ああけしからんけしからんもっとやれ(
じゃなかった、逆行さん書いてくださってありがとうございました!
お礼が遅くなりすみませんでした。
いやあ、相変わらず逆行さんらしくってとっても素敵です。
一文一文読むにつれて、逆行さんだ!逆行さんだ!って感じがすごくしてニヤニヤしてしまいます。
我ながら意味がわからないけどこんな感じなんです(
>えっ? 私のせい? そうか私のせいか。あっ、そうか。私のせいなんだ。
ここがなんかかなり好きです。
なんでだろう、なんか逆行さんって感じで机バンバン叩きたくなる。
なんでしょうね、言葉は悪いかもしれないんですけど、ねちっこい感じの文章が逆行さんらしくて、そこがすごく好きです。
あんまりにもあれすぎたので思わず小話書いてしまいました(
ジャローダ様まじふつくしい
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たしかに私は手足を失いました。けれど、私は後悔していません。
あなたと出会った頃、まだ私は小さな、蔦蛇とも呼べぬ蔦蜥蜴で、小さな手であなたにしがみつくのが精一杯でした。そんな私を、あなたはまるで微笑ましいものを見るような目で、見守ってくれていました。あなたにぎゅうとしがみつくと、あなたの暖かな体温が伝わってきて、とても安心したのをよく覚えています。それから、小さな足であなたに着いていくのもやっとで、遅れがちだった私を、いつだってあなたは待っていてくれた。だから私は、安心して歩いていられた。あなたが待っていてくれると知っていたから。
小さな手足は、ほんの少し不満もあったけれど、あなたがいつもそうやって見守ってくれていたから、私にはもったいないくらいでした。
二度目の進化を迎えたときでした。しゅるしゅると体が伸び、気がつくと私の体からは手足が消え失せていました。私は、長い体を持つ大蛇になっていました。手足を失ったことに、私は驚いて思わずあなたを見たけれど、あなたが笑っていたから、ああこれでいいのだと思いました。
けれど、手を失ってあなたにしがみつくことができなくなりました。足を失ってあなたと歩くことができなくなりました。私は、どうしたらいいかわかりませんでした。
歩くあなたの隣を這っていたある日のこと。進化して以来落ち込んだままの私に、あなたがどうしたのと声をかけてくれました。けれど、私は相変わらずどうしたらいいかわからなくて途方にくれてしまいました。そんな私を見たあなたが頭を撫でてくれました。嬉しいけれど、欲しいのはそれではないのです。あなたにしがみついて、その暖かな体温を感じたかった。あなたと同じように歩いていたかった。なのに、もうそれは叶わない。
たまらなく悲しくなった私は、長くなった体でぐるりとあなたに巻きついてみました。そうしたら、あなたの暖かな温もりが伝わってきました。あなたは驚いた顔をして、けれどすぐに少し困ったように笑いました。
ああ、手足を失ってしまっても、こうしてあなたと共に在ることはできる。変わってしまったけれど、変わらずにあなたはここにいる。しがみつけなくても、あなたの体温を感じることはできるし、歩くことはできなくても、さっきまでのようにあなたと進むことはできる。
だから、これでいいんですね。
たしかに私はあなたにしがみつく手を、あなたと共に歩む足を失いました。けれど、もう私は後悔しません。だってしがみつけなくとも、あなたに巻きつくことができるから。一緒に歩くことはできなくても、共に進むことはできるから。
だから私は、後悔なんてしていません。あなたと共に在る日々は変わらないのですから。