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  •   [No.2351] マメパトのポケモン図書館に突入★ 投稿者:巳佑   投稿日:2012/04/01(Sun) 23:58:57     81clap [■この記事に拍手する] [Tweet]
    タグ:TEST1】 【TEST2】 【TEST3】 【TEST4】 【TEST5
    マメパトのポケモン図書館に突入★ (画像サイズ: 1500×1899 378kB)

     
     4月1日、あのマサラのポケモン図書館がマメパトのポケモン図書館に変わったことを受け、早速、私はインタビューすることにした。
     しかし、マメパトのポケモン図書館にたどり着くとそこにいるはずの鈴木ミカルゲ氏の姿が見当たらない。おまけに辺りを見回っていると、あっちにもマメパト、こっちにもマメパト、そこらじゅうマメパトだらけである。楽しそうな顔を浮かべながら小説を読んでいるマメパト、眉間にシワを寄せながら実用書を読んでいるマメパト、英単語帳に赤いシートかぶせながらブツブツ呟いているマメパト。
     ほとんどマメパトしかいないのは気のせいだろうか。
     というか、ここマサラタウンなのではと、私が疑問に思いながら歩いていると後ろ頭でつつかれたような痛みが起きた。

    「ここはマメパトのポケモン図書館だから、マメパトがいっぱいいるだけっぽ。他にも客はいるっぽ」
     
     声の主の方に私が振り返ると、そこには一匹のマメパトが羽ばたいていた。なんかネギの破片っぽいものをキセルよろしくくわえている。
     鳩胸には『マメパトのポケモン図書館 管理鳩 ぴかちゅう』と書かれている名札が貼ってあった。
     まさかこのマメパトがこの図書館を管理しているのだというのか。

    「当たり前っぽ。マメパトのなんだから、少しは頭を使えっぽ」

     ちょ、分かりましたから頭をつつかないで下さい。
     余計にバカになったらどうしてくれるんですかというと、ぴかちゅう氏はつつくのをやめてくれた。
     とりあえず話の分かる鳥らしい。

    「ふん、どうせ記者のものっぽ。お前に話すことはないっぽ。今、お前が見ているもの全てが真実っぽ。さ、帰った帰ったっぽ」

     これが動物の勘というものだろうか。
     自己紹介をするまでもなく、ぴかちゅう氏に追い返されそうになる私。
     なんか急いでいるような、慌てているような感じが否めない。
     もしや私のような類にばれたら何かマズイことでもあるのではないかと頭によぎる。

     ここが開設したのは今日、4月1日。
     4月1日といえばエイプリールフール。
     あぁ、そうかそういうことか。

     ここは四月バカという名の一日限定――。

    「ばるすっぽー!!!」



    【オマケ】

     質問:どうしてぴかちゅう氏は『ぴかちゅう』という名前なのですか?

     答え:「ピカチュウはNo.025のポケモンっぽ。そしてマメパトも(イッシュ図鑑では)No.025のポケモンっぽ。ピカチュウのポジションを奪うことがこの名前には込められているっぽ。時代はまさにマメパトっぽー!!」

     
    【書いてみました】
     ギリギリ間に合いましたが……めちゃくちゃになってしまいました。(苦笑)
     え、まさか今日で終わ(以下略) 

     ありがとうございました。


    【マメパトの活躍はまだまだ続く?】
      


      [No.1954] 酷評されるべくして書かれた小説……だったはずなのになぁ 投稿者:西条流月   投稿日:2011/10/01(Sat) 23:17:06     49clap [■この記事に拍手する] [Tweet]
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    さてはて、ポケスコが盛り上がっているようなのですが、ポケスコと言えば、批評を貰ってのたうちまわったり、あまりの嬉しさに踊りまわったりするのが結果発表チャットでおなじみの光景なのですが、意外とね、自分の小説の順位と批評を聞くよりも自分が人様の小説にした批評で後でのたうちまわる人と言う奇特な人もいるんですよね
    いやぁ、まったくだれのことなんでしょうねHAHAHAHAHA

      お れ だ よ

    鳩のおやびんが狙ってくるからびくんびくんしてましたよ、前回の結果発表チャットではね
    で、ですね
    この批評を変な口調で書けば、発表されないんじゃないかと思ったわけです
    それで候補にはござるとか上がったのですが、俺の横でポケスコに出れないことを嘆くオタマロがマロでやるでマロというのでやってみたのをチャットで見たわけですね

    オタマロ「マロは『〜でマロ』なんて言わないでゲソ」

    はいはいでてこないの(ゲシゲシ


    流月:ここの表現は沈んでいることを表現したかったと思うでマロが主人公は前向きな性格で描かれていて、唐突に自殺でも始めるんじゃないかと思うほど落ち込んだのにはびっくり下でマロ(21:57)


