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皆様お久しぶりでございます。(初めましての方は初めまして)
多分数年ぶりの投稿かと思います(記憶違いでなければ)。
この作品には一応「序」と付けておりますし、中途半端な終わり方をしておりますが、今の所続けるかどうかは半々と言ったところです。
(というか、僕の作品はだいたい途中まで書いて放り投げているパターンばっかりなので、ここをどうにかしないとなあ……)
あと、<>は本来別の字を使っていたのですが、機種依存文字だとされて投稿できませんでしたので、やむなくこちらの字を使うことにしました。ご了解くださいませ。
それでは本文へどうぞ。
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朝日の光が部屋の窓から差し込んでくるのを、私は寝ぼけ眼で眺めていた。
新しい一日の到来。昨日という日は既に過ぎ去り、また新たな生活が始まろうとしている。私はこの日を何とか紡ぎ、明日という未来へと橋渡しすべく、精一杯生きていかなければならない。
眼が覚めてからおよそ十分、寝床からようやく出た私は、小さな机の上に置かれてあるモンスターボールに目を移す。ずいぶん年季の入った手垢まみれのボールには、私の大切な相棒、リザードンが収まっている。
机に近づき、ボールを手に持った私は、じっとそのボールを見つめた。ボールの中にいる相棒と過ごした日々のことが次から次へと思い浮かんでくる。その一つ一つが、私にとって大切な思い出であり、恐らくは、この相棒にとっても大切なものであろう。
私はこれまでポケモントレーナーとして生きてきた。暇さえあれば、ポケモンバトルに精を出したり、自分の持っているポケモンと一緒に修行に励んだりしてきたものだ。
そんなことだから、リザードンと過ごす時間は必然的に多くなってきている。そもそも、このリザードンは、ヒトカゲだった頃に、私が生まれて初めて手にしたポケモンであった。それも十余年前に遡る話だ。それから一度も僕のもとを離れることなく付き合い続けている。このリザードンを、相棒と言わずして何と呼ぶべきだろうか。
ヒトカゲを手に入れることは、私の大きな憧れであった。私が子供の頃からずっと、ヒトカゲ、リザード、リザードンと一緒に旅をすることが、私の夢だった。だから、私がポケモントレーナーになるに当たって、ヒトカゲがポケモンセンターから支給されたときには、ついに私のものとなったと実感し、たいそう喜んだのである。
それからは、私はトレーナーとして旅をする中で、実に数多くの仲間と出会い、心身ともに成長してゆくことができたと思っている。色々な経験を積んでいったことで、私自身、人間として大きく変わっていたことは、間違いあるまい。ただ、それでも、一番の相棒がリザードンという、動かしがたい真実だけは、ずっと変わりはしなかった。
そして、唐突な話になるが、今日この日をもって、私はポケモントレーナーを<卒業>しようと思う。十数年間続けてきたものを、この一日をもって、きっぱりと止めてしまうのだ。
誰が何と言おうが、この意志だけは、もう誰にも曲げられはしない。私と最愛の相棒が決めたことなのだから。
ところで、<卒業>はずっと前から、今日この日にすると決めていた。それを実現するに当たって、様々な準備が必要となっていた。ポケモンを他人に譲るのはもちろんのこと、今まで私と関わってくれていたトレーナーたちにもお礼の意を伝えてきたし、今後の人生についても考えなければならなかった。私の意志で止めるのだから、それくらいはやって当然というところであろう。
その際、私は色々な人から聞かれたものである。どうして止めてしまうのですか、まだ諦めずに続けたら良いのに、などと。
これに対する答えは、決まってこうである。
「もはやポケモンバトルに対する情熱が保てなくなったし、自分にこれ以上の可能性を見出せなくなってしまったからね。私は、自分のためを思って<卒業>するんだよ」
この回答に嘘や偽りはない。自分の本心のあるがままを述べているだけだ。
私は自分の能力というものに限界を感じてきている。これ以上ポケモントレーナーを続けたところで自分の才能が開花するとは到底思えないし、恐らくはバトルの勝ち星にもそれほど恵まれることはないだろう。
もっとも、もしトレーナーを続けていれば、連勝を続けてトップクラスの仲間入りを果たすことになる可能性もないことはない。だが、そんな可能性など、ノーマルタイプの攻撃が普通に当たるゴーストを求めるようなものに等しい。ほんの僅かな可能性に賭けるくらいなら、もっと他の、私にとって安全なものに縋った方が遥かにマシというものだ。
それでは、<卒業>の日をわざわざ今日にしたのは何故かというと、十数年前のこの日にポケモントレーナーを始めたからだ。つまり、トレーナー生活の一つの節目を迎えるのを機に、自ら身を引くことにしたわけである。
今後についても述べておくが、私はポケモントレーナーを再開するつもりはない。再開しようと思えば、また一からポケモンを集め直さないといけないのだ。というのも、既に私は、自分が持っていたポケモンのほぼ全てを、他のトレーナーに譲ってしまっていたのである。今はリザードン一匹しか、手元には残っていない。
特に後悔は無かった、と言えば嘘になる。せっかく手塩にかけて育ててきたポケモンたちを手放すのだから、名残惜しいどころの話ではない。とは言え、私にはそうするしかなかった。トレーナーを止めた後に心残りが生じては困るし、第一、リザードン以外のポケモンを飼える余裕など、ありはしなかったのだ。
