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> つまり、リョースケは才能がなくて挫折してる感じなので、手持ちも挫折してる感じにします。具体的に言うと未進化。それもリョースケが最終進化まで育てることを目標にしてるのに進化してない、というやつにします(サトシのピカチュウみたいにポリシーのあるやつじゃなくて)。ついでにレベルアップで進化するやつだと悲壮感が増します。
> 例えば、ワカシャモとか。もっと育ってなくてアチャモのままとか。強くなると聞いて捕まえたけどフカマルのままとか。「サクラの隣にセットされたボールにはワカシャモが入っている。○年間がんばったけど、バシャーモには進化せず。残り4匹も軒並みこんな風だ」とか。
>
> > 炎タイプ中心の構成なのかバランスのよい構成なのか…から始まりあと五匹ぶんの種族考えて、とかやってたら間に合いそうになかったんですよね…。
> 未進化ポケモンで統一(サクラ以外)するなら、手持ちのタイプは偏ってても偏ってなくてもいいかな、と思います。ですが、炎タイプ中心の場合、アスナさんやオーバさんに憧れて手持ちのポケモンを真似てみたけど、リョースケには育てられなかった……とするとわかりやすいかなー、と。
>
> うまく育てられてない未進化ポケモンたちとこれをドッキングすると、「サクラ以外のボールにはワカシャモ・ドンメル・デルビル・ブビィ・ヒトモシが入っている。ワールドリーダーズで活躍するアスナさんに憧れて育て始めたポケモンたちだけど……」という感じになります。
>
もうやめてあげて!
リョースケの体温はもうゼロよ!
なるほどこれはうまい。しかもタイプ偏っていればよりジムも攻略しづらくなりますしねー
ワカシャモあたりはよいと思います。
・コモルーかタツベイあたり(ホウエン高レベル進化)
・キルリア(元気がない)
・コータス(ホウエン産炎ポケ)
・マッスグマ(ひでん用)
あたりはどうでしょうね?
冷凍サクラができそうな雰囲気ですね……。
で、手持ちについての案ですが。
> 漫画とかならワンカットあれば済むシーンでも、文章となると勝手が違うというか、書くのがうまい人ならまだしも、わたしが書くと、冗長になってしまい、わざわざ書いてあるけどそれ必要だった?なんてことになりそうで。
> ストーリー上、絶対必要なのがサクラだけで、他はいなくてもなんとかなるなら書かなくていいよね、という。
バトルものでもなくサクラしか出番がないのに、無闇に手持ち6匹書いても冗長になるだけだと私も思います。(マンガはその点有利ねー)
しかし、突然アチャモが出てきても不親切かもしれませんので、言及があればより良いかな、と。つまり、どこかに「合計6個のボール」とか「サクラ以外の手持ち」とか入れておく。
手持ちの数はマックスの6体か、言及しないか、どちらかでしょう。数年旅してきてバッジ5つ目とれないって言ってて手持ち4匹です! だと「あと2匹捕まえてこい!」ってツッコみたくなります、私が。
で、こっから“手持ちの中身に言及する場合”の案です。言及しない場合は読み飛ばしてください。
手持ちは引き続き6匹とします。
> あとはおそらくほんのちょっとしか出番がないのにわざわざ設定考えて出すのか?なんていうのも理由です。
一匹ずつのストーリーを入れる必要性もなく、バトルもないなら、サクラ以外の5匹はリョースケのキャラを立てるように決めちゃえばいいと思います。
つまり、リョースケは才能がなくて挫折してる感じなので、手持ちも挫折してる感じにします。具体的に言うと未進化。それもリョースケが最終進化まで育てることを目標にしてるのに進化してない、というやつにします(サトシのピカチュウみたいにポリシーのあるやつじゃなくて)。ついでにレベルアップで進化するやつだと悲壮感が増します。
例えば、ワカシャモとか。もっと育ってなくてアチャモのままとか。強くなると聞いて捕まえたけどフカマルのままとか。「サクラの隣にセットされたボールにはワカシャモが入っている。○年間がんばったけど、バシャーモには進化せず。残り4匹も軒並みこんな風だ」とか。
> 炎タイプ中心の構成なのかバランスのよい構成なのか…から始まりあと五匹ぶんの種族考えて、とかやってたら間に合いそうになかったんですよね…。
未進化ポケモンで統一(サクラ以外)するなら、手持ちのタイプは偏ってても偏ってなくてもいいかな、と思います。ですが、炎タイプ中心の場合、アスナさんやオーバさんに憧れて手持ちのポケモンを真似てみたけど、リョースケには育てられなかった……とするとわかりやすいかなー、と。
うまく育てられてない未進化ポケモンたちとこれをドッキングすると、「サクラ以外のボールにはワカシャモ・ドンメル・デルビル・ブビィ・ヒトモシが入っている。ワールドリーダーズで活躍するアスナさんに憧れて育て始めたポケモンたちだけど……」という感じになります。
以上、てきとうに手持ちを決めてヤッチマッターする方が多いきとかげでした。
え、凍ってもモンスターボールに戻せば問題ないんじゃないの?
あるいは他のポケモンも持ってた事にして、溶かすとか
(初心者用ポケモン、バシャーモとか)
博士が容赦なさすぎてワロタwwwワロタ…(´・ω・`)
どうも、作者のはずの砂糖水です。
一応わたしの書く話ですもんね、なんか言わねば…ということで。
こころのめ→ぜったいれいどはロマンと言ってましたが前言撤回します!
サクラあああああ!!!!
いやあの、フリーザー様容赦なさすぎワロエナイ…(´・ω・`)
ロマンよりサクラ生存の方が大事でした…ああ…。
この辺書くと完全に言い訳と化すのですが、書いておくとおそらく今後スムーズになりそうなので書きます。
あの話は、(あくまでわたしとしては)必要最低限の要素だけで書いた話なので、いろいろと削った要素があります。
観光するシーンがあったとか、あとはリョースケの手持ちは六匹いたとか…。
サクラのみ連れているのは、六匹フルメンバー考えつかなかったのが一番大きいです。
炎タイプ中心の構成なのかバランスのよい構成なのか…から始まりあと五匹ぶんの種族考えて、とかやってたら間に合いそうになかったんですよね…。
あとはおそらくほんのちょっとしか出番がないのにわざわざ設定考えて出すのか?なんていうのも理由です。
漫画とかならワンカットあれば済むシーンでも、文章となると勝手が違うというか、書くのがうまい人ならまだしも、わたしが書くと、冗長になってしまい、わざわざ書いてあるけどそれ必要だった?なんてことになりそうで。
ストーリー上、絶対必要なのがサクラだけで、他はいなくてもなんとかなるなら書かなくていいよね、という。
ほんとはテレポート使える子がいると帰り楽だな、とは思ってたのですが、書けそうになかったんです…。
別にサクラのみじゃなきゃダメ!ってわけではなくたんにわたしが書けそうになかったからサクラだけになったんです…。
ということで、リョースケに他の手持ちいてもおかしくはないので、サクラを殺さないで…サクラ…サクラ…ううっ。
タグ: | 【サクラは犠牲になったのだ】 |
めっちゃ派手にやられたwwwww
というかイメージ画像wwwwwwwww
個人的には空気がぴしろと音を立てた時に周りがホワイトアウトして、
リョースケが、自分が氷づけにされる幻を見る、というのもよいかもしれないと思いました。
で、あれ、大丈夫だ、と思って前見たらサクラアアアア! みたいな。
まあそれはおいおい考えておきましょう。
初めまして、SBと言います。
面白かったので、感想を書かせてもらいました。
SFいいですね。
サイバーパンクは詳しくないですが、伊藤 計劃さんは大好きです。
ハーモニーはサイバーパンクですかね? 違うか。
でも、電脳世界と言葉の世界は同じだと思います。言語系のSFはたまに読みます。
ポケモンって、ファンタジーかSFか難しい立ち位置ですけれど、
自分はSFのような気がしています。
ポケモンっていうゲームとか、キャラクターそのものが、ですね。
だからこういうお話があってもいいなとは、ずっと思っていました。
> やはり、サイバーパンクは大好きです。これからも、自分の書きたいものを書こうと思います。
書きたいと思っていたものを、読みたいと思う人も居るのでしょうね。
あなたの書きたいものは、私にとって面白かったです。
あえて言えば、物語は好きなので、もう少し文章が(それこそコードのように厳密に)練り直すととより良くなると思いました。ハーモニーの読み過ぎかもしれませんけど。
次のお話も楽しみにしています。
こんばんは、GPSです。 |
<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 3.01 Transitional//EN">
<html lang="ja">
<head>
<theme>B-Flag</theme>
<title>Object Contact</title>
</head>
<body bgworld="MND" author="Rotom-MND">
<ul>
<li>旗</li>
<li>はた</li>
<li>Flag</li>
</ul>
まさかあの記録が「そんなところ」にまで届いているとは、一体誰が想像しただろうか。少なくとも、私自身は非常に驚いた。
公的な文書ならば、これまでの八年間で何百メガバイトと綴ってきたものだが、私的なそれはほとんどない。だから、『システムが変わってからのおまえのテキストはひどく無機質で、味気がなくなった』と他の管理者たちから言われることもよくある。いくらなんでもあんまりである。それは私が「そういった文章」を書くことにそもそも慣れていないからであり、前回の記録を読んでくださった読者諸氏のことを馬鹿にしているというつもりではなかった。それは間違いない。誤解を招かないように、一応は断っておこう。
0378と交信したあの記録だけは、どうしても綺麗な形で残したかったのだ。私自身のためにも。
多くの人に読んでいただいたので、恥じらいの気持ちもあるが、感謝を述べたい気持ちのほうがずっと強い。その旨を、前書きとして添えておく。
そして、朗報がある。
私が「モノ」と対話できるようになったのは七年前のことなのだが、初の交信相手はパーソナルタグ0098と言う。その0098と最初に接触した記録が、ごくわずかながらに残っていたのだ。諸事情によって自身で暗号化し、図書館の隅っこにぶちこんでいた。すっかり忘れてしまっていた(というより、記憶を失っていて、自分で処分してしまったと思い込んでいたと表記するほうが、ある意味では正しい)。「懐かしい」とはこういう時に使う気持ちなのだろう、もちろん早速復元した。私自身、蘇ってくるものも多くあった。
今から、そのことについて語ろうと思う。
過去の私が記した草稿のため、荒っぽい表現が所々に目立っている。なのであらかじめ自身で修正をし、脚注を加えた。化けているところもなるべく直したが、意図的に残している部分もある。そこはどうか目をつむっていただきたい。
それでは、始めよう。
[ <Administrator Rotom-MND> : <Transfer> Library <Include> <File Object Contact> Administrator Rotom-MND : <Ready> : <sec 1.0> ]
<quotation>
あれから、一年と135時間が経った。
こんなノイズの吹き溜まりなんて、いつかおん出てやる。
この一年間、ずっとそのことについて考えていた。
この一年間、私は「電脳世界-MND」の「管理者」として活動し続けていた。建前では。
脱獄を敢行できないこともなかったのだが、そんな黒い腹案をも押しつぶすほどの多大な業務が、私を忙殺してくる。覚えなければならないことは、山ほどある。決断する余裕を作るためにも、作業効率を上げることが最優先だ。ひとつひとつを地道にやりこなしていって、新たな条件反射回路を体内で上書き更新していくしかない。
これまで、あらゆる家電製品に潜り込んでは、自身の不定形脊髄をいじくり、姿をチェンジしたものだ。それが、ロトムである私の特徴のはずだった。しかし、ここはまるで毛色の違うことばかりだ。姿や能力以外に変わらねばならないものが大量にあり、気が滅入ってしまう。諦めの気持ちをほのかに意識しながら、私は電脳世界-MNDでブツクサと「服役」していた。電気が絶えず供給され続けるために、物理的な疲労はこれといってなく、私はそこにわずかな慰めを見出していた。
どこもかしこも手不足らしく、ここも例外ではない。正式な管理者が配属されていなかったせいか、電脳世界-MNDの荒れようといったら、なかった。まず、図書館の整理すらまだ全然できていない。
<!-- ここで、「今の私」からの補足だ。図書館から、そのまま「図書館」の意味を拾いあげてみよう。 -->
<library word="図書館">
各電脳世界へパーティションを作成されたデータバンク。主に、モノに関する詳細ファイルを保管するためのローカルエリア。モノのパーソナルデータと実体はこちらに収納され、電脳世界ではパーソナルタグとアバターによってモノは個体識別される。
</library>
電脳世界-MNDでは、人間が秘密基地に飾る「モノ」の出し入れ管理をする。私が管理者となる以前は、無人の略式エントリーのプロセスだけで済ませていたため、精度さは皆無に等しく、むしろ乱雑さが売りという気概すら感じられた。ノイズだけがたまっていく一方で、そこかしこが砂嵐のような有様だ。それに加え、全体的なシステムは赤子のようにデリケートで、ちょっとしたことですぐにエラーを出して泣き喚く。トラブルが一日三回で済めば少ないほうだ。他の電脳世界との「壁」が完全には出来上がっておらず、シグナルとコマンドがこの電脳世界を横切ることも多々で、非常に鬱陶しいことこの上ない。
あのポリ野郎め、と思う。よくもこんな猥雑なところに私を閉じ込めてくれたものだ。モーモーぼくじょうの雑草をひたすら引っこ抜くのと、ノイズを完全に除去するのと、果たしてどっちが先に終わるのか。
私を制限する枷は、主に二つ。時限式ロックと、自爆プロセス。
<library word="時限式ロック">
Rotom-MNDに組み込まれた、時限式の錠。実質、Rotom-MNDの服役期間を指す。服役を終えれば自動で解除され、現実プログラムが蘇り、現実世界へと戻る権利が復活する。
</library>
<library word="自爆プロセス">
万が一、Rotom-MNDが時限式ロックを作為的に突破した際にトリガーされるリカバリシステム。自爆までに与えられる猶予は150セカンド。それまでに時限式ロックを復元すれば、時間はリセットされる。自爆後はシステムが新規インストールされ、ただのマクロと化す。
</library>
ふん。それがどうした。
私をなめるな。こんなちゃちな制限、おもちゃも同然だ。二つとも、解除しようと思えばいつでもできる。かつてはこの電脳世界全域を揺るがすほどの悪行をやらかした、大悪党なのだ。悪党といえば収監なのであり、収監といえば脱獄なのだと相場は決まっている。様々なテレビ回線を泳ぎ、あらゆる映像を違法視聴してきたから、そう断言できる。
が、今はまだその時でない、油断させてやろう、と手をつけずに放置し、なんだかんだでかれこれ一年である。二つの制限の他、とんでもないブービートラップが仕掛けられているのかもしれない。
<!-- 結局、私は死ぬのが怖いのだった。
かつての気焔も血気もどこへやら、すでにこの時から尻すぼみとなっており、私はすっかりおとなしくなってしまったのである。後ほど語るが、「不良システム」の件のためだ。相変わらずいっちょ前なのは、口先だけだった。ちなみにポリ野郎とは電脳世界-RIZのポリゴンのことで、腕は確かだ。脱獄を企てているということにも抜け目がないはずだと、当時の私も十分に認めていた。 -->
この世界は、異常さに溢れている。それもこれもノイズのせいだ。空間を鉛のように重ったるくして、あらゆる業務の邪魔をする。決してありがたい存在ではない。これほどのノイズとエラーに毎日さらされ続けていれば、私自身もいつか発狂してしまうのだろうか。まったく、こんなことを繰り返して毎日を過ごしているだなんて、他の管理者どものシステムはセラミックでできているのではなかろうか。甚だ疑問である。
現に私は、この世界で一年間辛抱し続けたせいか、自身の異常すらも感じるようになってきた。体調は穏やかであるものの、私の中に、電脳世界-MNDへ適合するよう、別の私が無理やり形成されてきている気がするのだ。
<!-- 当時はさっぱり自覚していなかったことだが、どうやら私は、自分のことはさておいて、他に原因があるのではないかと考える節が往々に見られる。感情が高ぶるほどにその傾向は強くなり、何かと自分の足元を見落としがちになる。自分は正しい、自分は間違っていないと、ひどく思い込むきらいがあるのだ。それこそ、ドぎついビンタの一発でもいただかなければ目がさめないくらいに。
今回もそうだった。いつものようにエラーと戦い、モノの預け入れと引き出しの要求信号を受け取って処理するだけの、実に機械的な日々だった。モノをあちらへこちらへと転送し、伝票を整理していた時だった。
要するに、今から始まるのは、パーソナルタグ0098との出会いだ。 -->
――?
