クリスマスに更新しまーす。
第1話
「トナカイのそりに乗って、赤い服を着て、良い子にプレゼントを配るおじいさん、だーれだ?」
「サンタクロース!!」
トナカイのそりに乗って赤い服を着て良い子にプレゼントを配るおじいさんは怪しいやん。空でも飛ばなかったらサンタじゃねーよ。
「皆さんは、サンタがいると信じていますか?」
「うん!!」
あっ 信じてるのね。見たこともないくせにどこに証拠があるんだよ。
悪口を言いながらライはポケモン幼稚園の偵察をしていた。中庭にはでかいツリーがあるし、飾りつけは雑にしてある。
ライは思わずぶるっと震えた。雪が降っていた。
「あっ、先生、雪だよ。」
「ホントね。じゃあ雪遊びをしましょう!!」
「いえーーい!!」
園児達が外に出てくる。見つかってしまう。ライは壁キックで屋根の上にのぼった。
「ロープ投げて」
トランシーバーで言った先は、キチだ。キチは幼稚園の木の上にのぼり、合図をしている。
「いくケバ!!」
キチがロープを投げ、ライは屋根から飛び移る。
あまりにすばやい動きだったので、園児達は見ていない。
「キバ。退却するぞ。」
「ちょいちょいまってくださいよ〜〜」
木の上から誰かに話しかけられた。
「私は陰陽師のセーメです。あなたの未来は、魔の不幸ですな。ところで、御祓いやっていきません?」
「殴られたいのか?」
「そんなつもりはございません。あなたに霊気が宿っているからですよ。キチさん。」
キチは体をさすっている。
「ぎゃあああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」
キチは叫んだ。園児が振り向いた。
「先生、木の中に何かいるよ。」
「警備員さん!!」
警備員のキリキザンが駆け寄ってきた。
「今すぐ立ち退きなさい!!立ち退きなさい!!あれ、誰もいませんよ。」
ライは、この木の地下深くに、本部を作っていた。エレベーターで地下へ降りることが出来る。
「じゃあ、誰もいなかったことにして、クリスマスパーティーしようか!!」
「やったー!!」
ライは本部でカチに話しかける。
「カチ。ミッションは成功したのか?」
「もちろん。今進行中です。」
続く
次回予告 【第2話 ミュウツーの陰謀】
今日はクリスマス。ライもパーティーを開こうとしたが、ついにミュウツーが動き出す!果たして、「魔の不幸」の意味とは?!