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  [No.1452] むかしむかし、あるところに。 投稿者:ラクダ   投稿日:2011/07/06(Wed) 16:16:29   133clap [■この記事に拍手する] [Tweet]
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 昔々あるところに、怠け者の男が一人住んでおりました。

 村一番の怠け者と名高い彼は、毎日毎日、家でごろごろ寝てばかり。周りの人々がせっせと働くのをのんびりと眺めつつ、のらりくらりと日々を過ごしていました。
 時折、男の怠惰な態度に苦言を呈する者も居りましたが、そんなものはどこ吹く風。家の手入れもせず汚れれば汚れるまま、壊れれば壊れるまま。両親から継いだ田畑はほったらかしで草ぼうぼう、鋤を引く三つ尾の猛牛の世話もろくろくしません。あげく怒った猛牛が柵を壊して逃走すれば、やあ餌やりの手間が省けて助かった、と暢気に呟いて昼寝を続ける始末。村人達は呆れかえり、もう誰も男の事を相手にするものはいませんでした。
 
 そんな生活を続けて幾年月。とうとう、食べる物にも事欠くようになった男は、ようやく重い腰を上げました。もう男の家には何一つとて財産と呼べるものは残っていません。
 困ったなあ、まいったなあ、と全然困っていない顔で呟きながら、彼は辺りをぶらぶらと歩き回ります。しかし村人達は見てみぬふり。皆暮らしはかつかつで、働かない男にやる余分な食料など持ち合わせていないのです。
 誰も相手にしてくれないので、男はそのまま散歩を続けることにしました。ひょっとしたらどこかに大判小判でも落ちているかもしれない、などと都合のいい夢想をしながら、てくてくと村中を歩き回ります。
 そうこうしているうちに村の外れまで歩いてしまった彼は、疲れて道端の切り株に座り込んでしまいました。

「やれやれ、親切な村人にも大判小判にも出会わないなんて、私はなんて運がないんだろう」

 ぼやく男を、夕暮れ時の強い風がびゅうびゅうと嬲ってゆきます。思わず身を縮めた男が、風の去った後に顔を上げると――村を囲む雑木林の中に、ぽっかりと口を開いた不思議な通路があるではありませんか。
 近付いてしげしげと眺めてみると、それは林の奥へ奥へと続く薄暗い小道でした。そういえば、確か村外れに小さな祠があると聞いたな。年に一度、村の外から坊主を呼んで祭礼をするとか言っていたか。乏しい記憶から情報を引っ張り出し、ふむふむと頷く男。そうだ、と突如手を打って、彼はにっこりと笑いました。
 つい最近、村長が祭礼をするから手伝えと言ってきたことがありました。もちろん面倒だったので断ったのですが、それがおそらくこの先の祠のお祭りだったのだろうと考えたのです。
 そういう行事にはお供えが付き物。まだ祀られたまま残っているかもしれない、それを頂戴して腹の足しにしようという罰当たりな事を思い立った男は、夕暮れの暗さも何のその、うきうきと林の中へ入ってゆきました。
 
 残念ながら、今まで碌に村に関わらなかったせいで、男の記憶はあやふやでした。同じ村外れでも、祭礼を行う祠は北の端。ここ南の端は禁域の森だということを、彼は全く知らなかったのです。



 
 細い小道の突き当たり、周囲より一段と暗く見える場所に、その石塚はありました。盛り上がった土の上に一抱えもある大きな石を、更に上に行くごとに順々に小さくなる石を幾つも積み上げたそれは、なんだか古い墓のようにも見えました。
 流石の男も、少しばかり気味が悪くなりました。想像していたものと全く違い、これはとても村人達に祭られるような代物ではないと気付いたのです。
 骨折り損のくたびれもうけ、こんな所からはとっとと退散するに限る。そんな事を考えながら、男が背を向けた瞬間。

『もうし、そこの旦那様』

 突然、か細い女の声が聞こえたのです。どこにいるのかと見回してみても、男の他には誰もいません。不思議に思っていると、再び呼びかける声がしました。

『そこの旦那様、わたくしはこの石塚の中に住まうものでございます。どうかお話を聞いては下さりますまいか』

 男はぎょっとして石塚に目を向けました。確かに、声はここから聞こえてくるようです。なんと気味の悪いことだ、と震え上がった彼の心を見透かしたように、女の声は悲痛な調子を帯びて語りかけます。

『突然のご無礼をお許し下さい。誰も訪れることのない場所ゆえ、寂しくてたまらなかったのでございます。そこへ旦那様がいらしてくださったので、嬉しくて……つい身の程知らずな真似をいたしました』

