ポケモンストーリーズ!投稿板
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  •   [No.1967] ラグラージ 投稿者:きとら   《URL》   投稿日:2011/10/04(Tue) 21:12:13     102clap [■この記事に拍手する] [Tweet]
    タグ:TEST1】 【TEST2】 【TEST3】 【TEST4】 【TEST5

     こんにちは、僕はラグラージです。
     ミズゴロウのときから、今の主人と一緒です。
     主人は人間の女の子です。
     僕たちは雄が多いので、人間の方がリア充になれることが多くてうらやましいです。
     野生では、雄同士、たまに殺し合いになって雌を奪います。
     人間は、とても緩やかです。
     主人は、一緒に冒険した男の子と恋仲になりました。
     それはまだ主人が人間で言う子供の頃でした。
     ポケモンは、子供だろうが大人だろうが、そういう仲になればタマゴの一つや二つがあってもおかしくないのですが、主人は全く子供を作りませんでした。
     それはほっとしてました。
     なぜなら、雌が子供を持つと子供にしか興味を示さなくなります。
     だから、僕が置いて行かれることがないと思っていたのです。
     事実、主人は僕たちをかわいがってくれました。
     もちろん、男の子ともずっと一緒でした。
     人間とは不思議です。雌を奪う努力をしないでいいのに、ずっと同じ雌といる男の子と、彼とは違う雄を求めない主人。
     人間に生まれれば良かったなと思いました。そうしたら僕も強いだけでお嫁さんがもらえるじゃないですか。
     でも、僕もそのうちお嫁さんをもらいました。かわいいカメールの雌です。敵を追い払う姿がステキと猛烈アタックされました。
     そういえば主人は違いました。まわりからみたら一目瞭然なのに、絶対にアタックしません。
     人間って鳴き声でコミュニケーションを取るじゃないですか。だから言わないと絶対に解らないと思うんですよね。
     どうやって主人は男の子を掴んだのか物凄い気になりますが、それは本人しか解りません。
     僕は僕で、幸せで、カメールとの間にタマゴを一つ授かりました。
     生まれた時から波乗りが出来る、中々エリートなゼニガメです。僕も鼻が高いです。
     ゼニガメも育って来た頃、僕の主人は言いました。
     結婚するんだと。
     それは、人間で言う正式なつがいになる事だと言いました。
     じゃあ今までは正式じゃなかったのかと思いました。一体なんだったんでしょう、僕たちの目の前で情熱以上のキスをして
     僕たちの目の前で抱き合ったのは、正式ではないのですか!
     むしろ、人間って面倒ですね。
     二人の気持ちだけでは正式なつがいになることが出来ないなんて信じられません。
     ポケモンなんかは雌がサイン出しますからそれに雄ががっつりアピールです。
     いやいや、とにかく主人は結婚しましてね
     かわいい男の子も産みました。
     さっきも言いましたが、人間の雄はあんまり雌に苦労しなさそうです。
     僕の息子のゼニガメは、雄の方が多いために雌に苦労しそうです。
     だから人間の雄はあまり努力しなくてよさそうです。
     だからゼニガメの雄は努力がかなり必要みたいです。
     でも、僕の息子のゼニガメは、主人の子供を気に入ったようです。
     きっと主人も強いですから、僕の息子を立派なカメックスにして、強くしてくれると信じてます。
     
     関係ないんですが、最近戦うのが面倒になってきまして
     寝てる方が好きなんですよ
     僕をお守りに、主人は子供を寝かせます。
     それが最高なんです。
     今日も暖かく、いい日です。
     気持ちよくお昼寝できそうですね。
     秋晴れのいい日でした。


      [No.1205] 風合瀬の宴  中 投稿者:クーウィ   投稿日:2011/05/19(Thu) 18:53:54     73clap [■この記事に拍手する] [Tweet]
    タグ:TEST1】 【TEST2】 【TEST3】 【TEST4】 【TEST5