本当のところを言うと、ポケモントレーナーを続けるにあたっては、かなり多くのコストが掛かったものである。特に、手持ちのポケモンの餌代、あるいは健康維持のための費用を確保するのには、かなり手こずった。それに、トレーナーを止める手続きを行った後はポケモン預かりシステムを利用できる権限を失い、そこに預けられたポケモンは全て自分のもとに返却されてしまう。はっきり言って、引退後の私に、預けた分だけのポケモンを養える余裕など、無いも同然であった。
こういう金銭的な事情も、私の決意の一因になったことは間違いない。もちろん、それ以上に<卒業>の大きな要因があったのだが、それは先ほど述べたとおりである。
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ポケモントレーナーを名乗っている人が数千人とも数万人とも言われているというだけあって、この世界での競争というのは実に苛烈で、頂点に上り詰めるには並々ならぬ実力が必要だ。恐らく、努力の積み重ねだけでは叶わない部分まで恵まれていなければ、不可能な所業である。
その中で私は、いわゆる「エリートトレーナー」と呼ばれる地位にまで何とか上がれたから、周りから見れば相当に恵まれている方なのだとは思う。少なくとも、世間一般には、エリートになれないで引退してしまったり、地位の向上を目指さずに単なる趣味としてトレーナーをやったりする人が数多くいる。それに、普通はトレーナーに専念できるほどの状況ではないはずだ。逆に言えば、私はプロのポケモントレーナーとして何とか活動に集中できていたのである。
「プロ」という言葉が出たが、子供の頃からの夢というのが、まさにプロのトレーナーになることであった。幾多ものポケモンバトルを経ると共に、勝利を重ねてゆくことで、一世を風靡する存在となりたい、というのが動機だ。結果として私はエリートになったのだから、ある程度は夢を実現できたと言っていいだろう。ある程度までは、だが。
私にはもう一つ夢があった。それは、最愛の相棒であるリザードンと一緒に戦って、どこかのポケモンリーグでチャンピオンになること。こちらの方は、一度も叶いはしなかった。決勝リーグに何度か上がれたことはあるものの、ベスト16やベスト8に入ることが精一杯で、表彰台にはただの一度も上がれたことはない。憧れの存在たるトップクラスのトレーナーとリーグ中に何度か手合わせをしたこともあったのだけれども、全然歯が立たなかったのだ。そういうわけで私は、どちらかと言うと、熱心なファンやリーグ関係者、あるいはポケモンバトルのマニアのみに存在を認知される、<知る人ぞ知るトレーナー>という地位にあったと思っている。安定した戦績を残すが頂点には辿り着けない、善戦止まりの戦いばかり続けているから、このような扱いをされても仕方あるまい。
結局、私は一度も一世を風靡する存在にはなれなかった。台風の目になることもなければ、大金星をあげて番狂わせを演じることもほとんど無かったのだ。こういうことがごくまれに起こっても、レース界でいう「フロック」、すなわち偶然の勝利として見なされるに過ぎなかった。事実、肝心要の大一番では、私は決まって敗退している。
もっとも、負けが込んでいる時、ファンから投げかけられてくる暖かい言葉が、活動を続ける上での原動力の一つとなったことは事実だ。「諦めてはいけない、次があるんだから」という使い古された文句に、私は何度突き動かされたことか。
だが、私は次第に疑問に思うようになってくる。いくら頑張っても、ポケモンリーグで頂点に立つことなんて、私にはできないのではないか、と。私は様々な地方に遠征して、色々なリーグに挑戦したものの、決勝リーグに進むのがやっとで、場合によっては予選落ちになることもあった。要するに、表彰台の一番高いところに上がれないどころではないパターンの繰り返しである。このまま続けても、私の番がやってくることは永遠にないのではないか、と考えたのだ。
私はトレーナーを何とか続けながらも、このまま続けるべきか否かで非常に迷った。この表現が適切でないなら、自分がポケモントレーナーとして相応しいかどうかで迷いを重ねた、と言い表したい。そんな中で、私は本当はポケモントレーナーに向いていないのではないか、と思うようにもなっていったのである。
象徴的な出来事も起こった。それは一体何なのかと言うと、私より遥かに年下のトレーナーに何度も負けてしまったこと。明らかに判断の巧妙さの点で力負けしてしまったことも、決して少なくはない。これにより私は、「エリートトレーナー」という地位に固執するよりも、自分より若くて才能のあるトレーナーに道を譲るべきではないか、と考えるようになった。
そんなことだから、私はトレーナーを止めることにしたのである。今までに私の仲間になってくれたポケモンたちには申し訳ないけれども、私の決意に、もはや揺るぎはない。
それでは、トレーナーを<卒業>した後はどうするのか、という疑問も当然ながら湧いてこよう。それについての答えはもう出ているのだが、特にここで触れるようなことではない。というより、トレーナーから退いた後の私は単なる一般人になるので、特にこれといったことをこの場で言うつもりはない。要するに、私のことを深く追おうとはするな、というわけである。
私はリザードンと共に、ポケモントレーナー時代に培った経験を活かしながら、また新しい人生のスタートを切りたい。それだけなのだ。
それでも、「エリートトレーナー」だった頃の自分がいったいどういうものだったか、あるいは如何にして私が「エリート」にまで上り詰めたか、その経緯についての話なら、私はいくらでもしようと思う。いや、今からでもさせてもらいたいところだ。この際、トレーナー時代の未練を断ち切りたいと思っているから、私の気が済むまで存分に話しておくことにしたい。
(続く……?)
