マサラのポケモン図書館 カフェラウンジ
このフォームからは投稿できません。
name
e-mail
url
subject
comment

[もどる] [新規投稿] [新規順タイトル表示] [ツリー表示] [新着順記事] [留意事項] [ワード検索] [過去ログ] [管理用]
  • 以下は新規投稿順のリスト(投稿記事)表示です。
  • 48時間以内の記事は new! で表示されます。
  • 投稿者のメールアドレスがアドレス収集ロボットやウイルスに拾われないよう工夫して表示しています。
  • ソース内に投稿者のリモートホストアドレスが表示されます。

  •   [No.4161] Re: かわいい!!! 投稿者:空色代吉   投稿日:2020/11/06(Fri) 23:19:20     24clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

    だいぶ遅くなってすみません!!! 読んでくださり感想までくださりありがとうございました!!
    最初は可愛いハネッコがジャンプにい挑む話の想定だったのですが、見た目のわりに泥臭いハネッコがジャンプに挑むという形になっていました。一人称マジック?
    ハネッコジャンプというタイトル自体はポケモンチャンネルというゲームの中にあったゲームから持ってきています。モチーフですね作品の。
    進化の余地があるチョイスにはあえてしてあります。各々個々で生き残るにはまだ実力を伴っていない、だからこそ知略を巡らせるという感じにしたかったので……!
    最後の展開胸熱といっていただき嬉しいです……!
    熱血展開好きなんです……!

    改めて、ありがとうございました!!!!


      [No.4160] Re: ハロウィンとてをつなぐ 投稿者:レイコ   投稿日:2020/11/05(Thu) 20:23:42     21clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

    投稿お疲れ様です。

    なんということ…!
    こちらにはイラスト掲載されていないのですか…某所に投稿されていたハロウィンイラストが素敵だったので意外です。マサポケ限定の読者さんは、子ユウヅキさんたちの仮装姿を頑張って想像してくださいね…(涙)

    子ユウヅキさん視点によるアサヒさんとの過去、チェイサー本編はアサヒさんビドーさん視点が多いことを踏まえると、レアな部類のエピソードですよね。
    ハロウィン仮装、詳細に描写されていてとっても可愛いです! 成長後のお二人も仮装をさらっと着こなしそうですね。スタイルいいし私服もおしゃれですものね!
    子アサヒさんと一緒にクッキーを焼いたり、連れて行かれると身を案じる子ユウヅキさんの一人称は微笑ましくも切ない……
    アサヒさんと離れ離れになっている本編との落差が……二人はこんなにお互いを思いやっているのに……お互いを必要としているのに、本編は何故……ドウシテ……

    未来を知る読者としては、その手を離さないで!離しちゃダメー!と届かない叫び声をあげることしかでき…ない…!
    アサユウの魅力たっぷりなハロウィン作品をありがとうございました。次なる番外編もチェイサー更新も楽しみにお待ちしております。


      [No.4159] ハロウィンとてをつなぐ 投稿者:空色代吉   投稿日:2020/10/29(Thu) 00:00:01     53clap [■この記事に拍手する] [Tweet]



    旅の途中で泊まっていたポケモンセンターの個室の扉が勢いよく開けられる。
    そしてポケモンたちとなだれ込みながら開口一番彼女は言った。

    「ユウヅキ、トリックオアトリート!」

    テブリムという髪の毛の多くて大きな帽子を被ったようなポケモンの仮装をした短い金髪の少女、アサヒは仮装させた手持ちのドーブルのドル、パラセクトのセツ、デリバードのリバ、ラプラスのララ、ギャラドスのドッスー、グレイシアのレイと一緒に俺にお菓子を要求した。フルメンバーだな。
    というかちょっと待て。狭い。全員は入らない。テブリムの仮装のせいか、いつもよりごり押し気味だ、アサヒ。
    流石に入りきらないことに気づいたアサヒはしぶしぶドル以外のポケモンをボールにしまった。
    そんなテンション下がり気味な彼女にさらに申し訳ないが、俺は謝った。

    「悪いアサヒ、今日だと忘れていた……何も用意していないのだが」
    「じゃあイタズラするよ!」
    「何をされるんだ……」
    「ハロウィンを忘れていたユウヅキに私が仮装をさせるよ」

