「(嘘)」の文字を見てとっさに飛びつきました、こんにちは。
一行目からしょっぱなやられるとは思いもよりませんでした。犠牲者は果たして何人いることやら(笑)
「いやいやいやいやw」とツッコミを考えながら読んでいるうちに、すぐに次のツッコミを入れざるを得ない状況で笑いが絶えませんでした。「ツッコミが追いつかない小説」、久しぶりに拝見しました。
> 昔々――と言ってもバブルがはじけて間もない頃でございましたが――あるところに、おじいさんとおばあさんがいました。
> ある日、おじいさんは不動産売買に、おばあさんは精肉工場へパートに出掛けました。
「桃太郎」に釣られて無意識に「大昔話」だと直感していると一行目で大火傷。
既に「さわりはオッケー」なんてレベルじゃない。ここまでくると(腹筋的に)卑怯。
> 「行こう」桃太郎は真顔で言いました。
> 「まあ、そういうときもある」ルナトーンは彼らの後姿を見て言いました。
スケベクチバシさんならこの仕打ちはやむを得ない(むしろごく自然?w)と思ったのですが、彼の反応からあまりに冷静さと諦念とがあふれ出ていて……笑うなという方がむちゃくちゃです!
これまでのありとあらゆる歴史の嘘は彼女が生み出したものだったのですね……。
今までの「(嘘)シリーズ」、読み直せば違う印象を受けることになりそうです。切ないです……
……となると、スケベクチバシさんは彼女とどんな接点を持っているんでしょう(
今回も(腹筋的に)凄惨なほど笑わせていただきました、ありがとうございます!