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こんにちは、紀成です。そろそろ改名しようかと思ってる今日この頃。あんま変わらないけどさ…… |
むかしむかし なんびゃくねんもむかし きみのおじいさん おばあさんが こどもだったころよりむかし |
プロローグ読みましたよ。昔話っぽい感じが出てて良いですね。 |
キラキラ光る、溶けない氷。いや、溶けない氷っていう道具があるのは知っていたが、それよりもずっとその表現が似合うと思った。石と呼び名がついているのに、それは薄暗い洞窟の中で自ら輝いていた。 |
少し霧が出ていたが、街中は比較的明るかった。丘の上から街を見下ろし、入り口を探すこと数十分。一行は石で造られた橋の前に立っていた。先ほどの場所から約二キロ。橋の前に、かつて細工されていたのであろう看板のようなものがポツンと置かれていた。それはたった一人で幾百年もこの街の前の道を見つめ続けて来たのだろう、と思わせる物であった。 |