【033】負け犬から勝者へ 作:西条流月
☆=27 ☆☆=9 ☆☆☆=2 合計=51

☆(匿名)
☆(レイニー)
☆(リナ)
☆(西条流月)
☆(逆行)
☆(ラクダ)
☆(朱雀)
☆(匿名)
☆(きとかげ)
☆(久方小風夜)
☆(SB)
☆(アポロ11)


・描写がくどい。同じ意味の文章を並べて描くのは強調したいときだけ。
・男の人は男の人のからだをそんな風に見ない
(りえ)


結局、何が言いたかったのかさっぱり分からん。本当にキンタマ付いてんのか、こいつ(笑)。
がんばりましょう:☆
(渡邉健太)


 グッと来た文【「まぁ、足掻き続けるってことは確かなんですがね」「やっぱりそうなんじゃないか」】
 捕まえたばかりヤドランの力を思いっきり引き出すとは……あの少女、とんでもなく強いですね。(汗) 確かに脳裏に焼きつかれるかのような勝負だったんだろうなぁというのが主人公の姿から色濃く映ってきましたです。
 そして主人公とクルトの会話も印象的でした。負けてショックを受けても、諦めずに立ち上がる……見習いたい姿勢だと思いました。
(巳佑)


ゲームで主人公に負けたトレーナーが実際に言ってそう…w どんな人間だってちょっと汚い部分だってあるしそれを吐き出したいときだってあるだろう。それが勝負事なら尚更!ポケモン本編で普段気にしていなかった負けトレーナーのその後が気になるようになってしまう物語でした。こんな事言われてたら100レベルでボコボコとかできなくなっちまうやん!
(tac-ティス)


一文がとても長いです。短く区切って分けて書けばもう少し、意味の伝わりやすい文章が書けると思います。
(teko)


嫌いではないよ、うん。
ただ、うーん。のっぺりしてるような気がします。
もうちょっと起伏がほしいかなあって思います。
なんらかのイベント起こすとか…。まあ人のこといえませんが。
(砂糖水)


けた惨めな自分を必死に隠そうとする。プライドが高く、またそれまで熱心に取り組んでいたものだとそうしたくなる気持ちは痛いほどわかります。
取り繕おうと必死な主人公の痛々しさがリアルでよかった半面、さすがに敵を強大にしすぎたきらいがある気がします。
アニメで無双したタクトのシンオウリーグは、いわば二次リーグ。J2やマイナーリーグのようなものです。アニメで言うところのチャンピオンズリーグのように扱われているこの大会では、あまりにリアリティがない設定に思われたので、リアルにはありえない世界観でもリアリティはお大事に。
(リング)


結果は努力×センスです。繰り返しの回数と、適切なやり方の掛け算です。
適切なやり方、の係数が彼には足りなかったのかもしれないですね。旅に対して「厚かましさの代名詞」なんてマイナスの感情を持っているから、自分にとって大事な出会いを見逃したりもしていたかもしれない。彼女はそう言う出会いをしっかり見逃さず、強いヤドランと出会えたのかもしれない。そう考えると、一つの負けに執着し、周りが見えなくなることがどれだけ危険なことか分かります。
また、悲観的なことばかり語り、周りのせいにする人間の所には悲観的なことばかり言う者しか集まらないんじゃないでしょうか。口だけの人間は往々にして何もしていないことが多いと思うのです。何かを成そうとする人は、目標達成のために自分に出来る事を探してやろうとする。そのうち、同じ志を持つ者が集まる。そういうものではないでしょうか。
それに気付けなければ、彼はまだまだ伸びないだろうという気はしますね。
(乃響じゅん。)


>どれでも言うだけなら出来た。
>結局はバトルレコーダーで見ていたようなバトルの光景になるのだから、寝ることが出来なかった。
>けれど、出来ないというわけではないと一目で分かる人間だ。
>降りることなんて出来はしない。
 出来る は他の箇所では できる となってますので統一した方が良いかと思われます
>結局、俺は何もいうことはできず、通路の向こうに進んで見えなくなる勝者を見つめていることしかできなかった。
>安心したといった感じで苦笑を浮かべている元四天王にはきっと分からないんだろうな。
 いう は他の箇所では 言う となってますので統一した方が良いかと思われます
>少女が完全に通路の奥で消えた瞬間に手元のバトルレコーダーはプツンと控えめな音を立てて、電源が切れた。
 奥で → 奥へ
>しかし、メラメラと燃えるヒトカゲの尾を水の中に張ったバケツに突っ込んだ時のように、現実は思い上がった意識を勢いよく現実に引き戻すどころか、どん底に引きずり落とした。
 水の中に張ったバケツ → バケツに張った水の中
>冷たい飲み物なんて、体を冷やすものはお断りだし、暖かい飲み物なんてコーヒーぐらいかな……と思っていたら、隅っこの方に暖かいのラベルが貼られたミルクティーを発見。
>暖かいどころか熱かった。
 暖かい → 温かい
>ガコンという無機質な音とも出てきたアルミ缶を掴む。
 音とも出てきた → 音と共に出てきた
>スポットライトのいる場所にいけないことに対する言い訳をすることは一度や二度ではない。
 スポットライトのいる場所 → スポットライトの当たる場所 かと思われます
>自慢できるほど恰好のいい成績ではない。
>この姿はカッコ悪い。
>旅を始めた時、俺はもっとかっこいい自分になると思っていたはずなのに……。
>それぐらいはカッコつけたかった。
 恰好 と かっこ と カッコ が統一されていません
>落ち込む思考を中断させるように掛かってきた言葉の方を向けば、そこには一人の男がいた。
 掛ける は他の箇所では かける となってますので統一した方が良いかと思われます
>たしかそんな感じで紹介されていた。
 たしか は他の箇所では 確か となってますので統一した方が良いかと思われます
>貶したところでそうだねと同意されそう自虐的な雰囲気があった。
 されそう → されそうな
>だというのに、価値を確信しているとも言うべきほどに自信に満ち満ちている調子でクロウは言った。
 価値 → 勝ち
>「せめて、苦しめるてくれる相手に出会ってほしいとは思いますがね」
 苦しめるてくれる → 苦しめてくれる
>自信なんて当の昔に無くなってしまったし、今日はいつも以上に打ちのめされてきてしまった。
 当の昔 → 疾うの昔
(門森 輝)


