ポケモンストーリーズ!投稿板
このフォームからは投稿できません。
name
e-mail
url
subject
comment

[新規順タイトル表示] [ツリー表示] [新着順記事] [留意事項] [ワード検索] [過去ログ] [管理用]

  [No.2013] ハロウィンパーティ 投稿者:きとら   《URL》   投稿日:2011/10/20(Thu) 21:14:33   35clap [■この記事に拍手する] [Tweet]
タグ:TEST1】 【TEST2】 【TEST3】 【TEST4】 【TEST5

#1
 ずいっと一匹の大きな黒いキツネが覗き込んだ。
「なにをしてるんだ?」
覗き込まれた女の子はにっこりと答える。
「ハロウィンのランタン作ってるんだよ」
「ハロウィン?」
りっぱなたてがみが頭の動きと同じように揺れる。
「死んだ人がね、1年おわって帰ってくるから、その前の夜の日のお祭りだよ。ゾロアークも作る?」
「俺もやりたい!カボチャくりぬけばいいんだな?」
「うん、その後は乾燥させてその中にろうそくをいれたら、ゾロアークの火炎放射で火をつけるんだよ」
「解った!」
そうした作業をしながら、ハロウィンについて話を聞いている。するとゾロアークはあることを思いつく。このカボチャランタンで脅かしてみてもいいんではないかと。
 堅いカボチャをくりぬき、恐ろしい顔にして夜を待つ。

 そして、待ちに待った夜。ろうそくに火を灯してゾロアークはそれを持った。もうすぐハロウィンパーティに行くために家から出てくるはず。その玄関から出てきたときがチャンスだ。
 いってきます!
 ホラ来た。驚いた顔を想像したらゾロアークは楽しみしすぎて仕方ない。頭はカボチャランタン、体は幽霊のようなひらひらマントに見せながら飛び出した。
「お化けだぞおお!!!!」

 正直、ゾロアークはキャーとかぎゃーとか、とにかく女の子らしい悲鳴を期待して、その後によく出来たランタンとほめてもらえるものだとおもっていた。けれど実際の反応といえば。
「!!!お化け!!!!!」
 パーティのための服装のまま、大泣きしてしまったのである。これにはゾロアークもたまったものではない。必死で謝って、顔を近づけて頬をなめる。
「ごめんツグミ、そんなつもりじゃなくて……」
この二人が出会ってからというもの、こんなことはなかったのに。ツグミも驚いたのかゾロアークの方を見ようともしない。怖くてそれどこじゃなかったようだった。
「ツグミ、ごめん俺だって。だからハロウィンパーティ行こうよねえねえ」
「いやー!お化け嫌い!!!」
ツグミの放ったメガトンパンチが、ゾロアークの鼻をがっつりとらえた。

#2
「アトランティックジャイアントゥす!」
謎の言葉をつぶやきながらオレンジ色のカボチャを叩き割る。大きなカボチャは、そのポケモンを飲み込みそうなくらい。
「はぁはぁ、なあ、金柑」
大きなアトランティックジャイアントに乗って、ゾロアは言った。
「あとどれくらいやるんだ?」
その隣では金柑と呼ばれたライチュウがオレンジのカボチャを次々に箱から出している。
「知らん。元はといえば黒蜜がハロウィン特集でカボチャ団子やりたいっていうからこうなったんだろ。責任持て」
砕いたカボチャのかけらを人間が鍋で煮て柔らかくして、餡にしたら団子の形にしていく。もうこの作業のため、黒蜜の足はベトベト。部屋も心なしかカボチャくさい。
「はぁ・・・いつになったら終わるのかよ」
「・・・昨日、灯夢ちゃんが来て『あのゾロアはんは元気どす?』って言ってたぞ。クリスマスもあること言ったら、楽しみにしてるっていってたのに残念だなあ」
金柑はわざとらしくため息をつく。クリスマスの意味わかっているのか知らないが、黒蜜はとてもノリノリ。
「そうだ!クリスマスもやって、俺は灯夢ちゃんに振り向いてもらう!アトランティックジャイアントぅ!」
単純すぎるゾロアの和菓子屋は、今日も一応にぎわっている。

ーーーーーーーーーーーーーー
マサポケに投稿した順にハロウィンネタ。
ツグミとゾロア
黒蜜と金柑

くらいしか投稿した記憶がない!!!!

※アトランティックジャイアント
ハロウィンのおなじみカボチャランタンの品種
あまりおいしくないらしい。食べた事はない。

【好きにしてください】


- 関連一覧ツリー (★ をクリックするとツリー全体を一括表示します)

- 以下のフォームから自分の投稿記事を修正・削除することができます -
処理 記事No 削除キー