    586:「主人公の心の動きがより伝わるよう、例えばトラウマになった出来事のシーンでよりショッキングな書き方をする等のさらなる練り込みを行えば、よりよい作品に仕上がるでおじゃる」(21:57)

    流月:あと、自殺の手法についてなんだマロが、主人公が苦しまないで死ぬ方法として使ったのが睡眠薬自殺だというのが腑に落ちなかったでマロ 睡眠薬自殺って死ぬのに時間がかかるから主人公のように仲のいい友人が多いと途中で見つかって後遺症で苦しむことが多いでマロ これは綿密に自殺方法について調べていた主人公が知らないはずはないでマロ(22:06)



    さて、上のやつですね、586さんの批評のセンスが光っていて完敗してます、ごはさんに頼めばこの口調で批評をしてもらえるかも?(※そんなことはございません)

    そんな冗談は横に置いといて、これで戯村さんに書いてもらおうと無茶ぶりをした結果がこれだったりする

    おい、すごいぞ、チャットで言われてからの短時間でこのクオリティとか予想外だよ
    ちゃちな幻覚なんかじゃねぇぞのAAを使いたくなるレベルでしたよ


    それでは、本文の感想を

    ユキメノコさん、かわいいよね
    サーナイトとかミミロップばっかりがクローズアップされますが、メノコさん可愛いよ

    なので、メノコ愛が全身から溢れている主人公とはいい酒が飲めそうです

    昔話のときとは違って、法律とかそれ以外の壁とかが高いけれど、死ねば問題よね
    相手だってゴーストだものね
    あの世で結ばれればいいのです

    そんな感じでつっぱしる主人公はたしかに感想にある通り前向きで、感想にはないけどバカっぽい
    けれど、メノコはきっと感想に書かれていないそんなバカっぽいところを好きだったんだろうなぁ
    放っておけないし、怒ろうにも主人公は突っ走るし、相当やきもきしたと思う
    近くに居ても、止めることができないし、かといって愛想を尽かすこともできなかった
    だから、そのまま見捨てもしなかったし、怒った
    だから、二人の気持ちは言葉がなくても通じ合えた


    そんなお話であったような気がします

    さてはて、しかしいろいろな後遺症が残りそうな主人公の身がすこしばかり案じずにはいられませんが、
    世間様の慣習としましてはリア充は爆発することになっているのでこれくらいは問題ないでございましょう



    それでは、無茶ぶりに答えてくださり、ありがとうございました


      [No.1565] いきなりありがとうございます! 投稿者:スウ   投稿日:2011/07/09(Sat) 00:29:12     63clap [■この記事に拍手する] [Tweet]
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    返信が多い気がしたので、よく見たら……
    クロトカゲさん、ありがとうございます! はじめまして、ですね。
    作ったやつの中ではこれが一番まともでしょうね。
    実際にありそうな光景だったりします。


      [No.1183] 竜頭蛇尾な昼下がり 投稿者:西条流月   投稿日:2011/05/14(Sat) 02:15:11     132clap [■この記事に拍手する] [Tweet]
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    ※注、四天王及びチャンピオン、その他ポケモンに関するイメージを崩したくない人はブラウザバックをすることを推奨します。この作品を読んで気分を害したなどの健康上の被害を受けても当方は責任を取れません
    ※タイトルが全てな話なので悪しからず














































     ポケモン協会には服装規定がある。
     しかし、この規定は協会に属するチャンピオンや四天王には適用されることがない。
     ポケモン協会のルールには、このように部外者から見れば、疑問符無しではいられないようなものがいくつかある。
     そして、平等が叫ばれるようになって久しいというのにこのあからさまな差別に、異議を唱える人間は何故だかいない。
     それには、四天王がその地方で五指に入るポケモントレーナーだからという事情が大いに関係しているのだろう。
     ポケモンという大量破壊兵器に成りうる隣人が闊歩する世の中で強いポケモントレーナーというのは、金で買えない資源である。
     だから、ナルシストであろうが、言動が気に障ろうが、人間に破壊光線を打とう
    が、気にしてはいけない。
     相手は雲上人だ、こちらに理解できない理由の末にそうやってるのだと思わないといけない。
     そう、変な服を着ていようがそれは凡人に理解できない流行の最先端。あるいは新しい訓練方法だ。そうに違いない。