    意気揚々、というよりは若干真顔に近いアサヒ。
    「……なるべく、お手柔らかにお願いします」と小声で言ったのち、着せ替え人形にされた。


    △▼△▼△


    結局グラエナをイメージした仮装をさせられた。黒い自分の髪にふさふさの耳とかシッポを付けるなんて初めてしたな。このまま歩き回るのは結構度胸と勇気が要りそうだ。
    アサヒに仮装された俺の手持ちのサーナイトとゲンガーとオーベムとヨノワールが俺の恰好をほほえましそうに笑いながら見ていた。また狭くなった。メタモンに至っては、俺に変身をしようとしてさらにいっそう周りの笑いを呼んでいた。アサヒのドルは笑いをこらえていた。お前らな……。

    俺は苦笑いも混じっていたが、アサヒが楽しそうだったので、まあいいかとなっていた。

    ひとしきり笑った後、彼女は次の提案をした。

    「じゃ、一緒にお菓子でも作ろうか!」
    「作るのか」
    「まあね。いつでも誰からでもトリックオアトリートって言われても良いようにね」

    確かにアサヒ以外にイタズラをされるという場面はあまり想像したくなかった。
    調理室のスペースを借りて、ポケモンたちにも手伝ってもらいながらクッキーを一緒に作った。大所帯だ。
    その結果、調子に乗って作りすぎた。

    「あー分量間違えた……みんなにも食べてもらったけど、余っちゃったね」
    「いざ要求されても渡せるには渡せるが、多いな」

    なんとなく俺は、この次アサヒが言い出すことは想像ついていた。

    「うん、お菓子もあるし街のお祭り行こうか」
    「行くのか」
    「行くよ、一緒に」
    「この格好のまま?」
    「うん」

    ポケモンセンターの職員さんに「あら似合っていますね、行ってらっしゃい」と笑顔で送り出された。


    △▼△▼△


    日が傾きかけたころの街並みを、二人で歩く。手持ちの皆にはいったんボールに戻ってもらっていた。
    オレンジや紫の飾り、カボチャやゴーストポケモンをもじった仮装をしている人やポケモンが騒がしくしていた。俺の手持ちにもゲンガーやヨノワールがいるせいか、心なしかゴーストタイプのポケモンがいつもより多い気がした。
    夕時になり、人込みやポケモンたちが増えてくる。
    俺が混雑に酔い疲れているのをアサヒに見抜かれ、人の少ない場所へ移動することに。
    せっかく作ったクッキーは、まだ誰にも渡せていなかった。

    アサヒが、テブリムの帽子を外した。そのまま帽子を抱きながら、うなだれていた。
    彼女も疲れたのだろうかと心配になると、アサヒはさっきまでのパワフルさとは打って変わってしんみりしていた。

    「ごめんユウヅキ。あんまり人込み得意じゃないのに連れまわしちゃって」

    俺に謝るアサヒ。

    「お菓子作りにも付き合わせちゃって、慣れない恰好させちゃって、無理させてごめん」
    「謝る必要なんてない。それよりアサヒは、楽しめたのか?」
    「ちょっとは。ユウヅキは?」
    「俺も、ちょっとは楽しかった。慣れないことばかりで困惑したのはまああるが、謝ることなんて、何もない」

    アサヒが少しだけはにかむ。その顔が見れただけでも、今日一日付き合ってよかったと思った。
    ……口にはなかなか出せないが。

    「わっ」

    彼女の驚いた声につられ、視線をそちらに向ける。
    草の茂みの中から、カボチャが……いや、カボチャに似たポケモン、大きいバケッチャが転がり出てきた。
    バケッチャの後には小さな角のメェークル、オレンジの電気ネズミ、デデンネが次いで飛び出してくる。

    バケッチャが、メェークルとデデンネにまじないをかけていた。
    すると、メェークルとデデンネの姿がわずかに透けて、二体はバケッチャとともに宙を飛び始めた。

    「あれ、バケッチャの『ハロウィン』だ……!」
    初めて見た、とアサヒは感激していた。
    バケッチャの種族が使えるという『ハロウィン』の技は、相手にゴーストのタイプを与える技だ。相手を一時的に幽霊にする技、でもある。