 それを聞いて、男は少しばかり声の主が不憫になりました。怠け者でも根は優しい男は、ついつい石塚の声に情けをかけてしまったのです。
 あれこれと話をしていくうちに、石塚の主は百年の昔にこの地に葬られた娘であることが分かりました。幼い頃より不思議な力を持っていたせいで周りに忌み嫌われ、果てに殺されて埋められてしまったのだと彼女は語ります。この石塚は、バケモノとされた娘を封印するためのものなのだと。

「それはまた、酷い話だねえ」

 憤る男に、女はお気遣いありがとうございます、と殊勝に答えます。次いで、こんなことを言い出しました。

『ああ、久しぶりに話が出来て、随分と寂しさが紛れました。わたくしと話をしてくださった御礼に、旦那様の願いを一つ、叶えて差し上げましょう』

「そんなことが出来るのかい?」

『はい、造作もないことでございます。ただ』

 一旦言葉を切って、彼女はしばし沈黙しました。先が気になって仕方がない男を焦らすように間を置いてから、彼女はこう言いました。

『残念ながら、わたくしは法力で封印された身。今はまだ大した願いは叶えられないのです。何か簡単なことを一つ、願ってみてくださいませんか?』

 簡単な願い、と言われた男は頭を捻りました。しばらくうんうん唸ってから、はたと当初の目的を思い出しました。

「そうだ、私は食べる物を探しに来たんだった。何か、そういう物を用意できるかい?」

『かしこまりました、旦那様。…………さあ、そろそろ家にお帰り下さい。家の中に、貴方様の求める物があるでしょう』

 半信半疑ながら、男は石塚の主に別れを告げて家路に着きました。
 暗い夜道をえっちらおっちら歩き、ようやく我が家にたどり着いた彼は、戸を引き開けて仰天しました。粗末な囲炉裏端に山と積まれた食料の数々。干魚に干果、山菜、真っ白な米、桶に詰まった味噌、醤油。その他にも色々と、一人では食べ切れないほどの量でした。
 男は狂喜し、存分に飲み食いした後は残りを床下に隠して、その晩は幸せな眠りに落ちました。翌日もいつも通りのらりくらりと過ごし、夕暮れ迫り闇鴉が鳴き交わす頃、男は家を出て例の石塚へと向かいます。
 相も変わらず薄暗い小道を通り抜け、突き当りの石積みまでやってくると、やはり女の声が語りかけてきました。

『昨夜はご満足いただけたでしょうか?』

「ああ、腹いっぱい食って満足だよ。ありがとう」

『それは宜しゅうございました。……かわりに、と申すのも何ですが、旦那様に一つささやかなお願いがございます。聞いてくださいますか?』

「いいとも。なんだい?」

 男の気安い返事を聞いた石塚の主は沈黙しました。周囲が一層暗くなったような気がしましたが、なあに完全に日が暮れただけさ、と楽天的に考えて、男は彼女の返事を待ちます。
 再び話し始めた女の声は、なんだかおもねるような響きを持っておりました。

『本当にささやかな、簡単なお願いでございます。わたくしの上に置かれているこの石を一つ、取り除いてはくださいませんでしょうか?』

「そんなことでいいのかい。よし、すぐにやってあげよう」
 
 あまりにも単純な願いに拍子抜けし、早速石塚に手を伸ばします。と、一番上の石に手をかけた瞬間、背中をぞわりと冷気が駆け抜けました。触った右手がびりりと痺れ、驚いた男は慌てて石を払い落としました。
 なんだい、やけに気持ちの悪い石だなあ。そう呟く男の耳に、女の歓喜の声が届きます。

『ああ、軽くなった! ありがとうございます、旦那様。法力の縛りが緩んで楽になりました』

 続けて、彼女はこう持ちかけます。法力が緩むごとに彼女の力が戻り、願いを叶える力も増すのだと。毎日一つ石を落として貰えたら、かわりに男の願いを一つ、どんな願いでも叶えることができるようになるのだと。どうか、後生だから毎日通ってきてはくれまいか、と言うのです。
 それを聞いた男は、嬉々としてこの提案を受け入れました。双方共に得のある、良い話だと思ったのです。そこでふと、思いついたことを石塚の主に尋ねます。

「どうせなら今、全ての石を落としてしまうというのはどうだろう? お前さんも楽になるし、私としても一気に願いを叶えてもらえると思うんだが」

『それはなりませぬ。強い法力が込められた石ゆえ、一度に触れると貴方様のお体に障りが出ます。……それに、わたくしとしても少しずつ力を取り戻すほうが良いのです。一日に一つ、これを決まり事と致しましょう』