    戦闘不能となったメタグロスを引かせた男が繰り出したのは、またしてもリングマであった。
    対する少年の方も、それを見るや見切り良くチルタリスを手元に戻し、代わりに先程リングマと相対していたパチリスのテブリを、再び試合の場に送り出す。 ……先程見せたリングマのタフネス振りと、『雪なだれ』の威力とを考えれば、このままドラゴン・飛行タイプのチルタリスで戦う事は、危険であると判断したのだ。 
     
    その新たに仕切り直しとなった両者の対決は、先刻のそれとは打って変わって、じっと動かぬリングマの隙を、草むらに隠れたパチリスが虎視眈々と窺うと言う、持久戦の様相を呈する事となった。
    チルタリスのフィーとメタグロスとの戦闘により、草の海の一角がミステリーサークルの様に薙ぎ倒され、あまつさえその中央付近に至っては、炎によって生い茂っていた蔓草が焼け果てており、身を隠す場所が全く無かったからである。

    大熊はその開けた部分の真ん中に陣取っており、距離のある周囲の草むらの中からでは、『タネ爆弾』は届かない。 ……元より体の小さなテブリの攻撃射程は、普通のパチリスと比べてもかなり短く、距離を置いての遠隔戦闘は、全くの不得手であった。
    リングマの方もトレーナーの指示を受けたのか、先程までの激情とは打って変わった冷静な面持ちで、自らを狙う小柄な影を、五感を研ぎ澄ませて待ち受けている。 ……体が固まってしまわないように、時折体に小さく律動をくれている様が、場馴れしたその経歴を、無言のままに物語っていた。

    やがて息詰まる膠着状態が、永遠に続くかと思われた時――突然パチリスの方が、蔓草の茂みを真っ二つに割り、リングマに向けて背後から殺到した。  
    風向きが変わり、背後を探る聴覚と嗅覚が、乱される瞬間――その一瞬の揺らめきを当て込んでの、電撃戦法である。

    しかしリングマの方も、流石にそこは心得たもの。 トレーナーの指示を受けるまでも無く、振り向きながら繰り出された『シャドークロー』が、小柄な襲撃者の体を捉えるべく、地を舐めるような低い軌道で一閃した。
    ところがパチリスの体は、大熊の漆黒に染まる爪をその身に受けた途端、呆気なく真っ二つに裂け割れて、風に流れて消えていく。 ……『身代わり』を盾にした本体は直ぐ後ろに続いており、既に腕を振り切って体勢の流れかけているリングマに向け、帯電状態で殺到する。

    だがリングマ側も、それだけでは終わらない。
    自らの目をまんまと欺いて、真一文字に突っ込んで来る敵の姿――それを咄嗟に走らせた視線の先に確認するや、ニヤリと不気味な笑みを浮かべて、振り切っていた腕を逆手に返し、リスの背中に切り返しを見舞う。  
    必中の技・『燕返し』である。

    リングマの妙技に対し、パチリスのスピード。 ……しかし軍配は、やはりタイプ相性に分がある方へと上がる事となった。

    リングマの爪は、テブリの形の良い尻尾に届きはしたものの、飛行タイプの技なれば、やはり効果は今一つ。 自身のタイプがノーマルなのも相まって、その一撃は電気リスポケモンの尻尾に生えているふこふこの毛を、ただ一房削り取ったのみ。
    対するパチリスの方は、身軽に大熊の二の腕辺りに飛び乗ったと見るや、そのまま腕から肩を伝って、己を叩き潰すべく屈み込んだ相手の頭頂部まで、一気に駆け上がる。 ……その時には既に、やや形を崩した大きな尻尾は、白銀の輝きを帯びて日差しを弾き、躍動感溢れるその痩身は、相手の頭部を軽々と蹴って宙に浮くと、そのまま前方に向け、くるりと一回転する。

    ――大熊とそのトレーナーは、テブリの神出鬼没の戦い振りに翻弄される余り、戦っている相手であるパチリスの『型』を、完全に見誤っていた。 ……彼は決して、ヒット・アンド・アウェイを重視した、ランニングファイターなどではない。
    本来の彼―素早っこく、主人の帽子やスカーフを奪って、あちこちと逃げ回るのが大好きな悪戯小僧の正体は、素早い動きで相手の懐に飛び込み、見た目に合わない高火力で一気に片を付けに行く、生粋のインファイターなのである。

