【020】ポッポくん 作:風間深織

☆=27 ☆☆=9 ☆☆☆=2 合計=51

☆(匿名)
☆(砂糖水)
☆(teko)
☆(朱雀)
☆(久方小風夜)
☆(匿名)
☆(小樽ミオ)
☆(逆行)
☆(リナ)
☆(匿名)
☆(匿名)
☆(SB) ☆ふーん。ふつう:☆(渡邉健太)


お母さんの言うことを聞かず飛んで行ってしまう始まりから、おんぶされて帰るラストまで、元ネタの「こすずめのぼうけん」(ルース・エインズワース著 福音館書店)そのまんま。
違いと言えばお母さん視点が入ったくらいで、オリジナリティがない。
(サトチ)


小さなポッポくんの冒険の一日、こういうの好きです。最後のポッポくんが母さんの背でまどろむ場面が好き。
(きとかげ)


幼い子供が好奇心を原動力に暴走してしまう危険な冒険。幼いころにやってしまいがちな過ちを、ポケモンに落とし込んでほのぼのと仕上げられたいい作品だと思います。こうしてポケモン視点で見ると、図鑑を埋めるためにゲットする人間のエゴが光りますねw
(リング)


可愛くって穏やかで、好きなタイプの作品。しかし、「送」分が弱いと感じてしまいました。「送」るのはポッポくんの母親視点なのに、物語の大半がポッポくん視点なので、お題とギャップを感じてしまうのだと思います。
(レイニー)

・小説というよりは絵本向きだと思った。キャタピーに東の概念があるのかとか、お母さん視力いいだろうから、ひとっとびすればすぐに見つけられるだろ、とかのツッコミもかわいい絵本にすればあまり気にならなくなるような気がした。
・あとこれ主語がいちいちポッポくんなのがかわいいよね。
・あと、ポッポくんに道聞かれて焦るキャタピー君がかわいかった。
・モンスターボールの少年もトレーナーとしてはポッポくん並だったんだろうなー。
・名台詞「ねぇ、東って、なーに?」東の概念があるのかは疑問だが、この台詞自体は好き(笑)
・絵本的展開として見せ場があるとすればポッポ君が小規模ながらかぜおこしか、すなかけくらい打てば盛り上がったかもしれない。風起こしたけど自分も吹き飛んじゃうとかね(笑)
【タグ】ポッポ、キャタピー、オニドリル
【お題解釈】お母さんの背中に乗って巣まで送ってもらう?
(No.017)


 児童向けのような感じだなあと思いました。良い意味で。
 あとポッポチョイスはさすがマサポケだなと感じましたがそれは別の話。
 一つ気になったのが、まあなぜ一人で行かせた、はいいとして、なぜ母親はポッポくんをチラ見さえしなかったのか。
>>「あそこにりんごの木が見えるでしょう? あのりんごの木まで行けたら、今日の練習はそこまで。巣にもどっていらっしゃい。」 そうなんです。リンゴの木は見えるんです。
 なのにポッポくんの暴走に気付かなかったのは、お母さんはポッポくんを一切見なかったか、むしろポッポくんがどうなろうといい(後で心配してるから一切見なかったかに軍配が上がる)かのどちらかです。
 そもそも訓練の様子を見なければ飛行フォームとかの修正も出来ないだろうのでなんの意味もないのに、なぜポッポくんを見なかったのか。もしポッポくんが途中でおちてしまったらお母さんは日が暮れるまで放置するつもりだったのでしょうか。
 これじゃあまるで訓練の意味も成さない。崖から子供を落とす獅子やで。この展開でポッポくんを迷子にさせるならば、お母さんを振り切るなどしなければいけないでしょう。
 まあ正直これが言いたかっただけです。
 あ、あと超超超超どうでもいい話ですが、モンスターボールで捕まえられそうになったとき、代わりにお母さんがポッポくんを庇って掴まってたらわたしは一日中興奮して寝れなかった。
(でりでり)


