マサラのポケモン図書館 カフェラウンジ2F(長めの作品用)
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  [No.1172] プロローグ ある街のはじっこで 投稿者:こまめ   投稿日:2014/03/22(Sat) 06:58:32   25clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

「リーダー・・・まだ選ばれないのかなあ。」
闇に沈んだ部屋の中で。
あるサンダースが口を開いた。
窓際に腰かけ、空を眺めている。
窓は開け放たれていて、外の様子がよくわかった。
本来星があるべき場所に重たいどっしりとした雲が集会をひらいている。
「さあ。でも、来たってどうせ無駄だろ。」
答えたのはブースター。
炎色の体は、闇の中でも目立っている。
「そうだよ。どーせこの世界は侵略されるし。うっわ侵略とかマジうけるんですけど!」
高い声で会話に加わったのはニンフィア。
いかにも場違いな言葉遣いに、ブースターが顔をしかめた。
「シャティアンはまた来なかったし・・・。」
そんなのはお構いなしに、サンダースは言った。
どうやら日常茶飯事らしい。
その言葉に、三匹は少し黙った。
三匹のすぐそばを、冷たい風が通り過ぎていく。
雲が、ほんの少しだけ、うごいた。
だが、大きな集まりだったので肉眼ではよくわからない。
サンダースは身震いした後、窓を静かに閉めた。


僕のすぐそばを、冷たい風が通り過ぎていく。
雲が、ほんの少しだけ、うごいた。
だが、大きな集まりだったので肉眼ではよくわからない
「今日は悪い天気だな・・・。」
僕は小さくつぶやいた。
実際は、「今日」だけではない。
昨日だって一昨日だって・・・とにかくずっと前から、こんな天気なのだ。
その理由は、信じてもらえないだろうけど。
悪魔たちが住み着いているからだ。
悪、ゴーストタイプのポケモンが集まってできた、政府反抗組織。
またの名を、世界侵略者・・・。
まあ、世間では世界侵略者(笑)とか言われてるけど。
そんなこと言っても、まだそいつらがおいはらわれていないのは、それはとても簡単なことだ。
一言で言うと、強いのだ。
政府の軍隊よりも、ずっと。
つまり無理。倒すのは無理。
そして、このことを考えるたびに、僕は思うのだ。
小さいころテレビで見た、ヒーローが助けにきてくれるんじゃないかと・・・。


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