか。ありなんです。
 しっかし・・。社長の息子はこんなところで何をやっているんだか。家に帰れよ、まったく。まぁ、どんな人物なのかも知らないんだけど。
 で、その洞窟、『フラッシュ』とかいう技を使わないといけないくらい真っ暗らしい。ゴ―スどもが鬼火を使うとかほざいていたが、あれはあんまり明るくならないからよろしくない。
 その話を聞いていたヌケニン達の中に、『フラッシュ』がつかえる奴がいて、手伝ってくれるという。感謝感激。ゴ―スどもは大変不服そうな顔をしていたが。
 ムロタウンにつくとゴ―スどもが一気にジャケットから抜け出てあっちやらこっちやらめいめい好き勝手に散らばり始めた。日暮れまでには帰ってこいよ―。
 ヌケニン達はというと海を眺めたり木陰で涼んだりとこれまたまったり。えーと、誰だっけ、フラッシュつかえるの。・・キミ?それじゃあ、よろしくー。
 

 包みを持って洞窟に入ると、入口付近はまだまだ明るかった。洞窟なのに何故だか登山みたいな恰好をしたおっさんが、そっちは暗いから気をつけろよーと言ってくれた。ありがとうおっさん。
 たしかに梯子を降りたら・・暗い。真っ暗だ。だが、ここで必殺技を使うんだ!ヌケニン、よろしく。

 ・・・。
 ・・ま、まぶしくて目が痛い・・。

 ・・ん、だいぶマシになった・・かな。今度から目をつぶってるときにフラッシュをお願いすることにしよう・・。
 そういや、さっきなんか悲鳴みたいなものが聞こえたような気もしたけど・・。フラッシュって攻撃技?・・違うよねぇ。
 ま、とにかく明るくなったし、サッサとお目当ての人物見つけてのんびりしようか。

 
 マクノシタとかイシツブテとか出てくるけどヌケニンオール無視。ていうか、攻撃喰らっても平気な顔してるし・・。  
 こいつ結構強いなー。・・そういえば、元はトレーナーの手持ちなんだっけ。納得・・。動きもいいわけだ。
 あ、倒した。よし、先行こうか。

 
 結局出てくるポケモンを片っ端からヌケニンがのしてしまい、スムーズに奥までたどり着けてしまった。・・お前、すごいな。
 あそこが最後の部屋か。あそこにいなかったら洞窟来ただけ損だよなー・・。
 ・・あ、人いた。こんにちわ!チョロネコヤマトです!
 ダイゴさんですか?はい、ここにサインかハンコをお願いします。はい、ご利用ありがとうございました―!
 ちなみに、ここでなにしてるんです?え?石?はぁ・・いや、興味はないですけど。それじゃあ失礼します・・。帰ろっか、ヌケニン。
 ・・へ?ここまで来るの、ですか?いや―余裕余裕、このヌケニン、とっても強いんで、はい!な?・・なんでそっぽ向くんだよー。
 帰りもこの調子で・・え?ヤミラミ?そう言えばあってないですけど。・・気を付けて帰るように、ですか?あ、はい。わかりました。
 
 
 ヤミラミがどうかしたのかね。まぁ、格好良かったけどさ。石ねぇ・・。そういやここ、石の洞窟だったね、名前。
 ここの梯子下ったらまた真っ暗になるからフラッシュよろしくね。


 よし、じゃあフラッシ・・ん?
 真っ暗なのに・・なんか光ってない・・?え、なにあれ、目?目かなんか!?しかも数が増えてきたっ!・・なんかヤバい気がしてきたっ・・。
 ヌケニン、フラッシュ!フラッシュフラッシュ!
 ・・あり?ヌケニン?
 そういやさっきボトッて音がしたような・・。
 ・・・目が闇に慣れてきた・・。
 あ、落っこってる。・・って、落ちてるぅぅ!?え、ちょ、これってかなり不味くないですかい・・?
 ・・・えーと。

 めのまえが まっくらになった!



