【026】my princess 作:辰砂

 ☆16 ☆☆12 ☆☆☆2 =46


☆☆
 テーマはタマゴと思われる。誤字脱字誤用及び話の流れに不自然な点は見当たらなかった(5/16時点)。しかしテーマのタマゴがそこまで活用されていない。以上の点から☆☆とした。これは評価と関係ないが、クチートは教え技でのみ「いたみわけ」を覚える。タマゴ技ではない。この辺りの基本的な下調べをもう少ししてほしい。
あつあつおでん

(自由感想)
・ニックネーム「姫」
・マミった。
・エロい。
りえ大統領


 グッと来た文【後ろの顎をこちらに向けたままちぃがしばらく動かないので、どうしたのだろうと様子を伺うと、指にはめた小さな指輪を嬉しそうにずっと眺めていた。】こ、これがヤンデレ……というやつですかね? いや、もしくはツンデレかな?(ドキドキ)とにかくデレているとき(指輪をもらったときの)ちぃちゃんにときめきました。それと、ちぃちゃんの痛み分けにもトキメキました。主人の怪我を直したいというのもあると思いますが、『得意げな笑顔』から、『お揃いだね♪』とかちぃちゃんなら言いそうかなぁ……と思ったり。(ドキドキ)もちろん野生との出逢いもそうですが、タマゴからの付き合いというのも奥が深いなぁ……と感じました。まぁ、愛情が深い分、しっぺ返しされるときは結構痛い目を見そうですよね。二十針とか。(汗)
 しかもこれで手加減というのだから、すごい。(汗……今回以外もちぃちゃんのトレーナーさんはケガをしたことってあったのですかね?二十針程ではないとは思いますが、喧嘩したこともあるとありましたので。(ドキドキ)
巳佑


 クチートの可愛さに思わず命がけのポッキーゲームを挑んでしまいそう。
カレー屋さん


 クチ―トの可愛さがよくでている話でほのぼのとしたいい話だったが、今回の作品群の中でいまいちインパクトに欠けている。一つの作品としてまとまっているが会話が多いので、濃厚に描写する場面(クチートにプレゼントを渡す心理など)もう少し情景描写や主人公の心理描写を増やして、感情が表現した方がいい。
西条流月

☆☆
 心温まるおはなしでした。やっぱりトレーナーとポケモンが関わる話はいいなあと思いました。


 コミカルな流れの割には、途中の経緯が物騒すぎる……!はかいこうせん、危ない危ない!クチートに噛まれたら痛い痛い!マイプリンセスはお転婆を既に超越しています。笑というわけで、私がこの作品に抱いた気持ちは、「物騒」です。あぁ、ちぃめ、めんどくさいヤツだぜまったく。
乃響じゅん。

☆☆
 クチートが可愛かったです。二十針も縫ったのに息を切らして走る主人公だったり、目尻をホエルオーにするジョーイさんにびっくりしました。「目くじら」はたぶん目尻のことであって「鯨」とは何の関係もないと思いますよ。



お題:タマゴ(誕生日)
 まず一番に、ちぃちゃんのパワフルさに脱帽させられた作品。寂しがりで甘えん坊ってなんて恐ろしい子……!タマゴから孵って一年後というテーマだと、ちょっとお題が弱いかなと感じます。あと、ところどころ算用数字が混ざっている点が気になりました。
レイニー


 クチートに噛まれるショートストーリー。
 それを幸せと見るかは人それぞれでしょうが……(待)シンプルな内容に、時折出てくる小洒落た表現。
 軽妙なオチも付きで、この手の作品の見本みたいな一作です。誤字もありましたが、それで内容が翳る訳でも無し。
 ただ、如何に持ち主の意思があろうとも、起こった事故自体は到底看過出来ないレベルですので、その辺はちょっと違和感がありました。……後、主人公の傷について。
 普通二十針も縫う大怪我だと、失神するなり出血多量で貧血を起こすなりして、到底走って動き回るような真似は出来ないと思います。命の危険が迫るような切羽詰った場面ならともかく、この状況で息を切らして走れる人間が、果たしてどれだけいるのやら……? 流石にこれは、ちょっと無理があるかと……(汗)
クーウィ