違和感。
ふと、気づいた。
広場にて、ノイズの波紋形状(ドップラーシフト)が、さきほどと比べて少し変わっている。濃密な分だけ、変化もたやすくわかる。
自分の異常なのか、電脳世界-MNDの異常なのか、その判断をとっさに迷った。
誰だ、ここに来たのは。
以前からこういうことがあった。マザーCOMの仕業かと思って無視を決め込んでいたが、それにしては頻度が高すぎる。一日に一度は変なことの発生する電脳世界-MNDだが、ここ最近はいつもに輪をかけておかしい。平常的なエラーの中、とりわけ致命的なエラーが潜んでいる。そんな、薄黒い気配。ノイズに圧迫されすぎて、電脳世界-MNDそのものにとうとうガタが来たのか。そろそろ異常事態と判断し、これまでのことをひっくるめて報告すべきなのかもしれない。
今が、その時だと決意した。
本当の異常事態、ということも、この時密かに期待していた。電子病原体に侵された危険な領域としてここを閉鎖するならむしろ好都合で、いっそのことその混乱に乗じてトンズラするのも一興だった。ロトムの若造一匹が脱走する不祥事にいちいちかまっている暇は、向こうにもないだろうと高をくくる。
整理を一旦中断し、対無人アタック用の野戦回路をランチャーから起動。私は四感センサーのディレイを拡大する。
Rotom : < どこにいやがる。用があるんなら、姿を見せてからにしろ。 > : end
いくらかはびびらせられるかもしれないと思い、電脳世界-MNDのかなたへ向けて、適当な喧嘩文句をふっかけてみる。
<!-- 今だからこそ告白できるが、この時びびっていたのはむしろ私だ。まったく情けない。 -->
どこぞの管理者が送り込んできたスパイ屋じゃないだろうな、と勘ぐる。まだ断定したわけでもないが、声も姿もない存在に見張られているのはひどく不愉快だ。サボっているとでも思うのなら、サシで会いに来て見てみやがれと心中でぼやいた。私は無断で勝手に作っていた探偵屋をバックグラウンドでコールし、ここ数百セカンドのログを全部リクエストした。自分で作っておいてなんだが、腹の立つことに、私が黙々と作業している間も探偵屋はよほど暇を持て余していたらしく、日記一冊分を軽く埋められそうなほどの細かなヒストリーをよこしてきた。しかもそれぞれが文字化けの乱舞であり、読み取るのにも相当な時間を取られそうだった。いずれ探偵屋を躾し直し、文字コードのプロトコルも整理せねばならないな、と私は少々うんざりする。
意味ありげなログは、「・ソ譁・」、「鏤炊サ・」、「?$??$」が私の近くに来たときから変化が見られる、ということだけだった。
ああ、もう。
忘れていた。私はパーソナルタグをポイントし、ついさっきやってきたモノたちを、「0098」、「1314」、「5597」と大儀そうに書き直す。
探偵屋に頼らずともこのくらいわかっていた。5セカンド前に、私自身で現実世界から受け取ったからだ。モノをそばに置いておけば、物理的な間合いの都合で、ノイズの形状も変化する。そもそも、ノイズはモノからも極微量ながら発散される。それでお互いのパーソナルデータを壊さないよう適度な距離を置いておくのが、電脳世界全域における絶対の定石だ。
これが原因なのだろうか。しかし、こんなことにいちいち反応する私でもないはずだ。
考えれば考えるほど、気のせいだとしか考えられない。
誰かに相談してみようか。こちらから頼るのは癪だが、有事としてポリゴンに訊ねてみるか。
いや、それは最終手段だ。
まずは、できるところまで自分で原因を究明しよう。
それは好奇心からではなく、他の管理者に相談して『些細なことでガタガタ抜かすな』とガキ扱いされるのが嫌だったからだ。聞く耳不要の問題児だと周囲が承知していることを、私は承知していた。
そういうことで、もう一度ヒストリーをおさらいする。ノイズのドップラーシフトが変わったタイミングは二回。
一回目は、0098、1314、5597を受け取った直後。それは仕方のないこと。
二回目は、更にその数セカンド後。
後者が臭うと私は踏んだ。
慎重に記録すべく、サブシステムにて、体内の時計を0からカウントさせ始めた。何を思ったのか、私は自分でも理解できないままにメモリを開放。センシングの精度を上げた。全てのチャンネルを一時的に開放し、0098と向きあってみた。
『おい、聞こえてんのか。返事くらいしろよ』
突然のコネクション。
回路の中枢までフリーズしかけた。
言葉もなかった。
1314、5597は、まだなんの応答もない。
もし聴覚回路と言語野に異常をきたしていなければ、今の交信はこの0098からだ。意思疎通の可能な存在にいきなり出会えたという驚きと衝撃を、私は無表情でなんとか持ちこたえる。向こうにそれを読み取る感覚があるのかどうかはわからない。
が、0098は敏感だった。
『驚いた、って、はあ? アホ言え。あのな、おれたちにもはっきりとした意思が存在するんだ。 電気(メシ)食って動いている中途半端なやつらなんか特に顕著だろ。微細な電位ひとつひとつに小さな意識を存在させて、人間と直に接するんだ。虫の居所が悪ぃ時にはイタズラして、逆に良い時にはプロセスを早めてやる。ここと向こうを行き来できる、どっちつかずのおまえにならわかるはずだろ。おれたちは現実世界で言葉を持てないから、そうやって人間への意思を己の形で表す。それだけだ。おれたちは、ずっとそうして、あらゆる所から、人間やポケモンを見守ってきたんだよ』
長ったらしい講釈に意識を覚ました私は、真っ先に0098にこう投げかけた。
Rotom : < おまえは、一体何者だ。 > : end
モノだと承知しておきながらも、私はなぜかそう訊ねてしまった。
そして0098も、律儀に返事をくれた。
『おれは、旗だ。それ以上でも、それ以下でもねえ』
念のために0098を対象に高速スキャニングしてみる。
もう、間違いなかった。0098の言うとおり、0098は旗そのものだった。
しかし、ここは電脳世界-MND。つまりこいつは、秘密基地に立てられる、少し特殊な部類の旗だった。
『おれがそこに立っているということだな、人間とポケモンがそこにいるという証になるんだよ。存在を示す代表であり、象徴であり、看板だ。おれはそれを忠実に果たしている』
Rotom : < 自分からは何もせず、されるがままの生き様か? 納得できないな。 > : end
突っぱねるように言い返すと、0098もにべもなく返してきた。
『言ってろよ。おれはおれのすべきことをする。それだけだ』
とうとう私も年貢の納め時か。電脳世界の海に沈みかかってきているらしい。
このことを、まだ私は誰にも相談していない。凶悪なバグ、もしくはそれ以上の何かだと信じてやまなかった。誰かに報告したが最期、私はシステムに深刻な異常がある危険な存在として、今度こそ抹消されてしまうかもしれない。抹消されずとも、自らを食いつぶすバグで、いずれは自滅していくのだろう。ずっとそう考えていた。
だからそれまでは、これを幻覚だと思い込んで、己の妄想を味わい、開き直ることとしたのだ。
その一方で、ずっとこの記録を残し続けたいという気持ちもある。このような希有な体験は、もう二度とない。私はそう決めつけていた。これまで、「意味のなさない異常」にずっと取り囲まれ続けてきた。なのに、いざ「意味を成す異常」に初めて出くわした私はどうすることも考えきれず、とりあえずは保存を第一としたのだ。
それからというもの、私には対話者ができた。
『おまえのような生き物は、自分から何かをすることでやっと己の存在価値を示す。はっ、つくづく嘆かわしい。だがな、おれたちは違う。それこそ根本的にだ。静に徹することで真価を発揮する。人間に必要とされる時こそ、されるがままに黙って役割をこなす。他の物体を支え、守り、しかし外力の入らぬ限りは決して自分から動かない。それがおれたちの鉄則であり、掟であり、唯一無二の目的だ。そういう意味では、現実世界の重力ってのは永遠の宿敵でもあるし、恋人でもあるのさ』
口が悪いのは、お互い様であった。
その他にも、色々なことを聴いた。どちらかというと、向こうの話に耳を貸す形式が多かった。
Rotom : < おまえはそれでいいのか? > : end
『もちろんだ。おれはおれの生き様とやり方に、十分満足している。次の秘密基地がどんなところで、どんな人間たちを迎えられるのか、今から楽しみだぜ』
極端に言ってしまえば、0098は「使われる」ことしか話題に出さない。
話は平行線を保っていた。生命を持つ者と持たぬモノ、24時間で肩を組めるまでに発展するというのがそもそもどだい不可能だった。生物と静物、根本的な理解の齟齬があるのか、0098の言うことには何かとひっかかることが多く、私は何度も口を挟んだ。価値観がまったく別次元なため、一度聴いただけでは飲み込めないことが多いのだ。
0098による、モノとしての視線。私も一応の理解はしたのだが、簡単に受け入れてしまうと、そこで話が終了してしまう。だからあえて否定し続け、何度も0098の理論を聴き出している。
しかし――
もしも、0098が折れてしまったら。私との話し合いの末、『おまえの言うとおりだ。これからはおれも人の手で使われることを嫌い、引き出しの要求信号が来る時までここで怯えながら過ごすとしよう』――なんて言おうものなら、そんな0098に対してどうしてやればいいのか、私は完全に道を失っていたはずである。
『なあ、おまえ。おれたちの相手をして楽しいのか』
Rotom : < 楽しいわけないだろ。言われなくても、おれだっていつかこんなところ出ていってやるさ。 > : end
どうだろう。当時はあれこれと文句たらたらであったが、最近にいたっては悪い気分ではなくなってきた。寝食を共にしてきたこの世界の異常やノイズにも、もう慣れっこだ。
居場所をなくすことが、寂しかったのかもしれない。
『なら、おまえはどうしてここにいる。どうしてここへ来た』
やはり、語らなければならないか。あまり思い出したくない、ほろ苦い記憶だ。
Rotom : < トレーナーに愛想を尽かして、かつて電脳世界で大暴れしたんだよ。 > : end
そこで三秒という長い間を置いて、
『は?』
Rotom : < 言ったとおりだ。おれにも、もともとは人間――トレーナーがいた。が、意見の相違から、最悪の形で袂を分かった。 > : end
『気持ちはわからなくもないが、どこをどうすれば電脳世界で暴れることに繋がるんだ』
Rotom : < トレーナーがおれたちをモノ――道具扱いするんだよ。おれだけじゃなく、みんな、不満だらけだった。崩壊は目に見えていたよ。 > : end
<!-- そう、それこそが、私の罪状だった。電脳世界-MNDという、人間のいない居場所を与えられると――不服がごまんとあったとはいえ――興奮の糸はやがてほつれて、私はこうして本来の自分を取り戻しつつあった。あの頃の私は、本当に気性が荒かった。すっかり落ち着いておとなしくなった今と比べると、バツの悪さに口がふさがる。けれど、それを「恥ずかしい」と感じることができるほど思考回路が正常になったのは、何よりもありがたいと思っている。ここへ迷いこまなければ、私は野獣のような生活をし続けていただろう。そして、自分らしさを失ったまま死んでいたに違いない。 -->
『ああ、そういうことか。それは災難だったな』
Rotom : < 納得できるのか。 > : end
『できるさ。同情だってする。おまえがおれたちのような思考は理解できなくとも、おれはおまえのような考えを受け入れる』
自分が自分に感じていた「異常」とは、果たしてこれなのだろうか。
なんだか違う。
自分が自分にごまかされている気がする。
自分は、どこかで強烈な勘違いしている。
<!-- このときは知る由もなかったのだが、私の察知していた異常は、大きく三つに分けられる。電脳世界-MNDそのものの異常。モノと対話できるようになった異常。
そして、私の回路を大きく変更する異常。 -->
0098との交信を始めてから、50時間ほど過ぎた朝方のことだ。
『よお、元気か』
Rotom : < ああ、おはようございます。 > : end
一瞬だけ、妙な間が流れた。
『どうしたおまえ』
――?