 ・・・。
 入口に戻るかなーと思ったらそうでもなかった。くそ、やっぱりゲームみたいに都合よくいかないのか。残念。
 とりあえずヌケニンを抱えて梯子を登ったらヤミラミどもは付いてこなかった。・・どうやって帰ろうか。
 ・・おーい、生きてる?・・いや、ヌケニンに生きてるかって質問おかしいかな・・?おかしくないよな、多分。
 はぁ〜。どうしよ、なんでヤミラミどもは急に襲ってきたんだ?なんかしたっけ?してないよなー。なんかやったといえば、フラッシュか?
 ・・もしや、それか?
 え、フラッシュであいつら怒ってんの?いつもは暗闇の世界が急に明るくなったから?うーん、ポケモンの視点で考えるとそんなとこか?
 ・・・。
 とりあえず、どうやって帰ろうかなぁ・・。ゴ―スどもが懐かしくなってきた。・・お、ヌケニン復活した。お前大丈夫?・・っぽいな、よかったー。
 他の奴等の攻撃はニョロトノの面に水レベルで平気だった割にヤミラミにはざっくりやられてたねぇ。・・あぁ、ゴーストタイプか。納得。
 さて、いくらあんたでもあの隊群にはかなわないだろ?あーあぁ、どうしようか。


 ・・・あれ?
 さっきからキーキー変な声が聞こえてくるような?まさか、ゴ―スとか。いやなんであいつらここにいるの。
 とか思ってたらあららら、ぞろぞろ一気に逃げてきた。・・ヤミラミにコテンパンにやられたっぽいな。その様子だと。
 何?探検がてら入ってみたら血気盛んなヤミラミどもにチームワーク抜群で襲われた?・・おいおい。
 こっちもそうなんだっての。くそ、数だけだったらこっちもそろったんだけどな・・。・・ヌケニン?どうした、急にゴ―スどもと喋りだして。
 ・・え、案がある?


 行く途中であそこの地形を大体覚えたってお前・・ど―ゆー記憶力してんだよ・・。まぁ、すごいけど。
 ヤミラミどもがチームを組んでくるんならこっちもチーム戦ねぇ・・。発想がゲーム的な気もするけど、まぁいいか。
 おい、ポケモンどうしで会話されても私には何の事だかさっぱり・・ほうほう、こいつらをここに配置してこうやると・・。ヌケニン、お前すごいな。
 ・・うん、がんばってね。私はとりあえず待っとくから。


 結果。うん、大混戦。
 どうやら遊び半分だったゴ―スたちがヤミラミ達が手強かったのが気に食わなくて途中から本気になりだし、ヤミラミも本気になりだし・・ぐちゃぐちゃ。
 最終的に・・うん、なんか良い喧嘩相手ができた見たな友情の空気が出てきだした。まぁ、ゴ―スどもはヌケニンに一目おくようになったみたいだし、結果オーライか?
 如何にか洞窟から出たものの・・おい、夕方というか夜になる手前というか、どっちにしろ、急がないとやばいでしょこの時間はっ!
 ほら、ヤミラミどもにバイバイしてきなさい。帰るぞお前ら!


 数日後。
 窓の外に謎の穴が開いていた。
 中にはキラキラ光る眼が二つ。

「まさか海底トンネル掘りやがるとは・・」


  [No.381] カゲボウズを届けてみた 投稿者:音色   投稿日:2011/05/03(Tue) 23:37:07   63clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

 窓を開けると軒下の黒いテルテル坊主がぎょろりとこちらを睨んだ。
 地面には穴があいて宝石の目が光を反射している。
 抜け殻は天井付近で全く動かないし、ガス玉はそこら辺を徘徊している。
 ・・ゴースト濃度、高すぎなんじゃないの?


 シブチョ―がまたわけのわからない企画を打ち出した。
 その名も『カゲボウズ配送サービス』・・って、なんじゃこりゃ。ただでさえバレンタインフェアで忙しいって言うのにこの期に及んで意味不明なサービス増やしてどうすんですか。
 カゲボウズは人間の負の感情を食べることで有名で、この付近にはカゲボウズが住み着く物件まで存在するという。そりゃ、それくらいは基本知識ですけどね。
 で、バレンタインはハッピーな人に比例してアンハッピーな人も増えるという。そんな人のためにカゲボウズを送ります!あなたのブラックな感情をカゲボウズに食べさせて明るく前向きに暮らしましょう!
 ・・・って、シブチョ―、ど―ゆーアイデアですか。こんなの需要あるんですか?それ以前に何処からカゲボウズ調達するんですか!?
 え?夏にカゲボウズ冷やし中華作ってた店の協力?冬の期間限定サービスとして試す?例のカゲボウズ物件の大家さんには回収の許可が出ている?
 ・・・。手回しが良いですね、シブチョ―。分かりましたよ、行ってきますってば!


