きょうは ラルトスの おたんじょうび。ラルトスは きょうも げんきに そとへ あそびに いきました。
はじめに、となりに すんでいる ローブシンおじいさんに あいました。
「おお、ラルトスか、おはよう」
ラルトスは おじいさんに あいさつをして、きょうは わたしの おたんじょうびだと いいました。
「そうかそうか。では いいものを あげようかの」
ローブシンおじいさんは そういうと、ラルトスに ヤチェのみを あげました。ラルトスは おれいを すると、べつのばしょに いきました。
つぎにあったのは、ティッシュくばりを している エレキブルさんでした。ラルトスが おたんじょうびだと いうと、エレキブルさんは いそがしそうに ティッシュを ふたつわたしました。ラルトスは、また ほかの ところへ いきました。
こんどは、ひなたぼっこを している ピッピさんに あいました。ラルトスが ピッピさんに はなしかけようとすると、ひやけを したのか、ギエピーと さけびながら どこかへ いってしまいました。ラルトスは おうちに かえることに しました。
そのよる、ラルトスの おうちに おかあさんの サーナイトと、おとうさんの エルレイドが かえってきました。ラルトスが おかえりというと、サーナイトと エルレイドも ただいまと いいました。そして、おとうさんと おかあさんは ラルトスを だっこすると、このことばを おくりました。
「おたんじょうびおめでとう!」
ラルトスは おめでとうの ことばを うけとると、とても うれしいきもちに なりました。
おしまい。
(607文字)
コンテストに出そうと思いましたが、なんとも言えないのでこっちに投稿しました。一応【送/贈】をテーマとしています。文章は絵本っぽくしています。某書店で『ぐりとぐら』を熱心に読むおじさんを見かけたら、きっとそれは私のことだ。