迷子になっちゃうポッポ君まじかわゆす。心配性なお母さんピジョットも、読んでいてかわいらしかったです。トレーナーがポケモンを捕まえるのはゲーム中では普通の事ですが、ポケモン目線から見たらこんな感じに親とかから教わっているのでしょうかね。
(銀波オルカ)


グッと来た文【「なんだか、どこまでも飛べる気がするぞ! 今ならきっと、このりんごの木の向こうの世界も見てこられる! 行けるぞ!」】
 好奇心旺盛なポッポくんの初めての冒険にハラハラドキドキしながら読ませてもらいました!
 ポッポくんとキャタピーのやり取りで、何故かポケダン(探検隊)のチーム『タベラレル』を思い出したのはここだけの話(以下略)
 人間からしたら距離はそんなにないのだろうけど、ポッポくんから見たら大冒険だったんだろうなぁ、というのが伝わってきましたです。そして、冒険の後にピジョットお母さんの背中に顔をうずめるポッポくんにも和みましたです。
(巳佑)


少年ってサトシじゃね?マサラタウングラデュエーションしたてのサトシくんじゃね?…とどうでもいい妄想を抱きましたが、昔発行されてたポケモンえほんを思い起こさせるストーリーがいいですな。つまりハートフルイイネってことかな!東ってなーに?と純粋なセリフを吐くポッポくんに不覚にもやられた。かわいい
(tac-ティス)


*ポッポくんばかだろ!(作者さんとのおやくそく)
*児童文学っぽい感じを狙ったなら十分の勝ちだと思いますが、おもしろいとは思いませんでした。わりと踏襲された内容だし、せっかくトレーナーが出るなら、ポケモンバトルのひとつぐらい演じてもよかったかもしれません。まぐれ勝ち→進化して帰ってきてママびっくり! とか、ママ/ほかの誰かが助けに来て、そこからなにか学ぶところがあるとか。もやしもんの作者さんの短編集のどっかに、天敵で自分を食うような鷹が助けに来てくれて、食べない理由について言及する→テーマ、みたいなのもありましたし。
*いやでもポッポくんはかわいいと思う。かわいすぎるから、もっときかんぼでもよかった。そしたら成長させやすかった。とは思います。
(CoCo)


申し訳ないけれど幼稚な印象を覚えた。 児童書や優しい物語を目指した作風だというのは理解できるのだが、 結局何が言いたかったのか分からなかったし、ストーリーも弱い起承転結があるだけで盛り上がりに欠けた。 好奇心旺盛な子ども、という特徴を持った主人公ポッポくん。 よくある設定だからこそ、細部に拘ってほしかった。 ポッポくん以外のキャラクターの影が薄すぎて、正直出てこなくてもいいのではないかと思ったくらい。 「オニドリルのなわばり」「捕獲に来たトレーナー」を挙げて、 外の世界は危険がいっぱい、 その提示も「オニドリルのなわばり」はオニドリルが優しくて危険な感じはまったくしないし、 トレーナーの方は父親のエピソードがあったにせよ(それでも薄いと思ったが)それ一つを持ってきて、 外の世界の危険さを表現するには不十分。 それから最後、ポッポくんはおうちに帰れなくなったことを困ってはいたが、 恐怖だとか不安だとかいうせり上がってくるような感情を抱くことなく、母親に出会って突然涙を流す。 そういう状況では泣くものだ、というお約束は描写があってからこそ使えるため、作中のこれは不自然だ。 逆にお母さんの方の不安が切迫した科白や行動からよく描かれていて、 ポッポくんのような幼い年頃から、ある程度年を経てしまった作者の持っている感覚にずれが生じてしまっている。 恐らく作者自身が母親に感情移入しているのだろう。 タイトルからも主人公をポッポくんにしたかったのだろうが、 私としてはむしろこの作品の主人公はお母さんであると思ってしまうほどだった。 お母さんを主人公にして書いたほうがよっぽど良い作品になったと思う。 作風を変える必要はないが、難易度の高いジャンルに挑戦しないで、 まずは自分が書きやすいものから始めることをお勧めする。
(鶏)


