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  [No.1754] 成長した火山にお祝いを 投稿者:音色   投稿日:2011/08/15(Mon) 23:56:07   51clap [■この記事に拍手する] [Tweet]
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「これはこれは・・・」

 いつものようにメラルバを預けにきた黒服の男性は、贔屓にしているカフェの看板息子の急成長にさすがに戸惑いを隠せなかった。

「朝起きたら、進化してたのよ」

 店主の言葉に苦笑する。アイテムを利用する進化ならともかく、己の経験によって姿を変える種族であるならばあり得る話だ。
 カウンターに寄りかかるようにしてこちらを見ているバクフ―ンも、どこか気まずそうな顔をしている。

「ふふふ、とても立派になられましたね。私としても、彼の成長は喜ばしい限りですよ」
「よかったわねー、そう言ってもらえて」

 よろしいですか、と前置きをして大きくなった火山の首元をそっと撫でてやる。マグマラシの時にもメラルバと一緒にたまに近寄って来たときに、よくこうしてやった。
 やはりくすぐったいのが、目を細めて嬉しそうな顔になる。

「では、いつものようにお願いしますね」

 まだ少し眠りの中にいるメラルバをそっと彼に預ける。
 マグマラシ時代の時は、少しずつ成長するメラルバを抱っこするだけで精一杯だったのに、今では頼もしく彼女を受け止めてくれた。


 ぱちり、と目を覚ましたメラルバはいつも嗅ぎ慣れた匂いが少し変わっていることに首をかしげた。
 くんくん、と抱っこしてくれている相手がどうもいつもより、大きい。
『ほえぇ?』
『ん、起きたか?』
 見上げたそれは、見慣れたマグマラシではない。しかし、変わらない彼であるという事が匂いで分かる。
 大きく、温かくなった彼に、メラルバは一気に鼻をこすりつけて甘え始めた。


「さて、何がよろしいでしょうかねぇ」
 その頃、カクライはショッピングモールにいた。
 バクフ―ンに・・彼に気に入ってもらえるものはなんだろうか。
「ふふふ、他者に何かを送るという事は、久しぶりですね」
 心なしか、彼の口元は緩んでいた。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
余談  つづくよ、たぶん
バクフ―ンもふもふしに行きたい。うちのメラルバぎゅぎゅっとしてください。

【進化おめでと―!】


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