【021】たった一言 作:門森 輝
☆=22 ☆☆=12 ☆☆☆=4 合計=58

☆(久方小風夜)
☆(匿名)
☆(穂風奏)
☆(朱雀)
☆(匿名)
☆(逆行)
☆(匿名)
☆(リナ)
☆(teko)
☆(アポロ11)
☆(SB)


パートナーに空の贈り物を送った時の話
ですよね?
(きとら)


 一番短いのキター
 恒例の百字ではありませんが!
 この手の短い作品はぼくの管轄外なので他の人に感想を任せます!
 とりあえずよく短いの書けるなあと称賛だけ。
(でりでり)


*ポケダン……か……?
*短い中で贈り贈られる、素敵なワンエピソード。
*こういうフォトグラフィみたいなのすっごい綺麗だけど! 評価にこまる! SSではないので、星一ですが、すごく好きです。あたたかい。
(CoCo)


・特に何も思いませんでした
・同人誌にするなら絵本にしてください
(りえ)


 今回最も短い物語。……そして、同時に最もズルイお話。これは間違いない!(
 ネタはポケダン・空の探検隊。かなりピンポイントな内容ですから、多分知らない方は何を指しているのやら何がしたいのやら皆目見当が付かない筈。これは頂けない。

 ……しかし反面、その内容と意味が理解出来る人間にとっては、これほど簡潔かつ破壊力のあるネタなんて、そうありゃしないでしょうねぇ。たったこれだけの文面でここまでの火力を引き出せるお話なんて、自分はほぼ見た事無いと言っても良いです。これは卑怯だ!!(笑)
 良くも悪くも、人を選ばずにはいられない作品。けれども分かる方にとっては、これほど中身の詰まっている掌編も、そうは無いと思いますぜ……!
(クーウィ)


ぜんぜん分からん。
 時間帯や宅配便の届く様子。自分のポケモンは眠っているが、朝なのか昼寝なのか。足形文字はどんなものか。肉球があるのか、爪やその数は。そしてどんな冒険をしたのか。ありとあらゆる具体が省かれて、救いようのない駄文。
全文を一目で見られる分量なのだが、これはコピーだろうか。「そらのおくりもの」のCMプロットとコピーに見える。そう考えてテキストに向かえば、さてどんな映像を使おうか。ドアホンの音、ドアを開くとペリッパーの姿、ペリッパーが翼で指す先に眠るパートナー。箱を開けば神が入っていて、「一緒に旅した風景が脳裏に蘇る。」そうしたフラッシュバックのあと、ありがとうと口が動く。最後にコピー。
 たった一言は本当に力がある。その深みがこのテキストからは感じられない。
 参加賞:☆
(渡邉健太)


ポケモンと我々の世界のペットとの違いというのはまさにこういうところなのではないかな、と思う。絵があるといい感じになると思う。悪くはないんだけれど、小説としてのフィールドで勝負するのはボリュームとストーリーが不足かも。これはまぁ仕方ない。あと箱というよりは封筒が適切じゃないかな。中身が紙じゃなくて、葉っぱだったりしてもおもしろいかも。青って単語のせいだと思うけど、なぜかリオルで脳内再生された。
それと、どうやらポケダンの話らしいということが審査会でわかった。私はトレーナーとポケモンという想像から評価しているので、ポケダンのつもりだったらごめんなさい。
【タグ】相棒、手紙、ペリッパー
【お題解釈】手紙を送る
(No.017)


・(投稿しようと思っていた)ネタかぶった
・短くていい感じにまとめられていると思う
・しかしそれ以上特徴がない
(音色)


空の探検隊のシェイミイベントを思い出します……が、これは私がポケダン経験者であるからこそと言ったところですね。このままではあまりにも説明不足過ぎて、首を傾げたまま次の物語に進んでしまう人が多くなってしまうのではないのでしょうか?
短くまとめるというのは大変ですが、せめて4コマ漫画のような起承転結を意識するだけでも変わると思います。
(リング)


「そらのおくりもの」って何?
検索してもらったらポケダンだった……。なるほど、そういえばポケダンも二次創作になりますね。知らなかったもので、初読のインパクトがまったくなかった。
読み解ける部分が少ないので、個人的な解釈にしかならないが、この箱を送ったのは「僕」自身?こう考えてみれば結構おもしろいのだが、その可能性は残念なことに零。なぜなら自分が送ったものを自分で開けちゃったりはしないからだ。
これ以上の想像が私にはできなくて、結局どういうことなのか分からない。状況に対する情報があまり多くないのは字数上仕方ないのだが、少ない字数の中でも制約が多くて想像を妨げてしまう。たとえば、確定された箱の中身、手紙の文字、それから文字の意味、彼の返答。物語に奥行きがなくてそれらの集合でほとんど完結してしまっている。もう少し想像の余地を残しておいてほしかった。
(鶏)

☆☆(匿名)
☆☆短いのにこの衝撃。(砂糖水)
☆☆(ラクダ)
☆☆(匿名)
☆☆(きとかげ)
☆☆ごく短いがテーマによく合っている。(サトチ)