タブンネ「なぜか読みにくいです。一つの文章に装飾がたくさん、それもふんだんに使われてるからでしょうか。
私のアセスメントでは最初の段落で一つの時間がぐるぐるループしているのはいいのですが、文章までループしてはかないません。これが多分読みにくい原因だと思います。
 あと、人間は40時間も起きてればその間にトイレに平均で10回はいくと思うのですが、その間に時計は見なかったのでしょうか。
 また、人間は40時間も起きてれば目もかすみますし頭もクリアではありません。そしてその間ずっと液晶画面を見つめられる耐久は大人にもありません。
 あと15年かかったということは、歩けて自分の言葉を思い通りに発する最低年齢から数えても20才以上だとは思うのですが、人間の20才以上にしては、精神構造が幼いです。読んでいくと25才と解りますが、人間の25才で、そんな固執するほど悩むなんて、少し子供っぽいような気がします。最初はこういうのに固執し、寝れないのは鬱病なのかと思ってしまいましたが、違うようです。
 そして主人公は男性のようですね。話し相手も男性のようです。なのに『均整のとれた肢体は、ありふれたネルシャツとジーパンを着ていてもファッション誌の表紙を飾れるような美形。』とは何事ですか。こういうのは、スタイルのいい異性を表現するのにはうってつけですが、スタイルのいい同性を表現するのには違和感があります。性的といったらいいのでしょうか。同性なので、こういう表現をすると誤解を生みそうです。
 40時間寝てない人間が、こんな滞りないスムーズな会話をしてなおかつクリアにものを考えてるのは台本があってこそに見えて仕方ありません。
 最後に。
 「早く寝ろ」
(きとら)


>彫りの深い顔立ちと快晴の空を思わせる青い瞳を携えて、まるで協会に懺悔をしにきたと言わんばかりの様子で、佇んでいた。
懺悔は教会で。
(サトチ)


 主人公に共感が一切湧きませんでした。
 なんかよー知らん人が勝手に凹んで立ち直るだけ、というのがストレートな印象です。
 何度も同じことを繰り返すくどい文面や性格のネガティブさも重なって、主人公への共感の妨げとなっていた感じがありました。
 こういう挫折から立ち直るタイプはむしろ好みなんですが、ただ喋るだけで解決してしまうというのはちょっと安直過ぎるかなあと思いました。折角の題材なのに熱さが足りない!
 全体的に主人公が簡単に立ち直ってしまったので、作者のメッセージやその説得力が希薄になってしまいました。
 また、少女のヤドランの話は上がったのに自身のポケモンの話をしないのも気になります。これではなんの対比にもなりません。
 主人公に好感を持てない最大の理由は、敗戦分析をしている訳ではなく、ただひたすら自分語りの自己嫌悪をしているところだと思います。自分の足取りはもっとさらっと冒頭に置けたでしょう。
 面白くなる要素はいくらでもあるのに、もったいないなあと。
 タイトルの勝者へ、の意味も分からずマイナス。(負け犬から勝者へ伝えたいこと、の略ならすみませんがダメだと思います)
(でりでり)


まずタイトルをどういった理由で付けたのかが想像できない。負け犬は分かるが勝者になっていない。これから勝者になるということか?そういう未来をにおわせる描写もない。それに「敗者から勝者へ」じゃなくて、あえてこのタイトルにしたのは何故か、という理由も作中に書かれていない。負け犬と勝者という微妙に対称になりきれない二つが並べられているところにも疑問を感じた。とりあえずタイトルは変更するべきだった。
恐らく「手も足も出ないとしか表現しようのない大敗を現実はプレゼントしてくれた。」をお題として使用したかったのだと思う。しかし、その大敗によりどうこうなるというわけでもなく、ひたすら俺達負け犬だよなってぐだぐだする話だ。それから「神様から貰ったプレゼントで小さな部屋が埋まりそうなぐらいだ」ここもそうだろうか。比喩的だし、結局あまり出てこない者に対して使われるプレゼントという単語、だからお題の使い方が弱い。
才能あるやつとないやつの比較して、結局俺達はなーってことを書きたいなら自分が今までに何をしてきたか、という過去を書いてもいいと思う。今までやってきた多くの努力を強大な才能に踏みにじられた、というのならそれだけで一つ書けるし、今まで怠惰だったからこれからは頑張ろうというのでもいい。ただし、今までが怠惰だったのに、相手のこともよく知らずにただ才能とか神様がどうとか、いい大人を登場させて負けた言い訳を考える作品なんてまったくおもしろくない。いらいらするだけ。心情描写もありきたりだった。
(鶏)