 商売人としての発想は悪くはないんだろうけど、人間としての発想は如何なものか。カゲボウズ送りつけるってまともに考えたら結構不吉じゃねぇ?
 ・・ここが件の『幸薄荘』ね。別なうわさではミカルゲが要石のプリントのシャツを着て生息しているとかどうとか。うーん、嘘かまことかさっぱりだ。
 美人な大家さんに許可をもらって、とりあえず箱いっぱいにカゲボウズを回収することに。おいゴ―ス、お前もゴーストポケモンなら探知機代わりになってみろ。
 いたいた、軒下にぶら下がるカゲボウズ。とりあえず収穫。ぷちっとな。ぷちぷち、何これ結構楽しい作業だな。お、廊下にもいる。収穫。そこにもいた。収穫。気分だけで行ったらカゲボウズ収穫祭。一回り小さいのも収穫。ゴ―スが何匹か連れてきた。収穫。
 大体こんなものかな?よし、大家さんありがとうございましたー。
 箱の中にみっちりカゲボウズ。窮屈じゃないかな?・・まぁ、大丈夫か。とりあえず、持って帰ろう。


 カゲボウズどもは興味津津と行った様子を出こちらを眺めてくる。うーん、悪いけど今のところ君達に食べてもらうような都合の良い感情がないぞ・・?
 まぁ、君たちにはこれから配達する人々のところで存分におなかいっぱいになってもらいましょう。
 と、ゆーわけで一匹一匹包装しまーす。この箱の中に入ってね。うん、じっと見つめてくれても何も出ないから。はい、蓋するよ―。
 包装紙で包んで、リボンをかける。ぱっと見はただのプレゼント。あけてびっくりカゲボウズ。あなたの心を癒します。・・シブチョ―、本気でこのキャッチコピーつけるつもりですか・・?
 んなこと考えてたら手が止まるな、どんどん包みをつくっていく。プチなカゲボウズも包みます。これでいいか?こんなものか。
 荷物室へ運びに行くか。


 あー、コウモト先輩、例のサービス注文来ました?・・なわけないですよねー。やっぱりこのサービス失敗なんじゃ・・え、注文が来た?マジすか・・。伝票ください、配達行きますから。


 カゲボウズボックスを積んで自転車が走る。世間はどう見てもバレンタインムード。その中を走る。うーん、中身がカゲボウズだと分からなければ絶対チョコ運んでいるように見えてるんだろうな―。
 まずはここか、チョロネコヤマトでーす。本日はカゲボウズ配送サービスをご利用いただきありがとうございます!
 きちんとカゲボウズの食事をさせた後は窓などからちゃんとリリースしてあげてくださいね―。
 それではまたのご利用お持ちしております。


 なお、カゲボウズ達のほとんどはあのアパートに帰って行くらしいのでストックが足りなくなったらいつでも収穫に行けるとのこと。
 微妙に汚れてきたらトリミングセンターに連れていくこと。そう言えばこの辺の風物詩って洗濯されたカゲボウズだっけ。なんでも隠れカゲボウズ洗いの名人がいるとかいないとか。
 うーん、今度ヌケニンでも洗ってもらおうか。ゴ―スどもは洗濯できるからなぁ。

 
 今日も今日とてカゲボウズを運ぶ毎日。
 中にはこっちに来た方が早いと思ったのか、何匹かのカゲボウズはこちらの軒下にぶら下がってくれた。収穫。ぷちっと。


「チョロネコヤマトのカゲボウズ配送サービスです!」


  [No.382] ジュぺッタに御馳走してみた 投稿者:音色   投稿日:2011/05/03(Tue) 23:38:09   65clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

 山のように仕事をこなしまくりナベ先輩のポケモン達も顔を覚えてくれて部屋はゴーストポケモンでますます狭くなっていく今日この頃。
 初の有給休暇が取れました。
 シブチョ―・・許可してくれたときの顔が仏様に見えたよ・・。


 で、一日部屋での―んびりしてやろうと思ったのに・・。
 ゲンガ―、お前なにやってんの?部屋の真ん中で手芸用品広げて・・。ほら、とっとと片付ける。・・嫌そうだな、随分。
 大体、お前は菓子作りが本業でしょうか。・・いや、本業ってわけじゃないか、趣味か。今度はそっち方面にも手を出し始めたのか?
 ・・ちなみに何作ってるの?綿がいっぱいだけど・・あ!これジャケットの中身のチルタリスの羽毛じゃん!
 ・・・。
 ゴ―スども、一斉に私から目をそらしたな。そう言えばお前ら人のジャケットの中身・・全部抜きとって館に放置しとったんかい!
 あーくそ、腹立ってきた。全員まとめて久々に掃除機で吸い取ってやろうか?
 そういや当分お前ら洗濯してないな。ヌケニン達も結構よごれてるし・・。ヤミラミ・・は、洗った方がいいのか?いっつもトンネル抜けてこっち来るし。
 幸い、ここの社員寮は風呂もついて洗濯機ありだ。たまには洗ってやるか。トリミングセンター?馬鹿言ってんじゃない、私の趣味は貯金なんだよ。
 いや、あえて頼んでみるか?そして技術の違いを見てみるとか。・・プロと張り合っても仕方ないか。頼むといっても数多いしなー。
 ・・・。
 しかし、せっかくの休みをゴーストポケモン共を洗って過ごすというのもなんか味気ないな。時は金なり。金を払って自由を取るか金を惜しんで時間を使うか・・。
 うーぬ・・って、人が真剣に悩んでるのにゲンガ―なんだよ、さっきから服引っ張って。・・え、何?また何か手伝ってほしいの?
 