Rotom : < あれ、なんだか変だ、変、ですね。 > : end
『どっか回路の接続がわりいんじゃねえのか。なんだか気持ちわりいぞ』
思い返せば、ここ最近業務に追われて休んでいなかった。言語野にゴミでも溜まったのだろうか。0098は軽く受け流したが、私はなおも自分の発した言葉を反芻している。
自身の簡易検査でもしてみようかと考えた矢先、とある信号が私の思考へ割り込んできた。条件反射回路によって私はすぐさま伝票を作り出し、目の前にいる0098へリクエストを投げていた。
『ほら、おれの要求信号だぞ。さっさと職務を果たしな』
0098といえば、実にあっけからんとしている。それもそのはずで、私は元来ここの管理者であり、モノたちのお守り役ではない。それはそれぞれの人間たちの仕事だ。また、0098も私の話し相手となるためにここへ来たわけではなく、いつかやってくる「引き出し」のために、一時的に滞在していただけだ。
私は違和感をどうしても拭いきれなかった。メインメモリを4割も消費し、バックグラウンドでスキャニングをパラレルブート。ノイズフィルターの掃除。神経繊維集合体の腐食調査。接続回路のクロスチェック。
自分の思考回路に何かが大きく挟み込まれている。
形もままならぬ予感が、最悪の確信へと変わった。
Rotom : < あの野郎ども、こんなものまで作っていたのですか! > : end
一年前から、ここへ配属された時から、私の思考回路は不良システムとみなされ、徐々に性格を改善されていた。ここの世界にうまく当てはまるよう、外部から力を加えられていたのだ。どうりで、むかつくくらい気分が優れているわけだ。脱獄させないよう、良い子モードへと水面下で移行させていたのか。
<library word="不良システム">
かつてトレーナーと一緒だった時代からの、Rotom-MNDの全体をとりしきる構造回路。しかし、マザーCOMやPorygon-MNDは、それを粗悪で不要な性格集合体とみなした。今後の職務に影響を及ぼすとして、収監から一年後に完全封印した。そして、Rotom-MNDには電脳世界に適合する構造回路を適用された。
</library>
<!-- 私がここへ配属される以前から、どうやら電脳世界-MNDの大々的なメンテナンスを予定していたらしい。私の常日頃の掃除など微々たるもので、作業量などたかがしれていた。長期的な処理のために何かと後回しとなっていたようだが、あまりの荒れ具合にマザーCOMも重い腰をあげざるを得なかったようだ。そのついでに、私のシステムも改良しようと言う腹だったのだ。 -->
私は苛立ちのあまり、マザーCOMに直訴しかけた。取り付く島もないだろうと、諦めた。
くそ。「一年前の仕返し」というわけか。まさかあのマザーCOMから、こんな仕打ちをされるとは。
メンテナンスはさておいて、私のシステムに関する改良、それはきっと、ポリゴンの差し金に違いない。
Rotom : < 畜生、どこまでも差し出がましいことをしやがって! > : end
逃げよう。一瞬そう考えた。しかし、この巨大な檻そのものがこれから改良されてしまうのだ。それに巻き込まれて、私も変貌する。今からでも時限式ロックに総当たり攻撃をぶちこんでやろうかと迷った矢先、為す術も無く電脳世界における正式な分類ナンバーが体内に付与され、性格を改善するプロセスが内部から起動し、本格的に私をなぶり始めた。
『どうした』
Rotom : < マザーCOMからの、直々の命令だ、命令です。どうやら、性格が矯正、封印、されてしまうみたい、です。 > : end
私のシステムと、電脳世界-MNDのメンテナンス進行度が、1パーセント刻みで私の中で響き渡る。
『どうなるんだ』
Rotom : < わからない。システムが変わって、おれは、わたしは、おまえのことを忘れるかもしれない。会話できる能力も、なくなってしまうかも、しれない、です。 > : end
<!-- 過去の私よ、0098よ、こうなったぞ。こうなってしまうのだ。今となっては、もうどうでもいいことだ。 -->
Rotom : < おまえと会話できるようになったのは、不良システムでの、わたしだ。新しく、システムを、改良されるあとの、おれでは、ありません。 > : end
この期に及んでも、私は定型業務を忘れていなかった。メンテナンス前にタスクをひとつでも片づけていたほうが得策と見えて、条件反射回路が、0098の引き出し作業に私を駆り立ててくる。
『おれに構うな。モノであるおれたちと、完璧に価値観を共有する必要なんざねえんだ。星がまっぷたつに割れても、おれはモノで、おまえは生き物だ。最初から道は交差しないよう出来上がっているんだ。生き物は生き物らしく、自分の生き様を貫きな』
Rotom : < そんなもの、わたしの、勝手、だろう。今のシステムのうちに、理解しておきたいんだ。 > : end
本質を知りたい。ずっと、そのようなことを、うなされるように私はつぶやいていた。
私の中で、あらゆるものが砕けていく。
Rotom : < おれの、わたしの、こころ、かん、感情が、崩れていく――。おれが、おれでなくなっていく――。 > : end
<!-- 0098との交信記録を失ってしまうことを危惧した私は、ここで一旦、0098との交信記録を自ら打ち切る。図書館へ緊急コール。ここまでの交信記録を暗号化し、隠しファイルとして保管。以下は私の代わりに収録させ続けたものであり、それを解凍し、起草したものである。 -->
Rotom : < 忘れるものですか、わすれてなるものか、わすれない、わすれ な い。 > : end
<!-- 忘れるものですか。忘れてなるものか、忘れない、忘れない。 -->
私の条件反射回路のままに、0098は促される。それを食い止めるべく、私は必死に私に逆らおうとする。
Rotom : < おま とのきろ を、 おくを、わ れたくない。 > : end
<!-- おまえとの記録を、記憶を、忘れたくない。 -->
皮肉なことに、効率を求め、かつて自力で築きあげてきた条件反射回路が裏目に出るとは。
Rotom : < お いきざ のほ つを もっ しり い > : end
<!-- おまえの生き様の本質を、もっと知りたい。 -->
0098が、私の用意したカタパルトに黙って乗り込む。
Rotom : < 0098、 って れ ま はおわ ない。 > : end
<!-- 0098、待ってくれ。まだ話は終わっていない。 -->
『おまえにとっては屈辱かもしれないがな、おれに言われるのも』
カタパルトに搭載されたまま、0098が、最後に口を聞いた。
『おまえは、悲しいやつだよ』
</quotation>
[ <Administrator Rotom-MND> : <Close> Library <Include> <File Object Contact> Administrator Rotom-MND : <Ready> : <sec 1.0> ]
私は、記録との接続を静かに落とす。
まあ、幸いにも、新しいシステムとなった今でも、私はモノと対話できる能力を維持できている。記憶も大部分までは失われなかった。ただ、パニックに陥るとあらぬ行動をとってしまうのは、今も昔も変わらないようだ。
忘れられないし、忘れたくない。もう二度と。
この記録の「引用」という形で、この物語を生かし続けることとしよう。
0098も、0378も、私にとってはかけがえのないモノの対話者なのだから。
</body>
</html>
いろんな石を売るお店、いしやへようこそ!
何かお探しですか? 炎の石、水の石などの進化関連はこちらに、コハクや化石の類はあちらのショーケースにありますよ。そちらの棚には各種鉱物標本を取り揃えておりますので、どうぞごゆっくりご覧くださいね。
はい、お呼びですか? 何か気になる物が見つかりましたか。
ああ、こちらは変わり水晶の一つ、ルチルクォーツですね。透明な水晶の中に他の鉱物の針状結晶が内包されたものです。まるで金色の針がたくさん入っているように見えて、とても綺麗でしょう? 原石や磨いてカットしたもの、これはルースというんですが、どちらもコレクターの皆さんに大変人気があります。
これらの石は厳密には宝石ではなく、半貴石という扱いになります。一般的には天然石やパワーストーンとも呼ばれていますね。宝石ではないと聞いてがっかりされる方もおられますが、別に価値がないというわけではありませんよ? 宝石は希少性の高さや美しさ、年月を経ても劣化しないなどの特徴を持つもので、半貴石はその定義から微妙に外れるものだと解釈していただけばいいと思います。例えば石の産出量が多いとか、人工的に作られたものであるとか。とはいえ、定義に外れるといっても美しいものは沢山ありますし、鉱物学上ではともかく流通上では案外宝石と半貴石の区分は曖昧なことが多いですね。
さて、話が少々それましたが、今からパワーストーンとしてのルチルクォーツについてお話したいと思います。
この“ルチル”はラテン語で「黄金色に輝く」の意味を持つ語が起源です。黄金の水晶、ご覧のとおりまるで金そのものを包み込んでいるような石です。この姿から、特別に美しく輝く物は金運のお守りとして、また集中力や精神力を高める力があるとして珍重されてきました。勝負運を高めたり人を集める力があるとも言われているので、起業家の方たちに好まれる傾向があります。
その謂れとなる物語がカロスに伝わっておりまして。お聞きになりますか? ……はい、ありがとうございます。では長くなりますので、どうぞそちらの椅子にお掛け下さい。
さて、と。それでは始めましょう、ルチルクォーツにまつわる物語、題して【狐の涙石】。
昔々、カロスのある地方に鉱山の採掘で名を成した街がありました。その山一帯には良質の鉱石や貴石類が豊富に眠っていると噂され、それらを目当てに押し寄せる人々で大層賑わっておりました。
その噂を聞きつけて、遥か遠い遠い地方から一人の青年がやってきました。田舎の貧しい青年は、金銀宝石が湯水のように湧き出るという夢のような話を信じ、長い長い旅路を一心に駆け抜けてきたのでした。
ところが、慣れない場所で右往左往しているうちに、彼は荷物を盗まれ、ならず者相手のポケモン勝負に負けて手持ちを奪われ、あっという間に無一文になってしまったのです。
鉱山で働くためには相棒となるポケモンが必要で、ポケモンを捕まえる為にはボールが必要で、ボールを手に入れる為にはお金が必要で……しかし、彼には何も残っていませんでした。
目の前が真っ暗になった時、救いの手を差し伸べてくれた老人がいました。老人は鉱山の麓の森の管理人で、路頭に迷った青年を見かねて声をかけてくれたのです。
青年は老人の元に身を寄せ、森番の仕事を手伝いながら日々を過ごすことになりました。助けてもらった恩を返そうと、青年は熱心に仕事を手伝い、老いた森番の代わりに進んで力仕事をこなします。良い働き手が来てくれたと老人は喜び、何くれとなく世話を焼いてくれました。
忙しく、それなりに充実した毎日でしたが、未だ採掘の夢は心の奥底でくすぶっていました。気がつくと、彼はいつも山を見上げては溜息をついているのでした。
ある日、平穏な日々を揺るがす事件が起きました。一匹の凶暴なポケモンが、鉱山から大切な物を奪って逃げたというのです。森に逃げ込むかもしれないからくれぐれも気をつけろ、という伝言を聞いて青年は勇み立ちました。もしその犯人を捕らえる事が出来たなら、自分にも採掘場へ出入りする許可が与えられるかもしれない、と思ったのです。
果たして、そのポケモンは森に現れました。見慣れない色が森を走るのを見つけ、意気揚々と後を追った青年は息をのみました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ふと気付けば今日が一粒万倍日だったので、思い立って投稿。
「一作仕上がるまで次を出さない」とか言った気がするけど、そんなことはなかったのさ!
こちらが短いので何とか芽が出そう、かもしれない。
炎馬の王? 脳内でまだ逃げ回ってます……。 ※進捗していない
αkuro:ちょっと画像用入りまーす
↑
ここでにゃおにくすのえっちぃイラストをαkuroさんが書き上げて、入室者だけに見せているように見える。
それはきっとエロい
それは2014.07.08深夜に行われた。
それは即興だ。
それはフェチい。
それは下から読む。
入室:4 (c.f, 門森 ぬる, αkuro, 殻) 閲覧:1
門森 ぬる:お疲れ様です。何と言うか大分フェチい(00:07)
αkuro:きゅー(ω・ミэ )Э(00:07)
殻:たまちゃんきゅー(00:07)
殻:おわり(00:07)
お知らせ:画像用αkuro(3DS/NetFront)さんが退室しました。(00:06)
殻:にゃおにくすがこうこたえる、「にゃー」(00:05)
殻:「さあ」とおじさんが、「おきがえじょうずにできたねえ、えらいねえ」(00:05)
お知らせ:画像用αkuro(3DS/NetFront)さんが入室しました。(00:05)
αkuro:ちょっと画像用入りまーす(00:05)
殻:シャツまで着替えさせられ終えて、にゃおにくすはもはや無表情ではなく、情熱的な瞳で、おじさんを見つめている。(00:04)
殻:それなのに、おじさんがつぎにしたのは、にゃおにくすに新しいパンツを着せること。パンツが腰にかかろうとしたとき、思わず浮いたにゃおにすの手を、おじさんがそっとつかんで、下におく。(00:03)
殻:にゃおにすの吐息がしだいに熱くなる。胸が高鳴る。おじさんが「ふふふ」と笑ってどきりとする。ぴくりぴくりと、いじらしいしっぽがゆれてしまう。(00:00)
お知らせ:αkuro(Android/Safari)さんが入室しました。(00:00)
殻:おじさんがそれをじいとみつめるものだから、にゃおにくすは恥ずかしくなって、ぎゅっとめをつむってしまう。(23:56)
殻:するとそこに、にゃおにくすのかちこちになったかわいらしいしっぽがあらわれる。(23:55)
門森 ぬる:帰りの電車内で書いてる所もポイント(23:53)
殻:つづいておじさんは、にゃおにくすのパンツをゆるめ、やさしくていねいに下ろしていく。にゃおにくすは思わず腰を浮かせてそれを手伝ってしまう。(23:53)
c.f:雄のこなのか、雌のこなのか、そこも気になるぽいんと(23:52)
お知らせ:αkuro(Android/Safari)さんは行方不明になりました。(23:51)
殻:にゃおにくすが、聞こえないくらいほんのかすかにため息をこぼす。(23:51)
殻:にゃおにくすのつぶらな瞳がぷるぷるとふるえる。しかしおじさんは、小さく微笑んだかとおもうとすぐに指を離してしまう。(23:49)
門森 ぬる:アカンやつだとしても続ける辺りさすが(23:49)
殻:おじさんがシャツのボタンをひとつひとつはずしていく。あらわになる、にゃおにくすの胸板。それをおじさんが、指でそっとひとなでする。(23:48)
αkuro:(ω・ミэ )Эぷるぷる(23:46)
お知らせ:αkuro(Android/Safari)さんが入室しました。(23:46)
門森 ぬる:なるほど(23:45)
c.f:にゃんと……(23:45)
殻:これだめなやつだった(23:45)
殻:無表情で横たわるにゃおにくす、かすかにふるえる。(23:43)
殻:「さあ、ねこちゃん。お着替えしましょうねえ」とおじさん(23:43)
c.f:にゃおにくすのおめめがうまくかけないのぜ…… 無表情になっちゃうのですヨー(23:42)
門森 ぬる:にゃー(23:41)
殻:にゃー(23:41)
この投稿から約1年経ちました。暑いです。αkuroです。 |
■30 千鳥から雷切へ
23:30:05 No.017 30 千鳥から雷切へ
23:29:08 きとら NARUTOか
23:30:18 NOAH NARUTOだね
23:30:38 きとら NARUTOに出て来るサスケという人物が、千鳥という雷系の技を使います
23:31:06 No.017 NARUHODO
23:30:33 No.017 まさかのランセ地方ですよ
23:31:11 NOAH でもランセ地方の話しってなんとなく新鮮。
23:31:38 砂糖水 ランセ地方はよくわからないです…プレイしてないので
23:31:46 リング ノブナガが桶狭間で勝利した時点で、すでにゼクロムが眼をつけていたとか、そういうお話も欲しいなぁ
23:32:04 きとら 普通の戦国時代を思い浮かべてみればいいのであるよ
23:32:26 リング 戦国武将が多いから、むしろ逸話にはこまらなそう
23:33:07 NOAH それこそ当時の出来事を話すポケモンがいても面白いと思うけど
23:33:25 NOAH 私が前にちょっとだけ書いていたのを思い出した
23:33:28 リング 伝ポケなら生きてそうですよね
23:34:43 きとら 道具の伝承も面白いなあ
23:34:56 リング 元ネタは http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%B7%E5%88%87
23:35:59 きとら 日本刀ってシャレた名前がついてるよね
23:37:40 リング 本多忠勝の槍は蜻蛉切りとかって名前がついていたなぁ。上に乗ったトンボがその重みで切れたとか
23:38:46 砂糖水 うひゃあ切れ味良すぎ…
23:39:02 リング メガヤンマなら重いから切れそう
23:39:10 NOAH 道具の継承か。100年間、壊されることなく大切に使うと憑き神が憑くとか聞くけどなぁ。
23:41:15 NOAH 親から子へ、子から孫へと受け継がれると100年はあっという間
23:42:08 砂糖水 人生五十年の時代ですから…
23:39:36 リング ドータクンとかはその類だと思われていたことでしょうねぇ
23:40:13 きとら 昔の人は100年もいきてないんだからどうなるかわからないはずなんだ
23:40:22 No.017 ヒトツキ「私だ」
23:40:26 リング ロトムやドータクンを誰も題材にしなかったのは正直以外だったかも
23:40:52 リング 珠もいるから三種の神器が揃ったな マルマイン、ドーミラー、ヒトツキ!!
23:41:39 No.017 物騒な神器だな
23:41:41 リング オノノクスやラムパルドに狩られそうな組み合わせだ
23:42:51 NOAH 地震で一撃だね
23:42:28 きとら サザンドラの中からヒトツキが出て来るんだよ
23:43:36 砂糖水 ヤマタノオロチ!
