年も明けました。クリスマスなんか過ぎてますね。
第2話
ライは、地下本部から戻ってきた。
「パーティーの準備OKだケバ!!」
キチが飾り付けをしながら言う。
「みんな、任務のことは忘れて、楽しもうぜ!!」
「オーーッ!!」
さけぶ。周囲に聞こえているかもしれないが、今日はクリスマス。街中なんかもっと騒がしい。
その頃、ミュウツーは、ピリピリとしたムードのクリスマスをしていた。手に持っているグラスを握り締める。
「ワルビル、お前も知っていると思うが、今日はクリスマスだ。」
「はい、存じ上げております。」
「俺以外、知らないクリスマスを作り上げてみせる。」
「はぁ・・・」
その頃、ライたちはローストチキンにかぶりつき、最高のクリスマスを送っていた。
「ジャータ、最高だな。アム。」
ゾロがジャータと肩を組み、変なムードになっていた。
「やめてください。私たちは仲間でありますが、そういう関係ではないんです。」
落ち着いている。
「ゾロ、いい加減にやめたら。」
カチも止める。
「あはははは・・・」
笑ってごまかすゾロ。必殺技みたいになっている。
「もう・・・」
ジャータはゾロと離れる。
すると、あたりで大きい音がした。
「何?」
「どうした?」
ライは窓から外をのぞく。町は、紫色になり、植物は枯れ、ポケモンたちが逃げている。
「なるほど。こういうことでしたかダーク様。」
「そうだ。ただのクリスマスじゃない。『死のクリスマス』だ。」
「さすがダーク様。これで世界征服の夢はかなうかもしれませんな。」
その頃、ピカチュウは。
「これはミュウツーの仕業だろ。」
「そうとしか思えない。」
「まず、動機について考えるか。」
「僕、関係ないけど、セーメに『魔の不幸』っていわれたんだ。」
「それだ!セーメは当たった。」
その間にも、町は汚染されている。
「ピカチュウさん!報告です!3つの隠し出口全てがチョロネコ軍団に包囲されました!!」
「えっ?」
デンが報告に来た。本部のみんなが驚く。
「これはやばい。」
「どうする。」
続く
次回予告
ミュウツー指揮によるチョロネコ軍団に隠し出口が包囲された!この最大のピンチ、ライたちはどう切り抜けるのか?!
次回【第3話 迎撃】