    こちらに気づいたバケッチャ。
    アサヒの周りをくるくると回り、笑うバケッチャ。

    「え、私にもかけてくれるの?」

    その時、ふと俺は思った。
    『ハロウィン』の技を人間に使うと、どうなってしまうのか、と。

    気づいたら。俺は、

    「――クッキー、あげるからイタズラは勘弁してくれないか?」

    アサヒの手を引っ張りそばに寄せ、クッキーをバケッチャたちに差し出していた。
    バケッチャたちは喜んでクッキーをほおばり始める。
    そして食べ終えると満足していったように去っていった。

    その姿を見届けた後、握りしめたいた手が急に震え始めた。
    彼女が心配して「どうしたの、大丈夫?」と声をかけてくれる。
    その瞳をじっと見ながら、素直に思っていたことを白状した。

    「アサヒがバケッチャに連れていかれてしまうと思って怖くなった」

    一瞬怪訝そうな顔をしてから、それから照れ始めるアサヒ。

    「そっか。そっかー……私が幽霊になっちゃうんじゃないかって心配してくれたんだね。守ってくれたんだね。ありがとう」
    「クッキーがあってよかった……」

    怖がる俺の手を、アサヒはつなぎなおす。
    その温かさに、ほっとする。
    しばらくの間、この手は離さないようにしたいと思った。


    夜のとばりが落ち、月が照らす帰り道。
    アサヒは月を見上げながら、俺に一つのお願いをした。

    「もし、私がまたユウヅキを置いていきそうになったら、また連れ戻してね」
    「ああ、必ず」

    俺はその願いを聞き入れると、そう彼女に小さな約束をした。

    つないだ手は、まだ離す気にはなれなかった。










    あとがき

    ポケ二次ハロウィン企画で思いついた短編でした。企画がなければ思いつかなかったので、企画主様に感謝です。
    今回は、カフェラウンジ2Fで連載中の自創作、「明け色のチェイサー」の本編時間軸よりだいぶ昔のアサヒちゃんとユウヅキ君のエピソードをかかせていただきました。
    あと、バケッチャの技名、「ハロウィン」の別名の一つが「トリックオアトリート」と知ってこの話にしようと思いつきました。
    ポケ二次ハロウィン企画が盛り上がりますようにと楽しみにしつつ。
    読んでくださり、ありがとうございました!


      [No.4158] Re: 久々の投稿ありがとうございます。 投稿者:あゆみ   投稿日:2020/06/21(Sun) 13:46:09     25clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

    お返事ありがとうございます。
    と言うより返事に気づくのが遅くなってしまい逆に申し訳ありません。

    > さゆみさん、久々の投稿ありがとうございます。
    名前がw

    > 十年以上前になりますがダイパの連鎖で色違いをいっぱい捕獲していた人がいたのを思い出しました。
    > なんか高個体値やら、色違いに乱数調整なるものがあるのは知っていたんですが
    > 恥ずかしながら、これ読むまでメロボ乱数を知りませんでした…
    ポケトレを使った連鎖であれば私も当時から努力値がてらゲットしたことがあるので分かります。
    また当時から色違いのポケモンを乱数を駆使して集める、あるいは高個体値の色違いのポケモンをゲットして大会に出す、と言う話は聞いていましたので知っていました。が、当時の私はそう言う環境になかったのでなかなか検証できなかったと言うのもあります。
    多分メロボ乱数もその延長線上に出てきていたとは思いますが、当時は色違いでなくても個体値の高いポケモンを乱数で出す方が主流だったようで、メロボ乱数と言うものがある程度知られ始めたのはXYであかいいとを用いたやり方が広まって以降だったのではと思います。
    もっとも作中でもしれっと「自分で検証した」と書きましたが、そう言う環境が整ったのはここ2、3年のことだったと言うことを付け加えておきます。

    拙文・乱文で大変失礼いたしました。それでは。


      [No.4157] イガグリの精(グリレ?) 投稿者:焼き肉   投稿日:2020/06/15(Mon) 19:17:13     24clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

