マサラのポケモン図書館 カフェラウンジ
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  •   [No.3896] 電気食堂 投稿者:小樽三郎   投稿日:2016/02/28(Sun) 16:37:58     130clap [■この記事に拍手する] [Tweet]
    タグ:デデンネ】 【ポケモンの食事

     最近ニンゲンの間で「すまほ」とかいう機械が流行ってるだろ。たいてい縦長の長方形をしていて薄っぺらい、手でいじくりまわすアレだ。あいつは遠くの人間と話をしたり、互いの機械の中でしか見えない手紙を送りあったりできるシロモノらしい。どういう仕組みかはよく分からん、ただ不思議とそういうことができるんだと。ポケモンの世界じゃ、手紙はペリッパーだのキャモメだのの郵便屋さんが時間をかけて運んできてくれるモノと相場が決まっている。ましてや遠くにいる相手の声を聴くなんて、言い伝えにしか出てこないようなポケモンがやっと使えるくらいで、ふつうのポケモンには縁がない。ニンゲンには腕っぷしの強さも不思議な力も備わっていないが、ときどきこういう摩訶不思議なことをやってのける。何か負けたような気がして癪な気もするが、単純にうらやましい気がしたりもする。

     話が逸れた。ニンゲンの話をしたかったんじゃない。そもそも「すまほ」の話も本題じゃない。あの「すまほ」に必ずと言っていいほどくっついている「もばいるばってりぃ」とかいう小箱、こいつだよ。こいつは俺たちデデンネのようなでんきタイプには最高のごちそうでね。ひげなりしっぽなり触覚なりをうまいこと突っ込むと、あそこからビビッと来るわけだ、「ごちそう」がな。「すまほ」とやらは凄まじい仕事をする分、食い散らかす電気の量も馬鹿でかいんだと。そりゃそうだわな、ポケモンも誰しも働けば腹が減る。ましてや「すまほ」は遠くのニンゲンの声や手紙を届けたりするんだからな。とにかく、ふつう「すまほ」は家で食事をさせてから持ち歩くらしいが、それでもあっという間に腹をすかせる困ったちゃんだから、ニンゲンは電気を蓄えられる小箱、「もばいるばってりぃ」を持ち歩いて――長ったらしいやつだな、「もばってりぃ」と呼んでやろう――、「すまほ」がぴいぴい泣き出したらご飯をくれてやるらしい。ニンゲンやポケモンが遠出するときにお菓子やらきのみやらを持ち歩くのと似ているな。つまり「すまほ」あるところ、ほぼ必ず「もばってりぃ」がともにあると言っても差し支えない。大事なのはここからだ。「『もばってりぃ』あるところ俺たちの食事あり」、これだよ、これ。

     こいつはいい! 言うなれば「もばってりぃ」は移動式食堂だ、歩くレストランだ。しかも「ごちそう」のほうからがやってくるなんて、こんな夢のような時代が想像できたか? 俺たちが食事をするときは家でも工場でも電気が食べられるところを探さなきゃならんが、そういうところはたいてい他のポケモンも目を付けていて、食事をするにも順番待ちの連続で一苦労だ――ニンゲンにも教えてやりたいもんだな、食事時に行列を作っているのが自分たちだけだと思ったら、そいつは大間違いだってな――。劣化して被膜の破れた「けえぶる」なんぞを見つけてみろ、次の日からは毎日のように「団体御一行様」状態だ。それを思うと、そこらじゅうに「もばってりぃ」がうようよふらふらしているのは実に都合がいい。工場なんかの電気と違って弱いのが玉にキズだが、そいつに十分目をつむれるくらいにはありがたい。ニンゲンどもの知恵は、ポケモンが有効活用してやらなくちゃな。

     ところで「もばってりぃ」の野郎も、俺たちポケモンみたいにいろんな姿かたちをしていて、蓄えられる電気の量も違うらしい。ちょっと電気を拝借(盗むんじゃない、拝借するだけだ。一生な)しただけで干からびちまう軟弱ものもいれば、腹を膨らせる程度には電気を蓄えているやつもいる。俺も何度か「拝借」したことがあるがな、噂に聞いたとおり確かにいろいろと違う。まあ、そんなにまずくはない。ちょいと街に出かけて、小腹を満たすくらいにはなるな。
     そんな出張シェフの「もばってりぃ」にも欠点がないわけじゃない。問題がひとつある。それはたいていニンゲンは「もばってりぃ」を「肌身離さず」携帯しているってことだ。こいつが想像以上に厄介だ。なにせ常時離さないわけだから、食べるスキがない。正攻法で攻めれば当然追い払われるし、かといって「もばってりぃ」ごと「拝借」できるような状態じゃない。ここだけの話、俺の知識を伝授してやるとな、あいつはニンゲンが油断して机の上に放り出したり、鞄の中からちょろりとしっぽをのぞかせたときに頂戴するのが最適じゃないかと思うよ。



     ん? ここまでして「もばってりぃ」で腹を膨らせるやつはいるのかって?
     鋭いね。実に鋭い。そういう着眼はお前さんにいずれ何らかの成果をもたらすよ。
     結論から言うとな、まあほとんどいない。だって考えてもみろ、ふつうに警戒の手薄なコンセントからおまんまを頂戴したほうが早いし手間いらずだろ? いくら「もばってりぃ」が鴨がネギ背負ってくるみたいだとは言っても、今じゃコンセントのある建物なんぞは掃いて捨てるほどあるからな、そっちのほうが確実だ。そういうわけで、今日も電気の食べられる場所はレストラン状態、千客万来満員御礼、御一行様どうぞこちらへ、ってなわけだ。

     さあて、こんな話をしていたら俺も腹が減ったな。ちょいと一時間ばかし、不注意な「もばってりぃ」を探しに街をうろつくかな。俺は混んでるところで食事をするのはどうにも嫌いでね。それにニンゲンの知恵を有効活用してやらなくちゃな、ニンゲンさまの知恵に驚かされっぱなしじゃ、なんとなく癪な気がするってもんよ。だから俺たちが有効に味わってやるのさ。知ってたか? ニンゲンの知恵は食べると林檎の味がするんだぜ。――本当かって? そいつは自分で試してみるんだな。あばよ、お前さんもうまいこと昼飯にありつくんだぜ。


      [No.3605] Re: わっふるわっふる 投稿者:マームル   投稿日:2015/02/19(Thu) 00:24:56     54clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

    拍手ありがとうございます。
    続きは某イラスト投稿サイトで。
    まだ、投稿してないけど。


      [No.3604] わっふるわっふる 投稿者:焼き肉   《URL》   投稿日:2015/02/18(Wed) 22:30:00     55clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

    って言いながら拍手ボタン連打してしまいました。ポケモナーでもないというシーンで何故かフフッてなったり。
    なついてるガブちゃんかわいい。


      [No.3603] 開店休業状態だけど投稿は受け付けてるのですよ 投稿者:ななし   投稿日:2015/02/18(Wed) 21:23:14     95clap [■この記事に拍手する] [Tweet]
    タグ:一粒万倍日

    タイトル通りです。
    まあでも感想書くのは遅いですが…。
    投稿してもいいのよ…?


    今年これからの一粒万倍日

    2月
    18(水) 23(月)

    3月
    2(月)10(火) 15(日)※ 22(日) 27(金)※

    4月
    3(金)6(月)9(木) 18(土) 21(火)※ 30(木)

    5月
    3(日)※ 15(金)※ 16(土) 27(水) 28(木)

    6月
    10(水) 11(木) 22(月)※ 23(火)

    7月
    4(土)※ 5(日) 8(水) 17(金)※ 20(月) 29(水)

    8月
    1(土) 11(火) 16(日)23(日)28(金)

    9月
    4(金) 12(土) 17(木) 24(木) 29(火)※

    10月
    6(火)9(金)12(月) 21(水)※24(土)

    11月
    2(月)※ 5(木) 17(火) 18(水) 29(日) 30(月)

    12月
    13(日) 14(月)※ 25(金) 26(土)


    (※)一粒万倍日 + その他の吉日

    引用元
    http://www.xn--4gqo86mdy5bh3z.net/


      [No.3297] 黄昏堂 夜の帳分室 投稿者:WK   投稿日:2014/06/19(Thu) 11:29:52     41clap [■この記事に拍手する] [Tweet]
    タグ:ポケモン】 【黄昏堂

