シンボラーいいですよねえ。ミステリアスというかBWの歴史?思い出?そういう積み重ねを感じるような舞台設定というか世界観にピッタリだなと思います。惹かれる感じの造形のポケモンっていうか。丁寧な調査描写と共にシンボラーの謎にこの作品なりに迫ったようなお話で、続きが気になりながら最後まで読み終えました。主人公の僕とモグリューが見つけたものって、深く考えれば残酷なものとも取れるんですが……。ポケモン個人の歴史にカケラ越しに触れたような。壮大で小さい、ほどよい寂しさが残る温かみのある切なさでした。