 そしてこう続けました。この場所の事は絶対に他言しないこと、誰にも見られないよう、日暮れの後に尋ねてくること、と。でないと妬んで邪魔をしてくる者がきっと現れるから、と言うのです。元より、困っている自分を助けてくれなかった村人達に教えるつもりなど無かったので、これも二つ返事で受け入れました。
 こうして、男と石塚の主の間に秘密の約束が交わされたのです。
 毎日毎日、男は石塚に通います。石を一つ落とし、願いをかけると、石塚の主は必ずやそれを叶えてくれました。すっかりみすぼらしくなった家を直して欲しい。謎草や未蕾が群れはびこる田畑を綺麗にして欲しい。良い着物が欲しい。米蔵をいっぱいにして欲しい。櫃いっぱいの黄金が欲しい。自分の代わりに働く人手が欲しい。
 あれよあれよと言う間に、男の家は栄えてゆきました。今では村一番の長者となった彼に、村人達は驚くやら怪しむやら。しかし何を聞いても笑ってはぐらかすばかりなので、誰も男の秘密を知ることは出来ませんでした。
 
 豊かになればなるほど、男の願いは大きくなってゆきました。叶えば叶うほど、男は傲慢になってゆきました。もっと、もっと沢山の願いを叶えたい。全てを自分の手の内に納めたい。
 願えば願うほど、石は減ってゆきました。一つ減り、二つ減り、三つ減り……とうとう、最後の一つを残すだけになりました。

 村人達が寝静まった夜中。男は小道を通り抜け、石塚へと急ぎます。いいえ、もう「石塚」ではありません。掠れて読めなくなった文字の書かれた、大きな石ころが置かれているに過ぎません。
 置石までたどり着くと、男は勇んでこう言いました。

「今日は最後の願いにやってきた。この石をどかせば、私達の約束も終わりなんだろう?」

 以前と比べて、力強く……妖しげになった女の声が答えます。

『はい。旦那様、よくぞここまで頑張ってくださいました。この一つでとうとう最後でございます』

「そう、これで最後だ。だから、この願いはしっかりと考え抜いてきたんだ」

 言いながら、大きな石に手をかけます。触った瞬間の寒気も、体の力が抜けるような感覚も、今はもう慣れたもの。うんうん唸りながら石を押す男に、女の声は囁きかけました。

『どのような願いをなさるのですか? これが最後、本当に最後でございますよ? もう後戻りは出来ないのです』

 ねっとりとした笑いを含んだ声に、押す力を弱めぬまま答えます。

「後戻りなんざしないとも。今日の願いは……お前を嫁にすること、だ」

 言い終わった瞬間に、大きな石が転がり落ちました。辺りを支配する沈黙に構わず、男は意気揚々と続けます。

「石が無くなってしまえば、お前との関係もそれで終わりだ。だが嫁にして手元に置いておけば、いつでもお前の力の恩恵に預かることが出来る。何、不自由はさせないさ、金なら唸るほどあるからな。さあ石塚の主よ、最後の願いを叶えてくれ!」

 女は答えません。果てしない沈黙に、どうしたのだろうかといぶかしむ男の周りで、突如哄笑が弾けました。足元の土盛から紫がかった霧が噴出し、ぎょっとする男を取り囲むように漂います。やがて一箇所に収束したそれは、歪な人の形を成しました。
 鮮血の様に赤い、大きな瞳。可笑しくて堪らないというように開かれた、裂けた様な口。ずんぐりした体にそのまま顔が張り付いているようなその姿を見て、男の脳裏には古い物語の一節がよぎります。

“カゲビトには気をつけよ。人に似て非なるモノ、陰に潜み温もりを奪うモノ、闇夜に命を奪うモノなり。ひとたび狙われたなら逃れることかなわず、故に夜中出歩くべからず”

 今まで男が相手にしていたのは、不思議な力を持った人の娘などではなく、邪なる想いに染まった影人だったのです。
 響き渡る絶叫を聞きながら、影人は楽しげにけらけらと笑いました。ずいと男に近付き、恐怖に震えるその体を睨め回しながら、ゆっくりゆっくり言葉を吐き出します。

『どうされました、旦那様? わたくしを、嫁にしてくださるのでしょう? ええ、ええ、もちろん側に居りましょう。貴方様の温もりをいただきながら!』

 言うが早いか、影人は男に覆いかぶさりました。靄のようなその体に包まれて必死にもがくも、その中から出ることは出来ません。体中を恐ろしいほどの冷気が駆け巡ります。体温が、鼓動が、全て吸い取られていくかのようです。思考の芯まで侵されるような寒さの中で、絶望した男はもがいて、もがいて、もがいて……。

 やがて、動かなくなりました。
 温もりを失った体を放り出し、影人はげらげらと笑います。

『よくもまあ、わたくしを嫁にしようなどと言えたものよ。まあ、こういう欲深い輩がいるからこそ、わたくしも夜を謳歌できるわけだが』

 いつしか、彼女の周りには沢山の妖達が集まっておりました。ふわりと舞い飛ぶ紫煙の靄、はためく目無し蝙蝠に大口蝙蝠。赤い六尾の子狐と、金毛九尾の大狐、小さな小判猫と赤玉の化猫。
 爛々と輝く瞳を見回して、影人は満足そうに頷きました。