     黄昏堂の分室ができるらしい。
     ここ数週間、ネロとサンプル品に化けるゾロア達が忙しなく動いているのは知っていた。マダムは体調がよろしくないと言って、自室に籠っている。
     珍しいもの、取り扱い注意なもの、うっかりしていると命を落とすもの。
     それらが手際よく、でも慎重に別の場所に運ばれていく。黄昏屋敷の料理長、ルージュが作りだす空間魔法によって繋がった場所へ。
     私はお得意様に値するくらい、足を運んでいる。が、商品の扱いにかけては素人以下なので、おとなしくロッキングチェアーに座ってその光景を眺めていた。
    「アゲハントの鱗粉は、密閉した小瓶に詰めろ。 ドクケイルのは、更にその入れた小瓶を木箱に。 うっかりすると、漏れ出して毒に侵されるからな」
     主がいなくても、執事であるネロはてきぱきと指示を出していく。感心して見ていると、ルージュが寄って来た。
    「私のことはご存じかしら」
    「一応。 黄昏屋敷の料理長だって聞いてる。 ”不味い物を美味くする程度の能力”とか、”全ての料理人の右に出る女”とか」
    「そう」
     ルージュは美しい女の姿をしていた。ネロといい、人に化けるのが上手いようだ。
    「元の姿でもマダムは喜んでくれるわ。 炎を出すのは、そちらの方が得意だし。
    でもね、食事に自分の毛が入るのは、料理長のプライドが許さないのよ」
    「まあ、普通は入っちゃいけないな」
    「あなたは、いつからマダムと知り合いなの?」
     知り合い……知り合いか。主人と客人という間柄で、それは何処まで行ってもきっと変わらない。
     ……世界が一巡しようと。
    「思い出すのも嫌になるくらい、かな」
    「それはどれくらいかしら」
     過去のことは大して覚えていない。あまりにも衝撃的だったこと、忘れるな、と脳みそが判断したもの以外は、ほとんど忘れている。
     はっきり言って、自分がかつて何処で生まれ育ったかもあやふやだ。
    「……不思議だ」
    「何?」
    「あれほど憎んでいた相手の名前はおろか、顔すら思い出せない。 その時に燃えるような怒りを覚えていいたことも、今となっては記憶の隅で灰になっている」
    「人は忘却するものよ。 むしろずっと全てを覚えている方が、狂っちゃうわ」
    「便利な物だな」
    「そうね」
     外が暗くなってきた。不意に、隣できらきら光る炎が現れたかと思うと、一匹のマフォクシ―が立っていた。
     身長はこちらより十センチほど高い。この種族としては、かなり大きいほうだ。
     ルージュの本来の姿だと理解するのに、そう時間は掛からなかった。

    「黄昏屋敷の料理長、ルージュのマジックをお見せしましょう」

     ルージュが息を吐く度に、小さな炎が空間に飛び出していく。
     それらは吐いた順から円を描き、やがて彼女の指示の通りに広がっていく。
    「ルージュ、何をしているんだ」
     ネロがやって来た。姿は変わらず執事だ。
     炎の円に照らされて、浅黄色の瞳が宝石のように見える。
    「暗くなってきて、足元が見えないから。 これ、使いなさい」
     そう言って彼女が持っていた枝を振れば、炎はネロとゾロア達を取り囲んだ。
    「熱くないのか」
    「範囲は勝手に変わってくれるから、屈んだり手を伸ばしたりしても触れることはないわ。 火傷の心配なし」
    「お前が使う炎で火傷すると、一ヶ月は治らないからな。 ヘルガ―の炎より疼くって、どういうことだ」
     経験したことがあるのか、ネロが苦い顔をした。
    「さ、分室の商品はもう少しで終わりよ。 全部終わったら、とっておきの賄いを出してあげるから、がんばりなさい」
    「お前も手伝うという選択肢はないんだな」
    「マダムにお薬を持っていかないと。 レディ、あなたはどうするの?」
     話を振られて、私は少し考えた。
     今回の分室は、夜の帳という名前らしい。最近お客が少なくなってきたため、黄昏時が終わってから夜の帳が落ちてくる時を見計らって出すそうだ。
     店の広さは、およそアパート一室分。その壁や窓やテーブルを利用して商品を置くらしい。
     今回は、さほど危険じゃない物ばかりを集めた。客層を見てから、また決めるという。
    「私も行くよ。 どんな場所か、見てみたい」


     空間魔法でつなげた薄暗い門を、ネロが先立って歩いて行く。
     その次にゾロアたち、最後にレディ。
    「部屋が狭いので、一度に入れる人数が少なくてな」
    「それで何度も往復しないといけないのか」
     しかし、夜の帳分室に着いたレディは、確かにこれは狭い、と肩をすくめた。
     天井からぶら下がっている小さなランプだけで、部屋の隅々まで明りが間に合うくらいの狭さだ。
     そこに箱やら袋やらが積み重なっているのだから、窮屈なことこの上ない。
    「これ、今は何処に繋がってるんだ」
     ゾロア達は、荷物を置いた傍から空間を通って黄昏堂に戻っていく。少しばかり、部屋の狭さが気にならなくなった。
    「窓を開けてみろ」
    「大丈夫なのか?」
    「ああ」
     レディは窓を開けた。かなり古い窓らしく、開けるのに時間がかかる。途中で引っかかるし、何より重い。
    「……!」
     一瞬、星が随分低い場所に見えるのだと思った。だが、違う。
     町のネオンが、とても遠くに見えるのだ。一つ一つが小さく、まとまっているため夜空の星に見えた。
     そして、上の方には金やら銀の星が瞬いている。
    「……店を出すには、随分辺鄙な場所にしたんだな」
    「来る奴は来る。 それに、ここは今までとは違って、チラシを出したんだ」
    「は?」
    「意外と、”そういう趣味”の奴は多くてな。 既に問い合わせがちらほら」
     ……まあ、こんな場所ならば、目をつける人間はいないだろうに。


    「一つ聞いていいか」
     ”深海の鱗”の標本を出していたネロに、レディは聞いた。
    「何だ」
    「分室を出した意味は?」
    「……」
    「今見ていたら、ほとんどの商品はこちらに運ばれている。 危険な物は、他のゾロアが黄昏屋敷の方に移動していった。
    これって、黄昏堂そのものが成り立たなくなるようにしている気がするんだが」
    「気がするも何も、いずれはそうなるだろう」
     考えていた答えをあっさりと言われ、若干拍子抜けする。だが、ネロはそのままのトーンで続けた。
    「マダムの体の調子は、治るどころか日に日に悪くなっている。 今ではもう、黄昏堂をあのわずかな時間、表に出す魔力すらも残っていない」
    「ルージュを連れて来たのは、代わりをさせるため?」
    「少し違うな。 マダムは一人。 代わりになれる者など、決して存在しない」
     レディは壁に寄り掛かった。色んな薬と、元々の部屋の匂いが混ざり合って、鼻がツンとする。
    「マダムは……”死ぬ”のか?」
    「それは本人次第だ。 俺には、マダムが何故あの体なのか、いつからこの世界に生きているのかは何も知らされていない」
    「知らないでいて、仕えているのか」
    「……それが、”約束”だからな」


     黄昏堂に戻ると、ルージュが温かいココアを持って来た。
     マダムはまだ寝ているらしい。
     ふと、マダムがいつも座っている椅子の後ろの鏡が目に入った。ここから黄昏屋敷に行ける。だが、道が繋がっていなければ、豪勢な細工を施された、ただの鏡だ。
    「……」
    「どうした」
    「いや」
     一瞬、自分の顔がこんなだったかと思った。だが、すぐに納得した。
     時間なんて、あっという間に過ぎ去っていく。その間に変わる物は変わっていく。不変の物などない。
     そして、自分も。


    ――――――――――――
     オリジナルの方ではキャラが大分違うため、最初に書いたらネロの口調が行方不明に。
     元ネタは『中央図書館 空の孔分室』。店のイメージは、『海福雑貨』。
     こういう狭くて何とも言えない、パッと見て役に立たなそうな品が集まる店が大好きです。

     さて、そろそろ表舞台から姿を消しそうなキャラが一人……。


      [No.3001] Re: ノーコンなんです…… 投稿者:No.017   《URL》   投稿日:2013/08/02(Fri) 00:05:56     81clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

    ポケモンの手を借りるのはいかがでしょう?
    つるのムチなどで当てて貰うとか、持ってもらって当ててもらうとか。
    何も人間の手でなげるのがすべてじゃないよなぁ…と。

    ※ちなみにポケスペではクリスタルがボールをキックで、
    レッドのピカチュウが口の中にボールを隠し持ちミュウツーに接近、接触して捕らえるって描写がありました。


      [No.3000] サポートガン 投稿者:NOAH   投稿日:2013/08/01(Thu) 20:39:44     158clap [■この記事に拍手する] [Tweet]
    タグ:ポケモン世界の福祉道具】 【ヤミカラス】 【捕獲補助銃(サポートガン)


    ※参加型のポケモン知恵袋に回答して思い立った小説


    とってもカラフルで、片手で収まるほどのハンドガンを、1人の少女が持つ。

    その銃口の先にいるのは、捕まえるために軽く体力を弱らせ、痺れ粉で麻痺状態にさせた、一匹のヤミカラス。

    ヤミカラスに慎重に狙いを定めて、女の子は右手人差し指に掛けていた引き金を引くと、紅白のモンスターボールが飛び出し、 それはまっすぐとヤミカラスへと飛んで行く。そして、発射されたボールが命中すると、ヤミカラスは赤い光に包まれてその中に収まり、ゆらゆらと三回ほど揺れたのち、カチリ、と音がして、無事に捕まえられたことを示してくれた。


    「やったぁ!ポケモンだぁ!!