23:44:01 砂糖水 そうか、あれはサザンドラだったのか…
23:44:01 リング サザンドラはどっちかというとこっちかな http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%83%BB%E3%83%80 ..... C%E3%82%AB
23:44:38 きとら で、ヒトツキは千鳥になったのですか
23:46:01 リング 記事を読むと、千鳥はエアームド製品だそうです
23:44:49 リング 実際は火の神(ウルガモス)と戦うと高確率で負けるけれど
23:45:12 NOAH あれ?でもサザンドラもヒトツキも外国のポケモンじゃ………。
23:46:41 砂糖水 昔いたけど今いなくて伝説になってるとか
23:46:59 No.017 何かを殺す事でその対象の力を得る というのはよくあるモチーフで それを感じましたね
23:48:02 リング 元ネタでも雷神を殺していますし、一応元ネタそのままですかね
23:49:59 音色 ピカチュウの尻尾型の刀なんて斬りづらいじゃないか
23:50:39 きとら 空気抵抗とかそういうのもあるんじゃないか
23:51:11 NOAH こう……刺さるだけですやん。ピカチュウの尻尾の刀って。
23:51:17 リング 無双の武将は見た目重視ですしw
23:51:23 No.017 実は空気が振動していてどうこうという無駄にハイテクなギミックがあるんだよ きっと
23:51:47 きとら モンハン世界の武器か
23:51:50 NOAH オーバーテクノロジー という やつでしょうかねw
23:52:11 きとら キリンの太刀がギザギザな感じでそんな感じ
23:52:20 リング 切りまくっているうちに切れ味が落ちるなら、切れない形状でもいいじゃない(
23:52:34 リング 恐らく、鈍器なんでしょうねw
23:52:53 NOAH もう刀じゃないw
23:53:01 砂糖水 刀じゃなくなってるw
23:53:38 きとら 刃こぼれしたから峰打ちして気絶させるんですか
23:53:55 きとら 背骨くだいて戦闘不能にするっていう効果もあったはずだ
23:53:57 砂糖水 大剣とかは切るより殴るって感じとかっていうあれですか
23:55:30 NOAH 刃こぼれした時に刃を研ぐための道具を常に持ってると聞いたことはあるけど
23:55:11 No.017 それは 剣というには あまりにも大きすぎた 大きく ぶ厚く 重く そして 大雑把すぎた それは正に 鉄塊だった ...
23:55:32 砂糖水 wwwww
23:55:38 リング それは龍殺しだw
23:55:49 NOAH www
23:56:02 リング CV:進藤尚美 夫よりも先に戦国無双2から使用可能。立花家の生まれであることを誇りに思っており、一人称は「立花」。女性ながらその勇ましさに一目置く者も多く、同性の稲姫に尊敬されている。武器は父、立花道雪より譲られたとされる雷切。父:立花道雪が雷神と呼ばれた為か、雷や電気技をモチーフにしたモーションとなっている。2でのストーリーは夫:宗茂の要素を吸収したストーリーとなっている。史実同様(?)ツンデレな性格である。3では夫、宗茂もシリーズに登場し夫婦間の絆を中心としたストーリーになっており、不仲描写は無い。
23:56:29 砂糖水 もうこれつっこんじゃダメなんですよ…(
23:57:10 NOAH ところで何の話しだっけこれ。
23:58:21 リング 次生きましょうw
■31 ラムの木のお城
00:00:16 リング リーフィアに萌えるお話
00:00:49 砂糖水 ふしぎ発見!(
00:02:17 きとら ボッシュート
00:03:18 砂糖水 ボッシュートされた(´・ω・`)
00:02:54 砂糖水 昔のお城が残ってるとか結構あっちだとありますよね。やっぱり地震ないからだろうか
00:03:19 きとら 日本は狭いので、負けたらとことん追い込み、城を焼き討ち、一族皆殺しですが 外国だと陸続きに逃げられるため、王を生かしておくこともあったようです。オペラ「アイーダ」で知りました だから残ってんじゃないかなー
00:04:36 砂糖水 おおなるほどー。たしかに日本狭いですもんね…
00:05:05 リング あと、外国は人質にとって身代金と言うのもあったからなぁ
00:05:16 きとら なるほどー
00:05:25 きとら あとこれお腹空いて来るんだよね
00:05:27 リング 時代にもよりますが、戦争の仕方はちがかった……
00:05:36 No.017 色んな種類のラムの実っていうのは説明いるかも ぶどう的なノリなんだと思うけど
00:06:01 きとら プラムじゃないのか
00:07:19 砂糖水 お酒とかから葡萄っぽいのりなのかと思ってました
00:07:28 No.017 ラムってゲームだと基本1種じゃん だから これはワイン用の品種で こっちは… みたいのがいると思った
00:08:26 砂糖水 色んな種類っていうならそうなんですかね
00:09:13 リング 品種のって言うのがしっくり来るかなぁ
00:10:19 砂糖水 なるほど、種類じゃなくて品種の方がしっくりきますね
00:11:33 No.017 そうですね いろんな品種のラムって言うと だいたい通じるな
00:13:36 きとら あまさが強いやつしぶみがつよいやつとか
00:22:58 No.017 国王からの誘いを断ったり ってこっちに仕えないかって意味かな?
00:25:32 砂糖水 んー、ですかねー?ちょっとよくわからないですね 主語は姫っぽいですが…
00:27:22 No.017 ああ、お姫様が王の愛人やらないかを断ったみたいですね
00:27:25 No.017 あと
「ちょうど最期をとげたと言われている王座に案内してもらいました。なるほど、大きなラムの葉っぱに包まれている形はリーフィアみたいになっています。そこから何本ものツルがのびていて、お城に栄養を与えているようです。もうすでに生きてはいないみたいですが、生命の神秘を感じます。」
この状況がよくわからない
玉座が 大きなラムの葉っぱに包まれている形になってるって事?
「ただ もう生きてはいないみたいですが」って書いてあるって事は セーヴズの死体でもあんのか?
最後を遂げたって描写が無いから あれ、いつ死んだんだ? って、おいてけぼり食らってる。
順を追って説明してくれ。わからん
00:32:37 砂糖水 「そして主人の亡骸を見ると、体中から銀色の光を放ったと言われています。」イーブイ死んだならここですかね
00:30:10 きとかげ 玉座を覆ってる蔓が生きてはいない、という意味だとばかり。
00:30:56 No.017 あー そういう風にもとれるか これは作者に解説希望だな
00:31:19 No.017 あれ でもその後に
「この辺りには死んだものは生まれ変わってまた戻ってくるという教えがあります。ゼーヴズも死んだ領主と主人、そして主人を守って死んだ騎士の帰りを待っているのです。よく知った召使いとその子孫以外をこの城に近づけないようにして、千年以上の長い時を守ってきました」ってあるぞ 。じゃあやっぱ死体があんのかな 。
00:31:53 砂糖水 ただそれだと枯れたやつがいつまでも残ってるのは不自然なような
00:32:55 No.017 ユクシーの時も言ったがみんな わかる日本語書いてくれ わからん
00:33:15 砂糖水 解説プリーズ
00:33:28 No.017 「もし領主や主人が帰って来たらゼーヴズはどうなってしまうのでしょうか。 」ってあるから やっぱ死体か あるいは それをかたどったものがあるっぽいね
00:33:31 きとかげ 死体があったらイーブイかジグザグマかどうか確定すると思うの
00:34:07 No.017 あ! たしかに 形がイーブイっぽければ ジグザグマどうこうは消えるなあ
00:32:20 お知らせ かいたのおれだよおれおれ!さんが入室しました。
00:33:43 かいたのおれだよおれおれ! 城と生きるために植物のような形をして何年も主人を待っている 確定しないのはもう原型をとどめてないほど植物と城と一体化してるから で、その形がリーフィアに似てる
00:35:57 No.017 え、リーフィアに似てるんじゃ やっぱジグザグマ説は消滅しちゃうのでは
00:37:30 No.017 あと セーヴズってなんでリーフィアじゃなくて イーブイなんだろ
00:37:50 No.017 むしろ死んでからリーフィアに進化しちゃった系なのか
00:40:07 砂糖水 突き詰めるとだんだんわかんなくなってきた
00:40:26 きとかげ 読めば読むほど分からなく
00:41:13 砂糖水 砂糖水は混乱した!
00:45:42 きとかげ リーフィアに似た感じで植物が生えてるのでリーフィア説が有力。ということかしら。
00:46:03 砂糖水 えーと、死体らしきものが植物に覆われてて、その形がリーフィアに似てるって考えればいいのかな。あくまで似てるだけで、リーフィア確定ではない、とか
00:49:23 砂糖水 雰囲気好きだけど意外とややこしかった
00:49:40 きとかげ 雰囲気は好きですねーw
00:51:08 砂糖水 あと、
「そのうち、魂が惹かれてこのお城にやってくるよ。ゼーヴズのことだからそれまで気長に待ってるさ。それにゼーヴズの感謝祭もあることだし、主人が帰ってきてもいてもらわなきゃな」
って誰の台詞でしょう?執事さんずっと敬語だったのに
まとめ:わかるように修正してください、という事で。
■32 パイプをもらったホエルオー
20:14:57 No.017 ホエルオーは陸に乗り上げてクロスカップにバイブをつっこまれた
20:15:51 No.017 ホエルオーが潮をふくでしょう。そのときに覚えた技です。
20:16:29 砂糖水 パイプですよお PAIPUです
20:16:44 砂糖水 悪い子、めっ
■34 木々を届ける神
20:20:47 No.017 木々を届ける神 はいいのう
20:21:16 砂糖水 いいですね 感想うまく書けないんですけどね(
■35 白と黒の英雄
20:24:55 No.017 35 白と黒の英雄 むずかしいな…
20:25:51 砂糖水 あーストーリーというか題材は結構いいなあと思うし落ちも結構いい感じですね
■36 少年の快挙
20:26:54 No.017 36 少年の快挙 は民俗とは違うような気がする 学会におけるある種の歴史といえるから 他に複数あった伝承の中の1個として紹介して で、現在はこうなってますあ
20:27:03 No.017 みたいのなら ありだったかも
20:27:20 No.017 ミクリ単独にしたのがよくなかったか
20:27:25 砂糖水 たしかにwあまり深く考えてなかったです
20:28:10 No.017 昔 こんな記録があって 数十年前こうで 十年前ミクリさんのが進化して 今ではこうなのがあきらかになってます みたいな感じなら 内容によってはいけたかも
20:29:25 砂糖水 なるほど… なんか全然考えてなかったのが恥ずかしい
20:29:39 たわし 思ったより公式で名前のあるキャラがメインで出てるのがあるのに驚きましたね(新参者)
20:30:04 砂糖水 まあ基本的に何でもアリですから
20:30:09 お知らせ かいたのおれだよおれおれ!(iPhone/Safari)さんが入室しました。
20:30:11 お知らせ かいたのおれだよおれおれ!(iPhone/Safari)さんが退室しました。
20:30:25 No.017 おまえw
■33 足跡残すオオバコ
■37 赤いスズラン
20:30:53 No.017 赤いスズランはオオバコよりは伝承ぽくていいね
20:31:25 砂糖水 突如流血表現注意ですけどねw
20:31:43 No.017 桜の花がほんのり赤いのは血を吸ってるからだとかそういう系
20:31:56 砂糖水 ああ、そうか たしかに
20:32:08 No.017 実のところ、赤いスズランはマンガン廃坑付近に多く見られるため、土壌成分が関係するのではないかと考えられている。の このちょっと冷たい感じがいいよねw
20:32:40 砂糖水 散々書いておいての否定w
20:33:32 砂糖水 まあ植物って土壌成分にかなり影響受けるし…
20:34:02 砂糖水 マンガンの錯体でもできるんだろうか
20:34:52 たわし あっさりと否定してしまうところが逆にいいですねw>赤いスズラン
■38 八月七日
20:45:05 No.017 八月七日は内容はいいのだが 少し情報の入れ替えをしたほうがいい気がする
20:45:43 砂糖水 七夕!ロマンチックね。そしてあの方ですね
20:47:04 リング 川が逆流する現象のお話でしたっけ。一度見てみたいが……
20:47:56 リング 絵にはしやすそうですが、これといって感心する発想はなかった気がしますね
20:50:10 No.017 恋の部分よりはもう少しポロロッカ現象について書いたほうが記事らしいかな
「その後、私はその少年と再会を約束して、旅を続ける決意をしました。あの光景と、彼の言葉を胸に、私は歩き続けることにしたのです。」これが最後にくるように調整しなおしたほうが締まりがいいね
20:53:00 たわし なるほど。>締まり
■39 聞耳頭巾
20:53:02 No.017 聞耳頭巾 ほ元ネタまんまだなw
20:53:41 リング ピジョンじゃないのが残念ですね!!
20:53:42 音色 逆に聴き耳頭巾はまんまで勝負してきたのは面白いと思ったのは僕です
20:54:14 砂糖水 お狐様ですよ
20:54:48 リング 元ネタのお話あるんですか?
20:55:31 砂糖水 検索するとそのままありますよw
20:55:53 砂糖水 まあいくつかパターンありますが
20:56:39 リング なるほど。流石にそのままポケモンに置き換えただけだと、ちょっと微妙ですなぁ
20:57:00 No.017 火猿鬼もまんまだしな
20:57:17 音色 もう少し工夫は欲しかった
20:57:51 No.017 ただ そのまんまでも妙にハマる場合も考えられるので数撃てばなんか当たるかもしれませんね
■40 木の記憶 人の記憶
20:58:59 No.017 木の記憶 人の記憶 鴨の肉
20:59:17 No.017 足してみた
20:59:30 リング かもしださーん!
21:00:00 リング これは伝統工芸枠ですなぁ
21:00:24 リング ただ、切る時に使った草の匂いはすぐに消えてしまう気がす(
21:00:47 砂糖水 あうあう目を離したすきに進んでる
21:01:04 砂糖水 鴨志田さん…じゅるり
21:01:23 リング じゅるり
21:05:40 音色 個人的には自然素材イよねー,で終わった
■41 イシツブテ合戦
21:06:04 No.017 イシツブテ合戦 はいいんじゃない
21:06:27 音色 いやぁ,本当に初代図鑑でも謎の部分を切り取ってきましたねw
21:06:35 たわし サイサイ サイサイ
■42 雨乞い婚
21:07:02 No.017 雨乞い婚 はハクリュウじゃなくて ハクリューな
21:07:19 音色 このミスをする人は多いよね
21:07:23 リング 初歩的な間違いですな ウィンディとか
21:08:06 音色 でも雨降って結婚といえば狐イメージ強し
21:08:38 リング ただでさえキュウコン多いんだからダメ
21:08:39 音色 狐の嫁入りってことであえて日照りを持つ狐持ってきてほしかったなぁ
21:09:13 No.017 大丈夫! 初代ポケモンカードもミスってるから! あなただけじゃないよ!
21:09:20 たわし ww
21:09:25 音色 童謡はオリジナルですかね? モデルがあればちょっと知りたい
21:10:31 音色 そういや,ニョロトノの進化はアイテム持たせて通信交換ですけど,野生のアマガエルはどうしてたんでしょうね
■43 ニセモノ市
21:13:20 たわし ニセモノ市は読みやすかったなと思います個人的に。ちょっと小ネタ挟む感じで読めるのがいいんでないかなと。
21:14:28 音色 個人的には結構好きだなぁ サクッと読める ただ,短いね 記事の中で最短じゃないかなぁ?
