【010】お返事は愛の言葉 作:小春月
☆=22 ☆☆=12 ☆☆☆=4 合計=58

☆(teko)
☆(匿名)
☆(久方小風夜)
☆(西条流月)
☆(朱雀)
☆(SB)
☆(リナ)
☆(逆行)
☆(砂糖水)

☆笑わせてもらいました。うっかりやさんに何故頼んだ。(きとかげ)
☆丸ごとの物語でなく、ほんの出だしでしかない。続きの展開を考えて完成させてほしい。(サトチ)


エネコロロや桜の便箋で、女の子のものと間違われるような丸文字の手紙が彼女に届かなくてよかったね。がんばりましょう:☆
(渡邉健太)



 グッと来た文【「おまえは、どこに手紙を届けたんだぁぁッ!」】
 最初は青年の初々しい恋心から始まり、デリバードが青年の大好きな女の子に手紙を贈って……ここからどんなロマンスが始まるかと思いきや、まさかのオチ。(笑)
 デリバードが青年に送ったハプニングに思わず笑いました。青年にとっては笑いごとではないと思われますが。(苦笑)
 それにしても青年よ……手紙にちゃんと自分の名前と、相手の名前を書いたか? それさえなければマサヒロさんも誤解はしなかったはず……あれ、もしかして自分の名前は書いたけど相手の子の名前を書き忘れていたという場合は……(まぁ、青年が女の子みたいな名前かもしれない可能性はあるかもしれませんが)これはマサヒロさんがマジで青年のことが好きになったということには(以下略)
 
 ……青年にとって、ここからが色々と大変かもしれませんね。(苦笑)
(巳佑)


誤字があった。それに助詞やその他言葉の使い方にも少なくない誤りがあった。ストーリーコンテストだからあまり気にしないことにするが、次は気をつけてほしい。読み返せばすぐに見つかるはずなので、あえて挙げることはしない。
ストーリーに関しては短いながらも起承転結はしっかりしていて、オチでちゃんと締めているのも好感が持てる。
この作品は文字数が少なく、客観的判断をするまでの情報量が不足しているため、判断基準はラストをおもしろいと思うか否かになるだろう。
私はおもしろいと思った。なるほど、デリバード、お前何しやがった。
しかしあまりにもさらっとしすぎている。
あのラストを持ってくるなら、それまでの過程をもっと書き込んで、ラストでの突き落とす様なおもしろさをもっと笑えるものにできたはずだ。
それをあえてしなかった理由は放棄なのか、あるいはこれで完璧だと思ったのか。
私はまだ足りないと思った。
次回に期待します。
(鶏)


なんだッてんだよー!

 そうか、そしてペラップは公式大会への出場を停止させられてしまったのだな……とおもいました。
 オチはどこだと血眼になって読み返したところ、お話自体がオチだということに気がついた。デリバードったらうっかりやさんなんだから……。
 テンポのいい文章に、せっかくなのでもうちょっとおもしろおかしく展開してくれたらよかったのに! と思わざるを得ませんでした。とりあえず彼の熱意に合掌。
(CoCo)


これはひどい
 いや、いい意味で(笑)
 なんというか、青年。そっちの道も、あるんやで?
 直接話とは関係ないんですが、100字ぴったりならまだしもまさかの1000字とは!
 ……狙いました?
(でりでり)


ひっじょーに惜しいですね。
オチつきの面白い話を、笑いながらされたもんだから聞いてる側はちっとも面白くない、という感覚に似たものを味わいました。
ペラップ以降の文章は主人公のセリフを一切失くして、動きの描写に徹したら多分じわじわとラストの一言に向けて盛り上げていけたかも。
それから、「お前は手紙をどこに届けたんだぁぁーっ!」の方がいい気がするのは僕だけかな。
漫談にも似た緩急の付け方が必要です。
(乃響じゅん。)


>控えめで目立たないけど、俺にとってはサーナイトの色気よりもドレディアの愛らしさにも勝る。
 サーナイトの色気よりも → サーナイトの色気にも
>募り積もったものは、いささか不器用すぎる恋心と下記損じの便せんのみ。
 募り積もったものは → 積もり積もったものは
>ペラップは野太い男声で、ご丁寧にも大きな声で、ひたすた愛の言葉を叫ぶのだ。
 ひたすた → ひたすら
(門森 輝)


ジャスト1000文字! 狙ったのかたまたまなのか、どちらにしろ見ていて気持ちのいい数字です。
それはさておき、今回の中で短い方の部類に入りますね。文字数が少ないからと言ってすべてが内容の薄い話であるわけではないと思います。この小説も、起:彼女に手紙を出そうと決意する。承:デリバードに手紙を託すが反応がない。転:なぜかペラップがやってきた。結:ふなのりから愛の告白を受ける。と、起承転結ができています。
ただ、気になったのは、主人公は手紙を書こうと思い立ち、紙が足りなくなると文具店に駆け込むほどの人なのに、半年間何のアクションも起こさず返事を待っていたことに疑問を持ちました。せっかちな人であれば、そんなに待てないと思います。それとこの量なので、誤字はないようにしましょう。
(穂風奏)