    すごいね!この銃!!モンスターボールが飛んで行ったよ!!
    ママ見てー!!私、ポケモン捕まえられたよー!!!」

    「うん。よかった………よかったねぇ。ほら、ヤミカラスをこれで治療して来なさい。」

    「うん!お兄ちゃんありがとう!!」


    女の子は持っていたハンドガンを僕に渡すと、一気に捕まえたばかりのヤミカラスが入っているモンスターボールへと、飛ぶように走って行く。母親らしき女性は、とっても元気な女の子のその姿に、瞳いっぱいに涙を浮かべる。


    「よかった………本当によかった…………!!ミヤニシさん、本当にありがとうございます!!!」

    「いえ。………その人にあったサポートガンを作るのが、僕の仕事なので。」


    サポートガン。正式名称、携帯獣捕獲補助銃。

    空のモンスターボールを装填して、対象である野生のポケモンに向けて撃ち、捕獲するための道具だ。
    最初、ケガや病気でボールを投げられない人のために作り始めた福祉道具の1つだが、最近はボールを投げるのが苦手な人や、プロの捕獲屋さん。それからポケモンレンジャーの方からの注文が相次いでいる。

    サポートガン専門店を立ち上げてからは、直接来て頂いた方限定で、サポートガンのレンタルや、その人にあった物をハンドメイドで作るサービスも行っていて、今目の前にいる母娘も、そのサービスで来たお客様だ。

    この女の子は、利き腕である右腕を不慮の事故で失い、それからはずっと、義手での生活だったらしい。そのため腕に力がなかなか入らず、重いものを持つこともそうだが、ポケモンを捕まえる上で絶対に欠かせない動作である、投げることもできないほどだったらしい。

    それでも、自分でポケモンを捕まえたい。自分で捕まえたポケモンで旅をしたい、と、遠いのにわざわざ、シンオウ地方のコトブキシティから、このジョウト地方はアサギシティにまで来てくれたらしい。

    「よかったね。……ヤミカラス、大切にね。」

    「うん!お兄ちゃんありがとう!!」

    「どういたしまして。………じゃあこの銃は、君にあげる。」

    「!いいの!?」

    「うん。そのために作ったんだから。………ヤミカラスもこの銃も、大切にね?」

    「うん!!」


    捕まえたばかりのヤミカラスが入ったボールとサポートガンを持って、近くにあったベンチに座りながら、それを嬉しそうに見つめる様子を見ていると、つくづく作ってよかった、と思えてくる。この笑顔のために作ってきたのだ。この笑顔のために、5年の歳月を掛けて、自分でポケモンを捕まえたい人たちのために、頑張ってきたのだ。


    「ミヤニシさん。………娘の夢に協力してくださり、本当にありがとうございました。」

    「いえ。これしか取り柄のない人間なので。……銃の手入れはそちらでやっていただくことになりますが、もし不安があったらお電話ののち、こちらに郵送していただければ、時間は掛かってしまいますが、丁寧に手入れさせていただきます。」

    「そう、なんですか………それじゃあ、これからもよろしくお願いします。」

    「はい。……今後とも、携帯獣捕獲補助銃専門販売店『プリエール』をよろしくお願いします。」


    今日もまた、たくさんの人の笑顔のために、丹精を込めて、作らせていただきます。


    【書いてもいいのよ】
    【ポケモン世界の福祉道具みんなで考案してみよう。】


      [No.2715] 77の回答 投稿者:門森 累   投稿日:2012/11/10(Sat) 20:10:50     163clap [■この記事に拍手する] [Tweet]
    タグ:77の質問】 【回答】 【このタグは当局にスナイプされました】 【ルカリオかわいいよルカリオ】 【可愛いは正義】 【もふもふは正義】 【タグ欄が】 【余ると】 【埋めたく】 【なります

     どうせ消えてしまうから答えるのは移行後で良いかと思ってたら移行後も残ると聞いて。と言う訳でノベラーとは言い難いですが答えさせて頂きます。

    > ●1.My name is ○○○. まずは名前を教えてください。
     門森 累と申します。少しだけ改名しました。

    > ●2.↑とは言いましたが、実は×××とも名乗ってるんです…… HN複数持ってます?またそのHNは?
     改名するまでは門森 輝と名乗ってました。

    > ●3.年齢・性別・生息地などなど。あなたの正体プリーズ。勿論言える範囲だけでOK。
     日本住まいの学生♂であります。

    > ●4.オールジャンルで(※全てにおいて)好きなもの。
     可愛いは正義。

    > ●5.オールジャンルで嫌いなもの。
     自分に都合の悪い事。

    > ●6.あなたの性格。自覚している長所や短所……
     自分勝手。

    > ●7.あなたを一言で表すと? 日本語でも英語でもスワヒリ語でもおっけー。
     変。

    > ●8.あなたの職業は? 真面目に答えてもボケてもいいですよw
     ケモノを愛でるだけの簡単なお仕事。

    > ●9.学校の教科で得意科目と苦手科目を一個づつ上げるとしたら?
     得意科目は情報です。苦手科目は英語等です。

    > ●10.持ってる資格とか賞罰。何でもいいから書いてみると……
     一応かなり前に珠算と暗算共に2級取りましたが今はもう……。

    > ●11.インターネット歴。いつからだったかなぁ……今何年になるかなぁ……
     いつからだったかなぁ……?

    > ●12.自分専用のパソコンって持ってます?
     専用ではありませんが自分ばかり使ってるパソコンならあります。

    > ●13.ネットで便利だと思うこと。不便だと思うこと。
     便利なのはいくらでも時間をつぶせる事。不便なのは時間が足りなくなる事。

    > ●14.お気に入りのサイト、教えてくださいw
     多すぎて挙げきれません。

    > ●15.自分のホームページ、pixivアカウント、twitterアカウント等ありますか? 良かったらここでCMタイム。無論ジャンル問わず。
     ありませぬ。

    > ●16.ポケモン歴は何年? また、ポケモンにはまった原因って何?
     初代からやってましたが第3世代の時は離れてました。スマブラXでルカリオに出会い今に到ります。

    > ●17.あなたの持っているポケモンソフトを教えて!
     赤・緑・青・ピカチュウ・金・銀・パール・ブラック・ブラック2・ポケモン全国図鑑Pro・ポケダン空・ポケモン+ノブナガの野望・ポケモンスタジアム・ポケモンスタジアム2・ポケモンピンボール・ポケモンカードGB・スマブラ・スマブラDX・スマブラX。

    > ●18.こいつが俺のパーティだ! ゲームでのベストメンバー、教えてください。私はこんなコダワリを持ってパーティを選んでいます。なんてのもあったら。
     ウルガモス・タマゴ・タマゴ・タマゴ・タマゴ・タマゴの時がベストメンバーですね。

    > ●19.アニメ見てるかー? ポケスペ読んでるかー? ポケモンカードやってるかー?
     アニメ見てます。ポケスペは読んでません。ポケモンカードはなくしました。

    > ●20.一番好きなポケモン! どうしても絞りきれなかったら複数回答も可。
     ルカリオ! ルカリオ! ルカリオ! 

    > ●21.一番好きなトレーナー! ゲームでもアニメでもポケスペでも……
     トレーナーとは違いますがアーロン様が好きです。

    > ●22.一番好きな、技? アイテム? 属性? シリーズ? ……何かある?
     技ははどうだんが好きです。タイプはあくが好きです。

    > ●23.21、22、23で答えた中から好きなお題を1つ、全力をあげて語り倒してください。惚気OK。親馬鹿OK。妄想暴走勿論OK。
    【この回答は当局にスナイプされました】

    > ●24.ポケモンファンの聖地、ポケモンセンター。行ったことある?
     行った事ありません。行ってみたいですね。でも行くと財布が空になるのでやっぱり行きたくないです。でもやっぱり行きたいです。

    > ●25.主人公の名前=ゲーム中でのあなたの名前は?
     かどもり。

    > ●26.あなた自身をポケモンに例えると、何が一番近いですか?
     メタモン。色んなポケモンとげふんげふん。

    > ●27.突然ですが、あなたはポケモンワールドのトレーナーだとします。名前、出身、手持ち、職業etc……「あなた」の設定を、参加型キャラメイキングの要領で。
     名前:かどもり 手持ち:無し 職業:ロケット団したっぱ

    > ●28.なぜポケモン小説を書こうと思った? きっかけになった作品とかあります?
     創作に憧れてはいたものの絵が描けなかったので。きっかけとしては多分100字ブーム。短くてもいいんだなー、と。

    > ●29.連載派? 短編派?
     長いのなんて書けません。

    > ●30.公式のキャラクターは小説に出すほう? それともオリトレ派? ポケモンのみ?
     ポケモンのみが一番好きですが書くとなると何故か人間も結構出て来てしまいます。

    > ●31.あなたが今書いている小説。ズバリタイトルは!!
     技と暮らす 春の1時間スペシャル 2

    > ●32.↑のあらすじ・特徴的なところ、ウリ等をどうぞ。
     去年と同じ感じです。もしかしたら去年よりパロディが多くなるかも。とりあえずサイドチェンジやふみつけ等をネタ解説する予定です。

    > ●33.あなたの小説の中で、あなた自身が一番気に入ってるキャラは? どんな所が気に入ってる?
     「逃がすだなんて勿体ない」のカイリューが気に入ってます。出番殆どありませんが。そういった事に抵抗を感じない所が気に入ってます。

    > ●34.あなたが今まで書いた小説の中で一番気に入っている話はどの作品? どのエピソード? よかったらその部分、見せて欲しいなぁ……。
     百字の「じゃんけん」が一番気に入ってます。絵が上手くなったら4コマにしてみたいです。

    > ●35.オレの小説、何はなくともコレだけは頑張ってるぜ! ってのを最低でも一つ。
     誤字は気を付けてます。

    > ●36.逆に、ここんとこ何とかしたいな……これからの課題だ、ってのも一つだけ。
     地の文が書けません。

    > ●37.小説に出すキャラ(ポケモンも含)の名前、どんな感じでつけます? 例もあげて教えてくれたら嬉しいなぁw
     基本的に付けませんが付ける時はそのポケモン及びそのトレーナーが使うポケモンに関連させたりしてます。コッペ容疑者はライチュウの手の感触がコッペパンに似ている事から、アクァリ容疑者はシャワーズのフランス名「Aquali」から、と言った具合に。