    宙返りした事により、天に向けて高々と差し上げられたテブリの尻尾は、そのまま遠心力と落下の勢いとを伴いつつ、鋼鉄の輝きを帯びて、リングマの脳天目掛けて振り下ろされる。
    ……如何に頑丈な頭骨を持ったリングマと言えども、頭頂部に直接叩き込まれた『アイアンテール』の衝撃を受け流す事は、不可能であった。

    目から火花を散らし、ゆらりとよろけた大熊の頭上で、更に間髪を入れずパチリスが、全身に溜め込んでいた電気エネルギーを、ここぞとばかりに解放する。
    一瞬にして天地を結んだ光の柱が、倒れ掛かるリングマの巨体をまともに貫いた時――見守っていたトレーナー達とポケモン達は、巌(いわお)の如き大熊の命運が、尽きた事を悟った。
     
     
    毛先をチリチリに焼かれたリングマがボールに戻ると、男の手持ちは残り二体。
    彼はその内一方が入っているボールを、頽勢著しい戦況もまるで眼中に無いかのように無造作に外し、揺らぎの無い表情のまま、フィールドに向けて放り投げた。
    尻尾に向かい傷のような爪痕を残しながらも、ますます意気盛んなパチリスの前に姿を現した男の四匹目は、ボールから出るや天地を轟かせて咆哮を上げ、待ち構えていた小さな相手を『威嚇』して、その矛先を鈍らせる。
    獰猛そうな面構えに、薄青色の体の背には、鋭角かつ直線的な形状の、一対の赤い翼。 男が待機させていた副将格は、豊縁の空の王者・ボーマンダだった。 

    だがしかし、豊縁竜が『威嚇』によって成果を上げられたのは、ホンの一瞬だけであった。 ……元々他の同族よりも体の小さなパチリスのテブリは、よく言われている『小男ほど大事を好む』と言う俗説そのままに、相手が大柄で威圧感に満ちているほど、反って反骨心を燃え立たせるのである。
    負けん気のテブリはそのまま真っ直ぐ、数あるドラゴン達の中でも最も破壊的な力を誇る目の前の竜に向けて、正面から戦いを挑んだ。
    ――主人の少年の方は、その姿勢を幾らか危ぶんでいる様であったが、突き進むパチリスのその双眸には闘争心が満ちており、既に飛礫の如き勢いで疾走し始めたその寄せ足を止めるような術は、何一つ有りはしない。

    ……もし仮に、ここで相手の竜がパチリスの俊敏な強襲を嫌(いと)うて空へと逃れたのなら、展開はまた違ったものとなったであろう。 空高くを旋回する大柄な飛翔物は、地対空雷撃(『かみなり』)の格好の標的となり得るからだ。

    しかし相手のボーマンダは、突っ込んでくるパチリスを正面から受け止め、迎え撃つ意思を示した。
    直線的でシャープな印象を与える両翼ははたとも動かず、代わりに鋭い爪を備えた太い腕が、小癪な挑戦者を叩き潰すべく活動を開始する。
    振り下ろされた右腕での『ドラゴンクロー』を、テブリの小さな体が上手く掻い潜る事に成功した時――その瞬間は誰もが、パチリス側が勝利を収めたものと、信じて疑わなかった。  

    しかし、軽捷に過ぎるその動きの程が、反ってテブリの命取りとなる。
    『ドラゴンクロー』の回避に成功した次の瞬間、相手に向けて飛び掛ろうと地を蹴ったパチリスの体は、予め動きを予測していたボーマンダの顎によって、がっちりと捕らえられてしまった。 
    次いでそのまま、小さな体は反撃する時間ももがく暇も無しに、灼熱の炎を纏った鋭い牙によって、情け容赦無く締め上げられる。 