 ポッポくん。……それ以外どう表しゃ良いんだよポッポッポッポォおおおお!!(爆)
 迷子になってしまったポッポの子供と、彼の前に現れた色んなイキモノ達とのやり取りがメインの、どこまでも純粋なハートフルストーリー。……ある意味、すごく批評の難しいタイプのお話。
 この上なく王道且つ毒が無いので、良い所を持ち上げようとしても月並みになっちゃうし、突こうにも突き難過ぎる。これは手強い(苦笑)
 取りあえず言える事は、「東って、なーに?」が好きだ! そして、お母さんちゃんと付き添えよそこは!? 
 後、敢えて苦言を呈するなら、ポッポくんの独り旅に、時折らしくない様な表現が混じっている事ですかね。
『助かった、とポッポくんは思いました。でも、緊張の糸がゆるんだとたんに、どっと疲れが増したように感じました。』 どっと疲れがとか言うと、ちょっと作品の雰囲気に合わない気が致します(苦笑)
 表現としては間違っていませんが、何気なく使っている言葉を少し改めるだけでも、読み手の印象は大分変わって来るものですから――
(クーウィ)


・アーボに丸呑みにされちまえと思った
・オニスズメたちはもっと縄張りを激しく主張してもいいはず
・キャタピーももっと本気で逃げるなり糸を吐くなりすればいいはず
・ていうか、ポッポの餌は木の実だけじゃないだろう、キャタピーも餌だろう
・世間を知らないからこういう性格なんだろうけど、見ててイライラした
・もっと野生な感じを出してほしい
(音色)


>あの知りたがりのポッポくんのことです、多少の道草は食ってくるでしょう。
 改行の際の空白が入れられていません
>少し疲れていたポッポくんは、その木に止まって、ひとやすみすることにしました、
>「おまえ、勝手にオレ様の木にとまったな……!」
 止まる と とまる が統一されていません
>「ねぇ」
 この部分のみ鉤括弧閉じの前に句点が置いてありません。ない方が望ましいですが意図的につけているのであれば統一した方が良いかと思われます
(門森 輝)

☆☆(西条流月)
☆☆(クロトカゲ)
☆☆(匿名)
☆☆(ラクダ)
☆☆(アポロ11)

☆☆
絵本のような作品でした。育ち盛りのポッポには意外とよくあることだったりして……母親も苦労が絶えませんね。
初めこそ慌てても冷静に指摘できるキャタピーがクール。全体的に淡い暖色のような雰囲気が漂っていてぜひイラスト付で読んでみたいと思いました。
(レイコ)

☆☆
ポッポの初飛行&外出のお話。ポッポの外の世界に対しての感じ方が、それらしくできていました。ですます調の小説はあまり見ないのですが、そこもきちんと書けていました。
最後に、一つ気になった点を。ポッポ母子が住んでいる場所をクラボの木としているので、目標地点の木も何かの木の実の名前にすると、よりポケモンらしさが深まると思います。
(穂風奏)

☆☆
いいなぁー。と思わず声に出してしまうほどイイ話。完全に展開が絵本ですね。
小さい頃は色んなことをやってみたくなるし、色んなものを知りたくなりますよね。子どもの好奇心を本当に上手に描けていると思います。
そして迷子になってからのピンチの数々。キャタピーもたまったもんじゃないですね、天敵に道を聞かれちゃあ。
これと言って突出した部分があるわけでもないのですが、全体として王道感に溢れていて好きです。
ただ、何処となく読みにくさを感じてしまいました。 ひらがなを多用したり、セリフ内に読点をつけてしまったせいで、 視覚的にごちゃごちゃとしてしまった印象です。
(乃響じゅん。)

☆☆
・第二段落(ポッポ母視点)いらない
・キャタピーどこへ行った 食われたのか
・次はオリジナルでお願いします。わくわく。
(りえ)

☆☆☆
世界って広いんだな。親子愛とキャタピーに感動しました。
(海星)

☆☆☆
これまた絵本の世界のような物語。
小学校の教科書にのってた、カンガルーの子供がお母さんの袋から出る話のようだった。
(きとら)





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