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戸締り良し、ガス良し、食料も大丈夫だな。あとは、工房に看板引っ掛ければオッケーか。
んで、あんみつ良し、しろあん良し、小猿ども・・は、みんないるな。クーラーボックスの中のかくざとうも良し。
それじゃあ、ライモン向けて出発しますか。
事の始まりは一通の手紙。
足を無くしたシキジカ用の義足の微調整が済んで、トレーナーの女の子ともども送り出してから三日もたたずに投函されていた。
ダイレクトメールにしては随分と丁寧で、おまけに某有名デザイン会社からなので興味に負けた。
しろあんが珈琲をついでくれた。
小猿どもはめいめい好きなモノを飲み始める。
庭であんみつはごろんと日向ぼっこ。かくざとうは冷蔵庫。
中身は簡単にすると、イベントに参加してくれないかというものだった。
3カ月にある、ライモンシティでのデザイナーズイベント。つまるところ、人間とポケモンのファッションショーみたいなもんだろう。
ただ、今回のテーマが『ヒトとポケモンのあり方』・・なんか、最近騒がれてるプラズマ団みたいだな。
人に傷つけられているポケモンが増える中、俺みたいなのを呼んで世間にもっと知ってもらおう、見たいなことらしい。
そりゃ、イッシュに俺以外にポケモンの義手義足をつくってるモノ好きはいないからなぁ。
何処で俺のうわさを知ったか知らないが、なんだか、悪い話ではなさそうだ。
ただ、まぁ、行くとなると結構な長期滞在になる、という事が示唆されている。
金は出るらしいけど、その間こいつらどうするべきか。
あんみつやしろあんは連れて行くとして・・小猿たち。
だって、なぁ。
りょくちゃもアセロラもサイダーも、俺のポケモンじゃないんだから。
まぁ、こっそり荷造りして猿たちは俺がいない間森に帰るよう説得するのに大騒動が起きたのは別の話なんだけど。
結局のところ、猿たちも強引についてくることになって。
そんなわけで、しばらくシッポウシティは留守にして。
ライモンシティにいきますか。
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余談 紀成様コラボ用フラグ。
いい加減にライモンに行かせないとコラボることもできそうにないので
【さーて、どこまでいけるかな―(笑】
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