〜はじめに〜
どうも。葵です。プロローグでは基本的な文法もわからず、無様な姿を見せてしまいましたが、改善して いきたいと思います。これからは、<前回のあらすじ>→<本文>→<補足説明など>→<あとがき> という書き方で行きたいと思います。本文の書き方ですが、前回は三人称形式でしたが、第一話からは、主人公(ユーヤ)の一人称形式で行きたいと思います。そのほうが書きやすいので。長文失礼しまし た。では第一話(の前に前回のあらすじ)、はっじまっるよー!!
〜前回のあらすじ〜
ユーヤ:ピカチュウ ナオキ:イーブイ ユーカ:ポッポ オーキドびっくり!三つの物語、始まる。
〜本文〜
「じゃあな。二人とも」
ちょうど三つに分かれた道があったので、そこで俺達も三つに別れることにした。俺はナオキとユーカに別れを告げる。どうせまた会うだろうけど。
「おう、またな」
ナオキは普通に返事してくれた。それとは対照的にユーカは、
「どうせまた会うんだからしなくていいじゃない。別れの挨拶なんて」
・・・確かにそうだけど、なんかなー。
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とまあ、俺たちの別れの様子はこんな感じだった。
そして今、俺はトキワシティに続く道を歩いている。驚くことが二つあった。
一つは、野生ポケモンの多さ。たくさんいるのは知ってたけど、ここまでとは思わなかった。あ、コラッタとポッポを捕まえたぜ。ストックセンターに送るつもりだ。
二つ目は、道のりのキツさ。いつもトキワに行くときは、補そうされた一般人用の道を、自動車を利用して行ってた。同じトキワに行くにしても、わけが違う。メッチャ疲れる。
ふと、俺の肩に座っているライガに目をやる。「ライガ」ってのは、俺のピカチュウのニックネームだ。剥き出しの八重歯が特徴的だったから、「ライガ」にした。ライガは、うとうとしていて、今にも寝そうだ。っつうかもう寝てる。
「はあ・・・疲れた・・・・」
[ライガが眠たそうだから」という言い訳もできたし、うん、休憩しよう。そうしよう。
・・・・こんなので、本当にチャンピオンになれるのかなあ?
前方20メートルによさげな木陰を発見!よし、寝よう。と思い立ったら即行動。俺はスピーディかつスマートな動きで木陰に腰を下ろす。肩に座ってグースカいってるライガもゆっくり下ろしてやる。ライガも初めは目をぱちっと開け、「何だ?」といった風にキョロキョロしてたけど、すぐに寝息を立て始める。俺も、それを習って寝ることにした。
二時間後――――
夢の中の俺は、チャンピオンだった。リザードンとか、カビゴンとか、ニドキングとか、強いポケモンをたくさんもってた。夢とはわかってても、手放すのは惜しい。ずっと続けば良いのに―――――
「おーーーーい」
ん?
「おーい。起きろよ」
誰かの声が聞こえる。ま、気のせいだろ。
「起きろってば!!」
俺が目を開けると、そこには、短パンで、タンクトップで、帽子を逆さに被った、いかにも「元気の代名詞」といった感じの少年がいた。同い年ぐらいかな?
「・・・なんだよ」
俺がわりと本気で不機嫌な声を出すと、短パン小僧君(とっさに命名)「ごっ、ごめん」と謝ってくれた。俺が「気にすんなって。なに?」と返すと、
「ポケモンバトルしようぜ!」
ホントに元気いっぱいだな。こいつ。本当は「やろう!やろう!今すぐやろう!」と言いたいけど、
「いいぜ・・・」
少しCOOLに答えてみる。俺も格好つけたい年頃なんだよ。
「じゃ、さっそく。いけっ!コラッタ!!」
短パン小僧がモンスターボールを投げると、その中から、少年に似て元気そうなコラッタが現れる。よし、望むところだ。絶対勝つぞ。
「いけっ!ライ・・・」
―――――まだ寝てたんだった。こいつ。
〜〜〜十分後〜〜〜
ライガを起こすのに手間取った俺は(不機嫌なライガのビリビリを二、三発もらった)、短パン小僧に「ごめんな」と謝る。
「気にすんなって」
・・・良い奴だ。でも、バトルとなったら話は別だ。初めてのバトル。勝って良いスタートを切りたい。すると、
『ピカチュウ。ねずみポケモン。ピチューの進化系。頬の電気袋に電気を溜める。ピカチュウの放つ電撃は極めて強力である。』
無機質な、『声』というより『音』が耳に入る。その音の発生源は、少年の手元。ポケモン図鑑だ。それを習い、俺もポケモン図鑑を開く。野生のコラッタのデータ取るの忘れてたし。
『コラッタ。鼠ポケモン。どんな場所にでも住み着く生命力の持ち主。』
なんかタフそうだな。俺が図鑑を閉じると、少年もほぼ同時に図鑑を閉じる。俺が「準備はいいか?」と問うと、少年は「いいぜ」と答える。
バトル スタートだ。
「よし、いくぞライガぁ!!“電光石火”だ!」
「ピカァ!」
ライガが、コラッタとの距離を一気に詰める。速い。コラッタが咄嗟に距離をとろうとする。しかし、遅い。
「尻尾で“叩きつけろ”!!」
バキッ、ライガの尾がコラッタの胴に直撃。クリーンヒットだ。しかし、コラッタは立ち上がる。さすがに一発はムリか。
「いいぞ、ライガ!!」
俺がライガに声をかけると、ライガはこっちを向いて、ニィ、と不敵な笑みを見せる。少年のほうは、
「大丈夫かコラッタ?電光石火がきても避けられるくらいの距離をとってくれ。」
コラッタが後ろに下がる。これでさっきの戦法は使えなくなった。さて、どうするか・・・。
それから暫くの間、睨み合いが続いた。束の間の静寂。しかし空気はビンビンと張り詰めている。俺はこの間を利用して、次の作戦を練る。すると、
「コラッタ。少しずつ距離を詰めていけ」
・・・・なぜだ?何故距離を詰めようとする?さっき電光石火にやられたのを忘れたのか?