    ポケマスのグリレ……になるはずだった女子三人+ほぼグリーン+レッドな日常ssです。具体的な描写はないですが苦手な人は気になるかもしれないです。




     こうかばつぐんを取ろうというミッションに駆り出されたのは、タイプの違う花のような女子三人であった。カントー古来の和の花のようなエリカ、春先の草花のようなコトネ、女優に贈られる花束のようなメイ。三者三様、三つ揃いのエナジーボールはサクサクポンポン規定の回数を稼いで行った。トドメの一撃で繰り出されたエリカのはなびらのまいに、パチパチと贈られる拍手。

    「レッドさん!」

     女子らがきゃらきゃら、レッドの方へ寄っていく。

    「……」
     
     スッとレッドが差し入れのクッキーと飲み物のボトルを差し出す。

    「あっこの包み!ユイさんからですか?」

     ピカチュウが風船で空を飛んでいる絵が描いてあるラッピングを見て察するメイに、レッドがコックリうなずく。

    「もしかしてわたくし達のバトルを、先程から見守ってくださっていたのですか?」
    「…………」
    「あら、声をかけてくださったら良かったのに」

     気を使うエリカに、レッドは後ろの相棒を見た。いつもと変わらない、威圧感さえあるリザードン。でも今日はちょっとだけ、バディのレッドとも他のバディーズとも距離を取っている。

    「うーん……もしかしてリザードンが気にして距離を取ろうとしてたのを宥めていたんですか?」

     メイの顎に手を当てて言う考察に、レッドはうん……と肯定。なるほど、メイ達の草タイプポケモンに炎タイプは天敵だ。

    「『リザードンはとても強いポケモンだけれど、同時にとても優しいポケモンでもあるんだよ』ってウツギ博士が言ってました」

     その炎を自分より弱いポケモンに向けることはない。コトネが博士の研究の手伝いをしていた時、ホウエン地方の図鑑説明を見て印象に残った一文だ。戦いでもあるまいに、自分が草ポケモンとそのトレーナー達が群れているところへ、わざわざ割って入って雰囲気を乱すこともあるまい。離れて鎮座する赤い竜はそう言っているように見えた。誰も気にしないよ。って伝えたんだけどなあ。困った顔のレッドはリザードンよりはわかりやすく表情で語っている。

    「撫でてもいいかな?」

     リザードンの存外柔らかい視線と目を合わせてコトネが訊くと、リザードンは低く吠えて頭を下げた。

    「わー、温かい! あたしのチコリータと触り心地やっぱりちがうね!」
    「ムム……ジャローダとは少し似ているかもしれませんね」
    「どっしりとしたただずまいが樹木花のようですわ」

     和やか休憩ムードになって、リザードンはチコリータとコトネを乗せ、辺りをブンブン飛び回り、きゃいきゃい乗客達をはしゃがせていた。気を使って距離を離していたリザードンよりずっといい。リザードンが褒められてぼくも嬉しい。リビングレジェンドとかぼく自身が言われるより嬉しい。レッドはクッキーとか分けてもらいながらニッコニコだった。

     ふと、視界の隅の茂みに見覚えのあるものが顔を出していた。美しい色合いの、長い葉っぱのようなもの。多分ピジョットだ。そちらに寄って見ると、もう少し控えめな明るい茶色い頭髪も、近くの茂みからニョッキリ、不自然に生えていた。

    「……グリーン?」
    「何のことだ?オレ様は遠いアカネのもりという場所からやって来た、イガグリの精だ」

     イガグリもオレ様とか言うのか。レッドが知っている範囲で、オレ様とか言う奴は一人しかいない。あっ木の上にモモンのみが実ってる!  

