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  [No.1655] 奇妙なカフェの一日 投稿者:紀成   投稿日:2011/07/28(Thu) 17:26:15   64clap [■この記事に拍手する] [Tweet]
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「おはようございます、ユエさん!」
「おはようございまーす」
「…」

「Ms,ユエ。今日もメラルバをよろしくお願いします」
「…」

「マスター!今からプール行くの!遊園地に巨大プールが出来たんだよ!」
「…」

「マスター聞いて聞いて!昨日のアニメでクラスタが大爆発したの!あとね、先輩の言ってた台詞の意味がやっと分かったの!」
「…意味が分からないわよ」

「あー、暑いな。ユエちゃん、キュレムゼクロム一つ」
「俺はキュレムレシラムで」
「…」

「ユエ、なんか、変だ」
「…」


ユエが全く喋らない。たまに話すことがあっても、もにょもにょとしか喋らない。おかげで何度も聞き直すハメになる。
おまけに落ち着きがない。少し頬を触ってみて顔をしかめ、ため息をつく時も鼻から。そして表情が暗い。
そんなのが一日中続いていた。

「あの…マスター、何かあったんですか?」
「…」

ユエがおもむろにカウンター下からメモ帳とペンを出した。サラサラと書く光景を皆がジッと見守る。てっきり筆談マスターにでもなるかと思いきや…
「ん」
ユエが見せたメモ帳に書かれた一文。

『親知らず 抜いた直後で 喋れない』
「…」

今日もGEK1994は平和だった。

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前々から温めていたネタ。くだらねえww
ちなみにクラスタ大爆発はツイッターで検索を。