    > ●38.ついでだから小説のタイトルの由来や、副題(あれば)のつけ方も教えてもらおう。
     適当です。センス下さい。

    > ●39.インスピレーションキタ━━━━━(゜∀゜)━━━━━!! アイディアが湧いてくるのはどんな時?
     登下校中とか浮かびますけど家に帰る頃には忘れてるという。あとは他の方のツイートとか見てていいなぁと思ったネタや設定を参考にしたり。パクリにならない様に気を付けてはいますが。

    > ●40.あなたの小説主人公は、実はあなた自身の鏡? それともどっちかというと、憧れの姿??
     どちらでもないです。その様子を傍観してる方が楽しいです。

    > ●41.小説中にバトル描写って出すほう?
     書きたくても書けません。絵で浮かんでも文章に出来ません。

    > ●42.小説の中の性的描写、死ネタ、殺しネタ。あなたの意見を述べてください。
     おいしいです^q^

    > ●43.小説の中のやおいネタ、百合ネタ。あなたの以下同文。(意味が分からない人はパスOK)
     ┌(┌ ^o^)┐

    > ●44.小説の中のオリジナル地方、オリジナル技、オリジナルポケ。あな以下同文。
     オリポケは小説で出されると絵がないのでイメージし辛いです。

    > ●45.打ち切り……
     アーアーキコエナイ。

    > ●46.アイディアが全然湧かない!!? どうしよう……。スランプと、その脱出法について一通り。
     脱出しようとしません。

    > ●47.後の展開に繋がる伏線を結構張る方だと思う。
     張る程長いの書けません。

    > ●48.ぶっちゃけた話、やっぱり年齢が高いほど上手い文章が書ける?
     1年前の自分の文章見て上達してないんだなぁと思えるのでそういう訳ではないんだなぁと。

    > ●49.この人の本が出たら絶対読む! この人の影響を受けている! 好きなプロ作家さん・同人作家さんっています? 愛読書でも可。
     小説に限らなければかなりいます。

    > ●50.同人とかサークルってやってますか? 自分の本って出したい?
     やってませぬ。

    > ●51.語彙(ゴイ、使える単語量)ってどうやって増やします?
     増やそうとしてません。

    > ●52.ムラムラと執筆意欲が湧いてくる……のはこんな時!
     何と言ってもテスト前。

    > ●53.ポケモン以外の小説、書いたことありますか?
     まだありません。

    > ●54.小説を書く者として、一番大事だと思うもの。
     何故書くのか自分が納得出来る理由を把握しておく事。

    > ●55.他のポケモン小説書きさんの小説で、好きな作品を好きなだけ上げてください。
     多すぎて挙げきれません。(41問ぶり2回目)

    > ●56.他のポケモン小説書きさんの小説登場人物で、好きなキャラっています? 誰ですか?
     池月君が好きですね。いじってて楽しいです。
     あとマサポケではありませんがSpyroBlacky!!-Samさんの「ボクらの世界」のメルス君達が好きです。

    > ●57.密かにライバルだと思っているポケモン小説書きさんはあの人だ! 最低一人は上げてくださいねw
     皆様に憧れておりますので恐れ多くてライバルだとは思えませぬ。

    > ●58.そういや今更だけど、ポケモン小説書き歴は○○年です。○○歳からです。
     1年です。去年からです。

    > ●59.ポケモン小説書きをやっていて嬉しかった事、辛かった事を一つずつ。
     書いてて楽しい時が嬉しいです。辛いと言う程でもありませんが文章の細かい所が気になりやすくなってしまいました。

    > ●60.何だかんだ言っても、自分の小説に誰よりハマッているのは自分自身だと思う……
     ハマッていると言う程でもありませんが他の方よりは好きなのかなーとは思います。

    > ●61.長く険しい人生。いつまでポケモン小説を書いていようかな……
     書きたい時だけ書きます。

    > ●62.これからポケモン小説を書く方にアドバイスがあれば。
     アドバイス下さい。

    > ●63.いつ頃この『マサラのポケモン図書館』に辿り着きましたか?
     ピジョンエクスプレスのトップからポケストへのリンクが無くなった時です。

    > ●64.『ほびぃすてぇしょん』『おきらく ごくらく』『旧・マサポケ』……何の事だか分かります?
     分かりませぬ。

    > ●65.リアルタイムの親善空間・チャット。行きます? どれくらいの頻度で?
     基本的に毎日閲覧してます。テスト前とかは2週間程やめますが。

    > ●66. 小説コンテスト出た事あります? 出てみたい?
     出た事あります。

    > ●67. ストーリーコンテスト・ベスト他、マサポケの本って持ってる? マサポケで本を出す事になったら参加したい?
     持ってません。参加は恐れ多いです。

    > ●68.鴨志田さんや鈴木ミカルゲさんの事、どう思う?
     美味しそうですね。

    > ●69.我らがマサポケ管理人、No.017さんに一言贈ってください。
     ぴじょんぴょん。

    > ●70.これからマサポケではこれが流行る! これを流行らせたい!
     (*´ω`*)

    > ●71.学校好きですか?(学生でない方は、好きでしたか?)
     社会人よりは時間があるんだろうとは思います。

    > ●72.ポケモン以外で好きなジャンル、アニメ・漫画・ゲーム。あります? 何ですか?
     ケモノ大好きです。アニメ・漫画・ゲームは多すぎて挙げきれません。(17問ぶり3回目)
     でも「はこだま」というゲームだけはとにかくお勧めしたいです。可愛いですし楽しいです。 http://www.hayasoft.com/sbs/hkdm/

    > ●73.音楽って聴きます? 好きなアーティストとかジャンルをお一つ。
     アニメやゲームの曲が好きです。アーティストは作曲者も含むのですかね? 含むのであれば四葉かげろうさん・fetherさん・otokazさん・みなみさんの曲が大好きです。

    > ●74.ジブリの名作「となりのトトロ」の主人公って誰だと思います?
     586さん。

    > ●75.ここでお約束、あなたの恋愛話v 言えるところまで言ってみよう!
     画面が邪魔です。

    > ●76.♪なりたいな ならなくちゃ 絶対なってやる〜…… 将来の夢は? 恥ずかしがらなくていいですよw
     時間とお金を趣味に回せたらいいですね。

    > ●77.さぁ、最後です。……邪魔するものは何も無い。今の想いを込め、好きなことを叫べ!!
     【この発言は当局にスナイプされました】

     と言う訳でありがとうございました!

    ※2/14追記: 今書いている作品が頓挫した為変更。


      [No.2427] 【ポケライフ】鳩急行のイラコン連動企画のお知らせ 投稿者:No.017   《URL》   投稿日:2012/05/19(Sat) 16:10:55     97clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

    えー、この度、きまぐれから、私が過去に運営していたイラストコンテストを期間限定で復活させる運びとなりました。

    ■鳩急行のイラコンSP
    http://pijyon.schoolbus.jp/irakon/

    ●お題
    「ポケモンのいる生活」

    ●お題について
    もしもポケモンがいたら……一緒に何をしたいでしょうか?
    一緒にご飯を食べたり、お昼寝したり、ちょっと街へ出かけるのもいいかもしれませんね。
    街へ行くといろんなお店があります。
    お花屋さんやカフェ、パン屋さん、アイスクリームの屋台……そこではどんなポケモンが手伝っているでしょうか。
    お父さん、お母さんもポケモンを持ってるかもしれません。
    家事を手伝って貰ってるかも。通勤の時、背中に乗せて貰ってるかも。
    ビジネスマン、OLさん、看護婦さん……ゲーム中のトレーナーを見回してもこの世界にはいろんな人がいます。
    彼らはポケモン達とどのように暮らしているのでしょうか?
    あなたの考えるポケモンライフをイラストにしてください。

    ●募集期間
    5月19日(土)〜7月28日(土)


    せっかく、イラストジャンル、小説ジャンル双方にお友達がいるので、
    まことに勝手ながら管理者権限で、小説クラスタも巻き込みたいと思います。
    以下のことをやろうと思います。

    ★イラコン開催期間中、お題をイラコンと同様の「ポケモンのいる生活」とします

    ★参加作品は題名の頭に【ポケライフ】をつけてください

    ★このタグがついた作品には「イラコンでこの絵を描いてもいいのよ」と意志表示したものとみなします





    小説クラスタのみなさんの参加、お待ちしております。


      [No.2426] 夢を集める人 投稿者:紀成   投稿日:2012/05/17(Thu) 19:37:31     104clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

    ごくたまに、カフェに野生のポケモンがやってくることがある。
    それは雨の日だったり、よく晴れた暑い日だったり、とても寒い日だったりする。つまり、来る時期や時間帯は定まっていないのだ。
    一体何処から来るのか、ライモンでは見ないポケモンも来たりする。以前冬にバニプッチがやって来た時には、それはもう驚いたものだ。
    バニプッチは主にホドモエ・ネジ山にしか生息していない。餌が少なくなっているのだろうか。だがそんなことを抜きにしても、野生ポケモンを餌付けするわけにはいかなかった。

    「かわいそうだけどね……」

    街中にカフェを構えている以上、生態系はきちんと把握しているつもりだ。遠い地方で人間の食事の味を覚えてしまったポケモンが人里に下りてきて、多大な被害を齎しているという話も後を絶たない。自分がしたことが後に巨大な問題にならないとも限らない。
    だが。

    「何でそんな目で見るのよ!まるでこっちが加害者みたいじゃない!」

    ゴミ(生ではない)を捨てようと裏口のドアを開けた途端、幾つもの目がこちらを見る。なんというか……純粋な子供の目だ。相手を疑うことを知らない、純粋無垢、穢れなき色。ポケモンによって色は様々だが濁っていないことは間違いなかった。
    ユエはうっと言葉を詰まらせる。が、ブンブンと首を横に振る。そして叫ぶ。

