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  [No.1304] 後妻打ち研究 ―戦国時代の女とポケモン― 投稿者:レイニー   投稿日:2011/06/10(Fri) 00:59:42   69clap [■この記事に拍手する] [Tweet]
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 ポケモンがバトルに使われるようになったのは、戦国時代に端を発するとする説が有力だ。この頃からポケモンが畏れ敬われる存在ではなく、共に戦う近しい存在として扱われるようになった。もちろん、この時代に戦場で争いに身を投じたのは男であり、雄ポケモンであった。しかし、あまり知られてはいないが、女のポケモンと雌ポケモンたちも、彼女らだけの戦いを繰り広げていたのである。
 この時代、後妻打ちという風習があった。これは、前妻が予告した上で後妻の元を襲撃し、家財道具を破壊するというものだ。
 この風習には様々な不文律があった。まず、後妻打ちが行われる条件は、離婚してから1ヶ月以内に夫が再婚した場合に限られる。そして、前妻は予め後妻側に襲撃する日時を連絡しなければならない。
 後妻打ちが行われることになると、前妻側後妻側とも仲間集めに励むこととなる。これにも不文律があり、参加者は人間もポケモンも女のみ(ただし性別不明のポケモンを除く)とされていた。また、人間は刀を使ってはならなかったり、使用されるポケモンもレベルや大きさが決められていたりと、様々な決まりがあったとの見解がされている。流石にイワークのような巨大なポケモンを使っては、必要以上の破壊を起こしてしまう。慣習の中で適度な攻撃を行うこと、必要以上に相手を傷つけないというルールが生まれていたのである。ただし、今のようにポケモンのレベルを正確に測定する方法がなかったため、その基準は、ポケモンの様子を見てこのくらいだろうと慣習で決められていたようだ。
 決戦の日になると、前妻の軍勢は後妻の元へ押し掛ける。ところが、後妻側も容易に侵入を許すことはなく、ディグダやナックラーの落とし穴、スボミーの草結びなど、あらゆる手を使い侵入を拒む。前妻側はこのトラップを突破し、家へと突撃していく。この後妻打ちで使われた罠が現在地下通路用に市販されているトラップの元だと言う説もあるが、裏付けが乏しく決定力に欠けており、一部の学者が強引に主張しているだけだという見解が強い。
 前妻側は家への侵入が成功すると、家財道具を壊す。ただし家の中にもイトマルの蜘蛛の巣が仕掛けられていたり、家財道具が鏡と見せかけたドーミラー、さらには襲撃相手の後妻が、メタモンによるダミーだったという例もある。
 しかし、先妻側ももちろん後妻側の罠に易々とはまるものではない。ケーシィのテレポートで直接相手の元へ移動したり、ハネッコの痺れ粉で待ちかまえる相手を麻痺させたりと、様々な手段を使っている。特にアサナンはエスパー能力による罠探知、さらには攻撃とそのバリエーションのため重宝されていたという。中には、先ほどメタモンによるダミーの話をしたが、前妻後妻側共に相手がメタモンだったという珍例もあるようだ。
 こうして、戦いを繰り広げる女たちだったが、その裏には男たちに抑圧されてきた鬱憤を彼女らなりの方法で晴らすといった意図もあったようだ。慣習で必要以上の破壊を行わないようにしていたのもそのためだろう。
 なお、文献から統計を取ってみると、後妻打ちに最も使用されていたポケモンは、カゲボウズのようだ。女の恨みや妬み、さらには抑圧からの解放を求めているように、後妻打ちは負の感情を元に行われる物である。そのため、負の感情を求めるカゲボウズと、戦いの手が欲しい女たちの利害が一致して、カゲボウズが頻繁に後妻打ちに参加していたのだろう。
 このように行われてきた後妻打ちだったが、天下統一がなされ男による支配が完全になると、この風習は廃れていった。これ以降女がポケモンと戦いを共に行うのは、記録上は女性の権利が認められた戦後である。女性とポケモンバトルの歴史は近代からとされているが、現在のポケモンバトルとはまた違う形で、女性とポケモンが共に戦った歴史があるということを見ることは、女性史を見る中で重要なことであろう。


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何気なく見ていた歴史物のテレビ番組で、「後妻打ち」の特集をやっていて、
後妻打ちは女が溜めこんでいる恨みや妬みを晴らすために行うとかどうとか→カゲボウズ妄想→勢いだけで書いた。
ぶっちゃけカゲボウズ云々の段落が書きたくて書いた(爆)
レポート形式にもかかわらずひたすら勢いで書いたものなので、きっといろいろおかしいですが妄想の産物ということで大目に見てください(汗)


【どうしてもいいのよ】
【筆者は歴史が苦手なのよ】