    「空を越え海を越え時空を越え、ここにピジョットとやって来たんだ」

     背が低い木だからいけるな。ブチブチ難なく三つ取って「美味そうなきのみの匂いがする!」って感じで茂みから飛び出して来た、とさかの下のくちばしにモモンのみを放り込み、力説に夢中になったせいで茂みから生えてきた、イガグリの精の握った拳を歌のごとくほどいてモモンを持たせる。

    「モゴモゴ……このモモンのみでけえな……」

     ホントだデカイ。食うのに難儀しているピジョットのくちばしのモモンを裂いてちょっとずつあげる事にした。おいしいおいしいとピジョットは鳴いた。

    「イガグリの精だって言ってんだろ!! 木の実同士で共食いさせんな!!」

     あっグリーンが生えてきた。正確に言うと立って正体をあらわした。シルフスコープいらずだ。

    「レッドさん、そんなすみっこで何やってるんですか?」

     コトネ達がわいわいやって来る。ポケモンも含めた、複数の視線がグリーンに集中する。

    「いやあの、コレはだなあ、覗き見とかじゃなくてめっちゃナチュラルに女子に混じってるレッドとリザードン達の中にちょーっと割って入りにくかったというかなあ…………」

     ピジョットはまだデカイモモンのみの何分の一かをンまーい! と食べている。

    「ややや、やーい! そんなかわい子ちゃん侍らせてニヤニヤしてるようじゃ、オレのライバルとしてまだまだだなあ!」

    「かわい子ちゃんって言い方、ずいぶん久しぶりに聞きましたわ」
    「古い言い伝えが多いジョウトの方でも幻のポケモン級ですね、ヒビキくんと見たセレビィ級かも」
    「かわい子ちゃんってなんですか?」

     悪意のない女子達のコメントにグリーンの恥ずかしいボルテージが上がっていく。何をそんな恥ずかしがっているのやら。引っ込みがつかなくなってて更に自爆しそうだったので、レッドは手を握ってグリーンを茂みから引っ張り出す。

    「……今グリーンはイガグリの精だから大丈夫、向こうで一緒にクッキーを食べよう」
    「お、おおう! イガグリの精のオレ様は、クッキー大好物だぜ!」

     解散ムードになるまで、グリーンはイガグリの精と言う事になった。


      [No.4156] Re: あなたを迎えに 投稿者:焼き肉   投稿日:2020/06/14(Sun) 23:24:11     18clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

    いきなりトレーナーの遺体の頭部が見つからないというショッキングな出だしから始まり、奥さんもそれで精神が不安定になっているという描写で落ち込みましたが、熱さも切なさもある話でした。

    絆の証の鈴付きのバンダナが、死してもなおエネの事を守ったのが泣かせてくるなあ……。ゲンガーの外道っぷりがゴーストタイプとかゲンガーとかの種族は関係ねえ、生まれついての悪って感じですげえムカムカ来ました。ゲンガーVSエネコロロの心理戦も熱い。

    重いですが、トレーナーとポケモンの絆から始まり絆で終わる(締めの一文的にも)、ポケらしい作品だなと思います。


      [No.4155] 私信 投稿者:No.017   投稿日:2020/06/14(Sun) 13:41:28     15clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

    よかった…生きていた。
    そして生存報告がここにあった…
    ツイッターが消えていたのでまさか自殺してしまったのか!?
    とか変な心配をですね…

    よかった。よかった。

    感想じゃなくて私信で申し訳ないですが、返信しました。


      [No.4154] Re: いいなあ……。 投稿者:No.017   投稿日:2020/06/14(Sun) 13:36:32     31clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

    感想ありがとうございます。
    海岸を歩く、に関しては筆者の江ノ島の体験をもとにしています。
    夜の海って暗くて、黒くて、不可視領域で、得体の知れない者が潜んでいる気がしてわくわくするんですね。
    ミミッキュですが海岸散歩していて出会った、みたいのを想像しています。


      [No.4153] 久々の投稿ありがとうございます。 投稿者:No.017   投稿日:2020/06/14(Sun) 13:32:01     26clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

    さゆみさん、久々の投稿ありがとうございます。
    十年以上前になりますがダイパの連鎖で色違いをいっぱい捕獲していた人がいたのを思い出しました。
    なんか高個体値やら、色違いに乱数調整なるものがあるのは知っていたんですが
    恥ずかしながら、これ読むまでメロボ乱数を知りませんでした…


      [No.4152] SPSP -Shiny Pokemon sensitive person- 投稿者:あゆみ   投稿日:2020/04/15(Wed) 20:49:37     31clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

