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  [No.2721] 【ポケ小説考】うそ替え神事、玉せせり、飛梅ほか 投稿者:No.017   《URL》   投稿日:2012/10/28(Sun) 02:55:50   84clap [■この記事に拍手する] [Tweet]
タグ:ホウエン地方】 【ポケ小説考

ポケ妄想:うそ替え神事、玉せせり、飛梅ほか

リアルホウエン地方こと、九州の本を読んでいます。

http://www.dazaifutenmangu.or.jp/sanpai/saiten/special/onisube

太宰府にはうそ替え神事という行事があって、木で作ったウソという鳥を参拝客同士でどんどん取り替えていく行事があるそう。宮司さん達が混ざり込んで金のウソを流して最後にそれを持ってると幸福が訪れるという事だけれど、なんかきんのたまみたいだよねw

「替えましょ、替えましょ」の掛け声のもと、暗闇の中で手にした「木うそ」をお互いに交換し取り替えます。これは、知らず知らずのうちについたすべての嘘を天神さまの誠心に替え、また、これまでの悪いことを嘘にして今年の吉に取り替えるという意味があります。(太宰府サイトより)

ウソ(鷽)
http://on2231.seesaa.net/article/102596493.html

のデザイン的に近いのはスバメかな。スバメ替え神事なのかも。あるいは地域の方言で鷽と呼ばれてる可能性もあるよね。

この行事をポケモン世界に置き換えるなら、モンスターボールをどんどん交換していく感じなのかしら。ポケモンが入っていたら「当たり」とか。
あるいは、とある地域の子が最初にポケモンを貰う儀式として妄想するのも楽しいかも。いくつかの鳥ポケモンを入れたボールを用意して、集まった子供達の間で、とりかえて、とりかえて、神楽が止んだ時に持っていたボールのポケモンが最初のポケモンになる「鳥かえ神事」みたいな妄想。

うそ替え神事、妄想を掻き立てますね。


玉せせりというお祭りもあります。
読み進めてみたらかなり「きんのたま」を思わせるお祭りであった。
陰陽の二つの玉のうち陽の玉を青年達が取り合うらしい。

http://4travel.jp/traveler/ruri1/album/10209676/

写真にうつる玉、私にはもうでかいきんのたまにしか見えない。

http://www.youtube.com/watch?v=SXMq3rTVttM

動画もあった。玉に群がる男達が見れる。
玉をとりあう際、漁民が勝つか、農民が勝つかで大漁・豊作を占うのだとか。



九州は天神信仰が盛んだという。
ようするに天満宮にいる菅原道真ね。
学問の神様として有名な道真だけど、優秀ゆえに藤原氏から邪魔者扱いされてしまった彼は京から九州の太宰府に左遷されてきた男だ。
彼にはいくつかの伝説があって、そのうちのひとつが「飛梅」伝説である。
以下、ウィキペディアより引用。

平安時代の貴族・菅原道真は、平安京朝廷内での藤原時平との政争に敗れて遠く大宰府へ左遷されることとなった延喜元年(901年)、屋敷内の庭木のうち日頃からとりわけ愛でてきた梅の木・桜の木・松の木との別れを惜しんだ。そのときに梅の木について詠んだのが次の歌である。

東風(こち)吹かば にほひをこせよ 梅花(うめのはな) 主なしとて 春な忘るな
現代語訳:主人(こと、私)がいなくなっても、春が来るたび忘れること無く、梅の木よ、芳しい花を咲かせておくれ。

伝説の語るところによれば、道真を慕う庭木たちのうち、桜は、主人が遠い所へ去ってしまうことを知ってからというもの、悲しみに暮れて見る見るうちに葉を落とし、ついには枯れてしまったという。しかして梅と松は、道真の後を追いたい気持ちをいよいよ強くして、空を飛んだ。ところが松は途中で力尽きて、摂津国八部郡板宿(現・兵庫県神戸市須磨区板宿町)近くの後世「飛松岡」と呼びならわされる丘に降り立ち、この地に根を下ろした(これを飛松伝説と言う)[1]。一方、ひとり残った梅だけは見事その日一夜のうちに主人の暮らす大宰府まで飛んでゆき、その地に降り立ったという。

引用ここまで。

これ、植物がポケモンに変化したと考えたら面白いなぁなどと思った。
ポケモンだったら飛んできても不思議はないなぁ。


あと道真は怨霊としてもよく知られている。
雷を落として、自らを左遷に追い込んだ藤原氏を殺したとされている。
このへんを雷ポケモンと結びつけて妄想するのも楽しい。