「黒狐のコート」
昔、イッシュ地方の北の方に十数の部族が住んでおりました。
彼らはそれぞれに祖たるポケモンがおりました。
今でこそ姿も考えも人間のそれですが、遠い昔にポケモンと交わっていたのでごくまれにポケモンに近い者が生まれることもあって、かつて祖がそうであったように山の中へ帰っていくものもありました。
さて、ここにゾロアークを祖とした部族があり、そこにクリストフという若者がおりました。
クリストフは今どきの生まれの若者達とは違い、大変毛深く生まれました。
赤黒い髪の毛の生え際は首を伝って背中のはじめくらいまでありますし、爪は黒々として鋭いのです。
犬歯は同世代の誰より尖っていますし、金色に光る眼の周りは相手を威嚇するように赤く染まっていました。
その姿は祖であるゾロアークを彷彿とさせたのです。
そんなクリストフも人並みに成長し、そろそろ嫁を貰おうかという歳になりました。
けれどもすっかり人間となって祖の血が薄まってしまった一族の女達は彼を怖れ、誰もクリストフのところには嫁ぎたがりません。
絶望したクリストフは長老のところへ行くとこう言いました。
「長老、私はかつて私の曾お祖父さんの弟がそうであったようにポケモンに戻って山で暮らそうと思います」
長老はクリストフを止めましたが、彼の決意は変わりません。
このまま人の男として認められないまま、集落で孤独な一生を過ごすくらいなら、いっそ人間を捨てて獣となり、野山を駆け回ったほうがましのように思われたのです。
長老はしかたなくポケモンになる方法を彼に教えました。
「太陽が昇っている時間が一番少ない冬至の日、朝一番に山脈で一番高い頂上に行くように。そこで降る雪は特別だ。お前に触れるたび、お前の人間の部分を溶かしてしまうだろう」
それを聞いたクリストフは冬至の前日の夜に山を登っていきました。
雪道を歩いていると、途中何人かの若者と出会いました。
彼らは一様に異様な姿をしていました。
ある者はクリストフと同様に毛深く、ある者には角が生え、ある者の腕には羽毛が、ある者には鱗がありました。
クリストフは悟りました。
この者達は自分と一緒なんだ。
みんな人になる事が出来ずにそれぞれの集落を出てきた者達なのだと。
彼らは互いに励ましあいながら、吹雪の山を登りました。
特にクリストフと仲良くなった毛深い男は、彼が寒さに震えていると自分が羽織ているコートを貸してくれました。
クリストフは遠慮しましたが、男はいずれ山頂で脱ぎ捨てるのだから良いのだと言って、クリストフに毛皮のコートを着せました。
そう、雪を十分に浴びる為に、彼らは山頂で服を脱がなければいけないのです。
やがて空が白み始め、山頂が見えてきました。
東の空から光が差すと同時に彼らは我先にと走り出しました。服を脱ぎ捨て山頂へと殺到します。
冷たい風が吹いて空からキラキラと輝く雪が舞い、彼らの身体に触れました。
するとどうでしょう。
彼らはみるみると人としての輪郭を失い、ある者は獣の姿になって走り出し、ある者は鳥の姿になって飛び立ち、ある者は蛇の姿になって雪道を這いました。
クリストフも後に続こうと山頂に走りました。
ところが。
毛皮のコートが脱げません。
山頂でコートを脱ごうとしたクリストフは、それが身体にぴったり張り付いて、ちっともとれない事に気がついたのです。無理やりにはがそうとしてもまるでコートは意思を持っているかのように抗うのです。
そうしているうちに風が止みました。
もうすっかり山頂には日が昇り、みるみる雲が逃げて青い空が広がっていきます。
するとさっきまで散々に彼に抗っていたコートの毛皮が、右の袖、左の袖、前、後ろと、縫い目に合わせて、ばらばら剥がれ落ちていくではありませんか。
そして、剥がれ、雪の中に落ちた端切れのそれぞれに大きな黒い尻尾が生えたものだからクリストフは腰を抜かしました。
尻尾の生えた端切れがくるりと翻ると、黒い小さな狐のポケモンになりました。
それはゾロアでした。
一族が祖とするゾロアーク、その成獣になる前の姿です。
クリストフが毛皮のコートだと思っていたもの。それは複数のゾロアが化けて集まったものだったのです。
くききっとゾロア達は笑うと、彼が来た雪道を来たの方向へ走り出していきました。
待て、とクリストフが振り返ると、その方向にはコートを貸した男が立っていました。
男はにやりと笑うと、服を脱ぎ捨てるような動作をとります。
するとどうでしょう。男の姿はもはや人ではありませんでした。
黒い毛皮に赤黒く長いたてがみ、金色の瞳に眼を強調する赤い模様。前足と後ろ足には鋭い爪。