一読目:なんだこのポケモン版リア充もどき。とにかくクチートのちぃの可愛さっぷりを出したいのか暴れっぷりを出したいのかどっちだ。どっちでもいいけど。けどプレゼント指輪ってお前・・、結婚でもする気か。大体母親がクチートと知っているのなら大顎が卵の中から出てくることだって予想で来たんじゃないのか。どうでもいいか。
二読目:なんつーか、結局これはなんなんだ。正直、タマゴのくだりちょびっとしかなくねぇ?テーマに沿ってんのかなこれ。ひたすらクチートかわいいけど。誕生日プレゼント買いに行ったのが…って暴走予想できとったんなら対策の一つでも打つべきじゃないのか。あと全然めでたくないと思うぞ。そして結局他のポケモンいないのかい。せめて別のポケモンがなだめるか何かしてくれたらよかったんだけどなー…と、ジョーイさんも思ったに違いない。
三から八読目:今思ったが破壊光線やら噛み砕くが使える物騒なクチート一匹でよく旅ができるなこの青年。それだけ強ければ問題ないってことなのか?
九から十読目:なんか、書いた方の俺得感満載の作品でした。素晴らしいよ、ここまで俺得を貫くのは。ただ、個人的に言っちまえば『クチートかわいいけどだからどうした』話に見える。☆1つ。
音色

☆☆
> 血飛沫が、綺麗に飛んだ。 のシーンで、一瞬、惨劇を想像してこの後ダークな話になるのかと思ってしまった;(^^;)ひー!クチート可愛いよクチート!(≧▽≦)ちぃの暴れっぷりといいコネタといい(痛み分けの使い方うまい!)オチといい、きわめて可愛らしい逸品。ステキ!
サトチ

☆☆
 ちぃかわええええ! クチート一匹ください。……いや、噛まれたら怖いか。 ところでクチートって痛み分け覚えるんですね、初めて知りました。その使い方も上手い。 オチもドラマもしっかりあって、十分満足しました。まさにプリンセス。 いかにもマサポケらしい作品かなと思いました。
 ただどう考えてもタマゴ要素が弱いような。タマゴなくても問題なかったと言われても仕方の無い気がします。
>……とは言っても俺の人生の中じゃ一番出血が激しかったが、二十針ほどの怪我で終わった。彼女なりに手加減はしてくれたようだ。
 え、えええ!? ちぃめっさ殺す気まんまんですがな! 二十針縫う怪我って骨が見えるレベルの大怪我です。まあたしかに骨砕けるなら手加減してくれてるでしょうが、大出血は避けられないんじゃないでしょうか。もちろんこんな状態で街を走るだなんていくらなんでも厳しいような。
 余談ですがこれ携帯でかかれました? !!や!?が一般的な携帯の予測変換なのでふと。
とにかく指輪代、修理費、治療費と相当かかった主人公がお気の毒で仕方ない(笑)
でりでり


 恥ずかしいのか何なのか、途中で茶化すどうしようもない作品。
 小さいころから一緒なのは、まあ、そうなのだろうけれども、誕生日にリングをプレゼントするほどの親密なエピソードはない。
 そしてテンポが悪い。緊迫した、たたみかけたいシーンに限って余計なことを言っている。三つ目の大段落、“阿鼻叫喚”のポケモンセンターでジョーイさんの顔が引きつったところで、どうしてモンスターボールを買い占めるようなエピソードが挟まれるのか。緊張が解けて面白くもなんともない。 四つ目の意味段落。“目ホエルオー”とは、またどうしようもないギャグを、よくもここに出したものだ。血飛沫が飛び、これからどうなるんだと読者が注視する次のシーンに、(……これはどういう意味だろう……)と考えさせるような表現。どう考えても失敗である。 最後に、肝心の指輪について。“人の指には入らないだろう”とあるからには、それは「指輪」として売られている商品ではないだろう。その小さな指輪は、何かを代用したはずだ。何を購入して、プリンセスのための指輪としたのか。その「見立て」の捻りこそがプレゼントの醍醐味だろうに、“小さな小さな指輪。”と断じて終了。 自分たちしか見えないのは幸せなことで大変結構だが、他人は理解できない。それを理解できるように書くから小説なのだ。
渡邉健太