    お久しぶりです。そして初めての方は初めまして。(と言うより初めましての方が大多数だとは思いますが…)
    だいぶご無沙汰しておりましたが、久々に1本書いてみました。
    なお、本文中に登場する人物名はすべてフィクションであり、実在する人物名や団体名などとは全くの無関係であることをあらかじめお断りしておきます。


    「SPSP -Shiny Pokemon sensitive person-」

     この星の不思議な生き物・ポケモン。900種類に迫る数のポケモンが発見されており、今この瞬間も新しいポケモンが発見されている。
     その中でも、普段のポケモンと身体の色が違うポケモンは「色違い」と呼ばれ、その稀少性から珍重されている。しかし、そもそも色違いのポケモンに遭遇する確率は4,000から8,000分の1と言われており、生半可なことでは見つけることはできない。
     しかし、中には、そうした色違いのポケモンに、他の人とは比べ物にならないほどの高い確率で遭遇するトレーナーがいる。そうしたトレーナーを呼ぶ名称として、近年、「SPSP(色違いセンシティブパーソン)」と言う名称が提唱されている。

    <きっかけはミミロップ>

     シンオウ地方・コトブキシティに住む笹島晴日(ささしま・はるひ)さん(34)。彼女は10歳のときにポケモントレーナーとしての旅に出て以来、20年以上に渡って各地方を回って旅を続けてきた。
     笹島さんが不思議な体験をしたのは、10年ほど前、ホウエン地方からシンオウ地方に戻ってきて間もなく、ホウエン地方でゲットしたミミロルが、ハクタイの森でミミロップに進化してからだった。
     「ミミロップを連れていたら、野生で出てきたムウマやヤミカラスが、なぜか色違いのポケモンだったんです」
     笹島さんがそのときゲットしたムウマ、ヤミカラスは、今ではそれぞれムウマージ、ドンカラスに進化しているが、色違いだったのはそのムウマやヤミカラスだけで、ミミロップは進化前のミミロルから一貫して本来の体色を持っていたのだ。
     「それだけではないんです。ミミロップを連れているときに出会ったポケモンは、その多くが色違いだったんです」
     テンガン山の麓でゲットしたポニータ。ノモセシティの大湿原でゲットしたグレッグル。笹島さんが利用しているポケモンホームには、他にも多くの色違いのポケモンが預けられている。しかし、中でも目を引くのは、ハードマウンテンに行ったときにゲットしたと言う色違いのヒードランだ。
     「私も最初見たとき、まさかとは思いました。ヒードラン自体があまり見かけないポケモンでしたし、思わず目を疑ってしまいました」

    <イーブイがニンフィアに進化したら…>

     笹島さんと同じような人は、シンオウ地方だけでなくジョウト地方にもいる。
     ジョウト地方・ヨシノシティに住む畑中安奈(はたなか・あんな)さん(29)。畑中さんの不思議な体験は、カントー地方でゲットしたイーブイがニンフィアに進化してから始まった。
     「ニンフィアに進化したのが嬉しくって、他のトレーナーともバトルしてもっと強くしようって思って、ニンフィアを連れて歩いていたときだったんです」
     フスベシティから29番道路に抜けるマウンテンロード・45番道路。そこで畑中さんが見かけたのが、色違いのエアームドだった。
     「最初見たときは『色違いのポケモンだ!』と思って、びっくりして慌ててモンスターボールを投げたんです。幸いすぐにゲットできたんですけど…」
     畑中さんの体験はそれからも続く。
     「29番道路に着くまでの間に見かけたポケモン、今でも覚えてるんですけど、10匹以上は色違いだったんです」
     そのときにゲットしたのは、エアームドのほか、ゴマゾウやイシツブテと言った45・46番道路で多く見かけるポケモン、エイパムやヘラクロスと言った、木の上や森の中でよく見かけるポケモンだった。
     その後も、ニンフィアを連れているときによく色違いのポケモンを見かけたと言う畑中さん。だが、畑中さんの体験はそれだけではない。
     「カントーに行く用事があって、ヤマブキシティまでリニアで行って、そこからハナダシティに行く途中だったんです」
     ヤマブキシティからハナダシティに向かう途中に通るカントー5番道路。このときも畑中さんはニンフィアを連れていたのだ。
     「森の中からミツハニーが飛び出してきたんですけど、そのミツハニー、色違いの♀だったんです」
     ミツハニーは、♀がビークインに進化する一方、今に至るまで♂の進化系は発見されていない。その一方で、♂と♀の割合は、♂が圧倒的に多く、一説には7:1と言われている。
     「今ではビークインに進化してるんですけど、初めて見たときはとても驚きました。まさか、♀のミツハニーの色違いをこの目で見るなんて思ってなかったんです」