 
 これはこれはまた・・器用だねぇ。綿でケーキ作りやがったこいつ。本物みたいじゃん。食べられませんってタグを付けないと誰かが間違えてかじるぞ、きっと。
 けど、食えないものをつくるとは珍しいね。・・え?食べてもらう?誰に。ていうか、綿じゃ食えないって。
 ・・・また配達して欲しいのか!?
 

 有給休暇だって言うのに、なんで制服着て段ボールもって自転車乗ってんだろう。人が良いよなー、我ながら。
 結局、洗濯はやめにしてトリミングセンターに頼みました。ヌケニンだけね。ゴ―スどもは洗濯機に投げ込んだ後に清めの御札をはっといたのでしばらく回転地獄を味わってもらう。ジャケットの恨みじゃ。
 ヤミラミどもに風呂を入れてやったら自分たちでまったりしだしたので好きにさせておいた。暴れないのならそれでよし。
 ゲンガ―が教えた場所はあのカゲボウズ物件の向かい側。なんか、ここで台所かしてもらったらしい。
 んで、そこにいるジュぺッタがケーキとか食べられないのに気づいてお詫び代わりに作ったそうだ。なるほどねぇ・・。確かにぬいぐるみは食べられないだろうな。
 ・・・人形ポケモンのカゲボウズは普通に物を食うのにジュぺッタは駄目なんだ。なんでだろう。ポケモンの不思議の一つだなー・・。
 んなことは偉い学者様にでも考えてもらおうか。さて、配達だ。


 ノックすると人の良さそうなお兄さんが出てきた。チョロネコヤマトでーす。ハンコかサインは・・いらないんですよ。
 きょとんとしているお兄さんに、はいどうぞと箱を渡そうとしたら・・中身が勝手に出てきやがった。おいこら、誰が出ていいといった。
 ・・お兄さん腰を抜かしてます。そらそうだ。受け取ろうとしたら中から蓋を突き破ってゲンガ―が出てくればな。
 すいませんこいつが来たいっていって連れてきたんですけど大丈夫ですか!?お兄さんを気にかけると差し伸べた手を掴んでちゃんと立ちあがってくれた。大丈夫っぽいな。
 元凶のゲンガ―はとことこと慣れた足取りで部屋の奥へ。おい、こっちは無視かい。
 とりあえずかくかくしかじかでお兄さんにわけを話す。かいつまんでめちゃくちゃ荒い話だったのに納得してくれた。よかったー。
 奥をのぞくと、いるいる、ジュぺッタにゲンガ―が持ってきていたケーキを差し出している。しまった、一匹で良いから通訳連れてくるんだった。それなら何話してるかわかるのに。
 お兄さんもちょっと嬉しそうに眺めてる。それじゃあ、またゲンガー取りに来ますねーとお兄さんにいって、部屋を出た。


 トリミングセンターにカゲボウズ達が何匹か徘徊しているのを見た。隠れカゲボウズ洗いの名人待ちだろうか?
 たまの休みだ。
 
「のんびりやるか」 


  [No.383] ヨマワルに案内してもらった 投稿者:音色   投稿日:2011/05/03(Tue) 23:38:50   54clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

 ホウエン地方を自転車だけであっちやらこっちやら行くにはもちろん相当な距離がある。
 んで、全部の道を知りつくているわけじゃないわけだから、時に道に迷ったりしてしまうわけで。
 地図に載って無い近道なんかしようものならば・・・。
 あっという間に夜なんかになってしまったり・・