送るというテーマのせいか、デリバードの使用率が半端じゃないですね。
さて、純粋な青春を生きる男の子の恋心と、それを華麗かつ見事に踏みにじってしまったデリバード。ショートショートとしてきちんと構成もまとまっており、オチもよくできていたと思います。マサヒロさんパネェ……
(リング)


ゲーム中でペラップの鳴き声は自分の声にできる、という機能があるのをうまく生かしてきたと思う。おへんじの気持ち悪さが最高です。
主人公は緊張してて、名前を書き忘れたのだろうか? デリバードが誤配しなくても、どっちにしろ詰むじゃんこれ(笑)。ペラップが名前無しに主人公の家に到達できたのは、デリバードから家の位置を聞いたということで、説明できそうだけど(あるいは住所だけ書いていた?)、読者が少し考えると「んん??」ってなる可能性はあると思う。「よおし、こっちの住所があってるか確認したぞ!」とか文中でフォローを入れてみるのもよかったかもしれない。
主人公の運命やいかに。余談ですがペリッパーがほも大好きな友人にしか見えないです。
【タグ】郵便事故、デリバード、ペラップ、アッーーー!
【お題解釈】手紙を送る
(No.017)

☆☆(アポロ11)
☆☆(匿名)
☆☆(クロトカゲ)
☆☆(匿名)

☆☆
1000字ぴったり、ギャグをこの字数で収めてしまっているのは驚きですが、やっぱり字数不足ですかね…。『手紙を書こうと思い立った』前のいきさつとかが欲しかったです。ギャグ調の語りと、いい感じの比喩は絶妙でした。『控えめで目立たないけど、俺にとってはサーナイトの色気よりもドレディアの愛らしさにも勝る。』この文、一番好きですww
(銀波オルカ)

☆☆
貴方は手紙を出す時に名前を書かないのか。
それともかなり中性的なお名前なのか。
うっかりやなデリバードだけが悪く無いない。
主人公もかなり悪いだろこれは!
絶対名前かいてないだろ主人公。そうでなければマサヒロさんも間違えてると言えるだろうしな!
そして誤りなのにペラップはよく主人公のところに帰ってこれたな。これももしかしたらペラップの誤りなのか?
似た状況が二つ続いた奇跡。
(きとら)

☆☆
・これも笑った
・しかしギャグ色は強めだがきんのたまおじさんには負ける
・誰かやると思った恋文ネタ
・自分のポケモンが不安なら自分で出しに行けよ
(音色)

☆☆
こういうドタバタの行き違い、ポケモン世界では日常茶飯事の予感がします。タイトルからロマンティックな内容を想像したのですがいい意味で裏切られました。
うっかりやのデリバートといい、愛の言葉を紡ぐペラップといい、鳥ポケモンの可愛さがたまりません。
(レイコ)

☆☆
短いながらも最後でウッと悶えさせる展開御馳走様です。今回はデリバードを使った小説がちらほらありますが、だいたいが心が温まるものの中、これはその反対を行ったナイスな作品ですな!送/贈が決して誰かに幸せを与えるものだけなのではない、逆もあり得るぞ、とギャグながらもちょっと考えてしまった物語でした。デリバードェ…
(tac-ティス)

☆☆
「ポケモンの種族ごとの個性」がよく活かされた小説だったと思います。「デリバードのおとどけもの」という展開はよく見かけますが、「愛をつむぐペラップ」というのは真新しく目に映りました。人間の言葉を真似できるペラップに、恥ずかしくて伝えられない言葉を伝えにいってもらう。手渡すのはどうにも恥ずかしくてデリバードに届けてもらったラブレターに、そんな風に愛の言葉が返ってきたらステキですよね……。ポケモンらしさがすごくにじみ出た小説でした。「お返事は愛の言葉」というタイトルも、噛みしめれば噛みしめるほどよく似合ったタイトルのように思えます。
 しかしそれで終わらないのがこの小説のインパクト。ペラップが窓を開けて入ってきたときに「もしや、恥ずかしがった彼女が託した言葉では……!」と思考が先走り、「なるほどそれで『お返事は愛の言葉』!」などとほわーんとしていたところで現れるまさかのマサヒロさんの存在。脳裏に蘇るふなのりのセーラー服と体躯、そして「濃密な愛の言葉」。
 ……私のときめきを今すぐ返してください!(笑)
 あと、デリバードに昼寝ってとっても合いますよね。作者さんはデリバードを書き慣れている方でしょうか?

