あたしはムチュール。ご主人さまはいつも世界一かわいいってほめてくれるのよ。
かわいい仕種の研究には余念がないの。
ちょっと首をかしげて上目づかいでご主人さまを見つめれば、「かわいー!」抱き上げてくれるのよ。
何でもかんでも唇をくっつけて確認するのもかわいいって言ってくれるの。
ねえあたし、かわいいでしょ?
つぶらな瞳にぷっくりとした唇。
ねえねえかわいいでしょ?
本当はちゃんと歩けるけど、わざと少しだけよたよたと歩くの。
ねえあたし、かわいいよね? ね?
ある時ご主人さまはあたしにペンダントをプレゼントしてくれたの。
ご主人さまお手製ですって! かわいく飾りや模様がつけてある石がポイントね。
「これでずっと一緒だね」って言ってくれたのよ! 素敵よね!
他にもリボンとか髪飾りとかたくさんあるけど、これは特別なの。
肌身離さず持っているわ。ご主人さまもそうしてほしいって言ったから。
あたし、かわいいよね?
でも、ねえご主人様。いつまでこうしていればいいの?
どうせ、ルージュラになったら私を捨てるんでしょう?
だから私に「かわらずのいし」なんかを持たせたんでしょう?
いっぱい飾りをつけたり模様をつけたりして誤魔化しているけど、わかるんだよ?
ご主人様。ねえご主人様。
前にも同じようなことしたんだよね?
でもその時はうっかり進化させちゃったんでしょう?
だから今度は進化しないように気をつけているんでしょう?
ねえご主人様。
私より可愛いポケモンを見つけても私を捨てるんでしょう?
知ってるのよ、最近私に飽き始めたって。
私、知ってるのよ。
ねえ、
あたし、かわいいよね?
【続きはご想像にお任せするのよ】
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
お久しぶりですこんにちは。
今マサポケがどんな状態かわからないので空気を読まずに投稿しました。
相変わらず全然書けません。それでは。