    『炎の牙』自体は、決して威力の高い技ではない。 ……しかし、ボーマンダの高い攻撃力も相まって、打たれ弱い軽業師の体力を奪い尽くすには、これだけで十分であった。
    力尽きて後無造作に吐き捨てられたパチリスの体は、加減されて致命傷こそは免れているものの、焼け焦げた傷跡は痛々しく、最早首をもたげる余力すら残ってはいない。

    無策に対する悔恨に微かに口元を歪めつつ、少年がパチリスを手元に戻し終えると、勝者であるボーマンダは轟々たる咆え声で周囲を圧して、高々と勝鬨を上げた。
    ――俊敏な相手の機動力を、長き実戦経験によって練り上げられた『勘』によって一蹴した豊縁竜は、フィールドの真ん中に堂々と立ち、次なる相手を待ち構えている。
     
     
    少年がパチリスを回収したボールを、彼の入っているモンスターボールの隣にあるポイントに、ゆっくりと気遣いながらロックした時――不意にその向こう隣に位置するモンスターボールが、カタカタと揺れ出した。
    そこに入っているポケモンは、先程『火炎放射』でメタグロスを撃破した、チーム唯一の飛行要員―チルタリスのフィーである。

    フィーは普段からテブリとは仲が良く、悪戯三昧で遊び疲れたパチリスは、彼女の綿雲のような翼を借りて、のんびり昼寝をするのを日課としていた。
    チーム内でも指折りの実力者である彼女は、目の前でやられた親友の借りを返さんものと、俄然主人に対して直訴に出たのだ。 ……言うまでも無く、三次元の自在な機動を可能とする飛行ポケモンに対しては、自らもまた飛行能力を持ったハンターを送り出す事が、最も確実な手段となる。

    それを受けるや、彼らの主である少年トレーナーの方も、曇り勝ちだった思案顔を和らげるとニヤリと笑い、カタカタ揺れるそのモンスターボールを手に取った。 
    開閉スイッチを起動させたそれを、空高くに向け力一杯投げ上げつつ、解き放たれたポケモンに対して、力強い声で下命する。  
    「飛び方を教えてやれ」と言うその命に、ボールから飛び出したチルタリスが透き通った鳴き声で応じた時、対戦相手であるボーマンダの方も、その主人の指示によって翼をはためかせ、遮る物が何も無い新しいフィールド目掛け、一直線に翔け登る。

    長い忍従の末に翼を獲得したドラゴンポケモンは、相手方の思い上がった内容の指示に、反って闘争心を煽られたらしく、先に上空に位置して高度の優位を保った相手に対し、真一文字に挑みかかった。
    一直線に吐き出された『火炎放射』を見事な空中機動でかわした豊縁竜は、そのまま速度も落とさずに急上昇し、目の前に浮かんでいるチルタリスのどてっ腹に向け、『ドラゴンクロー』で反撃する。
    対してこれも身軽に、くるりと難なく身をかわしたハミングポケモンの回避行動を切っ掛けに、両者は互いに相手の後方に位置しようと、自らの飛翔能力の粋を尽くして、くんずほぐれつの空中サーカスを展開し始めた。

    何れもチーム唯一の飛行タイプである二匹のポケモンは、絶えずお互いの位置を首を曲げて確認しつつ、機動に殆ど制限を受けない中空を、所狭しと飛びまわる。
    両者が地上に近付くと、高速飛行が生み出す風圧が土煙を巻き上げ、たまには外れた『火炎放射』が、流れ弾となって飛んで来るにもかかわらず、地上に位置するギャラリー達は、そんな事にもまったく動じず、食い入るようにその様を眺める。
    最早両者の主人達も、彼らに余計な指示を与えようとはしない。 ……既に目の前の両者の対決は、彼らトレーナーの手を離れていた。

    仮に何か指示を下したところで、それが状況を好転させる材料になり得る事は、決して無かったに違いない。
    確かに少年にはまだ手持ちに余裕があったし、男の手元にも、最後の控えが残されていた。 ……だが、問題はそういう事ではないのだ。

    ――互いが互いを力で捻じ伏せ、己の方が上だと証明する為の、純粋な力比べ。 
    如何に主人とは言えども、当事者同士が全てを傾けて行っているそれに水を差す様な振る舞いは、そうそう許されるものではない。