『出迎えご苦労、夜の子ら。強力な力を持った人間に封じられて百年の屈辱を舐めたが、その封印を解いたのもまた同じ人間。人は衰えるもの、自由の身になったわたくしを止められるものは、今の世にはもうおるまい』

 同意するようにさざめく妖達。大きな口をにたりと歪ませ、影人は高らかに叫びます。 

『さあ、愚かなる人間どもに、目に物見せてやろうぞ! 集え、闇に棲む者達よ! いざ行かん、百鬼夜行へ!』

 おどろおどろしい歓呼の声が轟きます。無数に膨れ上がった妖を連れて、彼女は封印の地を離れます。
 空を行く者、地を駆ける者、影を伝う者。全ての者が見つめる先には、一際禍々しい光を放つ影人の姿がありました。

 妖しき者ども、大地を巡る。

 永きに渡って語り継がれる、恐るべき闇の女王の復活でありました。




――――――――――――――――――――――――――――――――


 昔話を書きたいな、という思いと、ホラー書いてみたいな、という思いが一緒になった代物。なんだか中途半端な出来だと思いつつ、個人的にはお気に入りだったり。
 えぐい話が、結構好きです。
 古い昔話として書くために、ポケモンの名を漢字で表してみました。舞台はカントー、登場するのは第一世代に登場するポケモンのみに限定。
 
 三つ尾の猛牛・ケンタロス、闇鴉・ヤミカラス、謎草(なぞくさ)・ナゾノクサ、未蕾(いまだつぼみ)・マダツボミ、影人・ゲンガー、紫煙の靄・ゴース&ゴースト、目無し蝙蝠・ズバット、大口蝙蝠・ゴルバット、小判猫・ニャース、赤玉の化猫・ペルシアン、狐達は言うに及ばず。
……しまった、第二世代のヤミカラス入ってるorz ええと、カントーに帰化したということで(

 上記「妖」達の中でも、ゲンガーは特別な存在です。ゴーストポケの中で一番怖いものを挙げよ、と言われたら、ダントツでこのヒト。初めてポケモンをやって以来、その姿が、図鑑説明が、密かにトラウマでした……。
 マサポケで、達筆のパティシエゲンガーさんに出会ってからは恐怖も随分払拭されましたが(笑)
 
 思う存分、陰気な話がかけて満足しました。読んでくださった皆さん、どうもありがとうございます。

【なにをしてもいいのよ】
※2011.12.28 行間及び漢字一部修正、小判猫・赤玉の化猫追加。


  [No.1454] 待ちぼうけみたいな話かと思ったら 投稿者:キトラ   《URL》   投稿日:2011/07/06(Wed) 16:50:28   54clap [■この記事に拍手する] [Tweet]
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全く違う代物だった・・・
欲をかきすぎて全て失う話は昔話には結構多いですね。
何事もほどほどに・・・
ジュペッタさんっぽかった


  [No.1625] タイトル詐欺の可能性 投稿者:ラクダ   投稿日:2011/07/21(Thu) 23:40:44   62clap [■この記事に拍手する] [Tweet]
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 遅くなって申し訳ありません、感想ありがとうございます!

> 欲をかきすぎて全て失う話は昔話には結構多いですね。
 
 そう、それを書きたかったんです。よくあるタイプの「欲張りすぎちゃいけないよ、酷い目に遭うよ」なお話が。自己犠牲は嫌いですが、自業自得は割合好きです(
 昔話はけっこうあからさまな(そして結構無茶な設定の)訓話が多い気がするのですが、鼻につくことなくさっくりと読める話が多いのは、あの独特の軽くて優しい語り口のお陰なのかなー、と。
 それを真似てみようとしましたが……なんだろう、何かが違う気がするorz

> 何事もほどほどに・・・

 全くもってその通りです。

> ジュペッタさんっぽかった

 そう、ジュペッタさんも出したかった、ゴーストポケ大集合で百鬼夜行したかった! のですが。第一世代のみ、という縛りを課していた為、残念ながら限られた面々しか使えなかったのでした。
 というか、元々はゲンガーさんが男を憑き殺す話、くらいにしか考えていなかったのに。気が付けば、彼女は子分を従えて恨み周遊の旅に出てしまいました……。この結末は自分でも予想外でした(笑) 
 根底には恐らく、017さんのサイトに展示されている「百鬼夜行」と、漫画「百鬼夜行抄」があったのものと思われます。

 改めまして、感想をどうもありがとうございました! 嬉しかったです!