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  [No.3758] 残されたものへ 投稿者:森羅   投稿日:2015/06/02(Tue) 23:19:48   47clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

 生き物が死ぬとどうなるか。
 広く周知されているものを特筆するのならば「天国、極楽浄土または地獄といった死者の世界に行く」というものや「輪廻転生をして生まれ変わり生を繰り返す」というものが挙げられるだろう。無論、それ以外の考え方もあるが、すぐに思いつくのはこの二つではないだろうか。そして、たとえあなたが信仰に厚くなくとも「悪い子は、死んでから地獄と言うところに落ちちゃうんだよ」といった脅し文句くらいは幼い時に聞いたことはあるだろう。輪廻転生に関しても、ずいぶん大雑把な言い方になるが「この生で悪いことをしなかったものは次も人間に生まれることができる」という考え方がある。死後の考え方はある意味でその人の生き方を示すのだ。
 ならば、死者への弔いは誰のためだろうか。無論、死者へ贈るものであるのだから、死者のためであろう。だが、今回は少し違う視点を示したい。
 特にホウエン地方で見られる儀式なのだが、葬式の晩に囲炉裏の灰を均しておく。すると、次の日に底を見るとポケモンの足跡が残っていることがあり、これが死者の生まれ変わった姿なのだという。また、死者の枕元に足跡が残っていれば、それは生まれ変わったポケモンがかつての自分の姿を見に来たものであるという話もある。
 そしてもし、ポケモンの足跡が残っていたならば。残された親戚たちはそのポケモンを探し、家に連れて帰って丁重にもてなすのだ。その後、ポケモンはその家で飼われることが多く、一家の大切な一員となる。
 死者への弔いは、同時に残された者たちへの慰めにもなるのではないだろうか。

***
記事っぽく。
創作とごちゃまぜですが、元ネタのソースはこちら。http://manyu.cocolog-nifty.com/yunnu/2014/09/post-c91e.html 
僕自身が聞いたものは顔を見に来る、という部分なのですがいかんせん記憶があいまいで確かではありません。


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