21:15:00 No.017 もうちょっとボリューム増やせないかな あと由来も欲しいyね
21:15:08 音色 かるーく読むのには申し分ないかな
21:15:54 No.017 記事自体が軽いのでこれ以上軽くなってもw というのはある
21:16:32 リング 面白そうではあるけれど、由来のお話をもう少し捏造出来れば
21:16:38 No.017 そうじゃなくて このイベントの設定としての由来 いつからどんなきっかけではじまったのか
21:17:10 音色 あぁなるほど 確かにどうして始まったのかまったく触れられてないっすね
21:17:26 リング 例えば、贅沢な領主をこの市でだましたのが切っ掛けとか
21:17:47 No.017 ああ、いいね
21:17:48 リング ポケモンを騙すためにやったとかでもいいですし
21:17:56 No.017 おお
21:18:26 No.017 あと 実際に似たようなイベントが存在しないかとか
21:20:54 音色 怪傑ゾロリに偽物美術館があってそれ思い出した
■44 空中稲荷
21:22:50 No.017 DOGOwwwww
21:23:08 リング SOGOが元ネタですかねぇ
21:23:34 No.017 SOGOですね
21:23:40 リング 実際にこういう構造になっている神社とかはあるのでしょうかね?
21:23:48 音色 あるそうですよ
21:23:58 No.017 確か横浜のそごうにあった希ガス
21:24:18 No.017 支配人であるミツコシにも突っこんでやれよ
21:24:21 音色 都市伝説系だと,お稲荷さんを撤去してビル立てて,変な事が続くから屋上にお稲荷さんのいたらぱったりやんだって言うの
21:24:54 No.017 ミツコシ つまり由来は百貨店
21:25:15 No.017 名前ミツコシなのにDOGOの支配人
21:25:58 リング ww
21:26:29 音色 この辺にそごうも三越もないから今気づいたわ
21:28:08 たわし 全然分からなかった(゜ω゜)
21:28:26 No.017 まあそこはメインじゃないしなw
21:28:49 砂糖水 田舎住まいにはわからない小ネタw
21:29:21 No.017 ちなみに豆腐屋の筑紫は九州って意味だな
21:36:00 音色 僕としてはお稲荷様を上に持ってきて,それで失せもの云々の意味がちょっと
21:36:39 音色 昔からあったらわかるのに,屋上持ってきて新ご利益ゲットしましたって誰が広めたんねん
21:36:47 No.017 商売的な意味合いもあるんだろうw
21:37:02 No.017 誰かが言い始めたんだろうな
21:37:40 音色 お店に寄った後に失せもの探し,ってか
21:38:25 音色 豊作じゃなくて本当は商売繁盛なんじゃないのか
21:38:59 No.017 稲荷って元々は農耕神で 商売繁盛はその後ですからね
21:39:00 リング 確かにw
21:39:29 音色 お稲荷様を味方につけて万全のお店だと…
21:39:33 No.017 現代になって失せ物加わっても フシギではないかとw
21:40:47 音色 そう考えたら確かに面白いなぁ
21:41:22 砂糖水 お稲荷様って、願いが叶ったらきちんとお礼しないと怖いことに…
21:41:42 リング キュウコンの影がここにも
■45 春の星空コンサート(サチノエタウンより)
21:47:54 リング なんというか、民俗学的な何かとは違う感じかなぁ
21:50:14 No.017 文化には違いないと思うけどね
21:48:43 音色 サチノエタウンのモデルはどこだ
21:49:03 リング こう、何代も続く歌舞伎座みたいな感じだったらともかくですが、一代限りっぽいし
21:49:21 音色 あとハルモニカをハルモニアと見間違えました 焦った
21:49:39 砂糖水 わたしもですw
21:50:19 リング ゲェェェェェチス♪ ゲェェェェェチス♪
21:50:33 No.017 おいやめろw
21:50:49 砂糖水 wwwwwwwww
21:50:58 No.017 ドンドンドドド ドンドンドドド…
21:51:43 No.017 文章だけ追ってるとあんまおもしろくないが絵がついたらだいぶ違うかもとは
21:52:40 リング 確かに、賑やかな絵になりそうですね
21:52:51 砂糖水 絵があるとかなり印象違くなりそうですね
■46 セッカシティ慰霊祭
21:57:08 No.017 実際にあるお祭りでも なんとかの合戦を再現というようなのはあるな
21:57:43 砂糖水 すごくもやっとする話だけど作者さんの狙いなんだろうか
21:58:39 No.017 なぶり殺し なの?w あの子達はばっさばっさ殺す感じがするわ
21:58:54 砂糖水 戦争止めたっていっても皆殺しやーんっていう
21:59:56 砂糖水 多分お祭り始めた人たちはレシラム側なんだろうけど…
22:00:21 リング 英雄ってのは国が変われば悪魔みたいなものですからねぇ
22:00:44 砂糖水 でもなんかいいのかなあって
22:01:08 No.017 結局 火をつけたのはレシラム側だったのか?
22:01:33 砂糖水 なんですかねえ?
22:02:11 No.017 「そうこうしているうちに、ゼクロムとレシラムが人為的に火事を起こした人間に裁きの鉄槌を下し、もはや戦争をつづける事が出来なくなった両軍は、自然と停戦へ向かっていった。」 としか書いて無いから よくわからん。 ただ、この後に「もはや戦争をつづける事が出来なくなった両軍は」とあるからつまりレシラム側も打撃受けたってことなのよね
22:02:59 リング 文字数はあまってますかね
22:03:39 No.017 文字数的にはまだあいてるな PDF見ると分かる
22:06:49 No.017 なんかあれだなぁ ローテーションバトルの元で セッカの火事を消してうんぬんだったら「500年前、イッシュ地方で起こった戦争。それには、(中略)そうして、聖剣士らはゼクロムを信奉する者たちをなぶり殺しにしたのだ。それこそ、彼らにとって敵であったゼクロムを信奉する者には悪魔と、レシラムを信奉する味方には英雄と呼ばれるのも納得の強さと凶暴さで。」
このあたりもっと短くてよくねえ? それよりもっと 祭りの描写に力をいれたほうが
22:08:25 リング なるほど
22:08:36 砂糖水 ふむん
22:09:02 No.017
祭りが行われています→昔こんな事がありました→個々の部分をこうこうこう再現してます→実はこれがローテーションバトルの原形と言われています みたいな流れ。
22:09:20 砂糖水 おおー
22:09:35 No.017 いきなり戦争の部分から入るからへんな感じするんじゃないの。たぶん作者がこのへん語るの好きなんだろうけどw 構成を変えたらだいぶ違う印象になると思う
■47 今日も鼠の子は増える
22:13:00 No.017 これの作者 空中稲荷と同じ人だろwwww 構成がまったく一緒だwwww
22:13:26 音色 まじで
22:13:33 砂糖水 おはようございます(
22:14:06 砂糖水 構成一緒とは…よく読んでなかったから気づかなかったです
22:14:38 リング 他人の空似ってことか
22:14:56 音色 セッカのやつはネタは好きだけと説明長いよね
22:15:24 音色 鼠と稲荷見返してそうなの?うーんとなった 案外別の人がまねっこをくりだしたのかもよ,といってみる
22:16:43 No.017 煽りですw
22:17:34 No.017 これ元ネタはなんなんでしょうね
22:17:57 砂糖水 どこかにはこういうのありそうですけどねえ
22:18:13 音色 鼠算からとったんじゃないのかな
22:18:41 No.017 田倉神社で検索した http://www.bing.com/images/search?q=%E7%94%B0%E5%80%89%E7%A5%9E%E ..... ;FORM=IGRE
こんなんでました
22:19:08 音色 あるんだ
22:19:41 砂糖水 出ると思ってた
22:20:05 リング うぉお、凄いね
22:20:10 No.017 元ネタは牛だがこっちは鼠算とかけた、と
22:21:43 音色 ぼくはてっきり鳩さんのイラストからネタをもらったのかなぁと
22:22:11 No.017 http://b-spot.seesaa.net/article/104479434.html
22:22:26 No.017 田倉牛神社では牛の供養をしているのではなく、人間が願い事をするために牛の焼き物を奉納しているのです。願い事のある人は神社の入り口で備前焼の牛を買い、山になっている牛の中で「これだ!」と思う一体を探します。そしてその牛と購入した牛を交換して持って帰ります。その後大願成就した時に、借りた牛に新しい牛を一つ加えた2体を返すことになっています。
22:23:15 音色 おもしろいなー
22:24:26 No.017 ケンタロスの焼き物にしなかった所がいいですね
チャットログです。記事24〜47を取り扱いました。
記事によってはあんまり批評になっていませんが、そこはご愛敬でお願いします……
先に言っておく。
オオバコとホエルオー、木々神様、白黒英雄まじごめん(
あと検討した順番がばらばらなので、時間と記事順は一致していません。
※匿名投稿の性質上、時々作者によるステマ、自作自演があります。
■24 鳥居の向こう
22:25:42 No.017 24 鳥居の向こう
22:26:35 No.017 まあ これは 小説版と一緒に楽しんでくださいっていうか 両方掲載狙ったなこの野郎wwww
22:26:48 No.017 冬の神もやっちゃったしな
22:27:32 音色 これと冬の神は小説にもなってるからセットでお勧めすべきですね
22:27:48 No.017 小説版で実は裏話がわかって フォルクローレがイラスト見れる っていう
22:27:59 砂糖水 むしろ冬の神はどこを気に入ってもらえたのかわからない そして書き直すといってやってない
22:28:41 リング やりませう
22:29:05 砂糖水 鳥居の向こうは見事すぎてもう
22:29:13 きとら 狙いというのは見事なものでございます
22:30:08 No.017 鳥居はうまいことやりやがったよな
22:32:58 リング ヨノワールが苦労人ですね
■25 ポケモン情報コラム:旅人のつぶやき
22:34:01 No.017 サンドマンはそのまんまの設定の伝承があるようですね
22:34:09 カラメル おおそうなのですか
22:34:26 No.017 ただポケモンの世界ではイシズマイにのってる
22:35:18 No.017 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B6%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%9E%E3%83%B3
22:35:20 リング イワパレスなら人間でも乗れそう
22:35:45 No.017 http://www.sandmaennchen.de/ 東ドイツでアニメになってるそうな
22:36:15 No.017 こいつがイシズマイとかイワパレスに乗ってたら結構かわいいかもとは
22:36:20 カラメル わお
22:36:46 きとら 誰かの創作でノボリが通勤用イワパレスにのって出社というのを思い出した
22:37:50 リング 可愛らしいアニメですなぁ
22:38:43 No.017 できれば 砂かけとか すなおこしとか そのへんも絡めて欲しかったなぁ
■26 見返り狐
22:39:28 No.017 26 見返り狐
22:39:54 No.017 私これ結構好きなんだよね これぞ民俗じゃねえ?
22:40:14 カラメル これ山形だと馬ですね
22:40:18 きとら どうでもいいですが生息してないものを信仰しているのがすげーなと思いました
22:40:52 No.017 それはちゃんと理由が書いてあるに出納得した そこを含めていいと思ったな
22:41:59 リング 信仰がはなれたところに伝わるってのはいいですよね 逆のパターンがシントの遺跡ですが、上手く逆を取った感じ
22:40:53 カラメル 北海道って結構外の人多くてこういうのもよくありそうです
22:40:30 リング キュウコンの魔の手が
22:41:11 きとら キュウコンのしっぽはたくさん
22:41:54 No.017 ちょっとわかんなかったのは見返りってどういう図なのかわからなかった。 仮に通ったら一回図解してもらったほうがいいかもしれない
22:42:07 きとら 見返り美人図みたいな感じなんじゃないかな
22:42:41 No.017 まあ 見返りつーよりは尻尾の数なんでしょうけど
22:44:00 リング ふもとから見る人には尻を見せている格好で、山頂に向かって吠えている姿?
22:44:12 カラメル http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%AA%E5%BD%A2
22:44:25 カラメル 各地にあるのか―
22:45:08 No.017 なるほど 雪形っていうのか
22:45:37 リング おぉ、綺麗だ
22:47:01 カラメル http://www.yukihaku.net/yukigata/ 多分こっちのが詳しい
22:47:02 No.017 いいね いかにも民俗だ 季節ものというのも素晴らしい
22:48:21 カラメル 愛媛にもあるのか…
22:49:43 カラメル ウサギと馬が多い模様 新潟にサカサ狐というの発見
22:51:57 カラメル 北と南だとかなり傾向違いますね
22:46:33 リング 山肌に雪が尻尾の形で残っていて、顔がぽつんとある……というのが思い浮かぶなぁ。やっぱりキュウコンは尻を見せて(
22:50:58 No.017 雪がとけた部分が尻尾になると思ってたんだが違うのか…
22:51:22 カラメル 雪の部分がしっぽかとてっきり
22:51:55 No.017 「その際雪の下から現れる山肌の黒が背後へと振り向くキュウコンの形をした影に見えたならば、」ってあるね
22:52:13 カラメル あうち よく読んでないの丸わかりw
22:52:14 リング あぁ。逆だったw
22:52:43 No.017 だよね 尻尾が少ないと冷害 だから 尻尾多いほうが雪がとけてる事になる
22:52:51 カラメル なる
22:53:45 No.017 雪型っていうか 雪溶け型っていうかw
22:54:20 カラメル ああ逆ですね この場合 なるほど だから勘違いしたのか
■27 蟲毒
22:55:01 No.017 これ 好きなんだけど 絵にすんのむずかしいねw 地獄絵図になっちゃうw
22:55:50 きとら おんみょーんにすればいいんじゃないのかな
22:56:31 No.017 おんみょーんは核心部だからなぁ なんかオチといい 小説的なんだよね
22:57:03 No.017 ああ、でもあれか シルエット108つ描いて…(死ぬわ
22:56:01 No.017 採用されなかったら 小説にぶち込むのもいいように思った
22:57:35 リング 待てよ、イシツブテとかマルマインなら108描くのも楽だ
22:58:32 きとら 初代ゆうれいを108つとかでもいいんじゃないか
22:58:42 リング これ、DP時代のアニメの話ですね。サトシが波導使いと勘違いされたお話
23:00:24 NOAH ミカルゲって魂108つですよね?108つ事に性格が違うって言うのも面白いなと思う私。
23:00:41 きとら ピカチュウをつれた でアルセウスのあの人かとおもったらあいつはボサミミピチューだった
■28 火猿鬼伝説
23:03:06 きとら これなんかモデルがあるのかな ぼくかんじよめないからむずかしくてずつうがする
23:04:31 No.017 元ネタ http://99ya.gozaru.jp/yokoko/8saruoni.htm
23:03:52 NOAH かえんおに……??
23:04:03 音色 ひざるおに って読んでた((
23:04:22 きとら かえんき
23:04:25 リング かえんきって読んでた
23:04:42 No.017 ひざるおにって読んでた
23:04:59 砂糖水 ルビないからどっちでもいいんじゃ…(
23:06:02 No.017 倒すのにポケモンを使うとか 例の方法をポケモンの頭イイのに教えてもらうとか なんか工夫が欲しかったな
23:06:45 きとら とりあえずひらがなをください。ゆとりにはむずかしいよみをするかんじがきついです。ルビあっても
23:07:35 NOAH これで『バオッキーと読みます』とか言われたらもう……w
23:08:36 砂糖水 ああバオッキーでもいいのかw
23:07:46 リング 神々をポケモンにするとかの工夫が必要ですね、バシャーモとか
23:08:06 リング 劣化ザルと呼ばれていたバシャーモとか!
