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  [No.3772] #132106 「ラブラブボールの中に入れても痛くないほどかわいい」 投稿者:   《URL》   投稿日:2015/06/12(Fri) 20:43:53   114clap [■この記事に拍手する] [Tweet]
タグ:書いてみた

Subject ID:
#132106

Subject Name:
ラブラブボールの中に入れても痛くないほどかわいい

Registration Date:
2011-11-12

Precaution Level:
Level 5

Handling Instructions:

アイテム#132106の発見・回収に尽力してください。アイテム#132106の製作者・流通経路・出現条件などは未だ不明です。案件担当者はアイテム#132106の回収に努めると共に、その出所についても調査を進めてください。

回収されたアイテム#132106はジョウト地方ヒワダタウン第一支局に設けた専用保管庫に隔離して保管し、定期的に数量と機能の確認を行ってください。機能確認には当該アイテム用の判別ルーチンを組み込んだ鑑別ツールを使用してください。また、保管庫に鑑別ツール以外の電子機器を持ち込まないでください。実試験によって機能確認をすることは許されません。実験を行う場合は、様式F-132106に沿った詳細な研究計画書を提出し、少なくとも3名以上の高レベル責任者から承認を得る必要があります。アイテム#132106の無断使用・無断持ち出し・故意による取扱違反は懲戒解雇事由に相当します。

この案件には携帯獣の職員を優先的に配置してください。やむを得ず人間の職員を配置する場合、事前調査を行い、条件#132106を満たさない人間であることを確認しなければなりません。また、環境の変化によって職員が不適格となった場合、その職員は即座に担当から外してください。

Subject Details:

案件#132106はラブラブボールに酷似したアイテム#132106についての一連の案件です。

2011年11月11日、一般市民からの「ふざけてラブラブボールを投げたところ、恋人がボールに入ってしまった」旨の通報によって、当該アイテムが管理局に持ち込まれました。当該アイテムに一般のモンスターボールと共通の開放操作を行うことによって、ボールに閉じ込められた被捕獲者は開放され、その後のフィジカルチェックでも異常は見られませんでした。しかし、持ち込まれたアイテムの異常性から、事態収拾に当たった局員から案件としての立ち上げが提言され、即日受理されました。

アイテム#132106は上半分が赤紫色、下半分が白色で、中央上部にハートマークの意匠が施されたモンスターボールの一種です。ジョウト地方ヒワダタウン在住のモンスターボール職人・ガンテツ氏が作成するラブラブボールに酷似しており、一般的に使用されるアイテム判別ルーチンでも「ラブラブボール」と判定されますが、アイテム#132106はラブラブボール含む一般的なモンスターボール系アイテムと著しく異なる性能を示します。

アイテム#132106はいかなる携帯獣も捕獲・収容することができませんが、条件#132106を満たした人間を捕獲・収容することが可能です。条件#132106を満たさない人間に対しては、アイテム#132106はその特異性を示しません。アイテム#132106に収容された被捕獲者は、通常のモンスターボールと同じく、外部からの開放操作によって脱出することが可能ですが、被捕獲者自身によって脱出することはできないようです。アイテム#132106による捕獲・収容・開放の過程で、被捕獲者の身体的変化は見られません。

条件#132106については、以下の3つを同時に満たすことであると考えられています:
・その人間が特定の一人の恋人を持つこと
・その恋人との関係が良好であること
・アイテム#132106を投擲・捕獲する人物が恋人であること

条件#132106は数回の実験により得られた定性的なものであり、確定した条件ではないことに留意してください。

アイテム#132106の内部規格は通常のモンスターボールと大きく異なり、被捕獲者に幸福感や安心感を与えることはありません。アイテム#132106に収容された被捕獲者は「おぞましいポケモンに追われていて隠れたが、いつ見つかるかと震えていた」「昔の自分に戻って、親に叱られて押入れに閉じ込められていた」「サマヨールに吸い込まれて、いつ消えるかと半狂乱になっていた」など、強く具体的な恐怖感や不安感に苛まれます。

また、被捕獲者は外部的にはデータとして観測され、既知のいずれの携帯獣とも異なるデータパターンを示します。このデータパターンは既存のインターフェースで読み取ることはできませんが、携帯獣向けにフォーマットされていない記録メディアに移動することが可能です。

上記の異常な性質により、アイテム#132106が犯罪に使用される恐れありとして、管理局は警戒レベルを最大の「5」(最大限の警戒が必要)に設定しました。

Supplementary Items:
本案件に付帯するアイテムはありません。



2本目。つい。


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