ポケモンストーリーズ!投稿板
このフォームからは投稿できません。
name
e-mail
url
subject
comment

[新規順タイトル表示] [ツリー表示] [新着順記事] [留意事項] [ワード検索] [過去ログ] [管理用]

  [No.1694] NOT もふパラ 投稿者:音色   投稿日:2011/08/05(Fri) 23:41:56   100clap [■この記事に拍手する] [Tweet]
タグ:TEST1】 【TEST2】 【TEST3】 【TEST4】 【TEST5

 扉を開けたらそこは、普通の路地裏だった。
 ちっ。これで俺の家のリビングじゃないのか。握っているのは変わらずにカフェの扉。決してうちの冷蔵庫ではない。
 ・・裸足で歩きたくないのだが、そこはしょうがない。日陰のコンクリートが冷たい・・ちっちゃい石踏んだ。地味に痛い。
 マスターに頼んだら靴貸してくれるかなぁ。・・んなわけないか。ていうか店出てすぐ振り返ったらどれだけ即効アウトだよ。
 さすがにそれでいきなり霊界に連れていかれたくない。・・ていうか、俺何も悪いことしてないよ。本当。もしかして一時タワーオブヘブンでヒトモシ倒しまくったからそれでとか。いやいや、あくまでゲームの話です。
 倒しまくってた理由が『色違いのヒトモシ欲しぃぃ!』だからなぁ。途中で飽きたけど。
 ところで、路地に出たは良いんですがどこに行けばいいんですか。右ですか左ですか。
 ・・仮にどっちかに言って大通りに出たとしよう!その時の俺の格好はどうだ!部屋着だぞ!しかも裸足だぞ!
 おまけにあこがれのポケモンワールドとは言え、逆を言えば俺は住所不明国籍不明(当たり前だ、この世界の住人じゃないんだから)の不法侵入者として扱われませんか?可能性大。
 こちらの世界のジュンサーさんがどの程度のモノなのか、アニメ見る限りじゃ優秀なのかそうでないのか(大変失礼だが)よくわからん。
 いやしかし、もしも『コマンド』に出てきてしまう超絶美人警察のレンリさん(俺の認識上)いたらどうしようか。ここがイッシュ地方ライモンシティではないという可能性は捨てきれません一応。
 いやだって大通りといえばまずは華やかなライモンシティでしょう。・・あ、でもシンオウ地方かもしれないなぁ。妙にがっかり。
 まぁいいや。
 どうにかなるでしょう多分。

 以下俺の都合の良い妄想。
 仮に、仮にだ。住所不明国籍不明の不法侵入者と認識されたとしよう!しかし家族もいないしまともに考えればトレーナーカードらしき身分証明書も無い。
 となったら、どうなる?そう!こちらの世界での身分証明書っぽいモノをつくってもらえるかもしれないわけだ!こうなったら偽名を名乗ってしまおう。そしてポケモントレーナーとしての人生を歩んでしまうのも一興だ。
 いやだって、別に問題ないよね?俺のいた現実世界(いやここも現実と言えばそうだけど)でも時間が進んでいたら俺は失踪と言う形になるだろうが、俺が悪いんじゃない。全てはこの世界に繋がった冷蔵庫が悪い。うんうん。
 有名な博士達の誰かに巡り合えたりしたらいいじゃない。最初のポケモン何にしよー。いまからちょっとわくわくが止まらないぜちくしょー!パーティ構成とかも考えたいしな。
 こうして俺のバラ色の未来が目の前に広がろうとしていた・・・!

 ずごしゃ、っとなんか踏んだ。つんのめって前に倒れた。
「いってぇぇ!?」
 なんだよ何踏んだんだ?ずっこけた元凶を見ようと、倒れたまま体を回転させて後ろを見た。
 あ。
 これって、あれですか。振り返った判定に入るんですか?

「……振り返ってはいけませんと言ったのに、振り返ってしまいましたね」

 判定に入りました―――!
 やっちまった・・グッバイ、俺のバラ色の未来。マスターの声が響く。

「ちょ、ちょい待ってください!」
「ダメです」
「たんま!」
「だめです」
「いや、だって俺、なんもしてないじゃないですか!」
 戻りの洞窟行ってないし別に人生に悲観しているわけじゃないしそんな運が悪すぎる人間じゃないしていうかポケモンもってないしトレーナーですらないしついでを言っちゃえばこの世界の人間でもないんどぅえしゅ。
 最後噛んだ。
 
 ヤバいやばいやばいやばいリアルな意味でマスターが怖いぃぃしかし良い男である。って、俺は本当に何処をみとるんだ!
 だって体格いいし、脚も長いし・・マスター足あるし。え、足あるしぃ!?

「・・あんた誰です?」
「ワシの尻尾を踏んでおいて言う事がそれかぃ?」

 尻尾ぉ・・、と言いかけたら、溢れるマスターの背後から金色の尻尾が1本2本・・ってちょっとまったぁぁ!

「ここはもふパラじゃないはずだぁぁあ!」
「ほぅ?お主、その言葉を知っておるのか?ならば話は早いのぅ、もふもふの刑じゃぁぁ!」
「うそーーーん!?」

 こうして俺はマスターの忠告を守らなかったばっかりに、長老にもふパラに連行されることとなった。
 ちょ、ま、苦しい!ガチな意味でい・・息が・・・がくっ。


 つづけいこうお

―――――――――――――――――――――――――――――――
余談  もふりーんもふらーんもふろーん

【カオス万歳】
【さぁ、続きを書いて欲しいんなら遠慮なく拍手を(略】


- 関連一覧ツリー (★ をクリックするとツリー全体を一括表示します)

- 以下のフォームから自分の投稿記事を修正・削除することができます -
処理 記事No 削除キー