☆☆☆
<作品情報>
テーマ種別 →タマゴ
作品タグ →【物理的なタマゴ】【ジェラシー】【かわいい】【恋愛】
ポケットモンスターシリーズの二次創作としての意義 →クチートの性質及び魅力を十分生かした作品。まったく問題ないレベル。
テーマの消化度合い →「タマゴによる技の遺伝」という説得力ある生かし方。問題なし。
<講評>
 クチートの愛らしさとちょっと怖いところを存分に生かした、まさに「ポケットモンスターの二次創作」と呼ぶに相応しい作品でした。主人公の少年の行動にジェラシーを燃やし、一暴れした後に真実を知って仲直り。ストーリー、特に恋愛物の作品としてはある意味王道を突っ走っていますが、プロットとクチートのキャラクター性がぴたりと噛み合っており、違和感はまったくありません。
 テーマの消化も抜かりありません。作中、クチートのちぃが主人公のケガを「いたみわけ」で癒すシーンがあり、そこで主人公が「……そういや母さんのクチート、痛み分け覚えてたよな……」と一言だけ呟きます。この一言で、読者は「ちぃは、母親のクチートから『いたみわけ』を遺伝で受け継いだのか」と気付くことになります。序盤で「ちぃが誕生するときに怖い思いをした」というところでテーマの消化が終わったものだと読者が油断したタイミングで、再度「遺伝わざ」というアプローチでテーマを消化しにかかっているのです。「ポケットモンスター」のタマゴには、わざマシンで学習させた技や教えてもらった技(今回はこれに該当しますね)、そして通常のレベルアップでは習得できない技を「遺伝」という形で生まれてくるポケモンに覚えさせることができるという大きな特徴がありますが、「my princess」はこれを実にうまく使っています。個人的に、ここにすごくぐっと来ました。 話の最後にきっちり微笑ましいオチもつけて、もはや何も言うことはありません。どうしても忘れがちな、しかし本来とても重要な「ゲームシステム」をストーリーにうまく織り込む手腕に頭が下がる思いです。私も思わずクチートで一本書きたくなる作品でした。今後の更なるご活躍に期待しております。
586

☆☆
 キャラ小説である。別に悪い意味で言っているのではなくクチート萌えを一人でも増やせたなら作者の勝ちである。順位とかそういうのに関係なくそういう小説である。ちなみに審査会で586氏がクチート萌えに変貌していたことをここに証言しておこう。作者の勝利が確定した瞬間である。
 しかしポケモン、人間に関わらず嫉妬深い乙女は怖い。主人公に彼女できたら彼女殺されちゃうぞこれ(笑)。願わくば彼らの今後のために精神的に成長して欲しいですね。一匹だけだから相当レベルが上がってると思われる。はかいこうせんまで覚えちゃって、おお怖い。しかし、はかいこうせんって技マシン技だよね? まさかちぃがねだったのだろうか……w
 余談だが、この話を読んで、ポケモンセンター破壊等の急な出費の時のためのポケモントレーナー保険とかってありそうだなぁって思った。
お題:タマゴ
タグ:一人称、クチート、ツンデレ、生傷が絶えない、ポケモン飼うのは命がけ
地方:不明
死亡:なし
No.017








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