 
 するのね――!
 って、叫んだところでもう遅い。ここどこだ。マジで。くそ、全てはシブチョ―が悪い。何が『カイナまでのちょっとした荷物』だ。
 ちょっとどころじゃないだろ、なんでナマケロが荷物なんだよ!え?ポケモンは器物扱い?そりゃ、人権ならぬポケモン権はそう認めてますけど!
 だからってこいつに伝票はっつけて自転車の荷台に積んであぁもう、傍から見たら相当おかしな人だった!
 まぁ、配達はすんだ。終了しました。困ったもんだの大問題は帰り道なんだよ。
 ・・・夜、になっちまったんだよなぁ。とっぷり日が暮れた。荷物届けた時点で夕方だったからダッシュで帰れば社員寮につくと思った自分が甘かった。
 途中で近道しようと横道にそれたのが原因か?この辺の地形は初見なものだからまったく何があるのか見当がつかない。
 ポケナビなんてハイテクなもの支給されるわけじゃないし、地図を見ようにも現在地が分からない限り地図なんて意味がない。
 あぁーくそー!やっちまったぁぁぁ!まさかの野宿コースか。いまからでいいからカイナに戻って民宿泊ってやろうか。もちろん必要経費で。
 その戻る道ですら分からんのじゃないか!ご機嫌斜めのピチューをなだめるより大問題だぞこれは!
 ・・んなこと考えている間に肌寒くなってきた・・。制服は冬服だけどやっぱり外気温は寒い・・。
 くそ、ゴ―スの一匹でもポケットにいるかと思ったらこんな日に限っていなかった!どうでもいいときはいるくせに肝心な時に役に立たないんだからなー。
 ・・いかん、眠くなってきた。グッバイ、私の青春及び人生。ここで眠ったらもれなくヨマワルが迎えに・・来た。
 

 ・・・本当に私の人生が終わったのか?足元見たら自分の死体が転がっていて実は魂の状態・・、洒落にならん。考えるやめよう。
 しかしヨマワルがいるは確かだ。ふよふよ浮いてるし一つ目だしドクロっぽいデザインだし。やっぱ、ゴ―ス連れてくるんだった。通訳がおらん。
 えっと・・なんか用・・なのか?・・反応なし。どうすりゃいいんだ。
 まぁいいや。一人よりはよっぽどマシだし。けど、相変わらずゴーストポケモンしか寄ってこないな私は。人間ゴーストポケホイホイ。うん、全然嬉しくない。
 せめてこいつと如何にか意思疎通が取れれば良いんだが、通訳はいない、こいつはきっと筆談できない、その前にまず紙がない。ペンはある。
 ・・。
 どうにもできないじゃん。やっぱ絶望的だ!このヨマワルはやっぱり私を地獄へ案内するために来たんだ、そうだろ?
 ・・そんなに首を横に振らなくても良いじゃない、気を遣わなくても・・え、違うの?マジで?ならいいや、安心。
 お前がここからどっかの町まで案内してくれたら嬉しんだけどねー。・・いや、ただの期待だから。お迎えポケモンでもそこまで分かるわけが・・分かるの?
 ・・・救いの神だね。ありがたい。案内してよ。
 

 気分はポケモン怖い話良い話の実体験やってるみたいだな。迷子になったところをヨマワルに助けられるとか。
 うーん、良い奴。代償になんか寄越せとか言われたら困るけど、そんな奴じゃないことを祈る。
 ・・マジでヒワマキシティについてしまった。ありがとう、本当にありがとうだよ。
 

 んで、無事ポケモンセンターで一夜をあかしてシブチョ ―から伝票も届いて宅配行こうとしたら、あら昨日のヨマワルじゃない。
 どしたんだ。ていうか夜行性が昼間に出てきて大丈夫なのか?
 ・・・伝票を興味深げにのぞきこんでいる。なんか面白いことでも書いてあるのか?その前にこいつ文字読めるのか・・?
 おい、ちょ、伝票持ってくな!それがないと仕事にならない・・ってさらに飛んで行くな!ったく、今度はなんだ?とにかく追いかけてみるか。


 ・・あれ、ついた。あいつ目的地でふわふわしてるし。え、必死でヨマワル追いかけて来ちゃったけどもしかして近道かなんかを使ったってことか!?
 伝票返してくれた。なんか昨日と言い今日と言いありがとう。すいませーん、チョロネコヤマトです!


 その後、何回かヨマワルが伝票をさらう →おっかける→いつの間にか目的地到着を繰り返す。こいつどんだけ道に詳しいの。人間なら即チョロネコヤマトにスカウトされるぞ。
 褒めてやると嬉しそうに旋回を始めた。つーかお前眠くないの?私なら無理だぞ。そう言えばどことなくふらふらしているような・・あ、落ちた。
 ・・寝てるのか?目玉が消えてるから寝ている・・のかな。ある意味不気味だ。まぁ、仕方ないんだろうけど。


 と、いうわけで連れて帰ってみた。
 ゴ―スども興味津津。おきたらぜひ通訳を頼みたいものだ。

「ナビにでもなってもらおうか?」