    「私はね、貴方達にとっては敵なの!餌が欲しいならどっかの年中餌ばら撒いてる阿呆共の場所にでも行きなさいよ!」
    「ユエさんどうしたんですか」

    ハッとして後ろを向くと従業員の一人が焦った顔でこちらを見ていた。見ればバイトと従業員も怯えている。しまった、と思ったがもう遅い。変なところで剣道部女部長兼主将のスキルを発揮してしまったようだ。

    「ごめんね。野生のポケモン達が餌を集りにくるもんだから……」
    「あー、アレですか。私も何度か見ましたよ。あげてませんけど」
    「本当に?」
    「本当に」

    そんなやり取りが二日ほど続いた、ある夜のこと。既に店は閉め、後片付けをしているところだった。
    裏のドアを叩く音がする。

    「?」

    不審に思ってスタッフルームにある箒を一本取り出す。利き手は左。右手でドアノブをまわして――

    『こんばんわ。夜分遅くにすみません。珈琲一杯いただけませんか』

    子男が立っていた。身長はユエの胸の辺り。刑事コロンボのようなダボダボのコートを着ている。帽子で顔が隠れていてよく見えない。だが怪しい匂いがした。

    「ごめんなさい。もう今日は……」
    『待ってください。ここのカフェを探していたらこんな時間になってしまったのです。お願いです。カントー地方からやって来たのです。一杯だけ』
    「カントー地方!?」

    カントー地方はイッシュから一番遠い地方にあたる。船で四日、飛行機を使っても乗り継ぎの時間を入れて三日はかかる。今まで来たお客で一番遠かったのはシンオウだった。(ちなみに従姉妹はお客には入らない。ホウエンだけど)
    ユエは改めて相手を見た。この季節には会わない厚手のコート。右手には革製の鞄。ステッカーを貼れば旅行鞄として使えるだろう。だがそういう使い方はしていようだ。かなり年季は入っているようだが……

    「分かりました。どうぞお入りください」
    『ありがとうございます!』

    男はカウンター席に座った。視線を感じながらユエはゼクロムをいれる。ブルーマウンテン、キリマンジャロ、モカなどの豆を取り出す。きちんと計らないとこの独特の味は出ない。当たり前だが。
    しばらくして、いい香りがしてきた。特製コーヒー、ゼクロムです、とユエは呟く。男は目を閉じて香りを嗅いだ後、一口含んだ。

    『素晴らしい。今まで飲んだ中で一番のコーヒーです』
    「ありがとうございます」

    ふと、ユエは彼の横に置いてある鞄が気になった。視線に気付いたのか、男が切り出す。

    『気になりますか』
    「……ええ」
    『それでは、閉店時間過ぎに見知らぬ客人をもてなしてくださった貴方に敬意を表して』

    男が鞄を開けた。ユエは息を呑む。中には色とりどりの硝子瓶が入っていた。赤、オレンジ、黄色、緑、青、藍色、紫、白、黒、ピンク、グレー、黄緑、水色、金、銀……まるで何十色ものクレヨンや色鉛筆のようだ。
    呆然とするユエに、男はニヤリと笑って言った。

    『これらが何か、お分かりになりますか?』
    「いえ…… 何かしら」
    『夢ですよ』
    「夢!?」

    夢。『眠っている間に見る物、何か強い望みなどのこと』という辞書のような説明が頭の中で渦巻く。だが夢は実体がない。瓶に入れられるなんて聞いたこともない。
    訝しげなユエに男は構わず説明を続ける。

    『人は夢を見る生き物です。私の仕事は眠っている人間の寝床にお邪魔して、彼らが見ている夢を少しだけ取らせていただくことです』
    「お邪魔って……」
    『流石にセキュリティがきついマンションなどには入れませんが。私には協力してくれる仲間が沢山いるんですよ』

    そこで、男はフウとため息をついた。今までとは違う雰囲気に、ユエは引っかかりを覚えた。

    『しかし、最近は少々仕事が成り立たなくなっておりまして』
    「セキュリティうんぬんってことですか」
    『いえ、それよりもっと悪いことです。私どもが取るのは子供達の夢です。彼らが見る夢はエネルギーが強く、時折素晴らしい質の物が取れることがあるのです。
    しかし最近は…… 彼らが夢自体を見なくなっているのです』

    夢を見ない子供。それはつまり……

    「現実的ってことですか」
    『おっしゃる通りです。将来こんな仕事をしたい、こんなことをやりたい。そういう空想とも言えるべき夢を彼らは見なくなっています。原因はこの世間です。不景気のせいか皆様方ギスギスしていましてねえ。そんな両親を見て育った子供も当然、そういう性格になる方が多い。
    現実を見ろ、もう子供じゃないんだから。……そんな夢を見ている子供に、私は最近よく遭遇するのです』

    男は悲しそうな顔をしていた。ふと思い立って、ユエは聞いた。

    「あの、私の夢ってどんな色なんでしょうか」
    『……マスターさんの夢ですか』
    「何か気になったんです。最近見た気がしても覚えてなくて。
    もしよかったら、引っ張り出してくれませんか」

    男はしばらく驚いた顔をしていたが、なるほどと頷いた。

    『貴方の瞳の色は輝いています。夢を見る子供と同じです。……取らせていただきましょう』


    ユエは眠っていた。意識だけが暗闇の中でふわふわ浮いている。
    男が言うには、ソファ席に横になって自分の手の動きを見ていて欲しい。そうすればすぐに瞼が重くなるということだった。
    本当かしら、と思った途端、瞼が重くなった。そのままスッと意識が落ちていく。落ちていく。落ちていく……

    ザブン、と体が水に包まれる感じがした。瞼の裏に明るい青が広がる。驚いて目を開けると、そこには空と海が広がっていた。
    何と言えばいいのだろうか。下に雲の平原、上には真っ青な空。水は透明、しかし呼吸はできる。
    遥か上空には星達が煌いていた。
    どうにか腕を動かすが、カナヅチでユエは浮かぶことができない。そのままゆっくりと雲の平原の方へ降りていく。雲の切れ間からは、美しいコバルトブルーの海と小さな島が見えた。どうやら向こうが普通の……陸地の島らしい。
    じゃあここは、空の海?
    ユエは以前読んだ漫画を思い出した。


    『はい、いいですよ』

    男の声でハッと目が覚めた。横を見ると男が笑って小瓶を振っている。色はコバルトブルーとエメラルドグリーンが混ざることなく二つになった色。
    マーブル模様のようだ。

    「これが、私の夢?」
    『久々に美しい夢を頂きました』
    「それ何に使うんですか」

    男はユエの夢をそっと鞄に閉まった。入れ替わりに別の小瓶を取り出す。透明な色の夢が入っている瓶だ。

    『世界には、夢を見たくても見られない子供達がいるんです。私は彼らに夢を届ける仕事をしているんですよ』
    「夢を見たい子供達……」
    『この国は本当に裕福なのでしょうか。夢を見れるのに見ない子供達。現実を見ろと諭す大人達。その連鎖が続けば世界は……』

    柱時計が午後十時半を告げた。男が透明の小瓶と小銭をユエに渡す。

    『コーヒー、とても美味しかったです。この小瓶は私からのプレゼントです』
    「……」
    『いつも枕元に置いていてください。それでは、また』

    また男は裏口から出て行った。初夏なのにつめたい風が吹く。その中で、ユエは人ではない者の後姿を見たような気がした。

    「これは、夢かしら……」

    ユエの手の中で、小瓶が輝いていた。

    ――――――――――
    ユエって不思議な話がないなーと思って書いてみた。
    イメージ的にはつるばら村シリーズです。動物達がお客さんの短編集。

    【何をしてもいいのよ】


      [No.2425] 私と『彼女』の22時 投稿者:久方小風夜   投稿日:2012/05/16(Wed) 23:28:22     119clap [■この記事に拍手する] [Tweet]
    タグ:|ω・)

     大きな森。
     目の前には古ぼけた小さな祠。

     その上に、『彼女』は座っていた。

    『なるほど……それで過去に戻りたい、と』
    「はい」

     祠の上の『彼女』は、左右の足を組みかえた。
     昼間でも薄暗い森。ましてや今は夜。月明かりもまともに差し込まず、数時間この場所にいて暗闇に慣れた目でも、一寸先はほぼ闇だ。
     そんな中でも、『彼女』の姿ははっきりと見えた。若草のように鮮やかな薄緑の身体から、淡い光を放っている。

     『彼女』(この『彼女』に性別があるのかは不明だが、便宜上そう呼ばせていただく)を見つけるために、どれだけの苦労をしてきただろう。
     書籍を片っ端から漁った。当然インターネットも使い古した。どんな些細な情報も逃さなかった。会えると噂になった方法は片っ端から試した。
     そして今、ようやく『彼女』と出会えた。

    「どうしても、あの時の……若い頃の自分を、止めたいんです」
    『……』
    「私の人生はあの瞬間からめちゃくちゃになってしまった……私が、あの時……」
    『……人を殺してしまったから』

     私は黙ってうなずいた。

     今から15年ほど前のことだ。
     きっかけは……ほんの些細なことだったような気がする。
     ちょっとしたことで友人と口論になり、ついカッとなって刃物を持ち出した。
     そこに見知らぬ中年の男が現れた。けんかを止めに入ったのか、いきなり私たちの間に割り込んできた。
     頭に血がのぼって判断の遅れた私は、うっかりその男を刺してしまった。