それはクリストフの部族の祖たるゾロアークの姿そのものでした。
ゾロアークはクリストフにもう一度笑いかけると、ゾロア達を長く豊かなたてがみの中に隠し、颯爽と走り去って行ったのです。
クリストフはしばらく呆然としていましたが、再び空を見てはっと我に返りました。
すっかりと日は昇り、空は晴れ晴れとしていました。
もう山頂の雪が吹かない事を知って、クリストフは慟哭しました。
自分は人間になれなかった。
かといってポケモンになることも許されなかった。
祖であるゾロアークに直接その烙印を押されてしまったのだ、と。
みんな私を置いていってしまった。
人間にもなれず、ポケモンにもなれず、私は一人取り残されてしまった、と。
クリストフはとぼとぼと山を降りていきました。
生き恥を承知で集落に戻ろうか。
それともどこか遠くへ行って一人隠れ住もうか。
いっそ山頂に戻って身を投げてしまおうか。
さまざまな考えが頭をよぎりました。
けれど結局戻る他はありませんでした。
彼は少しでも戻る時間を長くしたくて、行きとは回り道をしました。
そうして少し急な雪道を歩いている時に樹氷の影に誰かがうずくまっているのを見つけました。
近寄ってみるとそれは女で、しくしくと泣いているではありませんか。
一体どうしたのかとクリストフは尋ねました。
女は言いました。
自分は見てのとおり、祖たるレパルダスの姿を強く残している。毛深く、耳の形もおかしくて嫁に行けなかった。いっそ人の部分を捨てポケモンになろうと、冬至の日の朝に雪を浴びようとやってきた。
だが、登山の途中に何者かに襲われ、足を怪我をしてしまった。
山頂に行き着く事もかなわなず、ポケモンになる事もできず、おめおめと集落に戻る事もできない、と。
そこでクリストフは言いました。
それなら私の所にきてほしい。
私のような者の所よければ嫁に来てほしい、と。
女は頷きました。
クリストフは女を背負うと意気揚々と集落に戻っていきました。
クリストフが集落に戻って以降、
もう冬至の日に山頂に昇る者はいなくなった。
部族の間ではそのように伝えられているという事です。
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その後、クリストフの姿を見たものはいない とかでもよかったんだけど、さすがにポケモンがその子孫にひどい行いをするのはどうかと思って、ハッピーエンドにしました。
次はえぐいのが書きたいです。
> 「ポケモン」側の世界の二次創作に財団が登場する…という設定ならば
> それはポケモン世界が軸の二次創作です
> 原作財団世界側にポケモンやポータルガンやエヴァのSCPなんていませんからね…
このコメントで、引っ掛かっていた部分が取れた気がしました。
仰るとおり、この試みは「ポケモン」側の二次創作です。クロスオーバープロジェクトの趣旨とも反しています。
よって、すべての記事を取り下げて削除します。新規の投稿も行いません。
ご指摘頂きありがとうございました。
加えて、不快な思いをさせてしまい申し訳ございませんでした。
以上、よろしくお願い致します。
お返事ありがとうございます。
> 本家のtalesクロスオーバー・プロジェクトの翻訳に「SCP、ゲットだぜ!」という記事が既にあったり。
これはかなり前に読みました。ああいうアプローチもあるんだなあと思いました。
で、本題なんですが、
> 翻訳wikiのFAQから
> >SCPとは独創的でなければなりません。
> >もしあなたが"YからのX"なんて思いついたとしても、
> >それは間違った方法で創作しているでしょう。
正直なところ、これはうちも引っ掛かる可能性があるかと思っていました。
うちの解釈としては、上の注意書きは 「『本家』SCP財団に対して、外部から二次創作的な要素を持ち込むな」 という注釈だと考えています。
それを踏まえて、今回のは「仮にポケモンの世界に財団が存在していたら、どんなオブジェクトが収容されていただろう?」というところから話が始まっています。なので、私の解釈は少し異なっています(それでも引っ掛かるだろうという懸念は消えないのですが)。
個人的には、これも属性的には「SCP、ゲットだぜ!」と同じクロスオーバーの一環と考えています。しかしながらこれは私の個人的な意見に過ぎないので、何ら強制力を伴うものではありません。
もし、他にご意見があれば遠慮無くお聞かせください。投稿した内容の全削除も含めて、可能な限り適切に対応したいと考えています。
