いあいぎり
あらたしき道
開きつる
いかがゆかむと
そぞろなりけり
(いあいぎりの技で、新しい道を切り開いた。今度の道はどのように行こうか、むやみやたらに感じられるなあ)
空飛べば
おもてにかぜが
吹きにけり
さくらもみじの
季節あらじや
(空を飛ぶの技で上空まで飛び上がると、たいそう冷たい風が顔に吹き付けた。この大空には桜や紅葉の季節はないのだろうか)
おくやまに
ロッククライム
用ふれば
つねづね思ふ
いかで疾からむ
(山の深くでロッククライムの技を使うと、どうしてこんなに速く登るのだろうかと常々思ってしまう)
ながむれば
滝のぼるめる
をのこあり
あなたたかいに
たけき者かな
(ぼんやりと外を眺めてみると、たきのぼりの技を使っている様子の男がいる。ああ、彼はあの技を普段使えるくらいバトルが上手いんだなあ)
表現の練習として、和歌なんて書いてみました。思いの外イメージがしやすく、普段より書きやすかった気がします。さすが芸術の秋。
【詠んでいいのよ】【書いていいのよ】