    「すいませ〜ん。天ぷら蕎麦一つ」

     その日、食堂にきたシンオウのポケモンリーグチャンピオン、シロナを見た協会職員一同はそう思うことにした。
     そう思わないとやっていけない程にシロナの服装はなんというか……あれだった。
     上はヒメグマプリントのTシャツ。ヒメグマの顔が意外にある膨らみのせいで歪んでいる。
     下。下はなぜかハーフパンツだ。いつもの黒のロングスカートではない。
     ここがカントーで季節が夏ならば、普通だろう。
     ヒメグマプリントが子供っぽいなんてハーフパンツから見える健康的な太股の前では全く意味を成さない。
     むしろそのギャップがいいのである。美人が着るならOKだ。
     しかし、今は夏だがここはシンオウだ。
     シンオウはその最北端にある常冬のキッサキを始めとして基本的に寒い。
     当然のようにポケモン協会シンオウ支部も寒い。冬なんてニャルマーどころかガーディだって丸くなる。
     今日だって、風が吹けば涼しいを通り越して寒いし、冷房が使われることはありえない。
     薄手のカーディガンを羽織るぐらいが丁度いい寒さ。だというのにハーフパンツ。ハーフパンツだ。
     寒いだろう、間違いなく。
     雲上人と言えど、人間である。寒さを感じないはずはない。他の地方のチャンピオンならそういう人間がいるかもしれないがチャンピオン界の誇る常識人、シンオウのシロナは真っ当な人間だ。
     間違いなく常識の外、超常現象。
     平和な食堂が地雷源の真っ只中に変わった瞬間だった。


     しかし、直ちに逃げることは困難だ。協会の立地上、食堂で昼を取る人間が多いこと、さらに今は昼休みであるため、食堂には多くの人間がいたからだ。
     ここで逃げればどうなるか? 答えは簡単、狂騒だ。
     我を忘れた逃走は混乱を呼び、混乱は判断を狂わせ、地雷の爆発を誘発してしまう。
     かといって、冷静に対処できるなら可能かと言えばそうではない。
     食堂から退避するには食器を返却しなければならない。そして、その返却口があるのはシロナの近くだということを踏まえると彼女に気づかれないで行くことは不可能である。
     それらの事情によって逃げることは不可能だ。
     優秀な大人であるポケモン協会職員たちはそれを理解した。
     しかし、職員たちは、優秀であるがためにこれが時間稼ぎに過ぎないことも知っていた。シロナは気さくな人間だ。常日頃、食事時は適当な人間と相席をすると、話を花を咲かせている。
     あれがシロナ本人なら――ことここに至っても信じたくないが――今日も誰かに相席を求めるはずだ。そして、話をしたならば誰しもが服装について聞かずにはいられない。むしろ、聞かないとか拷問である。
     仮にそれが着るものがなかったなんて平凡な答えならばいい。可愛らしいとも言えよう。しかし、チャンピオンともあろうものが着るものがないなんてことがあるだろうか? シロナの私服にはチャンピオンとしての正装でもある黒いコートがあるのだ。着るものがなければ、羽織ればいいのに着ていない。
     必然的にそういった類の理由ではない。ならば、どんな理由があるというのか。想像するだに恐ろしい。
     しかし、幸いにしてシロナが頼んだのは天ぷら蕎麦。
     注文が入ってから揚げるという調理人の拘りが反映された珠玉の一品。
     食堂において、値段は3位の550円、調理時間は2位の15分、人気は1位の天ぷら蕎麦だ。
     時間は短いながらも対策を立てる時間はあった。
     しかし、どうすればいい? 逃げるのは不可能。今から距離を取ろうとするのは不自然。かといって自らが特攻した場合の危険性は未知数。
     それらの考えから導き出された結論は食堂の入り口に目線を向けることだった。
     次に来る人間に特攻させるのである。
     卑怯だろうが最善策を躊躇なく選択する。それが大人である。
     そして、優秀な大人である協会職員は躊躇わず選んだ。
     壁にかかった『イジメ! ダメゼッタイ!』のフレーズが目に痛いなんて錯覚である。
     救世主(という名のスケープゴート)の登場を今か今かと待ちわびている食堂は異様な雰囲気に包まれているが、それを気にする者はいない。
     その元凶は天ぷら蕎麦の完成を待ちながら、サイドメニューにあるポケモンフーズを選んでいるし、その被害者たちからすれば巻き込まれた時から異次元に足を踏み入れているようなものだから。
     そんな緊迫感を感じとったのかはたまた偶然か、なかなか人は来なかった。
     天ぷらが順調に揚がっていけば、反比例的に猶予は無くなっていく。
     それは同時に誰かが爆心地に手を突っ込まねばならないということだ。それだけは避けねばならない。
     来いという念は一層強くなるが誰かが来る気配はない。
     かくなる上は、と先程――シロナに気付かれないのが困難であるため――断念した食器の返却をするべきだろうか。悲壮感すら漂よわせ、立ち上がろうとするものさえいる中、とうとう救世主はやってきた。
     シンオウが誇る四天王、ゴヨウとキクノである。
     入口に立った彼らは部屋の異様な空気を感じ取ったのか、一瞬歩みを止めるとその元凶を探るように視線だけで食堂内を見渡すとシロナの姿を発見。ゴヨウは震える指でメガネを直し、キクノは調子を整えるように咳き込んだ。
     しかし、それだけ。逃げることもなく、食堂に踏み込んだ。