     顔も名前も知らない、どこの誰かもわからない人間を、私は殺してしまったのだ。

     その瞬間から、ごくごく一般的だった私の生活はまるっきり変わってしまった。
     住処を変え、名を変え、顔を変え、ありとあらゆるものから逃げ回る日々。
     後悔しない日はなかった。あの時の自分を止めてやりたい、止められれば、と何度思ったことだろう。

     そんな生活の中、『彼女』の噂を聞いた。

     「時」を自由に渡ることができるポケモンがいるらしい。
     出会うことができれば、未来でも過去でも好きな「時」に行けるらしい。
     そしてそのポケモンは、大きな森の守護者でもあるらしい――

     噂を聞いてすぐ、私は『彼女』を探し始めた。
     『彼女』に会えば、過去を変えられる。若かった自分を、止めることができる。
     平々凡々な人生に、戻ることができる。

    「私は過去の自分を止めたい。真っ当な人生を歩みたいんです」
    『…………』
    「お願いします、私を過去に戻してください!」

     私がそういうと、『彼女』は再び足を組みかえ、腕を組んだ。
     そして大きなため息をつくと、言った。





    『ば―――――――――――――――――…………っかじゃないの?』





     それまで静かで落ち着いた雰囲気を醸し出していた彼女の『言葉』に、私は呆気にとられた。
     『彼女』はふっと蔑むように鼻で笑うと、私の背よりも高い祠の上から、水色の瞳で見下ろしてきた。

    『アンタ、本気で過去が変えられると思ってるわけ?』
    「え……」

     あのねぇ、と『彼女』は腕を組みかえて言った。

    『アンタみたいにたかだか数十年しか生きてない、何の力もない単なる一般的な人間には分かんないでしょうけどねぇ、「時の流れ」ってのはこの世界が生まれたその瞬間に、最初から最後までぜーんぶ決まってんのよ。今どこかで小石が蹴られたことも、昔どこかで戦争が起こったことも、今こうやって私とアンタがしゃべってることも、ぜーんぶ「時の流れ」で決められてたことなの。この世界にあるもの全てはそこから抜け出すことはできないし、変えることなんてできやしないのよ。アタシもアンタもね。アンタが過去に人を殺したことも、そいつがアンタに殺されたことも、どう足掻いたって消えやしないのよ「時の流れ」から無くなったりしないの。アタシは確かに時を渡れるけど、それだって全部「時の流れ」の中では決められてることなのよ。過去を変える? 歴史を変える? そんなの出来るわけないじゃないばっかじゃないの? アタシごときにそんな力あるわけないじゃない。どうしても歴史を変えたいなら、世界を最初っからぜーんぶ作りかえることね』

     『彼女』はそう言って、私を見下ろしてまた鼻で笑った。

     まるで出力マックスの放水車で水を浴びせられるような、怒涛のごとき『彼女』の言葉に、私は言葉を返すことが出来なかった。
     『彼女』は氷のような冷たい目線でこちらを見下ろしてくる。
     風が吹いた。木々がざわめきのような音を鳴らす。

    「……わかりました。帰ります」

     『彼女』は森の守護者。
     ざわめくような森の声は、きっと『彼女』の「帰れ」という言葉の代弁。

     そう判断した私は、『彼女』の座る祠に背を向け、歩き出そうとした。


    『――ちょっと待ちなさいよ。誰が「帰っていい」なんて言ったの?』

     『彼女』が声をかけてきた。私は足を止めた。
     ふわり、と『彼女』は空を飛び、私の前で静止した。

    『まだやることが残ってるでしょ。アタシはアンタを過去に送らなきゃ』
    「え、しかし……私の過去は消えないとさっき……」
    『当たり前じゃない。だから、よ』

     『彼女』はそういうと、にっこりと笑った。
     その笑顔を見た瞬間、背筋が一瞬にして凍りついた。

    『アタシはアンタを過去へ送らなきゃならない。だって、「時の流れ」でそう決まっているもの』

     逃げたい。逃げなければ。
     でも、足が動かない。
     つたが絡まって、足が動かない。

    『そうね。一応教えておいてあげるわ。アンタがやらなきゃならないこと』

     『彼女』の目が妖しく光る。
     小さくて短い両腕に、エネルギーがたまっていく。

    『けんかをね、止めてきてほしいのよ』
    「……!?」
    『どうすればいいか、わかるでしょ? だって……』

     『彼女』が手を私の額の前にかざした。
     視界がだんだん、白く染まっていく。


     ああ、そんな、馬鹿な。
     そんなこと、あるわけない。

     顔も知らない中年男性。
     風の噂で、身元が全く分からなかったと聞いた。

     過去の罪から逃げるために、全てを変えてきた私。
     逃げてきた過去が、とうとう私に牙をむいた。


     『今』と『昔』の景色が混ざる。
     暗い森は薄汚い路地に。
     『彼女』の笑顔は、煌く刃に。
     



    『それじゃあ、「世界」のために、死んできてちょうだい』





     私が最期に見た『彼女』の笑顔は、とびきり優しく、美しく、冷たかった。








    ++++++++++

    激しいイライラ+現実逃避=コレ
    良い子ちゃんな『彼女』ばっかりだったからちょっとアレなの書きたくなった、ただそれだけ。
    あとタイトルは適当。



    【好きにするがいいさ】


      [No.2144] 特 定 し た 投稿者:No.017   投稿日:2011/12/24(Sat) 19:14:54     80clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

    > ワタクシだけが ポケモンを つかえれば よいのです!」

    特定したwwww
    クリスマスでもこの安定感wwww


      [No.2143] 私があの子達と出会った訳 投稿者:akuro   投稿日:2011/12/24(Sat) 18:43:54     104clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

     ピピピピ……ピピピピ……カチッ!

     私は目覚まし時計を止めると、ガバッと起き上がった。

     「ついに、この日が来た……!」

     ーーポケモンと、旅に出られる日が!

     一週間前、私は幼なじみのレオンと共に町外れのシンジ湖へと行き、そこで初めてのポケモンバトルを体験した。
     私の助言を聞かずに草むらへと入ったレオンを追いかけ、鳥ポケモンと遭遇したっていう……。
     慌てて逃げようとして、そこにあった誰かのカバンに躓いて転ぶとか、恥ずかしすぎる。
     でもその拍子にカバンから出てきた2つのモンスターボールの中のポケモンで、私達はなんとか鳥ポケモンを倒せた。 私は青いポケモンを、レオンは緑のポケモンを使って。

     それからフタバに帰る途中に、私達の使ったポケモンの持ち主……ナナカマド博士に、そのポケモンを託された。
     嬉しかった。 ポケモンと旅に出られることになったから。

     その事をジョウトに住んでるいとこに話したら、ポケモンをプレゼントしてくれるって言われた。 私はいいと言ったんだけどいとこの……ヒバナさんはどうしてもプレゼントすると言いはった。 まったく頑固なんだから。
     それで一週間後にシンオウに行くと言ってたから、旅立ちはその日……つまり、今日に決まった。

     私は服を着替えて、一階へと降りる。 この家ともしばらくお別れか……少し寂しい。

    「あらシュカ。 おはよう」
    「おはよーお母さん。 ヒバナさん、今日いつ来るって?」
    「9時には来るって言ってたわよ」
     私は時計を見た。 今は7時……ってことはあと2時間か。

    「さあ、朝ご飯にしましょう! 今日からしばらく会えないから、シュカの好きな物、たくさん作ったわよ!」
    「わあ、ありがとう! いただきまーす」



     朝食を食べ終えた私は、荷物を確認した。 財布に、きずぐすりをいくつか。 それから相棒が入ったモンスターボールを腰のベルトに付けた。 ポッチャマというらしいこのポケモンを、私はうみなと名付けた。 

     ピンポーン……

     あ、チャイム。 ヒバナさんが来たのかな。 私は急いで一階に降りて、ドアを開ける。

    「やっほーシュカ久しぶり! 元気だった?」
    「……」

     あれ、ヒバナさんの隣に知らないトレーナーさんが。 誰だろう……?

    「あ、この子はエンジュ! 私のトレーナー仲間なの♪」
    「ヒバナ、なんで私までシンオウに来なきゃなんないのよ。 あなたがシュカ? 私はエンジュ。 よろしく」
    「よ……よろしくお願いします」
     私はエンジュさんに向かって軽く頭を下げた。 なんか気難しそうな人だな……

     それから私達はテーブルに座って、軽く話をした。 なんでもエンジュさんはホウエン地方のトレーナーらしく、ヒバナさんに頼まれて私にプレゼントしてくれるポケモンを捕まえてくれたらしい。 って、ことは……?
     「はい、これ♪」
     ヒバナさんが差し出したのは、2つのハイパーボール。
    「え、2体も……ですか?」
    「うん、そう!」
    「いや、そんなに貰う訳には……」
    「せっかく捕まえたんだから! はい♪」
     そう言ってヒバナさんは私の手にボールを押し付けた。
    「右のボールがロコンのひばな! 左のボールがマイナンのらいむだよ!」
     そう言われたので見てみると、可愛い顔をして眠っている小さな狐と、ニコニコと笑ってる青い耳の兎がいた。
    「わあ……可愛い! ありがとうございます!」
    「どーいたしまして! じゃあ私はそろそろ行かなきゃ! エンジュ、あとよろしく!」
     そう言ってヒバナさんは家を飛び出していった。
    「え、もう行くんですかっ!?」
    「ヒバナ、ウツギ博士から電話が来て、すぐ帰らないといけなくなったんだって。 私ももう帰るわね……」
     エンジュさんがため息をつきながら立ち上がった。
    「あ、あの!」
     私はヒバナさんに深くお辞儀した。
    「ありがとうございました!」

