風が棚引いた。空の袖を弄ぶ様に鋼鳥は宙を舞う。次の飛行で勝負を決めようと翼が光に包まれた。足を引き、構える。この勝負、堪え切らなければならない。突っ込んで来たそいつの一撃と引き換えに全てをぶつけた。――――――――――――――――――――――――――余談 100字と思ったあなた、残念。まさかの99字です。そう言えば俺、コンテストも9999字だった。