以上、よろしくお願い致します。
本家のtalesクロスオーバー・プロジェクトの翻訳に「SCP、ゲットだぜ!」という記事が既にあったり。
翻訳wikiのFAQから
>SCPとは独創的でなければなりません。
>もしあなたが"YからのX"なんて思いついたとしても、
>それは間違った方法で創作しているでしょう。
「ポケモン」側の世界の二次創作に財団が登場する…という設定ならば
それはポケモン世界が軸の二次創作です
原作財団世界側にポケモンやポータルガンやエヴァのSCPなんていませんからね…
ありがとうございました。
結果発表チャットは18:00からにします!
メタモンといえば「へんしん」の技ですが、あれって「他の姿に変わる」ものじゃないですか。
ということは、若いポケモンや幼いポケモン、少なくとも死ぬ間際で無ければ、変身をし続ければほぼ不老不死の状態なのかな、と思いまして。
もし致命傷を負っても、変身の技が使えるなら元気な姿に変われば生き延びることも可能では無いかと。
しかし、メタモンがとれるのはあくまでも「へんしん」を使った時の姿でしかなかったら。
進化も出来ず、老いることも出来ず、時間の経過によって姿を変えることも出来なかったら。
それはとても、寂しいことだと思います。
「へんしん」が得意でも、メタモンはメタモンの姿であってこそ、幸せになれるのではないでしょうか。
そんなことを思って、この話を書きました。
読んでいただき、ありがとうございました。
あるところに、「へんしん」の技に大変優れたメタモンがいました。
木、花、石、珊瑚、人間……。そのメタモンは、どんなものにもとても上手く変わりました。
中でも、ポケモンに変身するのが得意でした。
しかし、そのメタモンはとある大嵐に巻き込まれ、元いた住処から飛ばされてしまいました。
他のメタモンたちと離れ離れになり、行き着いた先では同じ種族を見つけることが出来ずに知らない土地で途方に暮れていました。
一匹だけで毎日を過ごし、寂しさを抱いて、自分と同じ姿をした者を探して辺りを彷徨っていたメタモンは、やがて森に辿り付きました。
その森にはピカチュウがたくさん住んでいました。ピカチュウたちの様子を影から伺っていたメタモンは、姿を変えれば一人ぼっちにならなくてすむだろうか、と、試しに一匹のオスのピカチュウへと変身してみました。
突然現れた同族に、他のピカチュウたちは最初こそ警戒していたもののメタモンの変身は完璧だったのですぐに群れへと迎え入れてくれました。
木の実を食べ、池で遊び、ポッポを追いかけ、ゴローンから逃げ回り、メタモンは毎日を楽しく過ごしていました。
そのうち、ピカチュウの姿をしたメタモンの隣にはいつも、一匹の可愛らしいピカチュウが寄り添うようになりました。
花が咲いて、緑が茂って、そして葉が色づく頃には多くのピチューが二匹を取り囲んでいました。
メタモンは、今や伴侶となったピカチュウと、子どものピチューたちと、群れの仲間たちがいて幸せでした。
しかし、時は流れ、愛していたメスのピカチュウは静かに息を引き取りました。
メタモンは悲しみ、来る日も来る日も涙を流しました。
それだけではありません。さらに季節が巡り、メタモンが最初に出会ったピカチュウたちは皆この世を去り、そればかりかメタモンの子どもたちも少しずつ命を落としました。
いつまで経っても、群れにやってきた時の姿を保っているメタモンは、徐々に気味悪がられるようになっていきました。
とある静かな夜、メタモンは他のピカチュウたちが寝静まった頃にそっと森を立ち去りました。
行くあても無く進み続けたメタモンは、野原に着きました。
そこに住んでいるのは、夏の翠葉をその身に宿らせた、シキジカとメブキジカでした。
メタモンは寂しい気持ちを抑えきれず、一匹のメブキジカへと変身しました。
群れの者たちに負けず、メタモンが変わった姿も立派な深緑を持っていました。
より素晴らしい角と葉を持つ者が評価される群れの中で、メタモンはあっという間にトップになりました。
暑い日差しの下、群れを率いるメタモンの周りにはたくさんのシキジカとメブキジカが存在し、いなくなることはありませんでした。
いつも誰かと共にいることが出来て、メタモンの寂しさはなくなりました。
しかし、夏が終わって、秋になって鹿たちはその姿を変えていきました。
「なつ」のメブキジカに変身したメタモンは、緑の葉を彩ることは出来ません。