☆☆
エッ229文字!?そんなんで一体どんな小説を書くというのだねHAHAHA!→お見逸れしました…。心にくる贈り物ってのは膨大な文字も壮大な物語もいらねえ!ただ一言ッ!!ありがとうとたった一言伝えればそれで十分なんだよォッ!!そんな大事なことを俺は忘れていたようです。ありがとう。そして文字数が少ないということで楽に…いえ…じっくり読めました。ありがとう
(tac-ティス)

☆☆
短い中で、ゲームの感動を思い起こす素敵な話でした。
ただ、目を覚ました後に直接言っちゃうのかぁというのが個人的には惜しいというか。
そこが違った形なら☆3でした。個人的な好みでゴメンナサイ。
(クロトカゲ)

☆☆
この話は個人的には様々なイベントを乗り越えた殿堂入り後、故郷の野原でひなたぼっこしていたときかなぁと勝手に想像しました。おもわずにやにやしてしまう光景でした。
最大の疑問点としてはペリッパーいらなくね? でした。唐突にこの相棒が持ってきたりとか、部屋から引っ張り出した画用紙かなんかに書いてるところを後ろから覗くとかでも、言葉を贈るという行為自体には変わらないし、宅急便使うとなると細かくてどうでもいいようなところが気になってくるんですよね。どうやって宅急便頼んだんだ? みたいなところとか。
短いとそのあたりの細かい疑問点を出すとそれが解決せずに終わってしまうので、いかにもやれそうだなという範囲のほうがいいかと思いました。
(西条流月)

☆☆
229文字小説。229文字という短さながら「送」分の強い小説。さらにこの読後の温かさ。好きです。
(レイニー)

☆☆
最初の三文が輝いていました。送り主は隣で寝ているポケモンとのこと。ちょっとした非日常に誘う感じがして凄く良かったです。
絵に描いたような奇麗な風景が想像できました。鮮やかな229文字でした。
足形文字とか、そらのおくりものとか、独特の固有名詞が世界観を広げていくようでグッドです。もしかしたら元ネタがあるのかもしれませんが、分からないので作者さんオリジナルのものと判断しました。229文字の中に秘められた世界観は文字数の倍以上。そんな印象でした。
(乃響じゅん。)

☆☆
ポケダンに、そういえばこんな道具あったなぁと。少ない文字数でしたが情景が容易に想像でき、描写がとても上手で感心しました。
(銀波オルカ)

☆☆☆
そらのおくりもの…その手があったか!
たった一言でも十分に気持ちが伝わる関係に憧れです。
(海星)

☆☆☆
シンプルイズベスト。とても短い内容ですが、人間とポケモンの交流がしっかり描かれていて素晴らしい。照れる子は文句なしに可愛いです。
僕の横にいるポケモンがはっきりしないのがちょい残念ですが、想像するのもまた一興と思うことにします。
よく考えると足形文字を理解できるなんてすごいのですよね。それだけ絆が深いのでしょう。もっと修行すれば足跡博士になれるかも?
(レイコ)

☆☆☆
 簡素に留められた表現と、伏せた主人公たちの姿、そして誰もが知っているような普遍的な物体の描写の比率を上げることによって、読者のイメージを掻き立たたせる。初読、それも最初の段階では簡単にイメージができない「いい意味での判然としなさ」があるゆえに、読み返すごとに物語の味わいがじんわりと広がり深まっていった作品でした。
 最初の宅配便の“配達員のペリッパー”で某ペ○カン便を思い出したのですが、読み進めるうちにポケダンモチーフの小説だったのか、ということに気付きました。
 “しかしその言葉は、今までの冒険を甦らせた”、このシーンの表現はとても好きです。足型文字に自ずと「冒険の足跡」が重なるような表現が巧みに思えました。これまで苦労して為してきたことがひとつの出来事で報われる、ということは人生の中でもよくあることですが、こんな風にたった一言でさあっと甦り、「ああ、あんなこともあったなぁ」と報われたように振り返ることができる旅や冒険をしてみたいものです。
 「空」のプレイ経験がなく、「そらのおくりもの」が何かを理解するまでに時間がかかってしまいました。しかし理解してみるとよりいっそう「アフター・ザ・ストーリー」感があふれだしていることに気付き、外伝であるポケダンならではの要素が活かされている作品だと改めて実感します。
 たったの229文字。これだけの文字数にもかかわらず心の中にとても満たされた感覚を覚えたのは、恐らく冒頭にも挙げた「いい意味での判然としなさ」が絶大な効果を発揮しているからではないかと思いました。作者さんの挑戦は大成功ですね!
(小樽ミオ)

☆☆☆
 グッと来た文【そこには、足形文字で一言だけ書かれていた。】
 短い文字数だからこそ、何も飾らずシンプルかつストレートな「ありがとう」がとても胸に染み込んできましたです。
 この二匹がどのような探検をしてきたのだろうかと想像も膨らみます。
 ポケダンの探検隊をやっている人の中で、思わず主人公とパートナーを思い浮かんだのは私だけではないはず。

 追伸:もし私が審査員をやっていたら、この作品に審査員賞を与えたいです。
    決定打は「ありがとう」というたった一言。本当に胸を打たれましたです。(ドキドキ)
(巳佑)


自作品のため参加点のみ(門森 輝)






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