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  •   [No.924] 岩漿と蒼海の理 投稿者:巳佑   投稿日:2010/11/04(Thu) 21:17:50     66clap [■この記事に拍手する] [Tweet]
    タグ:TEST1】 【TEST2】 【TEST3】 【TEST4】 【TEST5

    むかしむかし、あるところに
    雨が大好きな青いハクリューがいました。
    「雨粒の一粒一粒はとても美しくて、そして愛おしい」

    むかしむかし、あるところに
    晴れが大好きな赤いハクリューがいました。
    「太陽の光に抱かれている感覚は何度味わっても気持ちいいぜ」

    ハクリューは天候を操ることができるポケモンでした。
    青いハクリューは大好きな雨を降らし続け、
    赤いハクリューは空を大好きな晴れにさせ続けていました。

    ある日のことでした。
    ひょんな偶然から
    青いハクリューと赤いハクリューが出逢いました。

    「雨はとても美しいと思わないかい?」
    「晴れはとても気持ちいいと思うだろ?」

    二匹はお互いの価値観のズレから
    最初は小言から始まり、
    徐々にお互いをののしり合う勢いが増していき、
    そして
    青いハクリューと赤いハクリューの間に
    うごめいていた摩擦が爆発を起こしてしまいました。

    「この世に必要なのは晴れではなく雨だ!!」
    青いハクリューが強く主張すると、
    その気迫に乗せられてか雨が力強く降り注ぎ始めます。

    「この世に必要なのは雨じゃなくて晴れなんだよ!!」
    赤いハクリューが強く主張すると、
    一瞬の内に雨は止み、見事な快晴が顔をのぞかせました。

    「晴れなど必要ない!!」
    「雨なんか必要ねぇ!!」
    対立しあう二つの言葉が重なるのを合図に、
    青いハクリューと赤いハクリューが決闘を始めました。

    決闘の際に

    青いハクリューは友達の蒼海から力を借りました。
    赤いハクリューは友達の岩漿から力を借りました。

    しかし、力を取り込み過ぎた為か
    青いハクリューの姿が変わりました。

    こちらも、力を取り込み過ぎた為か
    赤いハクリューの姿が変わりました。


    一方は後にカイオーガという雨の詩として、

    もう一方は後にグラードンという晴れの詩として、

    この世界に詠い紡がれていったのです。

    あの頃からなのです。

    『天気』という言葉が生まれたのは。



    [書いてみました]

    念の為、読み方を書いておきますね。

    岩漿……がんしょう(マグマのことです)
    蒼海……そうかい
    理……ことわり
    愛おしい……いとおしい
    後に……のちに
    詩……うた
    詠い……うたい


    「ハクリューって確か天候を操ることが出来たんだっけ?」と考えてみてから、
    …………まさか、あの二匹って…………。
    と推測してみた結果、この物語が誕生しました。


    ありがとうございました。


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