赤、黄、茶の中で取り残された緑の鹿はすぐにリーダーの座を奪われ、異物扱いされ、誰も近寄ることはありませんでした。
シキジカとメブキジカの身体が雪に染まる前に、メタモンはその姿を眩ませました。
次にメタモンが辿り着いたのは、荒れた大地でした。
岩が立ち並び、雑草が繁ったその土地ではザングースとハブネークが長年争いを続けていました。
メタモンは少し迷いましたが、結局ザングースのメスに変身することにしました。
ハブネークとの戦いに備え、少しでも多くの同種族を求めていたザングースの群れは喜んでメタモンを迎え入れました。
その中でも、群れのルールやメンバーを教えてくれた若いオスのザングースとメタモンの仲はどんどん深くなりました。
しかし、そのオスは、メタモンが生まれたてのタマゴを暖めている間に起こった全面戦闘によって命を落としました。
彼だけではありません、群れのザングースのほとんどが、そして、敵対していたハブネークたちの多くも相討ちで地に伏しました。
メタモンが大事にしていたタマゴさえもが、戦火に飲まれて新たな命を生み出す前に壊されました。
幸か不幸か、傷を負ってもまた元の姿に変身し直すことによってダメージを回復していたメタモンは生き残りました。
静かになった大地を一度だけ振り返り、メタモンは一人歩き出しました。
メタモンは、旅をし続けました。
メタモンは、変身を繰り返しました。
ある時、メタモンは一匹のコイキングでした。
濁った川の中で、鳥ポケモンたちの来襲をかわしながら、他のコイキングと共に滝壺に向かって泳ぎ続けました。
やがてコイキングの群れは、文字通り登竜門である大きな滝に辿り付きました。
一匹、また一匹と、コイキングは滝を登り、紅の鱗を輝かせて威厳に満ち溢れた龍へとその姿を変えていきました。
メタモンも負けじと滝を登りました。
そして、とうとう滝を登り終えた時、そこに残ったのは上流を泳ぐ一匹のコイキングでした。
メタモンが変身したのは、あくまでもコイキング。
ギャラドスへと進化を遂げることは出来ませんでした。
その事実を悟ったメタモンは、流れに逆らってがむしゃらに泳ぎながら川上へと姿を消しました。
ある時、メタモンは一匹のネイティオでした。
過去と未来を見せるネイティオは、他のポケモンと交流することはありません。
全ての時間を見ることが出来るので、コミュニケーションを必要としないのです。
ずっと変わるものを見続けられたら寂しい気持ちにはならないだろう、そう思ったメタモンはネイティオに変身したのです。
しかし、あくまでも姿を変えただけに過ぎないメタモンは、その能力までも真似ることは叶いませんでした。
物言わぬ仲間たちに一度だけトゥートゥー、と鳴いてから、メタモンはネイティオの姿をやめました。
ある時、メタモンは一匹のイーブイでした。
立派な毛並みを持ったイーブイへと変身したメタモンは、ポケモンブリーダーの手に渡りました。
メスのイーブイの姿のメタモンと、イーブイの進化系であるオスのそれぞれとでタマゴをたくさん作るためです。
サンダース、シャワーズ、ブースター、エーフィ、ブラッキー、リーフィア、グレイシア、そしてニンフィア。
色とりどりのオスたちはいずれも器量が良く、また強さも兼ね備えた粒ぞろいでした。
暖かい寝床と栄養のとれた食事も確保されていて、メタモンはやっと居場所を見つけられたと喜びました。
しかし、ここでの生活は大変味気ないものでした。
言われたままにタマゴを作り、後は狭い檻の中。
オスの進化系たちがそうであったように、メタモンの表情も徐々に冷え切ったものに変わっていきました。
とある晩に、メタモンはクレッフィに変身し、全ての鍵を開けてオスたちと共に逃げ出しました。
久しぶりの外に、オスは皆、メタモンを一度も見ることなく方々へと散っていきました。
メタモンはその様子を見届けたあと、ブリーダーの施設を後にしました。
メタモンは、色々な場所へと行きました。
メタモンは、その姿を変え続けました。
ある時、メタモンは一匹のマンタインでした。
海に沈んだメタモンは、常にテッポウオを引き連れて深海を泳ぐマンタインを見て、いつも一緒テッポウオがいるならば寂しくないだろうと思いました。
メタモンは、マンタインの姿を完全に再現しました。
しかし、テッポウオも含めて変身してしまいました。
他のマンタインとは違い、メタモンに寄り添うテッポウオはメタモン自身の一部であり、共にいる存在とは言えませんでした。
形だけのテッポウオはもの言うことなく、ひれにくっついているだけでした。