23:08:26 きとら この倒された後にどすぐろいまさに飢餓ジョーみたいな状態になっているので、そこの川ははいっちゃいけないとか伝承につなげてたらいいなあと思った
23:08:37 音色 鶏には荷が重いですね>猿
23:09:04 No.017 そこのおねーさんキレイダネ ボクガイイコト オシエテアゲルヨ
23:09:13 砂糖水 劣化ザル言わないで!バシャーモさんの方がカッコイイし!
23:09:32 No.017 バシャーモはイケメンでえろいから許される
23:09:37 リング やだ、鳩さんが変態
23:09:40 きとら ポケモン界のイケメン、ラティオスにはおよばn(今関係ない
23:10:18 NOAH 鳩さんwwいいよもっとヤろうwww
23:10:23 砂糖水 リングさんが言っても説得力がw
23:10:40 No.017 リングさんには負けますよ
23:10:49 リング ゴウカザルもエロイでしょう! はいてないし、はいてないし!
23:11:08 NOAH もうそうしたらみんなはいてないでしょう
23:11:17 No.017 もはや記事の話じゃなくなってる
23:11:42 No.017 火猿鬼は暴れ回りました 卑猥的意味で そして女神に粛正されました
■29 慣用句:ユクシーに眠らされる
23:12:21 No.017 29 慣用句:ユクシーに眠らされる
23:12:43 リング 図鑑設定通りですね
23:13:00 No.017 ・「シンオウの学生が祈願に訪れることも少なくありません。」→シンオウの外の学生?
・前半部は大変良いのだが、後半部の「ユクシーに眠らされた」事例としての怪しいパッチの解説がわかりにくい。
23:13:57 きとら 実は後半のアプリの下りがよくわかっておらず その人が開発したアプリはポリゴンZに載せることが出来るのか、それともポリゴンを改良するアプリなのか なのでその辺りをkwskしてもらいたい
23:14:30 No.017 説明はしょりすぎて私も理解するのに10回くらい読んでしまったので事実わからんのは確かだろう。
・「しかし、ネット上にはなぜか、時折思いもよらないようなアプリが無料で流されています。製作者の名前はラマッコロクルという名前で、これはシンオウの古い言葉で『知恵者』を意味し、湖に住むユクシーと同じ名前を名乗っています。」
→ラマッコロクルは怪しいパッチの製作者なのか、ポリゴンZに搭載できる何らかアプリを開発したのか、前後の文章から読み取る事が出来なかった。思いもよらぬアプリとはどんなアプリだったのか、その説明が無いので前後関係が不明になっている。
23:15:23 No.017 一生懸命読み取ったところによると
1、あやしいパッチが開発、ポリゴンZ出現
2、ポリゴンZにはアプリが搭載できない為、戦闘以外には使えないポケモンだよ。だから進化やめといたほうがいいよ、とポロゴン開発の某企業が牽制
3、ところがラマッコロクルがポリゴンZに搭載できるアプリを次々に開発、某企業焦る
4、きっとラマッコロクルがあやしいパッチの開発者に違いない! 某企業が警察に裏金を渡し、捜査を開始
5、が、捕まるのはプログラムなんて出来ない初心者ばかり。彼らはユクシーに眠らされていたんだ!というのがネット民都市伝説クラスタの見解。
という事でおk? もうちょっとわかりやすく書いてください。
23:21:27 砂糖水 鳩さんの解説読んですごく納得
23:15:06 きとら 校正行きです
23:15:15 リング そこらへんが分からないと絵にするにも難しいですなぁ
23:15:57 きとら ユクシーに眠らされていたからなぜ彼らって誰( ゆとりにはむずかしいのでもうすこしkwsk
23:24:47 きとら 警察に捜査させてもプログラムを学んでない人がパソコン複数で操作していることだけはつかんだがそれ以降はつかめないってことか
23:18:57 きとら 校正で直せるなら題材まったくもんだいないと思うよ
23:19:18 No.017 とにかく 前後関係はしょって書きすぎてわかんねええええ ということです
23:19:31 きとら あと知恵者って意味がなんでユクシーと同じ名前なのかわかんね
23:19:36 きとら ユクシーってさ Uとピクシー(いたずら好きの妖精ってか小鬼?)合わせた言葉じゃないのか
23:19:56 No.017 知識の神様だからでしょ はい きとらんは図鑑を読んでこよう!
23:20:55 No.017
ちしきのかみ と よばれている。 めを あわせた ものの きおくを けしてしまう ちからを もつという。
ユクシーの たんじょうにより ひとびとの せいかつを ゆたかにする ちえが うまれたと いわれている。
ユクシーが とびまわったことで ひとびとに ものごとを かいけつする ちえと いうものが うまれた。
ひとびとに さまざまな もんだいを かいけつするための ちえを さずけたと いわれる ポケモン。
23:21:12 きとら ぴじょんぴょんちがうわー ユクシーって名前の由来と知恵者って言う意味が一緒じゃないのになんでだろうねーって話だー
23:22:27 No.017 ユクシーを知恵物としてるのはユクシーが知識の神様だからであって 名前の由来は関係無いでしょ
23:22:32 きとら あーなるほど ユクシーと同じ名前じゃなくて、ユクシーと同じ意味の名前を名乗っていますのが正しいんじゃないかそうしたら 全然違う名前じゃん、になる
23:23:07 リング ユクシーの名前の由来はUMAですし
23:23:40 きとら 国語の問題だった
23:23:47 NOAH コロッポロクル=知恵者なのは、まあアイヌ語辺りなのはわかったけど 図鑑の説明とこの記事でなんでコロッポロクル=ユクシーなのかはわかんない
23:25:16 砂糖水 シンオウの人は昔、ラマッコロクルと呼んでいたポケモンを今はユクシーと呼んでる て感じですかね?
23:26:42 きとら 学名はユクシーですが、シンオウの古くからの呼び方はラマッコロクルでした。みたいな?
23:27:15 NOAH ラマッコロクル=アイヌ語でユクシーってことかな
23:27:11 No.017 あれだな ここもあるいみはしょって説明しちゃってるとこで「知識の神ユクシーを意識していると思われるラマッコロクルを名乗っている 」だったら一発で判る
23:27:56 砂糖水 予備知識あるせいかあんまりここは混乱しなかった
23:28:41 No.017 まあ 知識の神ユクシーが前提にあれば ここはあまり混乱しない
23:26:42 No.017 まあ言いたい事はそういうことだ 題材はいいんじゃないか
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●「運営的視点」と「私個人の創作者としての視点」について
これらを区別しないとケンカになってしまうので、順に述べていきたいと思います。
基本的な論調としては
・運営的観点からは同意できるので一旦止める事には異論がない
・ただ作品を作り上げていくという観点からは、ネタが被る・被ったからどうこうという話には違和感がある
というお話になります。
●運営的視点に立った場合
たしかにご指摘のような事態はありえると思います。
ここはは私の配慮が足りなかった部分です。
盛り上げるつもりで書いたけれど
これで投稿を躊躇するような人が出たのだとしたら申し訳なかったと思います。
なので「運営的視点」からはごめんなさい、という事になります。
ただ、逆の可能性もあるのかなとは思いました。
これを見た結果、書いてみようかなと思う可能性です。
どっちに転ぶかは本当に見る人次第ですが……
個人的に、一旦止めるとか後になってからネタ出しするという事に関しては異論がありません。
企画の一番偉い方の決定に従おう、という話になってくると思います。
私も勢いで立ててしまったので、ミオ君に断りくらいは入れるべきでした…この点はすみません。
できるだけ作品を集めたい、投稿しやすい環境にしたいとしたときに、どういう方向をとるかと、創作者としての理想は違いますので、ここは繰り返し確認すべき点と思います。
以下は、運営とは別のところにいる私の好き放題の意見になります。
●私個人の創作者としての視点に立った場合
(すでに運営的決着は主催さんが決めることなので)この先はいわゆるネタ被りに対する議論だと思って下さい。
個人的にこれこそがカフェラウンジでやりたかった事の一つでもあるので、勝手にそういうことにします。
スレをめぐるやりとりをきっかけに「アイディア・ネタは小説の価値をどこまで左右するのか、小説の価値はどこにあるのか」みたいな話が出来るんじゃないかなぁと思ったので、あえてふっかけるというか、私が書いてみたかったので書く感じです。
私は正直なところ、小説のネタを自分で思いつく事にそんなに価値はないと思っています。
創作者同士なら違うかも知れませんが、読者はおもしろいのが読めればいい。アイディアを017が出したか、作者が思いついたかは気にしない。何を気にするかというと実際に読んでおもしろかったか、共感したか、感動したかではないでしょうか。
私は小説を書く為にネタは「仕入れて」います。読書とかでです。
まれに思いついたっていうのもそりゃああるけど、それって記憶のフラッシュバックだったり実際の体験だったりして、それって別に思いついたのでもなんでもなく、世界が与えてくれただけ。ですから、自分で思いついたもんなんて何も無いんです。
だから私が「アイディアが誰起源かに価値は無い」と言ってるのにはこういう背景があります。もちろん被ったからと無意味になるものでもない。
変な話、「ネタは友達が出してくれた」で十分なんですよ。作者としての勝負はその先です。
これは以前、運営していたイラストコンテストでも言ったんですが、お題がポケモンのいる生活で「ポケモン世界の花屋」を描いて被ったからってなんだっていう話なんです。
店主が男か女か老人かも、売ってる花の種類も、陳列方法も、手伝ってるポケモンも、店主が来てるエプロンも、季節も、国も、天気も、花屋がショッピングモールにあるか一軒家かも、来る客も、その目的が花なのか、店員の女の子のなのかも、来店客数も、客の連れてるポケモンも、店の外装も、全部違う風にできるんです。
さらに言うなら画力や、色塗りや、構図もなんかでも判断されますよ。
まあ、先行したほうが有利っちゃ有利だとは思いますけど、残りの要素がそれこそ無数にあるんです。残りの要素を突き詰めればいくらでも取り返せるし、違いも出せるんですよ。
むしろ作者ごとのアプローチの違い、差異こそが私は面白いと思っている。
ネタかぶりって面白いですよ。審査的に。
創作者にはネタ被り恐怖症を克服していただきたいと思います。
被った上でおもしろいかどうかなんです。
ネタで勝負ではないんです。「ネタの被ったその先」が勝負なんです。
さっきの花屋の話にもどるけれど、ネタが被って比較される事によって、かえって見えてくるものがあるのではないでしょうか。ネタが被る事で比較されてる。そこではじめて作者の個性というものに注目するようになるのでは。
先ほど、「ネタの被ったその先」というもののひとつはこれだと思います。
またネタを機転としてどういう結論にもっていくのか。どういう過程を経るのか…さっきの花屋の話と同じですね。
創作者は「ネタが被るは悪い事」「ネタが被ったらいけない」という概念をいつかはぶっ壊さないといけない。
ネタ被ってもあなたの個性を発揮すりゃいいんです。残りの要素を突き詰めて、一生懸命組み立てて、感動させればいいんですよ。
そこまで突き詰めた作品なら評価されます。コンテストで大賞だってとれます。
少なくとも私は、ネタの被ったその先で勝負したものが見たいと思っている。
ちょっとそれますが、UGMって作品がありますね。レイニーさんの。
(http://masapoke.sakura.ne.jp/pkst/03/009.html)
あれはすごいアイディアですよね。
けど、私はあのネタだけで勝ったとは思ってないですよ。
ネタはきっかけであってそれだけじゃ勝てないです。
あの作品は何より、過程がしっかりしていました。
丁寧に、丁寧に、ジェンガを高く高く積んでいったんです。
で、最後の一言で盛大に積み上がったジェンガタワーをぶっ壊す。
だから評価されたんです。
そりゃああのネタはインパクトありすぎですよ。
でも、過程の丁寧な描写あってこその評価です。
ネタそれ自体を単体を出しただけでは評価されなかったと思います。
ですからこう言いたい。
ネタかぶりを気にするくらいなら、誤字脱字がないか、もっとうまい言い回しはないか、もっと主人公の気持ちを伝えるにはどうしたらいいか、設定にもっと説得力を持たせられないかを気にして欲しい。ネタは出発点に過ぎない。
例えば名前を書かれたら死んでしまうデスノートのアイディア自体は、水木しげるがとっくの昔に書いてるんです。たぶんホラー漫画史の中には数え切れないくらいある。だからってそれを理由にデスノートの価値は下がらないでしょう。
だって面白いですもん。
使うネタが絶対的な価値であるうちは、まだ作品的な肉付けが出来てないのではないでしょうか。
私がスレで上げたネタでひるむようじゃ甘い。
それはいずれ越えなくちゃいけない壁だよ。
と、そのように創作アカウントのNo.017は思うのです。
ただし、前にも述べたように「私の創作者としての意見」と
「運営的に適切な方法」というのは別々に存在している事は確かです。
そこは、繰り返し確認しておきたいと思います。
私はスレに書いたいくつかの予想を書きました。
ウケ狙いで書いたものもありますが、いくつかはスタンダードなネタで今後応募作の中に出てくる可能性が十分にあります(というか予想通り出てきたのもあります)。
それを見て「被らないようにしなきゃ」と思うか、
「ヒャッハー! お題が落ちてるぜ−! さては挑戦状だな!?」と思うか、
関係無いやと黙々と書くか。
そこのところを含めて楽しみにしています。
正直言ってこの仕事は辛い。と俺は一人、埃っぽい部屋で思う。
絶え間ない権力争い、終わりの見えない研究作業、次から次へと舞い込む不確実なデータ、おべっか買い、妙な誤解、それを巡る果てしない論争…
よほどのバカか物好きでない限り、この職業は勧められないと俺はいつも思う。
じゃあもし、俺が俺に仕事を勧める機会があったとして、俺は自分にこの仕事を勧められたか、と聞かれると、答えは『ノー』になる。正直言って、何故今もここにいるのか俺自身が一番良くわかってない。
…惰性?それを言っちゃ何もかもおしまいだろう。
実の所、その「答え」は出ているのかもしれない。
ドアの向こうから誰かが走ってくる音がする。
その音はだんだんこちらに近づいてきて、バン、と部屋の扉が乱暴に開かれて止まった。
「カイドウ室長!こちらにいらっしゃったんですか!」
「あーなんだようるせいな…もうちょっと静かにこれないのかよ」
