感想だ!!
ありがとうございます!!
ありがとうございます!!!!
めでたい発売日前になんじゃこりゃって感じの話でしたが、読んでいただき幸いです……w
ただひたすら、生温い霧に包まれた感のあるものが書きたいなあとぼんやり思ったのがきっかけでしたので、後味悪いと言っていただけると嬉しいです!
> 妄想の果てに幻覚を見て自殺したと取るべきか、解放されて自由になったと取るべきか。結果に苦い思いもありつつ、なんとなくホッとしたのは最後の僕があまりに嬉しそうで楽しそうで、ああ良かったねと言いたいようないや良い状況ではないだろうというか! こう、どう表現していいか分からないくらい複雑な気持ちですが、この何とも言えない余韻がとても好きです。個人的には、本人が望んだある意味幸せな結末だったんじゃないかなー、と。
> 家族にしてみればハッピーエンドとは言えないのでしょうが。
深く考えずに勢いで書いたため設定がたがたですが、実は『幻覚』でも無いという体でした。
その証拠に、『僕』がどのようにして壁を抜け、転落したのかは一切不明。
体を通すことの出来ない窓しか無い部屋から、なぜ『僕』はいなくなったのか。
書き終わってからなら何とでも言えるので後付け的な部分もありますが、
実はタイトルと『僕』の台詞そのもの、全ては『罪人』に対する『罰』でした。
一つの世界を捨て、忘れようとした『僕』はその世界にとって紛れも無い罪人です。
お前の居場所だったこの場所を忘れるな、逃げられると思うな、そんな果ての『罰』が『僕』に起きた幻覚でした。
生涯に渡って、いや、死んでも尚『僕』はその罪に苛まれ続けるのです。
> 家族といえば、両親や兄妹、そして友人から見た「僕」と、語り手の「僕」との間に少し違和感がある気がするのは気のせいでしょうか……?
> 僕がとことんゲームの主人公になりきってしまったのだ、と考えるべきなのでしょうが、家族や友人の「まるで取憑かれたような」「ノイローゼや神経衰弱の類に罹る前兆は無く」「彼に暗さや鬱のようなものを感じたことは一度も無い。精神病に罹るだなんて、その片鱗すらも見せていないと思う」のあたりを繰り返し読むうちに、なんだか別人のようだなあと。
> 静かで穏やかな性格で、前日まで普通に振る舞い、引き籠りをやめるために自分からリセットすると吹っ切れて……それでこれほど惑うものなのかと。
> 考えていた以上に思い入れが強くて結局吹っ切れなかった? ……あるいは、全てを消去した瞬間に僕も消え「Xの主人公」が「僕」になってしまったのでは? だからあんなに悲嘆に暮れて、最後は肉体を脱ぎ捨てて飛び去って行った…………というのは考えすぎでしょうか。全然的外れだったらごめんなさい(
それは、今まで僕が引きこもっていて、生活の大半をポケモン世界が占めていたという理由もあります。
せめて他のことがもっと頭の中にあれば、そう簡単に惑わされることもなかったのかもしれませんが、
例えば部活に打ち込む学生から学校そのものを取り上げたようなレベルの虚無感、しかも取り戻せないという事実が、彼を苦しめるのを手伝ったのでしょう。
現実から隔離しかけた意識と、虚構が生んだ呪いは『罪人』に『罰』を与えることを可能にしたのかもしれません。
もしも『僕』が、ホウエン地方のトレーナーとして、あの世界に生き続けていたのなら。
或いは、完全に手放さずに、二つの世界を渡り歩く選択をしていたら。
『罪人』になどにはならずに済んだのでしょうけど。
なんだか湿っぽい感じになってしまった上にぐちゃぐちゃですが、そんなイメージでしたw
感想、本当にありがとうございました!!