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  [No.40] 俺の愛すべき不気味な同居人たち 投稿者:スフィア   投稿日:2010/09/01(Wed) 18:52:54   43clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

申し訳ありませんが、下の小説を削除させていただいたスフィアです。
思いつきで投稿してしまい、練りこみ不足だったと反省しています……
今回はほのぼの系の小説を書こうと思います。
アドバイスや感想など、お待ちしております!!!


  [No.41] えーと…… 投稿者:No.017@管理人   投稿日:2010/09/01(Wed) 21:09:15   46clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

> 申し訳ありませんが、下の小説を削除させていただいたスフィアです。
> 思いつきで投稿してしまい、練りこみ不足だったと反省しています……

思いつきで投稿してくれていいのよ。
練り込んだ小説も求めていないのよ。
完結しなくていいのよ。
何個でも書いていいのよ。
このサイトはただ書くきっかけを提供する場として存在してます。
反省もしなくて結構。
練り込みなんて、書き続けるからできるようになるのであって
最初からハイレベルなものも求めてないのよ。

もちろん感想レベルでは、
ここはおかしいんじゃないかとか、練り込みがどうのって話にはなるかもしれないですが別にそれは読んだ人の感想でしかないので。
投稿しちゃだめってわけではないのです。
スフィアさんの存在を否定してるわけではないので。

あと好みの小説だったりすると逆にツッコミいれたくなる場合もありますw
もったいなくてw

作品の出来を気にして投稿数が減っちゃうのは
管理人としては本意じゃないので
あまり気にしないでね、と言いたい。

以上w


> 今回はほのぼの系の小説を書こうと思います。
> アドバイスや感想など、お待ちしております!!!

次回もお気軽にどうぞ。


  [No.42] Re: えーと…… 投稿者:スフィア   投稿日:2010/09/01(Wed) 22:35:04   43clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

ありがとうございます!!!!!
まさか管理人さんに励ましていただけるとは思いませんでした。
しかし、なるべく作品は少なくおさえて集中したいので、
やはりこの作品一本で行きたいと思います。
申し訳ありませんが、コメント有難う御座いました!!!!


  [No.43] Vol.1 ワケあり物件 投稿者:スフィア   投稿日:2010/09/01(Wed) 22:43:46   51clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

 今度から一人暮らしをすることになった。
 で、俺が探しているのは、ワケあり物件だ。
 ……………イヤ、俺は心霊マニアとかじゃなくて。別に怪しいもんじゃありません。だって安いじゃん、ワケあり物件。
 幽霊を信じないわけでは無いけれど、あまり気にしないので良いとする。
 早速不動産屋に行ってみて、とにかくワケありな物件を片っ端からあさってみた。すると、あったではないか、究極のワケあり物件。
 駅から徒歩十五分。南側。角部屋。築十五年。家賃はなんと一月五万円。
「………なんすかコレ」
「究極のワケあり物件ですよ。そういったじゃないですか」
「って言うかコレ、名前『桜田ファミリア』って………」
「で、どうします? 浮遊霊が三体うろつくらしいですけど」
「幽霊とのルームシェアですか。ちょっと邪魔になるぐらいだろうですし、ここに決めます」
 幽霊三体と角部屋でのルームシェアか。面白そうだ。
 で、数日後。
 引越しをおえ、ふと振り返ってみると………
「……………」
 不動産屋の言っていた、「浮遊霊」とやらが待ち構えていた。
 ふんわりとした髪の毛を持ち、胸に赤い水晶玉のようなものを付けたムウマ。
 布のようなひらひらした体にちょこんと角のようなものが生えた頭、そしてくりくりとした大きな目を持つカゲボウズ。
 黒い体にどくろのような仮面をつけ、そこから赤い一つ目を覗かせるヨマワル。
「なんだよこいつら、可愛いじゃねえか………」
 おれはポケモンの中でも特別ゴーストタイプが好きというわけでもないが、こいつらのかわいさには参ってしまいそうだった。
「え? なに? お前ら、ここ住んでんの?」
 三匹は満面の笑みを浮かべて頷いた。むっちゃかわええ………。
 この家に越してきて、最高に良かったと思った。