俺は少年の指示に疑問を感じながらも、ライガに“電光石火”を指示する。ライガはものすごいスピードでコラッタに詰め寄る。すると少年が、
「コラッタ、“怖い顔”だ」
少年の指示どうり、コラッタは怖い顔をした。こ、ここここここ、こわっ!思わず俺はビクンッ!と震える。ライガも少し怯んでしまう。少年は、まるでそうなるのを待ってたかのように、
「今だ!“体当たり”だ!」
ライガにコラッタが激突する。ライガが勢い良く吹っ飛ぶ。
「ごめんッ!ライガ!」
俺が謝ると、ライガは「ピカ、ピカチュ」と返事をしてくれた。俺は、ライガが「大丈夫だって」と言っているように聞こえた。
「よし、勝つぞ。ライガ」
「ピカ」
俺は瞬時に思考する。さっき相手は俺の油断を誘って攻撃してきた。悔しいが、俺はその作戦に引っかかってしまった。なら、次はこっちが奴を引っ掛けてやればいい。よし、これならいける。
「ライガ、“電光石火”だ」
少年の表情が変わる。俺の指示を疑っているようだ。ライガが高速でコラッタに接近していく。バカ正直に、一直線に。
「コラッタ、“こわい・・・」
かかった。俺は少年が指示を終える前に、ライガに単純な指示をだす。
「ジャンプ」
ライガが跳びあがる。少年の表情がまた変わる。しまった、といった表情に。チェックメイトだ。
「“電気ショック”」
ライガの頬に紫電が迸った。かと思えば、数瞬もしないうちに、ライガの体から電撃が放たれる。バチィッ!コラッタに直撃。コラッタが倒れる。
「勝ったのか・・・?」
さっきの一撃はキレイに決まった。これでまたコラッタが立ち上がったら、あのコラッタは本当にタフだと思う。
「コラッタ!!」
少年が慌ててコラッタの所へ駆け寄る。そして、
「悔しいけど、俺達の負けだ。」
自分の敗北を肯定。俺は、
「いやったぁーーー!!」
「ピッカァ!!」
少年には悪いけど、素直に喜んだ。ライガも嬉しそうに飛び跳ねている。少年がこっちに近づいてきた。
「ありがとう。いい勝負だった。今回は負けたけど、次は俺達が勝つからな」
「おう、望むところだ」
少年が握手を求めてきたので、その掌を強く握り締める。
「コラッタ、大丈夫か?」
俺が、さっきから気にしていたことを口にする。
「大丈夫だよ。ちょっと気絶してるけど、もうすぐ起きると思う」
少年がそういったのとほぼ同時に、コラッタがゆっくり起き上がり、俺達の所に来た。ホント、こいつの言ったとおりだ。
「ありがとな、コラッタ。戻れ」
そういって、少年がコラッタをボールに戻す。その後、すっかりするのを忘れてた自己紹介をしあったり、(少年の名前はタイキというらしい)ポケギアの番号を交換したり、ひとしきり喋った。そして、
「次は絶対に負けないかんなー!」
まだいってんのか。俺は、「じゃーなー」と普通にかえしておく。
こうして、俺とタイキは別れた。俺は、このバトルに手ごたえを感じつつ、これからも勝ち続けたい。と、思
うのだった。
〜〜補足説明〜〜
ストックセンターについて
ストックセンターとは、グレン諸島(この物語ではグレンは諸島です)の島の一つを開拓して作られた、超大規模な(島まるまる一つ分)ポケモン預かりセンターのこと。ポケモンセンターからストックセンターへポケモンを転送するのが、基本的なポケモン預かりシステムである。
ポケモン図鑑について
この世界では、ポケモン図鑑はものすごく普及しており、簡単に手に入る。(普通に売ってる)定価5000¥。安いッ!!
〜〜ユーヤの現状〜〜
手持ちポケモン:ライガ(ピカチュウ)技・・電気ショック 充電 電光石火 叩きつける スパーク
持ち物:ポケモン図鑑 10つのモンスターボール 少量のお金 食料(一週間分) ポケモンへの愛
現在地:1番道路
〜〜あとがき〜〜
二回目ですが、ども、葵です。本編終わったのに、たくさん読むものがあってすみませんね。これらは別に読まなくても良いです。読んでもらえれば幸いですが。さて、第一話、どうでしたか?まだまだ、分かりづらかったり、文法間違えてたり、見苦しい点は多々あると思います。そんな箇所があれば、指摘していただけると嬉しいです。内容については、触れません。あとがき、長くなるんで。ではこのへんで、サヨウナラ。