    「……楽しんでね」
    エンジュさんはそう呟き、帰っていった。



     私はお母さんに見送られて、フタバタウンを出発した。 腰には3つのボールが揺れている。
     これからどんなことが起こるんだろう……私の胸は喜びと期待に満ち溢れていた。

     

    [好きにしてください]


      [No.2142] ポケモンニュース 投稿者:あつあつおでん   《URL》   投稿日:2011/12/24(Sat) 16:07:52     121clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

    6時になりました、ニュースの時間です。

    今日はクリスマスイブ。各地でお祝いをする中、あるポケモンの需要が増えているそうです。ではVTRをどうぞ。


    『ご覧ください、全国へ次々とキュウコンが送られていきます!』

    クリスマスを1人で過ごす人達が、せめてホワイトクリスマスは防ごうと、日照りの特性を持つキュウコンのレンタルを盛んに行っているのです。トレーナーが受け取らなかったタマゴを孵して販売する業者によりますと、こうした動きは急速に広まっているそうです。クリスマスのみならず、七夕を妨害するためにサーナイトのブラックホールを利用する人もいるとのこと。個人の不満を晴らすためにポケモンを利用することについては賛否両論挙がっていますが、ネットでは「キュウコンもふもふするくらい良いじゃねえか」「んなこと言ったらバトルできねえだろwww」「ワタクシだけが ポケモンを つかえれば よいのです!」と、概ね好意的に受け取っている模様。

    ともかく、クリスマスは楽しみたいもの。皆さんもポケモンと過ごしてみてはどうでしょうか?





    七夕の時もそうでしたが、突発的なネタは足りない部分を補い辛いです。メディアがネットを引用したがるのが解りますよ、楽ですもん。


      [No.2141] 1224 投稿者:紀成   投稿日:2011/12/24(Sat) 11:24:42     94clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

    昔々、火の血を継ぐ家に二人の女の子が産まれました
    双子ではありません、二つほど歳の離れた姉妹
    上の子の名前は光江、下の子の名前は光葉といいました

    大きくなるにつれ、二人の違いが嫌でも見えるようになりました
    光江はとても頭が良い子でしたが、性格があまりよくありませんでした
    光葉はとても優しい子でしたが、頭があまりよくありませんでした
    彼女らを取り巻く男は、皆光葉を愛でるようになりました
    光江はそれにとても怒り、嫉妬するようになりました

    大学を出た後、光江は光葉より先に親の決めた相手と結婚しました
    一方光葉は大学で知り合った男と結婚し、そのまま家を出て行きました
    そこで初めて光江は妹に勝ったと思いました 家を捨てた女ほど愚かな物はないと、
    ――その時はそう思いました

    ですがやはり妹には勝てなかったのです

    …………………………

    世間ではクリスマス・イヴ。人々は皆、何処か浮き足立った様子で街を歩く。着飾った街はそんな彼らを優しく見守っているように見える。
    その空間の中で、人には見えない何者かが大量に動き回っていた。揃いの帽子を被り、揃いの鞄を提げ、ビルとビルの間を飛び回る。
    時折、鞄の中から何かを取り出す。それは手紙であったり、小包だったりする。
    『ゲンガーの宅急便』…… 人で知っている物は数少ない、主にポケモンを対象とした宅急便である。
    どんな悪路でも簡単にすり抜けてしまうゲンガー達が荷物を運ぶ。噂では大金持ちのポケモンもリピーターになっているという噂である。
    冷たいビル風が彼らを吹き飛ばそうとする。だが彼らも負けてはいられない。今日は一年のうちで一番の稼ぎ時なのだ。必死で鞄の蓋を押さえ、中の配達品が飛ばないように踏ん張る。


    「今日は……なんだか風がいやに鳴いていますね」
    カフェ・GEK1994の店内。カウンター席に座ってゼクロムを啜っていたミドリがぽつりと言った。その言葉を耳にしたユエが外を見る。
    「そうね。なんだか誰かを呼んでいるみたい」
    「幽霊ですか!?都市伝説にある、事故で子供を亡くした母親が今でも我が子を呼んでいるという――」
    「そんな都市伝説、初めて聞いたわよ」
    オカルト好きの店員が興奮して喋りだした。ユエはふと去年の今頃を思い出していた。マスターは元気かしら。こちらからも何かプレゼントをしたいんだけど、住所が分からない限りは何も出来ないのよね。
    「……」
    ユエのハイネックのセーターには、今朝マスターから届いたプレゼント…… 『不思議の国のアリス』をモチーフにしたブローチがついていた。

    ジャローダは目を細めた。ミドリがいないこの時間帯が、一番彼らに来てもらうのに都合がいい。何しろその存在は、一般人には知られてはいけないのだから。
    『いつも贔屓にしていただき、ありがとうございます』
    『こちらこそ。いつも時間指定が厳しくて、すまない』
    『いえ…… それで、今回はこの二点ですか』
    ゲンガーがジャローダの尾の上に乗せられた二つの小箱を見た。
    『ああ。片方はミナモシティに、もう片方は』
    『分かっております。彼女宛、ですね』

    十二月二十四日が国際的イベントの日だと知っている者は多いが、巷を騒がせている怪人―― ファントムの誕生日だということを知る者は、少ない。
    ジョウト、エンジュシティの外れにある洋館で、彼女はプレゼントに埋もれていた。
    「……何処から伝わったんだか」
    花束、美しくラッピングされた箱の数々。それの一つ一つを彼女は慣れた手つきで空けていく。
    『手伝うか』
    「いや、いい。モルテは少し休んでて」
    モルテの体は疲労していた。宙に浮いていることすら辛そうな顔をしている。ヨノワールの表情なんて普通の人が見ても分からないのだが、彼女には分かった。長い付き合いだからか……
    『しかし、すごい量だな』
    「そうだね」
    話が続かない。モルテは焦った。
    「あそこにいた頃も色々貰ったけど…… 冷たかったな」
    『冷たい?』
    「所詮はあそこの人間ってフィルターをかけられるんだ。何も篭っていない、無機質な何か」
    手を休めて、テーブルの上の花束のうちの一つをとる。時期に合わない明るい黄色。向日葵。
    「一体どこから取って来たのかはしらないけど…… これが一番気に入ったよ」
    『そうか』

    青い空と白い巨大な入道雲。色鮮やかな向日葵たち。そこに、彼女は立っていた。
    笑顔で。

    「もう、残っているのはここだけになっちゃったな」
    花束を抱きしめ、彼女は呟いた。


    ………………………………
    光江は子供を産めない身体だったのです
    焦った彼女の父親は、もう一人の娘に子供ができていることを突き止めました
    そしてその子を自分の孫として家に呼ぶことにしたのです

    光江はその子を養子としましたが、あくまで外側だけ
    内側はその子を憎み、殺したいという気持ちが渦巻いていました
    ですが、その子を殺すことは最期まで出来ませんでした

    彼女は、別の何かに見初められていたのです
    本当に血を継いでいたのは、彼女だったのです


      [No.2137] Re: 自分の単行本を妄想するスレ 投稿者:音色   投稿日:2011/12/22(Thu) 23:26:06     104clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

    > そこは是非御自分のでお願い致します(真顔

     そんなわけで少し真面目に自分の奴を妄想してみる。

    ●『ゴ―スを掃除機で吸いこんだ』

    【帯】
     ガスなんだから吸い込めますよね、たぶん。

    【目次】
    ・ゴ―スを掃除機で吸いこんだ
    ・ゴーストにデートに誘われた
    ・ゲンガーがケーキを作ると言いだした
    ・ムウマとショッピングに行ってみた
    ・よるのさかもり(書きおろし)

    【余談(あとがき)】
    【続刊予告】
    ・チョロネコヤマトの特急便
    ・地元だって集まるさ
    ・イッシュゴースト博覧会

     いい加減このゴーストシリーズどうにかしたい。年内に完結させる予定がムウマージで詰まってずるずると・・・。
     目標:31日までにこれ完結。

    【嘘予告】
    ・ゼニカネッ!
    『ある一つの探検隊が世界を救った・・・それから数世代後、金に五月蝿いニャース:ニックとペアを組むことになったゼニガメ:メイル(通称ジェニー)。幼馴染の保安官や未来から来た執行人を交え、彼等の金儲けはどこへ行く!?』
    ※こんな話になるかどうかは未定です。

    ●雑音戯曲集

    【帯】
    ポケモンの世界にひょっとしたらあるかもしれない戯曲集。

    【目次】
    ・煉獄姫(手直し)
    ・疫病神、憑きます(書きおろし)
    ・火喰らい(書きおろし)

    ・余談

     ようするにカクライさんのエピソードですよ。はい。戯曲が書きたい
     
     ・・・ここまで書いといてなんですが、上手いこと妄想ってできねぇぇ・・。


    > 『鞄』シリーズマジ切望……! あれが現在に至るまででの至高のザンハブ小説である事は論を待たねぇしなぁ(苦笑)

     ・・・ちょっと妄想してみるか。

    ●鞄

    【帯】
     思いつきません。スピンオフです。

    【目次】
    ・鞄
    ・空
    ・雨
    ・晴
    ・閃(書きおろし)
     
    ・余談

    【嘘予告】
    ・(タイトル未定)
    『カメラは現実を枠に沿って切り取る。切り取ったからには、そこに何かがある。青年は己が切り取ったモノを求めてあるく』