     助かった!

     全員がそう思った瞬間だった。冷静にバトルを運ぶ青年と多くを経験した老婆ならば、爆弾の解除できるに違いない。その確信が確かにあったからだ
     期待に満ちた視線を受け取った彼らは堂々とした足取りで食堂に入る。
     当然、次はチャンピオンのいる配膳場所だ。
     現在シロナしかいない場所に行けば、会話が生まれるのは当然。服装の話題になるのは必然。その結果として、爆弾は処理される。
     異様な緊張感を齎した珍事は終焉を迎える。
     ようやく見えた終わりへのビジョンに職員一同が安堵の意気を吐こうとして――
    「ゴヨウ。私は席を取っておくから私の食事も買ってきてはくれないかね?」
    「いえいえ、場所取りなんてマネ、年配の方に任せるなんて心苦しいです。是非、私にお任せを」
    「何、年齢のことなど気にするな、私は疲れたのでな。少し料理を運んできてほしい。その代わりに席を取っておくということなのだからな」
    「ふむ、しかし午前中のバトルで疲れているのはこちらも同じなのですが……私はインドア派ですので、指示を出すだけで体力を消耗してしまうのですよ」
    「目上の人間を休ませるという考えはないのかい?」
    「おや、先ほど年齢を気にするなと言ったのはそちらではないですか? もしや痴呆症になってしまわれたのですか?」
     吐けなかった。
     彼らも事態を呑みこんだうえで踏み込んできた。しかし、それは高みの見物のため。あの服装が何なのかについては知りたいが、自らが爆発はさせたくないということらしい。
     念の入りようは只事ではなく、席を選べるという後から来た者の特権を全力で行使してシロナから一番離れている席を取ろうとしている。
     どっちか行けよ、と念じている周りの質量すら感じる視線は、流石歴戦の強者と言ったところか、完全に受け流している。今、二人の間ではどうやって相手を行かせるかについて、高度な駆け引きが行われている。
     異様な集中のせいか、にこやかに舌戦を展開する二人の声が職員の耳に届く。これが元凶に聞こえてないことを切に願う。
     ていうか早く終わらせろ。
    「そうかもねぇ。これじゃあ、注文を取りに行っても忘れちゃうねぇ」
     バトル中にどんな指示を出したかを思い出して、反省点を見出しているって雑誌で取り上げられてましたよね?
    「いえいえ、痴呆症の改善には脳を積極的に使うことが重要って本で読んだことありますよ」
     それホントですか?
    「いやいや、私に二人分の食事を持ってこさせるなんて何を言ってるんだい? 腕がぽきっと折れちまうよ」
     気絶したヌオーを(何故か)背負って回復マシンまで連れてきた老婆が何を言っているのか。
    「すいません、今どうしても読みたい本がありまして」
     あとにしとけよ。
     てか、二人で行けばいいじゃん。それでチャンピオンに絡んで来いよとかは、表に出せない職員の本音である。
     内心のツッコミとシロナが動き出すリミットという二つの限界が迫りつつある今、全員が望んでいた。
     新たなスケープゴートの登場を。
     誰かいないのか、誰でもいいからこの袋小路を打開する人間は――

