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返信ありがとうございます!
ネタかぶりに関する鳩さんの見解を知ることができて、良い勉強になりました。
最初にお伝えしておきたいのは、私は「ネタかぶり」自体が悪いことだと思っていません。
個々のネタがかぶったかどうかも、これまでスレに挙げられたネタが、かぶって困るネタかどうかも、全く問題にしません。
むしろ鳩さんの見解には概ね同意します。
小説作品の価値はネタの原案だけではなく、その調理の仕方、文章での表現の仕方にあると私も思います。
もし今回のコンテストで、ふたを開けてみれば同じネタで書かれた作品が二つ並んでいたとして、それが各々の執筆者が独自に考えた結果だったとしたら、それはそれで素晴らしいことだと思います。アイディアという、最初の立ち位置が同じなら、執筆者の文章が、個性がより際立ちます。
その点については、せっかく長文で考察をしていただいたのに、充分な議論で応えることができず心苦しく思います。
今回のケースで、私が一番気になっていたのは、「ネタを作品に仕上げる」という同じ立ち位置に、そもそもいないことです。
私が「ネタかぶり」と表現してしまったのが良くなかったかもしれませんね。
同じネタを思いついた人がいたとして、ある人はネタをネタのまま留め置き、ある人はそのネタを小説作品に昇華させました。
小説を仕上げるのには時間がかかります。完成間際になって、もしそのネタを先に言われてしまったら。
しかも、匿名のコンテストではその経緯を説明することもできないのに、「このネタ使ってもいいよ」とまで言われてしまったら。
……応募するのをやめようかな、と思ってしまうかも知れません。
ネタを言い当てられることで、執筆者が得るものは少なく、失うものの方がはるかに大きいことを私は問題視しました。
投稿を控えている参加者の心を折る可能性のあることを、あえてすることが、コンテストの盛り上げのために何のプラスになるでしょうか。
自分が書けなかったネタを期限内に作品に仕上げた(かもしれない)人の労力と時間を、私は尊重したいと思います。
鳩さんの求めている議論とずれているのは分かっています。
ネタの原案がかぶったくらいで気にするな、と言われればそれまでです。
ですが、理屈ですべて割り切れる、強靭な精神力を持った人ばかりではないことも、ご理解いただきたいのです。
これが、私の言いたかったことです。
「創作者個人としての視点」についての互いの見解に相違はなく、また「運営的視点」の問題もこれで無事解決ですね。
丁寧な対応と、建設的な議論の提示を感謝いたします。