     鞄に出てくる彼女の正式な本編的な何か。

    【正直、『鞄』はあれ単品で勝負したほうがいいんじゃないかって気はする。うっすいことになりそうだけど】


      [No.2134] Re: 自分の単行本を妄想するスレ 投稿者:風間深織   投稿日:2011/12/21(Wed) 00:14:24     90clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

    絵本が描きたいです。

    絵本「へびじゃないもん」
    個人的に今一番絵本にしたい作品。
    ミニリュウはへびでもなめくじでもありません。竜です。

    イラスト集「鏡の彼」「月の光」
    017さんのRainy dayみたいな感じになればいいと思う。「月の光」はもうずいぶん前に書いた「鏡の彼」の続編にあたるお話。

    イラスト集「586さんのキャラを3ミリ程度にまとめてみた、だけだった(仮)」←やりません
    私もイグゼと一緒にめいみちゃんを探しにいきたいんですけどどうしたらいいですか。

    ※イラスト集はすべてマステで貼ります。


    というなんという願望w


      [No.2130] Re: 自分の単行本を妄想するスレ 投稿者:クーウィ   投稿日:2011/12/19(Mon) 04:25:25     112clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

    >  自分のじゃなくてもいいですか(殴

    そこは是非御自分のでお願い致します(真顔

    『鞄』シリーズマジ切望……! あれが現在に至るまででの至高のザンハブ小説である事は論を待たねぇしなぁ(苦笑)
    後、風合瀬の宴についてはご迷惑をおかけしております(白目) 本気御免なさい……(汗)




    では、この際折角だから……(


    ★1:『竜の舞』
    多分一番近い奴。……でも、原稿作業ががが(白目


    【帯】

    [ 『オマエ』と呼んでみた。……あの時と同じく、無機質な二人称の中にも、確かな思いを込めて―― ]


    【目次】

    ・雪の降る夜
    ・His Story 〜あるアウトローの軌跡〜
    ・赤い月(完全版) 書き下ろし
    ・差しのべられた手(アウトロー外伝) 書き下ろし
    ・宴の後で(赤い月外伝) 書き下ろし
    ・竜の舞(完全版) 書き下ろし

    ・後書き
    ・嘘予告

    その1 『Panzer Dragonite』

    [ 「パパはもう、帰って来ないんだって……」 国際空域に於いて突如として発生した、航空機撃墜事件。捕虜となり、祖国からも国際社会からも見捨てられたパイロットを救う為立ち上がったのは、幼い息子の涙に触れた、野生のドラゴンポケモン達だった―― タイムリミットは24時間。ミサイルと迎撃システムが支配する灼熱の空に繰り広げられる、超音速(ハイスピード)・バトルアクション!  『好きだからやってるだけさ。 ……だから絶対、裏切らねぇよ』 ]

    その2 『Story of ForgottenWorld』

    [ 気弱な探検家志望のヒトカゲ・ティルスは、嵐の翌日の砂浜で、記憶を無くした一匹のリオルと出会う。自らを人間であると称し、記憶の断片からピリマと名乗った彼女と共に探検隊を結成した事により、彼の運命は大きく変わっていく事となる。 『人間――それは、神話や伝説の世界などに登場し、遥か古代に存在していたといわれている、ポケモンとはまた別種の生物の総称だった――』 ]

    嘘予告は出来ればイラスト入りが良いかなぁと(苦笑  オイ)



    ★2:『○○○○○○○○』(タイトルは都合により明かせません  爆)
    此方は主にトレーナーもの中心でしょうか


    【目次】

    ・風合瀬の宴
    ・Shall We Dance?(完全版)
    ・○○○○○○○○(完全版 タイトル作品) 書き下ろし
    ・クソ親父(完全版)
    ・Next Step 書き下ろし

    ・後書き



    ★3:『鈍色の時代に』
    戦争関連の暗〜い話がメイン(


    【目次】

    ・海獣の鎮魂歌
    ・鈍色の時代に
    ・リトルダンサー(仮)
    ・M・I・A
    ・ゲート・キーパー
    ・邂逅(仮)

    ・後書き



    ★4:タイトル未定 
    多分一冊じゃ収まりきらないと思われ(  やるにしても、焔の島で一旦区切る説濃厚

    【目次】

    ・天狗の子(仮)
    ・船鬼始末
    ・雑卒紀(仮)
    ・焔の島
    ・双子風の伝説

    ・後書き


    ★5:他 シンオウの昔話とか諸々



    ネタは色々あるんです。ネタは(
    ただ書けないだけ。……絵に描いた餅とはまさにこの事だわさ(爆)
    まぁそれに、自信持って出せるぐらいのものを書ける事が大前提なのは言うまでもない。……精進あるのみorz

    後、ザンハブとカイリューのアンソロが拝んで見たいです。特にカイリュー!
    何時か出ると信じてる(笑)


      [No.2124] Re: 自分の単行本を妄想するスレ 投稿者:イケズキ   投稿日:2011/12/17(Sat) 19:57:13     109clap [■この記事に拍手する] [Tweet]



    目次


    “プロフェッショナル”に関わる5つの話

    ・トンカツ定食屋「切り切り亭」
    ・幸せな悪夢
    ・ザ・プロフェッショナル
    ・配達屋のペーゼさん
    ・とある犯罪捜査コンサルタントの話(書きおろし)


    “あの日”に帰る3つの話

    ・廂間―ひあわい―
    ・てく〜いやしん坊ラルトスの話〜
    ・御都合主義(書きおろし)


    “意思”にまつわる4つの話

    ・B's Will〜『B』の意思〜
    ・NOVELTYPE、な一日
    ・テングのウチワ
    ・電車の中(書きおろし)




    こんな感じでいいのかなぁ……。全部一つにしたら長いかな。
    ま、妄想だしいっかw

    個人的に灯夢ちゃんの写真集が……いやなんでもないでs(ドキャドキャバキャバキャグシャグシャ、ゴスゥ!!)


      [No.2123] Re: 自分の単行本を妄想するスレ 投稿者:音色   投稿日:2011/12/17(Sat) 18:57:12     101clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

     自分のじゃなくてもいいですか(殴


    ・師匠の作品集(タイトルはやはり師匠につけていただきたいので仮で(苦笑

    目次・・というより入れていただきたい作品

     ・雪の降る夜
     ・風合瀬の宴(続きに期待してるのですがまだですか師匠ー!
     ・あるアウトローの軌跡
     ・船鬼始末
     ・Shall We Dance?
     ・竜の舞


     師匠がこちらで投稿された奴はざっとこんなもんかな・・・?
     【書いてみた】の奴は省かせていただきましたが・・。赤い月はあっちに載るし。

     帯はやっぱり誰か著名な方に書いていただきたい・・!
     俺が書いたらただの師匠へ愛を叫ぶコーナーになりそうだから(爆)


     ついでにもう一冊

     ・あっちの掲示板の、あれ。

     師匠にはこれで分かっていただけるはず。
     むしろこっちだしてください。
     師匠が出さなくても俺が個人でまとめる可能性もありますが(爆)


    ※妄想っつーか願望


      [No.2122] Re: 自分の単行本を妄想するスレ 投稿者:巳佑   投稿日:2011/12/17(Sat) 00:32:59     118clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

    ★その1:『巳畑の収穫祭』(仮)

    【帯】

     やっちゃいましたっ☆


    【内容】

     第三回のポスケコで撒いた種が育って短編集ができました。

    【目次】

    ・送贈-SouZou-
    ・あわにのって
    ・あかむらさき
    ・One daybreak One yell!
    ・カボチャンデラ
    ・巳の這いずりながらの後書き

     頑張ってイラストも描きま(以下略)


    【特典】

     未定(コラ 


    【価格】

     テイクフリー(え       
     


    ★その2:『お狐様のもふもふガーデン』(仮)

    【帯】
     買ってくれた奴はもふもふ。
     買ってくれなかった奴は鬼火でもふもふ。 by長老


    【内容】

     ある日、長老と呼ばれているキュウコンに言われた一言。
    「狐が出てくる物語九つ書けー! 書かなきゃ、鬼火でもふもふの刑じゃ♪」
    「いきなりクライマックス!?」
     そんな無茶振りを振られた巳佑の運命は――。


    【目次】

    ・『もふパラ』から見た世界史
    ・語り狐
    ・雨宿りも悪くない。
    ・こなゆ。(ただしポケスコに提出したものから大改稿、とりあえず最後のシーンとか削ります)
    ・ねつき屋(仮)
     
     他四作品の予定。

    「九人から話を集めるのも面白そうじゃのう、ほほほ♪」
    「それ某イラスト集じゃ(欲しかったなぁ……というのはここだけの話) 


    【特典】

     長老があなたをもふもふして狐にしてくれるよ!
     レッツ、もふパラデイズ!


    【価格】
     
    「99円なんてどうじゃ?」
    「まさかの(以下略)」



    ★その3:『狐日和』

    【帯】
     
     鳩尾崩壊注意の高校生活に青年、大ピンチッ!?

    【内容】

     関西弁のロコンさんがひたすら鳩尾を撃つお話です。
     ……おや誰か来たようだ(ドキャバキャグシャ!!)


    【目次】

    『未定』と赤い字で書かれている……。


    【特典】

     灯夢さんのピンナップでいいんじゃ。
     なんなら裏表紙は灯夢さんのセクシーな写真でいっぱいにしてもいいし。
     ……おや誰か来たようだ(ドキャドキャバキャバキャグシャグシャ、ゴスゥ!!)


    【価格】

    『みたらし団子』と赤い字で書かれている……。  




    *全て、あくまでも妄想です。タブンネ。


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