  [No.49] Vol.2 ご挨拶 投稿者:スフィア   投稿日:2010/09/11(Sat) 23:05:25   50clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

 さて、同居人たちに癒されまくるのもたいがいにして、大家さんや同じアパートの皆さんに挨拶に行かなくては。
 俺の住むことになった「桜田ファミリア」は三階建てで、一つの階に四つまで部屋がある。俺の住んでいる部屋は304号室なのだが、他の部屋は101号室に大家さんが住んでいるということしか知らない。
 ま、俺は人と付き合うのが苦手と言うワケでも無いので、大丈夫だろう。
「よし。お土産も準備できたし、行くか。お前ら、留守番頼むぞ」
 そういうと三匹は悲しそうな顔をした。
「おいおい、そんな顔すんなよ。すぐ帰ってくるからさ」
 俺は三匹の頭をそっと撫でる。
「じゃ、行ってくるから」
 必要以上に後ろめたく感じながら、俺は家を後にした。

「ここがお隣だな」
 俺はインターホンを押す。
「はいはーい」
 扉の向こうから、人の良さそうな青年が現われた。俺より少し年上のようだ。
「初めまして。隣の304に引っ越してきました赤羽と申します」
「ああ、はいよろしくね」
「あ、もしよかったらコレどうぞ」
「うん、ありがとう。僕は市井。なんかわからないことあったら聞いてよ」
 イチイさんはにこっとわらってお土産を受け取った。よかった、普通の人だ。
「では、俺は他の方にも挨拶があるのでこの辺で」
「うん。じゃあね〜」
 イチイさんはそっとドアを閉める。大きな音を立てないためだろう。性格よすぎだこの人。
「いや〜、良い人だったな。上手くやっていけそうだ」
 よさそうな隣人に出会えたため、弾んだ心で302号室へ行き、インターホンを押す。
「はーい」
 今度は活発な印象の女性が出てきた。
「初めまして。今度205号室に越してきましたアコウと申しま………」
 俺の言葉の途中に、その人はふんふんと俺に匂いを嗅ぎ始めた。
「……なんですか?」
「きみ、イチイくんの匂いがする!!」
 ……なんなんだこの人は。
「はあ、さきほどイチイさんの家に挨拶しましたから」
「えー、何で誘ってくれなかったのー」
 ……ええー。
「いや、引越しの挨拶に誰か誘うって聞いたことありませんよ」
「ぶー」
 なるほど。この人は馬鹿なんだな。
「……まあいいや。私は三濃。よろしくね、えーとタナカくん!!」
「アコウです」
 タナカって絶対適当だよこの人。
「もういいや。これお土産です。どうぞ」
「イチイさんの私物じゃないの?」
「………」
 ドアを閉めた。
「きっとミノさんは普通の人だ。普通の人だ。普通の人だ…………」
 自分に暗示を掛けつつ、他の方々を回ることにする。
 数分後
「何で誰もいないんだよ……」
 旅行やら法事やらで誰にも挨拶をできないまま大家さんのうちへ。
 で、俺はドアをノックする。
「はいはい」
 このアパートの大家さんは四十代ほどのダンディな男性だった。
「初めまして。このたび越してきました――」
「アコウくんだね。私は色観(シキミ)だ。よろしく」
 シキミさんは右手を差し出し、紳士的に笑う。
 俺も右手を差し出し、握手をする。いい人そうだ。
「ところでアコウくん。君は304のワケあり物件だったね」
「はい」
 シキミさんは話を振ってくる。握手をしたまま。
「確かあそこに出てくる浮遊霊を娘が気に入っていてね。時々遊びにいくかもしれないが、いいかい?」
「勿論です」
 俺はにっこりと笑って快諾する。いまだにシキミさんは手を離さない。
「それはよかった。君になら娘をやろう」
「…………ははは」
 少し前の言葉を訂正しよう。なんかすぐ娘をやるとか言うし、まだ手を離さないし、シキミさんは変な人だ。


  [No.80] ス、ストーカーだぁ! 投稿者:No.017   投稿日:2010/10/23(Sat) 15:40:48   44clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

