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  [No.3865] #142309「侵入したくなる家」 投稿者:きとかげ   投稿日:2015/12/31(Thu) 19:24:02   106clap [■この記事に拍手する] [Tweet]
タグ:書いてみた】 【Subject Notesの1ページ、あるいは似た何か

Subject ID:
#142309

Subject Name:
侵入したくなる家

Registration Date:
2015-02-05

Precaution Level:
Level 2(2015-10-02以前)→Level 0(2015-10-02以降)

Handling Instructions:
建築物#142309内の固定電話からの緊急通報は管理局に直通し、自動的に録音が保存されます。当該の緊急通報を受け取った担当者は現地に向かい、侵入者の確保及びヒアリングを行ってください。侵入を試みた彼/彼女に、他人の敷地に無断で侵入することが違法である旨を説明すれば、彼/彼女に励起された建築物#142309内への侵入欲求が消失することが分かっています。

[2015-10-02 Update]
上記の取扱方は廃止されました。建築物#142309は解体は終了し、建築物#142309の廃材及び跡地、その他資産について、異常性は見出されませんでした。関係者#142309-3より引取以来のあったその他資産については、通常の配送ルートを用い順次返却してください。案件#142309は既に無力化されており、これ以上の保全は必要ありません。

Subject Details:
案件#142309はジョウト地方ヨシノシティ北部の宅地にある建築物(建築物#142309)と、それに掛かる一連の案件です。

建築物#142309は1969年に建てられた庭付き・平屋の一戸建です。同年に男性(前保有者。関係者#142309-1)が購入し、関係者#142309-1とその妻(関係者#142309-2)、息子(現保有者。関係者#142309-3)が居住していました。関係者#142309-3の独立、関係者#142309-1と-2の死亡により、現在は空き家となっています。建築物#142309は2LDKのごく一般的な住居で、内部は老年夫婦の生活環境としてごく普通のものとなっています。調査の結果、内部に携帯獣や携帯獣が隠れうる空間異常は存在せず、後述する事象#142309を発生させる他に特異な点はありません。

事象#142309は「建築物#142309の内部に未知のポケモンが存在する」と確信する認識異常(段階1)から始まる一連の事象です。被誘引者#142309は未知の携帯獣について一切の先入見を持っておらず、未知の携帯獣について質問すると「未知だから未知なんだ」という旨の回答が得られます。建築物#142309が認識異常をもたらす対象者(被誘引者#142309)については、半径6km圏内(圏内にポケモンセンター有)に立ち入った旅のトレーナーが最多ですが、そうでない者も少数含まれます。認識異常は距離に反比例して少なくなり、ヨシノシティ外での発生は確認されていません。

段階1に陥った被誘引者#142309は次に「建築物#142309の内部にいる未知のポケモンを捕獲したい」という耐え難い欲求に襲われます(段階2)。この欲求に反抗することは極めて困難で、被誘引者#142309は建築物#142309を何らかの方法で見つけ出し、敷地内への侵入を試みます(段階3)。段階3で建築物#142309内への侵入に成功しても、被誘引者#142309が未知の携帯獣を発見することはありません。段階3と前後して、建築物#142309内の固定電話から警察へ関係者#142309-1の声で「家に押し入ろうとしている不審人物がいる」旨の緊急通報が入ります(段階4)。警察官もしくは局員が被誘引者#142309を確保し、建築物に押し入るのは法律的に問題であると指摘すると、段階2で発生した欲求が消失し、事象#142309は終了します。この際、未知の携帯獣が建物内で見つかっていないと指摘しても、被誘引者#142309が「未知だから分からないんだ」「未知だから見つけたら分かる」と繰り返すのみで事象#142309が終了しないので留意してください。

事象#142309のいかなる段階においても、事象#142309を中断する試みは成功していません。段階1-3にある被誘引者#142309を確保する試みは、被誘引者#142309によって全て突破されます。また、建築物#142309内の固定電話の撤去/別機器に変更/また電話回線の閉鎖を行っても、段階4の緊急通報をストップすることはできません。現状では、段階4の緊急通報に応じて被誘引者#142309を確保することが最良と判断されています。

建築物#142309の前保有者である関係者#142309-1、その妻である関係者#142309-2は事象#142309の最初の通報以前に死亡が確認されており、電話の声の主については調査中となっています。また、関係者#142309-1と-2はトレーナー免許を取得しておらず、携帯獣の所持履歴がないことも判明しました。関係者#142309-3はトレーナー免許を所持していますが、携帯獣の所持履歴はありません。にも関わらず、建築物#142309について何故このような認識異常が起こされるのかは分かっていません。

[2015-03-12 Update]
建築物#142309の解体工事が開始されました。関係者#142309-3はかねてより建築物#142309の解体を計画していましたが、当局はこの件について関知していませんでした。関係者#142309-3と案件#142309の保全及び原因究明について、話し合いの場を持ちましたが芳しい成果は得られませんでした。建築物#142309の解体は止められない状況です。

[2015-06-18 Update]
建築物#142309の解体が終了しました。解体後の廃材及び跡地、その他資産についてはヨシノシティ支部に収容され、異常性についての試験が行われます。

[2015-10-02 Update]
解体後の廃材及び跡地、その他資産についての試験が終了しました。この試験結果と事象#142309の発生が長期間観測されなかった事実を鑑み、裁定委員会に案件#142309の無力化を提言し、受理されました。

Supplementary Items:
本案件に付帯するアイテムはありません。
[2016-01-02 Update]
本案件には、1件の付帯資料があります。適切なセキュリティクリアランスを持つ局員のみが、付帯資料を参照できます。

(この報告書は正規のものではないかもしれません)


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