    上空でもつれ合う両者の形勢は、争いが長引くに従って、徐々に変化し始めていた。  
    スピードで大きく上回るボーマンダが、小回りの利くチルタリスの俊敏な機動を制して、圧倒的に優位となる相手の後方位置に、喰らい付いたのである。

    火炎を吹き出して相手を狙い撃つアウトレンジのチルタリスに対し、ここまでボーマンダは終始反撃を試みず、相手を自らの手で直接叩き落せる位置に捉えようと、辛抱強く渡り合ってきた。
    今や豊縁竜は、とうとう相手の背面を勝ち取る事に成功し、何とか振り切ろうと懸命に飛び続けるチルタリスとの距離は、刻一刻と『ナイフとナイフでやり合える』ぐらいにまで、狭まりつつある。
    ――自らよりもずっと繊細な動きが可能な相手に対し、スッポンの様に喰らい付いたまま離れない彼の目には、幾多の相手との凌ぎ合いを制してきた、揺ぎ無い自負が窺えた。

    だが、しかし――ボーマンダは結局、最後のその瞬間まで、相手が何を企んでいたかを、見抜く事が出来なかったようだ。
    漸く相手を追い詰め終えたボーマンダが、満を持して攻撃機動に転じると共に、『ドラゴンクロー』を振り上げた次の瞬間……突然彼の視界は、不意に覆い被さって来た真っ白い羽毛に遮られ、全く機能しなくなってしまった。

    ――チルタリスと言うポケモンは、本来攻撃面に於いて、それほど優れた能力を持ち合わせているわけではない。 あくまでその本分は、多様な補助技を生かした搦め手であり、それは優れたバトルスキルを有したフィーと言えども、例外ではなかった。
    優れた攻撃能力を元々に持っているボーマンダには、その手の補助的とも言える戦法への執着は、それほど無い。 ……従って、対戦相手のそう言った要素にも、警戒感が希薄であった。

    十分に相手を引き付けたフィーは、ボーマンダが攻撃の態勢に入ったその瞬間、急激な右旋回を打って切り返すと同時に、相手の目と鼻の先に向け、『フェザーダンス』を繰り出した。
    両翼から吐き出された大量の羽毛(チャフ)は、追尾する豊縁竜の視界を完全に奪い去り、同時に体中に纏わり付いて、その攻撃力を大幅に低下させる。 
    後の先を打たれたドラゴンポケモンが、なす術も無く必殺の一撃を空振りさせられ、中空で顔を振り立ててもがいている内に、ハミングポケモンは真っ直ぐに上昇した後、漸く視界を確保した相手に向けて、逆落としに突っ込んで行く。
    トレーナーの警告を受けた彼は何とか正気には戻ったものの、残されていたその時間の程は、余りにも僅少に過ぎた。
    僅か0.2秒の後に激突して来たチルタリスの『ドラゴンダイブ』は、柔和なその見た目に似合わぬ圧倒的な破壊力で周囲の空気を震動させ、ターゲットであるボーマンダの意識を、一瞬で暗黒の彼方に消し飛ばす。
    『バーン!』と言う衝突音が鳴り響いた直後には、既に豊縁竜はダラリと首を垂れたまま地面に向けて落下しており、やがて土煙を上げて墜落したその上空では、密かに積んでいた『竜の舞』によってステータスを大きく向上させていたハミングポケモンが、悠然と旋回しつつ高らかに鳴いた。


    対戦相手の男の手持ちは、後一体。
    トリを努める最後のエースの正体に思いを馳せつつ、固唾を呑んで行方を見守っていたボールの中の彼は、その時不意に自分の視界が、伸ばされて来た主人の手指によって遮られるのを感じた。


    ―――――

    今更続きを放り込む。 ……sageのやり方が分からない(爆)
    くっそ古いものを上げてしまい、誠に申し訳ありませんでした……

    【誰か下げの方法を教えて欲しいのよ】

    【批評してもいいのよ】

    【描いてもいいのよ】

    【好きにしていただいて構わないのよ】


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