    <鍵を握るのは『メロメロボディ』と『性別』?>

     2名の女性の体験談。笹島さんはミミロップ、畑中さんはニンフィアを連れているときに色違いのポケモンをよく見かけると言う。連れているポケモンが違うとは言え、これはSPSPの特徴に他ならない。
     カントー地方・ハナダシティでポケモンの研究に携わる関根えみり(せきね・えみり)博士(31)。自身もSPSPだと言う関根博士はこう語る。
     「SPSPの鍵を握っているのは、連れているポケモンが持つ特性と、そのポケモンの性別だと言われています」
     関根博士が着目したのは、笹島さんと畑中さんが色違いのポケモンを見かけたときに連れていたポケモン。笹島さんはミミロップ、畑中さんはニンフィアだったが、2匹が共通して持っている特性に注目した。
     「メロメロボディですね」
     ポケモンは、1つから3つの特性を持つ。中には珍しい特性を持つポケモンもいるが、ミミロップはメロメロボディ、ぶきよう、じゅうなんの3つ、ニンフィアはメロメロボディとフェアリースキンの2つの特性を持つ。2匹のポケモンが共通して持っている特性こそがメロメロボディなのだ。
     「メロメロボディの特性を持つポケモンを連れて歩いていると、そのポケモンと違う性別のポケモンに出会いやすくなるんです」
     メロメロボディの特性は、ポケモンバトルでは直接攻撃してきたポケモンをたまにメロメロ状態にすると言う効果があるが、バトル以外でメロメロボディの特性を持ったポケモンを連れていると、そのポケモンと違う性別のポケモンと出会いやすくなると言われている。
     「そのとき、その違う性別のポケモン――出会いやすくなる性別のポケモンが、色違いになりやすいと言われているんです」
     笹島さんはこう語る。
     「私のミミロップは♀です」
     一方の畑中さんはこう話す。
     「私のニンフィアは♂です」
     では、笹島さんがゲットした色違いのヒードランはどう説明がつくのだろうか。関根博士はこう話す。
     「いわゆる伝説や幻のポケモンとされるポケモン、あるいはそれに近いとされるポケモンは、その多くが性別不明とされていますが、ヒードランだけは例外で、♂♀の両方が確認されています。恐らく、このケースですと♀のミミロップを連れていたと言うことでしたので、色違いとして出てきたのは♂のヒードランだったのではないでしょうか」

    <メロメロボディの特性を持ったポケモンの性別もまた重要?>

     また、関根博士によると、メロメロボディの特性を持ったポケモンの性別もまたSPSPの鍵を握っていると言う。
     「メロメロボディを持ったポケモンだからと言って、そのポケモンの性別が♂♀どちらでもいいと言うわけでもないんです」
     関根博士自身が、メロメロボディの特性を持つポケモンを連れてフィールドワークしたところによると、メロメロボディの特性を持った♂のポケモンを連れていたときは色違いのポケモンをよく見かけたのに対して、♀のポケモンを連れていたときは、全く見かけなかったのだと言う。
     「色違いのポケモンと出会いやすくなるにしても、メロメロボディの特性を持ったポケモンがどの性別かを調べてみることも大切だと思います」
     また、関根博士はこう語っている。
     「SPSPは、色違いのポケモンを見かけやすくなる、いわゆる人間の生まれ持った『特徴』、『気質』なのです。間違っても病気ではありません。言い替えれば、人間の『特性』かもしれませんね」