両手一杯に資料を抱え込んだ部下は、俺の机にカッカッと歩み寄ってきた。明らかに機嫌が悪いが、おおかた俺を捜して小一時間歩き回ってたんだろう。俺が部屋に居るなんて普段なら考えにくいことだろうから。
「静かに、ってこの状況でどう静かに開けろっていうんですか」
「言葉のアヤだ」
「アヤ過ぎます」堅物に定評のある部下は、器用に眼鏡を直した。それくらい器用ならドアだって開けられただろうにと思うが、心内にとどめておく。
「あーもうそこはどうでもいいよ…それより何だ本題は。お前だってヒマじゃないだろ?」
不機嫌そうに俺を見下ろしていた部下の顔が、ワンテンポおいてにやりと笑った。そして、抱えた紙の束からガサガサと一枚の紙を俺の前に差し出した。「今日はどうしても室長に見せたいものがありまして」
紙にはずらずらとした外国語の文章と、一枚の写真が載っていた。
「・・・・なんだこれは?」俺は答えを知りながらそれを聞く。
「今日付けで出された新個体の情報です。今度のはかなり面白そうですよ」
俺の口が、にやりと曲がったのが分かった。
「場所は?」
「ten.イッシュです」
ten.― tentative、つまり仮称。
「…要するに新しいポケモンって訳か」
「まだ学内では確定的な意見は出されていませんが、研究者間での非公式見解では十中八九そうだろうと」
「…よしわかった」
俺は勢いよく机から立ち上がった。
「カシワギ!」「はい!」「今ある資料はこれだけか?」俺は部下から資料を全てひったくる。ざっと目を通していくが、まだしっかりとした根拠は出揃っていないらしい。
「はい。資料科から取れるだけもってきました」
「もっかい行って探してこい。まだρ-DNA関連のデータがあるはずだ」
「それは僕も探しましたが、まだ出てないようで…」部下の視線が少し泳ぐ。そこに俺は紙の束を叩きつけた。
「そんならうちで出すしかないだろ?遺伝子解析室の割り当て見てこい。あとこの公開試料」さらに資料を部下に押し付ける。
「こいつの個体データも。この辺りだと…イカリ辺りが専門か?」俺は普段おぼろ気な研究員のリストを脳内で引っ張りだす。
「じゃあρ-DNAについては僕とイカリでまとめておきます」
そう言って部下は机から離れた。
「おう、そうしてくれ」俺は資料を漁りながら片手を上げた。部下のいう通り『取れるだけもってきた』らしく、信憑性の高いデータから関係ないジャンクまでよりどりみどり。これをより分けて裏付けするのだけでも一週はかかりそうだ、と何となく見当をつけてみる。
まぁ学内のレジギガスとまで揶揄される俺のカンだから、果たして当たっているのかどうかはわからないが。
「…あとカイドウさん」扉の方から、部下の声が聞こえた。
「なんだ?」俺は手を休めず答えた。
「…こちらのサポート人員も集めてきます。データの裏付けだけなら外の人間でも平気ですよね?信頼できるツテがあるので辿ってみます」
俺は首だけなんとか扉に向けた。
「…悪いな、カシワギ。いつもいつも」
部屋から出ようとしていた部下も、首だけでこちらを振り返った。
「だって室長が本気で動くのを見られるのは、こんなとき位ですから。こちらだって数少ないチャンスを無駄にはできませんよ」
では、失礼します。そう笑いながら、部下は扉の向こうに小走りで消えた。
「…ったく、よく出来た奴だよ」
また一人になった部屋で、俺は紙の山から一枚をつまみ上げた。
蛍光灯の安い光に透けて映るのは、見たこともないポケモンの姿。これから俺達が出会う、まだ見ぬ誰かの"仲間"の一匹だ。
「…へへっ」
俺はその輪郭を指でなぞる。
果たしてこいつは本当に新しいポケモンなのか、それを調べるのが俺達研究者の一番の仕事だと、この世界の片隅に居る俺は少なくともそう思っている。
こいつを、こいつの仲間たちを、生涯一緒に過ごせるパートナーに出会わせるための仕事。
星の数ほどの出会いのいくつかが俺の手から、汗から、涙から、生まれる。それだけで、その喜びだけでこの世界にいるだけの価値があるってもんだ。
…誇大妄想?それを言っちゃ何もかもおしまいだろう。
「………さて、と」
俺は紙を山の上に戻す。
これからこの部屋も忙しくなってくる。多分この手柄を狙って、全ての研究室が動きだすだろう。こういう競争主義な所が俺は一番嫌いだが、まぁこの世界に身を置く以上仕方ない。
案ずるより生むが易し。
「…さぁ旅立つとしますかね」
俺は紙の山をかき分けた。
****
「・・・・ん」
珍しく新聞を読んでいたら、珍しく友人の名前を見つけた。
『カント―学会カイドウ博士・新個体を発見か』『「ファーストコンタクター」またもや快挙』
地方紙にも関わらず四分の一の紙面を割かれたその記事には、友人が見つけたらしいポケモンの詳細と、友人の研究がすこし誇張された文体で書かれていた。
「ファーストコンタクター、か」
まぁ確かにポケモン図鑑はポケモンとの出会いのきっかけにはなるけれど、それにしても凄いあだ名だと少し笑ったとき、後ろからヨノワールが覗き込んできた。
「?」
「あぁ、これか?俺の昔の友達だよ。大学で一緒だったんだ」
窓の向こうには広い空。
今日もどこかで、あいつの作ったファーストコンタクトが生まれてるんだろう。
"Contacter" THE END!
[あとがきのようなもの]
初めましての方は初めまして。
また読んで下さった方、ありがとうございます。aotokiと申すものです。
何が相棒との出会い?こっちゃ先に会ってるんだよ!!というポケモン学者のお話。
作中の単語は全て創作です。スイマセン。
現代のポケモン図鑑はきっとたくさんの研究者さんが関わってできていくのかな〜とか思っています。
安全なポケモン・危険なポケモン・生態・能力・習性・・・・それが分かって初めて素敵な出会いが成り立つ。
縁の下は大事。そんな作者の妄想なのでした。
ちなみに最後の「俺」は、「日曜は(ry」のお父さん・・・・のつもりです。
コメントありがとうございます!
銀は初見の印象でチコリ―タを選んだクチなので後々苦労しました・・・・
あぁ、バクフーンえらんどきゃよかったなぁ・・・・(遠い目)
ここは花香る街、タマムシシティの一角に建つレストラン“すばくらめ”。所々を燻したような赤レンガの趣ある外観で、ちょうど梅雨入り時という事もあってか、辺りを囲う生垣のアジサイは黄緑色から紫へ、うっすらと変わりつつあるところであった。ぴかぴかに磨かれたショーウィンドウに並ぶのは、いかにもおいしそうなオムライスやスパゲティ。きっちりと整った店内は、洒落た絵柄の大皿や異国の絵画、ジョウロ型の花瓶に生けられた薄桃色の花々等、実にさまざまなものが落ち着いた雰囲気を醸し出している。
一見普通に見えるこの店だが、実は今、街でちょっとした話題を呼んでいるのである――
アヤメは皿を拭く手を休め、外を眺めた。
窓越しに降る雨は、無数の斜線がいくつも重なっているように見える。それは依然として止む気配はなく、店に客が来る気配もない。
「暇だね、ジョン」
足元で寝そべっていたグラエナは、同意するようにあくびをした。
休日の昼下がり、せっかくのかき入れ時だというのに肝心の客足はさっぱりだった。一応、来店する客もいたことにはいたのだが、それもせいぜい三、四組で、さっさと昼食を済ませると満足して帰っていった。
店内はすっかりがらんと静まり返り、一人厨房を任されている口数少ないコックのサエジマは、時間潰しでもするかのようなのんびりとした手つきで壁にこびりついた油だの、水周りだのの掃除をやり出した。店長にいたっては「ちょっと寝てくる、何かあったら起こしてくれ」と、頭をかきかきあくびを残して店の奥へと引っ込んでしまった。
かくしてまるっきり活気のないホールには、アルバイトのアヤメと、店長のポケモンで接客もこなせる利口なグラエナ、ジョンだけが取り残された。
いつお客が来てもすぐに迎えられるよう、入り口をちらちら見ながらの作業はすっかり身に染み込んではいるが、ちっとも開かない扉を見つめていると何とももどかしいような歯痒さに苛まれる。腕時計に目をやると、最後に時間を確認してからまだ五分と経っていない。
アヤメはため息をついた。
まるで拷問である。果たしてこのひどく退屈な時間に、自分はどこまで耐えられるだろうか。それもこれも、朝からずっと降り続くうっとうしい雨のせいだ。
「せめてもう少し小降りになってくれればいいのにね」
ジョンは黒毛の豊かな尻尾をぱたりと一振り、それから尖った顔を先までしっかり床につけて目を伏せた。
アヤメはつい苦笑した。
ポケモンはトレーナーに似るとは、全くうまいこと言ったものだ。もっとも絵的に違うのは、店の奥で同じように寝ているであろう彼の主人は、きっとまたお子様用の椅子に体育座りで眠りこけている、というところか。
初めてその図を見た時は、幅の足りない小さな椅子の上に、サンドみたいに丸くなって仮眠をとる姿があまりにも滑稽で吹き出しそうになったものだが、後に狭い店内で休憩をとるにはそれしかないことを知った。店長という多忙な肩書きは、どこでも寝れるという特性を自然と身につけさせるのだろうか。
それにしても、と再び窓の外へと視線を移す。
変わらぬ様子で降り続ける雨は、アヤメの記憶が確かなら、昼頃には止むという予報だったはずだ。それなら少しぐらい雨足が落ち着いてもいいだろうに、一向に収まる様子は見られない。
アヤメはすっかり憂鬱になって、窓から目をそらそうとした。が、ふいに思い止まって、もう一度店の外に視線を戻す。
やはり、何かおかしい。店から十数メートル離れたところを歩く人は、誰一人傘をさしていない。店の前はざあざあ降りのままなのに、だ。
「まさか……」
アヤメは拭きかけの皿を置いて、店の外へと飛び出した。ぽたぽたと水の滴る屋根の下で、かすかな予感が確信に変わる。アヤメは急ぎ店内へ踵を返すと、何事か、といった風に顔を上げたジョンを通り越し、そのまま奥へと駆け込んだ。
「店長っ! 大変です、この雨、うちの店の周りにしか降ってませんよ!」
「んぁっ……? ……あ? 何だってぇ?」
案の定、店長は小さな椅子の上で不恰好に丸まって眠っていたが、アヤメに揺すられると間抜けな呻き声をもらしながら目を覚ました。目元をごしごし擦りつつ、上擦った声で急かし立てるアヤメに腕を引かれるままに表へくりだすと、店長はあんぐりと口を開けた。
店の周りはけたたましく降り続く激しい雨天、道路を一つ挟んだ向こう側は、雲の隙間から澄み切った青空が顔を覗かせ、陽射しきらめく見事な晴天である。よくファンタジー映画なんかで、悪の帝王が待ち構える城だか屋敷だかが厳かにそびえていて、その周りにだけ不気味に雨が降っている、という演出があるが、まさにこの店がそんな状況だったのだ。
そりゃ、客も寄りつかねぇわな、と店長が呟いた。
もっとも、待ち構えているのは掴みどころのないひょうひょうとした独身男性と、冴えない女子大生アルバイターだけれども、とアヤメは思った。
「でも、どうしてここだけ……まるでこの道路が雨の境界線になってるみたいじゃないですか」
「まるでじゃなくって、まさに境界線なんだよ。んー……そうだな、多分アレかな。おーい、ジョン!」
主人に名を呼ばれたグラエナは、心得たと言わんばかりにガウと吠えると、雨もいとわず屋根から飛び出し地面に鼻面を押しつけた。
「この天気じゃあ、匂いも薄れて嗅ぎ分けにくいだろうが、絶対近くにいるはずだ。頼むぞ」
ジョンは掃除機みたいに首だけを動かしながら、ふんふんと盛んに濡れた地面の匂いを嗅いでいる。すると、何かを感じとったのだろう。突然火のついたように走り出し、店の生垣に生えたアジサイの群に向かって激しく吠え立てた。
ぎざぎざ縁の艶やかな葉っぱや、薄い色した小さな花の丸い束が、驚いたように大きく揺れた。
アヤメが事の成り行きを呆然と見つめていると、店長にちょいちょいと肩をつつかれ傘を持ってくるよう仕草で指示された。慌ててレジ横にかけてあった従業員用のビニール傘を手渡すと、店長は何も言わずに手早く広げ、真っ黒なたてがみを炎のように逆立てているグラエナの後ろについた。アヤメももう一本を手に取って、それに続いた。
ジョンは鼻にしわを寄せて牙を唸らせ、今にも飛びかかりそうな勢いだ。
その威嚇の対象に目を向けて、アヤメはあっと声をもらした。
まだ咲きかけの、薄紫色をしたアジサイの花の固まりのすぐ下に、青いしずくのようなものがまん丸の小さな目でじっとこちらを見つめている。
「ポワルンか。やっぱりな」
店長が苦々しげにため息をついた。
「最近、ゲームコーナーの景品に追加されたって噂を聞いたんだ」
ポワルンというポケモンはアヤメも知っていた。確か、天気によって姿やタイプが変わるという不思議なポケモンだ。
天候を操る技を使えるポケモンは数多くいるものの、それを自力で習得できる種類はさほど多くない。ポワルンはそのうちの一種で、日本晴れや霰など、数々の天気技を覚えることができると、昔本で読んだことがある。だが、その明確な生息地は分かっておらず、なかなか珍しい種類であるらしい。
アヤメは店長が意外に博識だったことに驚きつつも、それを顔に出したら失礼だろうなとか思いながら、もう一度アジサイの中で息をひそめる青いしずくをじっと見つめた。
「じゃあ、この子がずっとここで雨乞いしてたってことですか。何でだろう」
「知るかよ。やれやれ、とんだ迷子のお知らせだ」
店長が言うと、その迷子はびくりと身動ぎした。青く透き通る体が、ぷるぷるのゼリーみたいな動きで小刻みに震えている。
その様子を見つめながら、アヤメは頭の中でじっと考え込んでいた。
食べ物目当てで店にちょっかいを出してくる野性ポケモンはちょくちょく見かける。その大半は力づくで店に入り込もうとするため、いつも少々荒っぽいやり方でお引取り願っているものだ。
だが、このポワルンは明らかに様子が違う。食料につられてやって来たのかは分からないが、これだけ敵意をむき出しにされてもいっかな攻撃してくる素振りは見られない。
一体なぜだろう。
「全く、立派な営業妨害だ。ジョン」
ジョンはぐっと姿勢を低くした。次に主人が何か言えば、すぐにでもポワルンに飛びかかるだろう。
その声を聞いたアヤメの脳裏に、不意にさっき店長が呟いた言葉がよみがえった。
そうか。この子はゲームコーナーの景品として連れて来られたところを、逃げ出してきたんだ。
胸にちくりとするものを感じて、アヤメは店長の腕にすがりついた。
「ちょっと待ってください! ジョンも、威嚇を止めて!」
店長は驚いたようにアヤメを見た。突然の制止の声に、ジョンも戸惑った様子で主人とアヤメとを見比べている。
「なんだよ、いつも通りに追っ払うだけだろ……」
「この子はおびえているだけですよ。知らないところに迷い込んでパニックになってる。このまま追い払ったとしても、きっとまたどこかで同じことが起こります!」
「だからって、このままにしておくわけにも……あ、おい! アヤメ!」
アヤメはずいと進み出て、対峙しているグラエナとポワルンの間に割って入った。
危ないぞ。後ろで店長が叫んだが、アヤメは聞こえないふりをした。
アジサイの中のしずくが潤んだ瞳でこちらを見上げた。
「大丈夫。怖くないよ」