鬱屈した心情を描き出した作品。敢えて作り出した赤裸々な形ではなく、実際に作者が生のままに感じた事のあるものを吐き出していた様に思えたのは、自分だけでしょうか……?(汗)
 題名の通りの内容ですが、前述の理由により、自分の中では決して悪い印象はありません。確かに平坦な感じの文がひたすら続くだけですから、如何にも冗長な作品なのですが……それだけに、加工されていない鬱屈感が、肌で感じられるような気がするのです。

 無論文章としては決して褒められた形式ではありませんので、評価は厳しめに付けざるを得ませんが、それでも何時に無く感じるものが多かった作品である事は、ここに明記して置きます――
(クーウィ)


・ゲームのモブの人ってこんな感じなのかね、とおもった第一印象
・ようするに、世の中自分よりすごい人なんかいくらでもいるけどなんとかなるとおもうわけね
・負け犬、というかこれは全体的に敗者でもよかったと思う
・分量はあるけれど、どうもお話そのものはだらりだらりと続いているように見える
・読むのに疲れた。結局、諦めきれませんとトレーナーやってる人々のお話しなんだとおもった
(音色)

☆☆(穂風奏)
☆☆(匿名)
☆☆(匿名)
☆☆(匿名)
☆☆(クロトカゲ)

☆☆
“負けた事”に対する主人公の描写は良かったです。が、比喩が多すぎて読みにくかった部分があったので、☆☆としました。主人公の一人称でずらっと自分の考えを貫き通し、書いてある文が特徴的で印象に残りました。
(銀波オルカ)

☆☆
好きですよ、嫉妬系。誰の内側にも潜む生々しい感情なのでキャラの善し悪しに関係なく共感を呼ぶのだと思います。頭ではなく心で読める作品といいますか。
しかし欲を言えばもう一捻り欲しかったです。主人公が口先ばかりで結局なんの行動も起こさずに終わってしまうのが残念なのです。
たとえ現実では何もかもうまくいかなくても、文章の世界で生きるキャラクターには夢も奇跡も起こるんですから。いや、起きると思いたいですから。
(レイコ)

☆☆
 負け犬から勝者へ、送る。

 手持ちポケモンの話をしないのが奇妙だなと思いました。ポケモン、一体、としか呼ばない。ラプラス〜とかケンタロス〜とかじゃなくて。それはバトルへの思い入れの強すぎる故なのか、自分本位なのか、もういろいろ見えていないのかなんなのか。
>次に当たる相手が弱いことを祈っている。
 思わずうなづく。
>次は勝ちたいなぁ
 ここが違うわけか。
 主人公の心がぞわぞわっとするのがわかってしまってこわい。
>宝くじなら買い続ければ、運よく当たることもあるだろう。でも、キャタピーがガブリアスに勝てることなんてありえない
 やめて! もう主人公(と私)のライフはゼロよ!

 もっと具体的にかっこつけてくれれば、とは思ったけど、それが出来ないからこそこの話になったのかなとは思った。読むのがいろんな意味でつらかった。
 かっこわるくても足掻くしかないんだなぁ。答えが決まってても悩むしかないんだなぁ。
 なんともいえない気持ちになった。温いミルクティーの気持ちだった。
(CoCo)

☆☆
ああ、ありそうだなぁと思った。こういう会話は実際にありそうだなあ、と。ポケモンバトルに限らず、絵の世界、音楽の世界、動画の世界、小説の世界でこういう会話はあるんじゃないかな。絵と小説の世界どっぷり足突っ込んでる自分としては感じるところがある。だからこれ結構好きだよ。これは私達自身の姿だと私は思う。
気になった点:
・男は男の容姿に着目しないと思う。「均整のとれた肢体」「美形」あたりの単語が出るとお姉さんは別の想像をしてしまうぜ。せめて女トレーナー共だったらイケメンとか言うに違いないとかそういう描写にすべきじゃないかな。
・タイトルは要改題だと思った。少なくともこの話では主人公は負け犬の状態から勝者になっていない。負け犬のままなので、このタイトルは適切じゃないと思う。
【タグ】ポケモンリーグ、モブキャラクター、才能
【お題解釈】言葉を送る、才能という贈り物
(No.017)

☆☆☆(小樽ミオ)

☆☆☆
主人公という人種。
ゲームの世界じゃなくても、こういう人いるなぁと悲しくなりました。
(海星)




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