>「イチイさんの私物じゃないの?」

ここで爆笑してしまった私がいるwww
ああ、なんかこの人ストーカー気質だけど、付回してる感じはあんまりしないな。
こう付回したりはせずに、物音でイチイさん帰ってきたなって、わかるタイプ。
根は悪くないほうを希望したい。

しかしイチイさんが部屋に女の子連れ込んだ瞬間に豹変しそうでこわいぜ……
あるいは主人公の部屋に押しかけてきて、泣かれる。

→カゲボウズ「ウマー」

なんかポケモンにまったく反応してなくてすみません(笑


  [No.83] Re: ス、ストーカーだぁ! 投稿者:スフィア   投稿日:2010/10/23(Sat) 18:38:05   44clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

コメント有難うございます。
とりあえずは特にお話に絡んできそうな二人と大家さんを出させていただきました。
No.017さまの仰るとおり、ミノさんは根は悪く無いと思います。多分………。
>なんかポケモンにまったく反応してなくてすみません(笑
コメントしていただけるだけで十分ありがたいですし、そもそもまだほとんどポケモンは絡んできていませんorz
ので全く気にしていません!!
学校の中間テストがあったので執筆が進みませんでしたが、なるべく早くVol.3をupしたいと思います。


  [No.82] まずは桜田ファミリアに笑った! 投稿者:サトチ   投稿日:2010/10/23(Sat) 17:21:31   54clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

こんな物件ならワタシも住みたい・・・とVol1を読んだときには思ったんだけどなー(笑)なんと愛すべき浮遊霊、じゃなくてポケモンたちに、なんと不気味な、というより困ったお隣さんたちでしょう(笑)
展開が楽しみです〜。


  [No.84] Re: まずは桜田ファミリアに笑った! 投稿者:スフィア   投稿日:2010/10/23(Sat) 18:42:07   47clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

コメント有難うございます!!!
物語が展開していくうちに他の住人etcも出しますので、しばしお待ちを。
イチイ以上ミノ以下の変な人ならたくさん出てくると思います。
そんな奴らを上手く捌けるか不安ではありますが………。


  [No.85] Vol.3 お手紙 投稿者:スフィア   投稿日:2010/10/23(Sat) 19:57:52   54clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

 実家から色々と送られてきた。
 先ほど宅急便のオニイサンがダンボールを運んできたので、受取証にハンコを押し、御礼をしてドアを閉めた。
「さて、何が入ってるっかなーっと」
 カゲボウズら三匹が興味心身で見ているなか、俺はガムテープをはがし箱を開けた。
 中には芋やら栗やら秋の味覚と、封筒が入っていた。
「何だコレ?」
 開けてみると、中には二万円と手紙が入っていた。俺は二人の福沢さんに大興奮しながら手紙を読んだ。
<よお、パパだ。元気か息子よ。今回は引っ越し祝いとして二万円を―――>
「ああ、だから入ってたのか」
<あげません>
「いや貰ったんだけど!?」
<まあそう言うな。ちゃんと次回は送るから>
「何この会話形式!? ってか今回貰ったってば!!」
<とりあえず家で取れた野菜を送ったので許してくれ>
「もう金に関しては突っ込むのやめたわ」
 そして大爆笑するゴーストポケモンども。ヨマワルが座っている俺の背中をバンバン叩き、ムウマが大粒の涙をボロボロこぼし、カゲボウズが転がりまわっている。
<本当はパパが入りたかったんだが――>
「やりかねねえなあの親父なら!!」
<母さんにゴミ箱を投げつけられたのでやめた>
「ナイス母さん!!」
 なおも爆笑するゴーストの奴ら。こいつら本当にお化けか?
<ところで、自分のことパパって言うの吐き気がするからやめていいか?>
「勝手にしろよ!!」
<それはよかった。まあ後はそれなりにやってくれ。ちゃんと働けよ!!ファッキュー!!!>
「最後罵倒されたっ!!」
<P.S.最後間違えた。本当はアディオスだったわ。てへ☆>
「キモイわ糞親父っ!!!」
 俺は手紙をくしゃくしゃにして投げ捨てた。ゴースト達がそれを拾い、三匹で読んでまた爆笑していた。

「お、この芋と栗うまい」
 その晩、芋は味噌汁に入れ、栗は栗ご飯にして食べた。