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ジュペッタと人形浄瑠璃。
組み合わせたいという希望は前々から持っていました。
ただ筋書きがちゃんと決まっていなかったので、以前に本で得た知識をもとにネットの関連ページや該当本を読み直す事から始めました。
人形浄瑠璃といえば近松門左衛門で、曾根崎心中という事もあり、そのあたりを中心に調べる事に。
デPの曲にも取り上げられてますネ http://www.youtube.com/watch?v=6fvS81_fciE
以下、いろいろ拾い読みして解った事
・近松門左衛門は古巣を抜け出して独立した
・古巣と興業合戦を繰り返した
・演目のテーマは「歴史の事件」から「より身近なもの」へとシフトしていった
・結果、曾根崎心中が成立した
ちなみに、竹本座と宇治座が興業合戦をしていたのは、
曾根崎心中の成立よりだいぶ前なので、興業合戦に勝つ為にこの作品を作った訳ではありません。
この点に関してはストーリー展開上の創作になります。
ただし、
・曾根崎心中がブームとなり、心中ものがいろんなところで争うように上演された
・結果、心中が流行って 実際に死人が出た
・幕府に禁止された
というのは「マジ」です。
私の創作ではないです。
実際調べてみるといろいろ使えそうなエピソードが拾える事が多々あります。
いやあそれにしても。
創作というか芸術って人を殺せるんですね。
近松……アンタ恐ろしい男や。