暗い海の底で、メタモンはテッポウオの偶像を隣にして一人泣きました。
ある時、メタモンは一匹のアンノーンでした。
遺跡に刻まれた文字であるアンノーンたちは、様々な形をしていました。
その中の一種類に姿を変え、メタモンは古代の城跡に住みました。
ある時、もの好きな人間が遺跡にやってきました。
人間は好奇心で訪れただけでアンノーンを攻撃するつもりは無かったのですが、警戒したアンノーンたちは人間から隠れるために文字へと戻りました。
もともと文字では無いメタモンだけが取り残されました。
完成された文章には、メタモンが入る隙などありませんでした。
一匹だけで浮いているアンノーンを見て人間は不思議に思い、もっと調べるために近づきました。
捕まる、と思ったメタモンは、その姿をゴローニャに変えて人間を追い払いました。
メタモンの放った岩雪崩は、それはそれは強力でした。
人間が去り、文字から元に戻ったアンノーンたちは、自分たちの住まいである遺跡を壊したメタモンを攻撃しました。
全てのタイプの目覚めるパワーに襲われ、メタモンは遺跡から逃げ出しました。
ある時、メタモンは一匹のヒトモシでした。
ヒトモシは、人の魂をその身に吸い込むことで炎を作ります。
たくさんの魂を得れば得るほど、炎は美しい青白に変わるのです。
メタモンが出会った他のヒトモシたちは、次々に人の命を取り入れ、そして炎を輝かせていきました。
メタモンの姿は、どれだけ魂を吸い込んでも変わることはありません。
初めのうちは同じだけの輝きだった青白い炎は、周りのヒトモシのそれがどんどん美しくなっていくのに比べ、メタモンは未だみすぼらしい、今にも消えそうな燃え方でした。
そんなメタモンが惨めに見えたのでしょう、そのうちにヒトモシたちはメタモンを遠ざけるようになりました。
炎が本当に消えてしまう前に、メタモンはヒトモシでいることをやめました。
メタモンは、世界中を渡りました。
メタモンは、世界中のポケモンに変身しました。
ある時、メタモンは一匹のバルキーでした。
険しい山では、たくさんのバルキーが修行を積んでいました。
より強靭に、より俊敏に、より正確に、より機敏に。
ある者は腕力を鍛え、ある者は脚力を鍛え、またある者は反射力を鍛えました。
バルキーたちは、攻撃に特化した者、防御に特化した者、素早さに特化した者にわかれました。
そして、それぞれはその能力に応じて姿を変えました。
メタモンは、バルキーのままでした。
それでも諦めず、様々な修行を続けました。
やがて、メタモンはバルキーにして、山のどんな者よりも強い存在になりました。
皆が毎日、メタモンに稽古を求め、勝負を挑んできました。
自分の元に絶えず誰かが訪れる日々を、メタモンは嬉しく思いました。
しかし、最強と崇められ、敬われるということは裏を返せば、敬遠と、畏敬と、恐怖されるということになり得ました。
誰も隣にはいてくれないと気がついたメタモンは、鍛え抜いた足を使って、一晩で山を下りました。
ある時、メタモンは一匹のフラージェスでした。
とても美しい花畑で、メタモンは他のフラージェスやフラべべ、フラエッタと優雅な暮らしをしていました。
花畑に咲き乱れる花々に負けず、その力を受けたフラージェスたちも美しい姿をしていました。
しかし、花畑を急な日照りが襲いました。
強い日光は、花々をみるみるうちに枯らしていきました。
フラージェス、フラべべ、フラエッタも、身体の花をしおれさせてしまいました。
ただ一人、メタモンだけが変身した時のままの美しさを保っていました。
唯一綺麗なままのメタモンを、他の花は妬み、嫉み、恨みました。
渾身の花吹雪を受け、メタモンは傷つき、花畑にいることが出来なくなってしまいました。
どこへ行っても、メタモンは独りになりました。
どれだけ愛しても、メタモンと添い遂げる者はありませんでした。
どんなに愛されても、メタモンが共に眠ることは叶いませんでした。
独りぼっちのメタモンは、幸せを求めるたびにその姿を変え、悲しくなるたびにその姿を変えました。
どんな姿でもいい、自分が寂しくなくなるなら、全ての存在に変身してみせる。
メタモンはそう思いましたが、何度変身しても、寂しさが消えることはありませんでした。
それに気がついていたのか、それともいないのか。メタモンは、もはや悪あがきのように変身を続けました。
沼魚になり、蝶になり、鳩になり、狐になり、鯨になり、ゴミ袋になり、南瓜になり。
メタモンは、あらゆるポケモンの姿になり、何度も涙を流しました。
メタモンは、自分の本当の姿を忘れていました。