 私もポケモンらしさをもっとあふれさせたおはなしが書きたいな、と思わせてくれた一作でした。
 最後に一言だけ、「おまえは、どこに手紙を届けたんだぁぁッ!」(笑)
(小樽ミオ)

☆☆
読了後、思わずニヤリ。傍から見れば笑い話ですが、これ当事者達は笑えない状況だよなあ……と思いつつ、読み返してやっぱり笑ってしまいました。うっかりデリバード、ナイス失敗! お話がきっかり千字に纏まっているのも凄いです。
ただ、千字に収めようとして、或いは主人公の焦りを表現してか、ぺラップが喋り始める所から文章が短くなってテンポが崩れてしまっているような気がします。引っかかるというほどではないのですが、読む度になんとなく気になってしまいました。
☆2を付けさせて頂きましたが、個人的にはかなり好きな作品でした。
(ラクダ)

☆☆
 9番に続き、連続でギャグ。……欲情系と言いギャグと言い、今回は妙に同じような系列の作品が固まる(苦笑)
 ただしこちらは、単純明快。練られたストーリーも凝った展開も無く、良くある単純至極なカラクリで、何気ない日常に訪れた、罪も無い(罪深い?)アクシデントが描かれているだけ。
 でも自分は、こう言う方が好きですね! 短いながらも軽妙な文章には小洒落た比喩表現がふんだんにあり、特に身構えずに読んでも十二分に楽しむ事が出来ます。最後の締めも格段珍しいものではありませんが、そこに至るまでの過程はとても上手く纏められており、十分な余韻を残して終わる事が出来ました。

 地味だけれども、肩も凝らずどんなところでも通用する良作だと思います。
(クーウィ)

☆☆☆(匿名)

☆☆☆
うっかりやのデリバードかわええです。(海星)

☆☆☆
これはUGM作者として言いたい。完敗です。
正直、シリアスな作品群の中にギャグ作品を放り込みたいと思って、UGM書き始めました。しかし明後日な方向の発想と単純に技量のなさのせいで、ストレートなギャグが書けなかった。結果、シュールとかギャグとかホラーとかいろいろ入り混じった迷作(まさに迷う作品)ができた。そして、これを投稿した直後送られてきた作品がこれ(しかもアップ時期は同時)。これはもう、読んだ瞬間、敗北宣言を出すしかなかった。
しかも1000字という短さでしっかり成立させ、かつお題の使い方も綺麗。もう私どうしたらいいんでしょう←
(レイニー)

☆☆☆
トレーナーにおつかいを頼まれた。クラスのマドンナとかそういう子にラブレターを渡してこい、とのこと。
こういうのぐらい直接言いなさいよ。……まあ、メールではなかっただけ評価するわ。あ、メアド知らないのか……。
こういうのは手馴れてない男の子がやってしまいがちなのよねー。
告白なんてただの最終確認なのに、無敵の必殺飛び道具だと勘違いして使う→気持ち悪がられるor怖がられるorネタにされる。
いきなりそんなこと言われたらどんなイケメンだって百年の恋だってオワコンよオワコン。

ナントカちゃん(ごめん興味なかった)の家の前に降りる。空寒い。
おとなしそうな子。……ああいう子がこういう飛び道具系のラブレターもらうと、友達たちが激怒するのよね。
ふられたうえに女子に“準変質者扱い”か。いくらアホでもかわいそうね……。
あ、こいつラブレターに差出人もあて名も無記名でやんの。マジアホ。

そのとき私は閃いた。
そうだ、このラブレターをほかの人に渡せば、アホはフラれず、“準変質者扱い”されない。
このままだと、アホがいじめられてしまう。

捨てるのは忍びない。誰に渡そうかしら。ママやパパはだめね。人間の友達なんかわたしに居ないし。
よちよち歩いて、てきとうなアパートの前で三角座りして考える。どうしようかしら。
こんな時に友達いないのが堪えるなんて。しょんぼりしすぎて涙が出そうだ。

「あ、珍しい」

知らないおっさんが居た。わたしはゲットできないのよと思うけど、しょんぼりしすぎてどうでもよくなる。
どうしよう。アホがいじめられてしまう……。

「泣かないで、デリバードちゃん」

おっさんがおやつくれた。メルティキッス好き。ぺろぺろする。ちょっとだけうれしい。ちょっとだけだけど。あっ。そうだ。
手紙を渡した。読まれた。ほも? ほもなの? ほもきたの? ほもくるの?

「君の飼い主は男の子かい? 女の子かい?」男の子のところで頭をぶんぶん振る。
ほもキタァァァァァァァ
ほもマジキタワァァァァァァァ
おっさんは「僕は男の子とお付き合いがしたいんだよ」とわたしの頭をなでなでしながら、るんるんしていた。
えへへ。いいことしたな。
ラブレターを本来の宛先以外に渡すのは捨てるよりも悪いけど
そんなことはどうでもよろしい
なぜなら、ほもが見られる。
ほも見たい。
ほも見たい。
ほもだいすき。

『山月記』、『こころ』、『舞姫』。教科書最高。
パパの書斎からこっそり持ってきた、『ブロークバックマウンテン』『ダークナイト』『明日に向かって撃て』は最高だったわ。
男の人が二人でいると、なんか、胸のあたりが暖かくなって、とっても優しい気持ちになれるの。
はやくほもが来ないかな。
やっぱりおじさん×ご主人よね。

ペラップの声が聞こえた気がした。

(りえ)






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