●鳥替え神事
A6文庫サイズ、本文258P フルカラーカバー付き
ジャンル: ポケモン、オリトレ、小説、個人誌 キーワード: カゲボウズ、スバメ、オオスバメ、ヨルノズク、ルビー・サファイア・エメラルド、ホウエン地方
収録作品:
◆嘘と赤頭(豊縁昔語より) スバメの旧い名前には「鷽(うそ)」という名前があります。 嘘を連想させる名前はなぜつけられたのでしょうか。
◆鳥替え神事 フィールドワークに出たツキミヤはエンビタウンの伝統行事「鳥替え神事」に立ち会う。 町の子供達が他地方のめずらしい鳥ポケモンを引き当てる中、 ショウタが引いたポケモンはどこにでもいる平凡な「スバメ」で……。
◆ずっと一緒に 鳥替え神事の数日前、センターにはツキミヤを迎えに来た神社の娘、スギナの姿があった。 ツキミヤはレポートの為、スギナと同じ年に旅立った同期達の話を聞きたいと希望する。 「私ね、ツグミと旅してたの」 スギナはかつて一緒に旅をした女の子、ツグミの話をぽつぽつと始める。 彼女はかつて神事でスバメを引き、同期達の中で最も成功したトレーナーだった。
◆鷽替えのはじまり(豊縁昔語より) 古代ホウエン。農地の獲得を目指す赤の男は、厄介な敵に悩まされていた。 そこに助言を申し出たのは二又の尾羽の大きな鳥で……。 鷽替えはなぜ行われるようになったのか。その秘密が明かされる。
いずれも文庫用書き下ろしです。
今回の舞台は、エンビタウン。 作者オリジナルの町で、のどかな、でも少し特徴的な田園風景が広がる田舎町です。 今回のお話は表題作「鳥替え神事」を軸として、その裏で何が起こっていたのか、昔何があったのかを描き、全体像が見えてくるような構成になっています。 ツキミヤ君が出来るからには恒例のあのシーンも健在です(笑)。
非常に「鳥居の向こう」的な作品になっています。 お楽しみいただければ幸いです。
|