     関根博士によると、SPSPのポケモントレーナーの割合は、自身が気付いていないだけで、1パーセントから多くて5パーセントはいるのではないかとしている。
     人間とポケモンは、遥かな昔から共存して生きてきたが、ポケモンに様々な特性があるように、SPSPは人間の持つ「特性」なのかもしれない。



    <あとがき>

     このお話の題材としたのは、現在に至るまで賛否両論が繰り広げられている乱数調整、それも第4世代(ダイヤモンド・パール・プラチナ・ハートゴールド・ソウルシルバー)で登場した、ID調整をすることでメロメロボディの特性を持つポケモンを先頭にすると色違いのポケモンと出会いやすくなると言う、いわゆる「メロボ乱数」と呼ばれているものです。
     普通にゲームを進めていれば滅多なことではお目にかかれない色違いのポケモン。それをIDを調整、さらにメロメロボディを持ったポケモンを連れて旅をすることで格段に出会いやすくなる、と言うものは、ともすれば本格的に色違いのポケモンを粘っている方とは対極的な位置にあるものだと思います。ですが、もしゲームやアニメの登場人物がそう言う体質のもとに生まれてきたとしたらどう言った感じになるのか、というのもイメージして書いてみました。
     本作のタイトルである「SPSP(Shiny Pokemon sensitive person、作中では『色違いセンシティブパーソン』)」と言うのは、少々難しい分野ではありますが、心理学用語の「HSP(Highly sensitive person)」から拝借しています。和訳すると「人一倍敏感な人」「人一倍感受性の強い人」と言うニュアンスですが、色違いのポケモンと人一倍出会いやすい気質の持ち主と言うことから拝借させていただきました。
     また、作中の登場人物の「はるひ」「あんな」「えみり」については、本当に色違いと出会いやすくなるのか、自分で検証した第4世代のソフトでつけた主人公の名前から拝借いたしました(もっとも大昔本棚で連載していた拙作を他のサイトにて展開している続きに同名の人物を出しており、そこから主人公の名前にしたと言うのもありますが)。名前を拝借するに当たり、「はるひ」は晴れた日と言うニュアンスから、「あんな」は40年以上前のクリスマスソングのタイトルから漢字を当てましたが、「えみり」は字が思い付かなかったためひらがなにしました。

     なにぶん久々に書いてみましたので、拙い文章になってしまっていましたらすみません。以上です。


    | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 | 32 | 33 | 34 | 35 | 36 | 37 | 38 | 39 | 40 | 41 | 42 | 43 | 44 | 45 | 46 | 47 | 48 | 49 | 50 | 51 | 52 | 53 | 54 | 55 | 56 | 57 | 58 | 59 | 60 | 61 | 62 | 63 | 64 | 65 | 66 | 67 | 68 | 69 | 70 | 71 | 72 | 73 | 74 | 75 | 76 | 77 | 78 | 79 | 80 | 81 | 82 | 83 | 84 | 85 | 86 | 87 | 88 | 89 | 90 | 91 | 92 | 93 | 94 | 95 | 96 | 97 | 98 | 99 | 100 | 101 | 102 | 103 | 104 | 105 | 106 | 107 | 108 | 109 | 110 | 111 | 112 | 113 | 114 | 115 | 116 | 117 | 118 | 119 | 120 | 121 | 122 | 123 | 124 | 125 | 126 | 127 | 128 | 129 | 130 | 131 | 132 | 133 | 134 | 135 | 136 | 137 | 138 | 139 | 140 | 141 | 142 | 143 | 144 | 145 | 146 | 147 | 148 | 149 | 150 | 151 | 152 | 153 | 154 | 155 | 156 | 157 | 158 | 159 | 160 | 161 | 162 | 163 | 164 | 165 | 166 | 167 | 168 | 169 | 170 | 171 | 172 | 173 | 174 | 175 | 176 | 177 | 178 | 179 | 180 | 181 | 182 | 183 | 184 | 185 | 186 | 187 | 188 | 189 | 190 | 191 | 192 | 193 | 194 | 195 | 196 | 197 | 198 | 199 |


    - 以下のフォームから自分の投稿記事を修正・削除することができます -
    処理 記事No 削除キー

    - Web Forum Antispam Version -