ある日、エアームドに変身して空を飛んでいたメタモンは、地面に紫色の点を見つけました。
何だろうと思って近づいてみると、それは一匹のメタモンでした。
ふよふよとした定まらない形と、落書きのような表情。
その姿にどこか懐かしいものを感じたメタモンは、すぐにそのポケモンへと変身しました。
そのメタモンは、何も言いませんでした。何もしませんでした。
何もすること無く、ずっと空を見上げていました。
メタモンは、そのメタモンの隣に陣取り、一緒に空を見ることにしました。
雲が横切り、鳥が飛び、花びらが舞いました。雷が光り、雨が滴り、風神が暴れました。星が瞬き、雪が降り、龍が流れました。
空は毎日、その姿を変えました。今までのメタモンのようでした。
それに対し、隣にいるメタモンは、全く姿を変えませんでした。へんしんポケモンのはずなのに、変身することなく、黙って空を眺め続けていました。
不思議と、そんなメタモンと一緒にいると、寂しさを覚えることはありませんでした。
変わりゆく空を共に見て、メタモンは今まで感じることが無かったような気持ちで心が満たされていくのがわかりました。
何度も季節が巡った後、メタモンは、流星群の夜が終わり、明るくなった空を見ることなく眠りにつきました。
隣のメタモンに寄りかかり、幸せなまま、永遠に目を閉じました。
そんなメタモンを見て、隣にいたメタモンが小さく動きました。
同じ姿をした、長く生きたへんしんポケモンを、そっと撫でました。
何かを告げるように口許が動き、そしてその動きが止まった後、そのメタモンの姿はもうありませんでした。
動かなくなったメタモンの上空を、桃色の猫のような一匹のポケモンが軽やかに飛んで行きました。
あるところに、「へんしん」の技に大変優れたメタモンがいました。
そのメタモンは、たくさんのポケモンに変身しました。
たくさんのポケモンを愛し、たくさんのポケモンに愛されました。
今は、もういません。
ずっと欲しかった、おやすみの言葉をもらえたそのメタモンは、もう二度と、目を覚ますことはありませんでした。
記事用
・熱砂の国の蛇神譚
【蛇といえば、世間一般には「細長くてくねくね動く気持ちの悪い生き物」「猛毒を持っていて危険」「ロケット団などのアングラ組織が手持ちに入れている」等、あまり良くないイメージを持たれているのではないだろうか。確かに、四肢を持たず滑るように地を這い、獲物に食らいついて丸呑みしてしまうその姿は異様である。また表情を表さない顔や、際限なく開く(少なくともそのように見える)顎、長くて鋭い牙は畏怖と嫌悪の対象にされやすい。世界中に広がる某宗教間では、人の始祖が楽園から追放される原因を作った生き物として忌み嫌われている。神の罰を受けてあのような気味の悪い姿になってしまったのだ、という説がある程に。
身近で親しみやすい獣型や獣人型、人型など人々の支持を集めやすいポケモンと違い、彼らは大抵日陰の身扱いである。
しかし、そんな彼らも一部地域では神の使いとして、あるいは神そのものとして崇められていることをご存じだろうか。】
ここまでで挫折。世界の蛇話と蛇ポケモンとを絡めつつ、メインはイッシュの砂漠の城(都市)を古代エジプトに見立てて、アーボックが墓守の女神だったと紹介する予定でした。結局、予定は未定でした!
・ヨツクニ地方の狸譚
四国のタヌキ伝説をかき集めて方言バリバリダーで書き、それを記者が標準訳したという二段構えで……と考えつつ、うやむやのままに保留。
山奥に住む爺さんが語る伝聞、という形にしたかったんですけどね。
小説用
・嘆きの湖の伝説
第一次の記事の元ネタ。いまだ仕上がらず。
・タイトル未定
熱砂の記事の小説版。古代エジプトの神々をポケモンに当てはめて、どうこうするつもりでした。煮詰まりきらず断念。
【熱砂の国には、古い古い信仰があった。今はもう人々の記憶から抜け落ちてしまった神々が、遠い昔に生きていた。】こんな感じ。
以上、鳥居ボツネタでした。いつかまたどこかで、形にできたらいいなあ。
1番の18時からを希望します。
21時から別件が入っておりまして・・・
チャットなら問題ないかもしれませんが、確実に時間作れるタイミングをば。
1の18時からを希望します。
早いほうが、次の日に響かない…と思いまして。
おそらくどの時間帯でも21時前後に離席するかと思いますが、20:00だと比較的都合がいいです。
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