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  [No.1615] ダークライと 投稿者:春紀   投稿日:2011/07/19(Tue) 08:58:51   42clap [■この記事に拍手する] [Tweet]
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ヒカリ、ヒカリ

「貴方はこんなところにいたいわけじゃないんでしょう?」

ヒカリ

「だったら一緒に行こう。外へ」



私は人々の闇をよく知っている。私は結局は、あの男の手のひらに踊らされただけだったのかもしれない。
あの男によって招かれた少女と少年。
彼らは

光そのものだ。

光があるところには闇がある。それは変えられない事実だ。光そのものが闇を照らし、闇は光があるから生まれる。
ひどく惹かれた。
だが、この身に宿る力を私は忘れてはならない。他の世界、外へとこの身を置いてはならない。
皆が苦しむ。


「なら私がずっとそばにいてあげる」
「一緒に出ようよ、外へさ」

少女が笑い、少年は手を差し出す。

「貴方が悪いことなんて何一つない。だって悪夢は人間なら誰しもが見るんだから。自責の念に駆られる必要はないよ」

少女も手を差し出した。


手を



とってしまった。





せめて三日月の羽を持っておいてほしい。

「君がそう言うのなら」

少女は困ったように笑って私の申し出を受け入れてくれた。
少女と少年と外へ出て、私は少女と共にいることにした。
彼女の仲間達とボールの外で対面した時、正直な所拒絶されるだろうと思った。
それは半分当たっていた。

ボールから出た彼らは初め警戒していた。見たこともなく、感じたことのない力だったからだろう。
しかし、ヒカリが私の事を紹介すると、直ぐにその警戒心は解かれた。彼らは笑顔で宜しくと私に言って来た。

私に。

戸惑った。知らないからそんな表情ができるのだと、その時思っていた。


  [No.1658] ダークライの話 投稿者:キトラ   《URL》   投稿日:2011/07/28(Thu) 19:39:43   24clap [■この記事に拍手する] [Tweet]
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 本当は優しいダークライ。普通、自分が迷惑かけるなら出て行くことはないのだし、だから新月島に引きこもっていたんだし。
 それでも彼らの手を取りたいと思ったのは、誰かとつながっていたいのだということが伝わってきました。

 これから先、どのようにダークライが彼らに対してイメージを変えていくのが楽しみですね。