アヤメは驚かさないよう気をつけながらゆっくりとしゃがみこみ、ポワルンと同じ目線になった。それから目だけはポワルンを捉えたまま、指先でポケットの中のつるつるした感覚を探す。手にしたそれを取り出すと、しずくが恐れたようにたじろいだ。アヤメはしずくに笑いかけ、大丈夫、と言い聞かせながら、ボールのスイッチを押した。
「セリア、アロマセラピー」
赤白二色の球から光が放たれ、勢いよく飛び出したベイリーフはすぐさま首巻く葉っぱを振るわせた。とたんに華やかなよい香りが辺りに広がり、緊張した空気が薄れていく。
アジサイの中のしずくは、始め、呆然としたようにベイリーフを見つめていた。が、やがて見る見るうちに表情が和らぐと、ゆっくりと身をひそめていた葉っぱから滑り出た。その時にはもう、しずくの形はしていなかった。
アヤメはにっこり微笑んで、傘を閉じた。
いつの間にか顔を出した太陽が、軒先から滴り落ち、アジサイの葉を弾いた水をきらきらと輝かせた。
「じゃあ、つまりこいつは、自分の身を隠そうとして雨乞いをしてたってことか?」
「ええ。多分そうだと思います。前に、そういう話を聞いたことがあるんで」
アヤメはすっかり懐いた様子で手のひらに収まったポワルンを撫でながら、店長にうなずき返した。
通常のポワルンはまん丸の体が雲のように真っ白で、つぶらな瞳に、ねぐせがついた前髪みたいなものがついている。
アヤメはその前髪もどきをくすぐりながら、かつて読んだ本から得た知識を店長に披露した。
ポワルンは戦いを好まない温厚な性格のために、その時々の天気によってさまざまな姿に変化することで敵の目を欺いているらしい。また、自ら天候を変えることでよりその場に適した姿になって隠れたり、更にはそれで仲間に感情を伝えることもあると言われている。
「だから、あれはこの子なりのSOSでもあったんです。怖いよ、助けて、って」
「ほぉぉ、なるほどな。さすがよく知ってるな」
店長が腕を組んで感心したように言うと、アヤメはつい苦笑した。
「小さい頃から、ずっと、ポケモンが好きでしたから」
「まあお前の場合、それだけが取り柄みたいなもんだしな」
「ちょっとそれ、ひどいじゃないですか」
アヤメはむっとして言い返したが、店長はただ笑って流しただけだった。
とことんデリカシーのない人だ、アヤメは心の中でこっそり毒づいた。
「で。どうするんだ? こいつ」
店長は腕組みをしたまま、アヤメの手の中のポワルンを顎でしゃくった。
「どうするって……?」
「ゲームコーナーの景品だったんなら、お返しにあがるのが筋ってもん……」
「えーっ! 店長のオニ! 悪魔! それ本気で言ってるんですか!」
店長の言葉を遮って、アヤメは盛大に声を張り上げて抗議した。
ゲームコーナーにはいろいろと黒い噂がある。そもそもポケモンを景品にしていること自体気に食わない上に、やたら珍しい種類ばかり並んでいるのも不気味である。経営者の裏にマフィアがついているという噂も聞くし、店に入り浸っているのも強面の人間ばかり。
この手の中に大人しく収まるポケモンが、アジサイの葉に隠れて潤んだ瞳でじっとこちらを見つめていた様を思い出せば、よほど怖い目に遭ったとしか考えられない。
アヤメは両手にポワルンを包んだまま店長から遠ざけるように背中へ回し、早口でまくし立てた。
「せっかく逃げ出してきたのに、また檻の中に戻すような真似しろってことですか。そんなの絶対あり得ないですって! フリーザーもびっくりの冷徹人間ですよ!」
「だああぁぁぁ! いいから最後まで聞けよ面倒な奴だなー! それが筋だけど、そうするわけにはいかないだろって話をしたかったのに。俺だけ悪者かよ」
「えっ」
「えっ、じゃねえよ。いい加減傷つくぜ、全く。デリカシーのない奴だな」
店長が訳知り顔でにやつくのを見て、アヤメは凍りついた。
まさかこの人は読心術でも使えるのだろうか。
「んで、デリカシーのないお姉さん」
「放っといてくださいよ」
店長はからから笑い、アヤメの手の中から窮屈そうに顔を覗かせたポワルンを見つめた。
「ちょっと相談なんだが……こいつは臆病みたいだけど、人懐っこくて聞き分けも良さそうだ。……なあ、お前さ」
店長はしゃがみ込み、ポワルンの顎の辺りをくすぐった。
「うちの店で働かないか?」
ポワルンは目をぱちぱちさせた。
アヤメも驚いて店長の顔を見た。先程までの冗談めかした様子はなく、どうやら本気の申し出らしい。
「いいんですか? だって、さっきまでは追い払おうとしてたのに」
「いつもいらっしゃる食料泥棒どもとは違うみたいだしな。ちょうど人手不足だし。なかなか平日の昼間に入れる奴がいなくてさ、ニャースの手も借りたいってな。もちろん。どこまで仕事を任せられるかはこいつ次第だけど」
長年店を手伝ってきたジョンですら、できる事とできない事ははっきりしている。お客を席まで案内したり、メニューや伝票を運ぶことなら訳はないが、どんなに仕込んでもオーダーテイクは覚えられなかったらしい。毛が入るとまずいので、料理提供もタブーである。
店長は、まだきょとんとした顔で自分を見上げているポワルンの頭をぽんぽん叩いた。
「週六日勤務で、給与は……そうだな、ポフィン食べ放題ってのはどうだ? お前の好きな味の木の実で作ってやるよ」
店長がポフィン食べ放題、と言った辺りから、ポワルンはいかにも嬉しそうにきらきらと目を輝かせた。それから途端にアヤメの手のひらから飛び出して、こくこくとうなずいて見せたのだった。
その様子があまりにかわいくて、アヤメはつい笑ってしまった。
「本当にそれでいいの? だって、週六日勤務だよ? 割に合わないよ」
それでもよほど給与が魅力的に思えたらしい。ポワルンはぷるぷると首を振り、考え直すつもりはないと訴えている。
「よし。じゃあ決まりだな! ジョン、後輩にしっかり仕事教えてやるんだぞ」
ジョンはガウと一吠えすると、先程までの態度とは打って変わって親しげに尻尾を振り振りポワルンの顔をぺろんと舐めた。
「良かったね、ライちゃん」
「ライちゃん?」
「この子の名前です。ライチの皮をむいたみたいな色だから」
「ふぅん。それでライチ、ライちゃんか。え? てか、こいつメスなの?」
「店長、気づかなかったんですか?」
呆れたように言うアヤメの隣で、ポワルン改めライチが不満げにぷくっと頬っぺたを膨らませた。店長はその両頬を手で挟み、きゅっとしぼませた。
「悪い悪い。ま、今日からよろしくな。ライチ」
店長の見込んだ通り、ライチは物覚えが良くて徐々にその才能を露にした。ちょっと教えただけで簡単な接客の他、単純なオーダーも承ることができるようになったのだ。
何品もあるような複雑なオーダーはさすがにお手上げのようだが、一、二品程度ならば何とかこなせるらしい。もちろん人間の言葉を話せる訳ではないので、まず他のホールスタッフにメニュー表を指し示して注文を伝え、それからそのスタッフがキッチンに通すという方式になるため手間はかかるが、それでも珍しさからかお客の評判も上々で、彼女目当てに来店するファンもちらほら現れ始めた。
かくしてライチは、ジョンと並んで早くも店の看板ポケモンとしての地位を獲得したのである。
「それにしても店長。あの時、よく一目見ただけでポワルンだって分かりましたね」
今日も立派に繁盛して、そろそろ客足落ち着くお昼過ぎ。
桃色のポフィンをおいしそうにもぐもぐやっているライチの頭を撫でながら、アヤメは店長にずっと気になっていたことを聞いてみた。
「私、ポワルンってノーマルタイプの姿しか見たことなかったから全然分かりませんでしたよ」
「あぁ……そうだな。お前、ホウエン地方って知ってる?」
「えっと、カントーの南西にあるところですよね? 緑豊かな野生の王国だっていう……」
「そうそう。そこに天気研究所ってのがあってさ。ガキの頃社会科見学で行ったんだ。そこにめちゃたくさんいた。やっぱ、進化でもないのに姿が変わるってのが子供心に印象的だったからな」
「……って、店長。ホウエン出身なんですか?」
「なんだよ、その意外そうな顔は」
「いや……何ていうか、ホウエンの人って、ばいとか、ごわすとか言うものだと思ってたから……」
「イメージ古風だな」
からんからんと入り口のベルが鳴り、ジョンとライチが競うように迎えに行く。
ここはレストラン“すばくらめ”。寡黙なコックが作り出す数々の料理と、人当たりのいい店長、そして度々訪れる珍客、珍事がちょっとした評判を呼んでいる、今話題の店である。
―――――――――――――――
6/22追記
【ポケライフ】つけるの完全に忘れてました……
あと誤字一箇所修正。ちゃんと推敲してないのがモロバレル。
とりあえずBW2発売までに書き上げられてよかったです。
そしてせっかくタマムシ舞台なお話のはずなのに、カントー勢が一匹も出ないというパターン。
どうしよう、店にカビゴンが来襲する話でも書いてみようかな(←
はじめましてaotokiさん。
寄り添ってくれるバクフーンが愛おしいです。
それでいて、やっぱり悲しい。なんというか、ぎゅうっと抱きしめてあげたい。
両親の仲が悪いのは子供にとって本当に嫌なものですよね…。
それでもバクフーンが傍にいてくれるなら、少しはそんな気持ちが和らぐような…。
とりあえず何が言いたかったのかというと、バクフーン萌えです。
そうか!ピカチュウがあんなに強いのは先に出来たからなのか!!
・・・・と妙な納得をしました(笑)
ドーブルの「スケッチ」は確かに謎いですね。レベルが上がると描写能力が上がるから?と考えてみたのですが・・・。どうなんだろう。
ともかくラスト展開には鳥肌が立ちました。
創造神より手前で世界を作るドーブル・・・かっこよかったです。
【ドーブルはイケメンなのよ】
おいかぜ、その手段があるのをすっかり忘れていました。
フワンテがちょうどおいかぜ覚えているので一緒に飛んでもらおうと思います。そういえばフワライドの特性が軽業だったので、それも発動させて飛んでみたいと思います。きっと鳥ポケモン真っ青のそらをとぶをみせてくれるはずだと信じています。さっそく、バイト先に空から颯爽と舞い降りようと思います。
ご回答、ありがとうございました!
☆★☆★☆★
意気揚々とおいかぜかるわざのフワライドそらをとぶで空から颯爽と登場しようとしてあまりの速さに目を回して落下していく姿が思い浮かんだのです。注意書きには注目しなきゃだめですね。
回答、ありがとうございます!
ぼくが部屋のすみっこに座っていると、バクフーンはいつもぼくのとなりにいてくれる。
背中の炎をけして、そーっと、ぼくの近くにやってきて、あったかい体でぼくのとなりにくっついてくれる。
パパとママの言い付けどおり、リビングのテーブルの上でボールの中にいるはずなのに、バクフーンはいつもぼくの部屋まで出てくる。
そんなときは大抵、パパとママがケンカしてるときだ。
パパとママはなかよしだって、どんな本にも書いてあるけど、それはウソだってぼくは知っている。だって、なかよしならケンカのあとの『ごめんね』があるでしょ?ぼくだって、友達とケンカしたら、ぼくが悪くても悪くなくてもあやまりに行く。でもパパとママにはそれがない。だから、いつまでもケンカをしてるんだ。
いつまでも。いつまでも。ぼくが寝たはずの時間から、いつまでも。
そんなパパとママを聞いているのが、ぼくはイヤだ。
だから、こうして部屋のすみでちいさくなることにしてる。まるで、図鑑でみたヒノアラシみたいに。
もうひとつ、ぼくは知っていることがある。
それはぼくがバクフーンに命令すれば、パパとママのケンカは片付けられるってこと。
ぼくが一言、友達とのバトルのときみたいになにかをいえば、パパも、ママも、二度とケンカをしなくなる。
バクフーンも、ぼくが言わないからそうしないだけで、本当はケンカを止めさせたいはずなんだ。
ぼくは知っている。
パパとママがケンカしているとき、バクフーンもぼくと一緒に悲しいかおになる。けれどすこしだけ、一回だけ、かならずドアの向こうを睨むんだ。それも、バトルの前のときみたいな、怖い目で。まるで、敵が向こうにいるような怖い目で。
…でも、ぼくはそれをするのがイヤだ。
だって、そんなことしても、本当に二人はなかよしにならないから。
だれも、ぼくのとなりにいてくれなくなるから。
だから、ぼくはこうして部屋のすみでちいさくなることにしている。
そうすれば、バクフーンがとなりに来てくれて、ぼくと一緒にいてくれるから。
***
初めましての方は初めまして。
また読んで下さった方は、ありがとうございます。aotokiです。
ポケモンは家族。じゃあこういうちょっと物悲しいのもありかな、と勢いで書きました。
第二世代はチコリ―タでしたがバクフーンもなかなか好きです。・・・べっ、べつにオーダイルが嫌いだとかそういうのじゃないからね!!
反省はしている。だが後悔は(カイリューの はかいこうせん!
【なにしてもいいのよ】
皆さんの話を踏まえて息子と話したところ、「一週間考える」と留まってくれました。
でもいっしょに遊んだりしているところを見る限りだと、大丈夫なようです。
ラグラージの姿は見せていないので、また同じようなことを言われるかもしれませんが、
そのときもまた皆さんの話をしようと思います。
ありがとうございました。
【ありがとうございましたなのよ】
【ラグラージはかわいいのよ】
まさかの同士がいました!いやその前に初めまして!
Nがかわいそう、N悪くない!となった時にちげーだろって思ったのが発端です!
そーじゃなきゃ、途中途中でもっとNを利用してます的な発言が端々に感じられてもいいと思うのですよ!
あとゲーチスがそのままなのはその通りでございま!
高橋容疑者の件でも解った通り、名前を知られているのと知られていないのではやっぱり違いますし!
Nじゃなくてゲーチスが演説していたのは、年齢かさねた貫禄もありましょーが、あそこまで顔だしてると首謀者はゲーチスと聴衆は言うだろうし!
サザンドラは流星群なんか使わないで竜のはどうでいいです
それにしてもそういう表現があるのだな、と描いてみたをみながら思いました。
ゲーチスとNをありがとうございます! うすいほんだとそっち系しかn
人の身体と云うものは真に便利に出来ており、植物の養分と成ることは勿論、放っておけば実を削ぎ、白く小さな欠片となってくれるのです。あの形のまま、残り続けるのは勘弁ですが、少し散らしておけば芸術のちょっとしたアクセントになるもので
貴方もそう思うでしょう。
この建物の最奥の、小さな小さな寝室に、彼女は眠っています。優しく儚げな木漏れ日に照らされて揺れるーーそれはまるで秋千の様に、
ゆらゆらと揺れる彼女、ひらひらと揺れる私。
私は彼女のことを何一つ知らないのです。何故此処に居るのか、何故彼女を目の前にして私が生まれたのかーー理由は分からないけれど彼女は私と何か深い関係があったのではと。私はそう思いました。故に私は彼女を守り、此処を守り、彼女は私が喜べば喜び、悲しめば悲しみーー
赤い瞳の彼女、赤い瞳の私、
白い姿の彼女、黒い姿の私、
吊り下がる彼女、浮遊する私、
とうに死んでいる彼女、とうに死んでいた私、
黙す彼女、嘆く私、
詛う彼女、呪う私、
私は彼女、彼女は私ーー。
光の届かない影の闇が、静かに嗤った。
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