    「何してるんですか、ゴヨウさんにキクノさん?」

     来た。
     虫フェチ、もとい四天王のリョウである。
     彼には虫の知らせが来なかったようで、この食堂にむざむざ足を踏み入れてきたようである。
    「おや、これはリョウ。あなたも昼食ですか?」
    「え……えぇ、まぁそうですけど」
    「そうだ、一つ頼まれてはくれないかい?」
    「あ、あのやけに怖いんですけど……」
     ゴヨウとキクノの二人に肩をがっしりと掴まれた彼の姿は、ウツボットに捕食される虫ポケモンそのものだ。
    「おや、老人を捕まえてそんなことを言うのかい?」
    「むしろ僕が捕まえられてるんですが?」
    「リョウ、目上の方に対する礼儀というものがあるでしょう? それではいけませんねぇ?」
     さっきまでのあんたが何を言うとかは気にしてはいけない。仕方ない事情があった。そういうことなのである。
    「はぁ、ものすごく怖いんですが……僕は何をすればいいんですか?」
    「何、ただあそこにあってシロナさんの服装について聞いて来ればいいんですよ」
    「なんで今日に限って聞く気になったんですか? いつも同じ服装じゃないですか?」
     いまいち要領を得ていないリョウの首を強引にシロナの方へ方向転換。首から変な音が出ると同時にリョウの顔も奇妙に歪んだ。シロナの服装の異様さに驚愕したのだろう。痛みとかそんなのはないのである。
    「……………………………………なんであんな恰好してるんですか、イメチェン?」
    「それを聞くのがあなたの仕事です」
    「僕の仕事はポケモンバトルだったと思います」
    「これもある種の戦いじゃ」
    「いや、お二人も同じ四天王なんだから、ご一緒してくださいよ」
    「「リョウは先鋒だから」」
     妙に納得のいく説明にリョウはうなだれるとシロナの方へと進む。この思い切りの良さは先鋒らしいというべきか。
    「あの……シロナさん」
    「あら、リョウもこれからご飯なの?」
     こちらを向いたシロナを見て、リョウは仰け反った。やはり間近で見るとインパクトも凄いのだろうか?
    「えぇ、まぁそんなところです。少し、聞きたいことがあるんですが」
    「別にいいけど?」
     ごくりと生唾を呑みこむ音が食堂内に反響する。
     質問する本人だけではない。食堂内の人間全員(シロナ除く)が引き攣る喉を懸命に動かし、嚥下していた。
     とうとうゴールが見えているのだから、しかたがない。
     リョウは震える声で問うた。
    「あの、その服装どうしちゃったんですか?」
     それを聞かれたシロナを自分の服装を矯めつ眇めつ呟いた。
    「あぁ、これ? この間、イッシュのカミツレさんから送られてきたんだよね」
    「はぁ…………でもなんで着てるんですか?」
    「まぁ、貰い物だし。一度は着ないと勿体無いかなぁって。今日はまだ暖かいし」
    「別に、ここに来てまで着る必要性はないと思うんですが……」
    「あれ、もしかして似合ってない?」

    「「「「似合ってますけど!」」」」

     思わず食堂にいた全員で突っ込むことはできたとしても。
     そういうことじゃないんだよね。
     とは流石に誰も言えはしなかった。


    ―――

    あれは大体四日前のチャットで閲覧で入ろう祭りが開催されてた時に正体を当てられたら、リクエスト聞きますとか言ったら、ラクダさんに見事言い当てられたのでラクダさんから貰ったリクエスト「四天王とハーフパンツ」で書いてみた話です

    四天王分少ないとか禁句です(笑)
    オーバいないは言っていいですが

    ラクダさん、リクエストありがとうございました

    【好きにしていいのよ】


      [No.576] Re: 詠んでみた。 投稿者:たけあゆ   投稿日:2010/09/01(Wed) 22:02:31     68clap [■この記事に拍手する] [Tweet]
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    はとちゃんとの会話抜粋。

    たけあゆ :
    はとちゃらし〜い短歌だね。古典ぽい作風にするなら
    「うるわし君」がもうちょっと比喩されてもいいかなぁ
    想い人への表現が直接的過ぎて無粋な気がしなくもないような。。。
    蓮の花よりも美しいと思えるなにかに!

    彼岸のNo.017:古語あんまり知らないので見逃してw
    うんでも検討はしとくw
    で、考えたんだけど「君」を「月」に変えるのはどうかなー。
    満ち欠けはするけれど花と違って美しさを保ったままだし、
    貴女は年老いてしまったけどその(内面的な)美しさは変わらないみたいな暗喩になるかなーとか、ならないかなーとか。
    あ、
    ミシマさんとツッキーが揃うからとか思ったわけではないよ?
    ないよ?(笑

    たけあゆ:
    月!すごくいいと思います!!ちょっと試し書き。

    【水芙蓉 咲き乱れるは さうざうし 冴えたる月を 隠す蚊帳なり】

    なんて如何なもんかしら?

    彼岸のNo.017:
    冴えたるときたかー、いいなぁ それいいなぁ。
    こうなんか歳はとったけど人間として洗練されてきた感じがいいね。

    たけあゆ:
    かぐや姫にもあるように「月」は手の届かない美しさの象徴として
    すごくいいチョイスだと思うよー

    まぁそんな訳で、通りすがりに短歌に反応してみました(・w・*


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