【025】風の便り 作:SB ☆=11 ☆☆=18 ☆☆☆=9 合計=74 ☆(リナ) ☆(teko) ☆(久方小風夜) ☆(朱雀) ☆(アポロ11) ☆ 男の子の話から女の子の話に変わった時が何が起きてるのか解らなかった。 話の流れを変えてみたらどうだろうか (きとら) ☆ 何となく遺産相続の下りがはっきりとしないと感じました。読者も少女と同様に難しいことはわからない状況に置かれますが、自分でも覚えていないくらい幼いころから遺産相続争いに巻き込まれていて、それを厄介には思っているが、金は欲しい。それを果たすためにはもう自分には部屋に閉じこもることしかできず、何もできないという諦めでしょうか?だったらお金に対する考えとか、ここにいれば出られないけど不自由せず暮らせるとか、そういうことの描写がもう少しあればよかったかなと感じます。 また、せっかく二人主人公を出したのだから、ラストは少年の視点もあればよかったかなと感じました。少年の方が投げっぱなしで終わってしまっているような印象を受けたので。 (レイニー) ☆ ようやく22〜24の流れがスイッチ出来た位置ですが、26と順番が逆ならばなおさら良かった! さておき。ワタッコのあの手はものを掴めるんだ! そんなイメージが無かったので可愛いなと思いました。 とにかく無駄がないですね。 しかし女の子の最初の日記の意味はなんだったのか、分かりませんでした。 あと空白に頼りすぎです。個人的にこうした視覚的演出は描写をせずにそれに頼ろうとしているように感じてしまい、どうも好きになれなくて……。 (でりでり) ☆ ・ワタッコが繋ぐ二つの話、だとおもう ・俺の主観だけど、何も残らないというか、引っ掛からなかった。お話の中身とか、シーンとか。びっくりするほど何も残らなかった ・だから、印象がないから面白いともおもわなかった (音色) ☆ ワタッコを通して二人の物語が通じ合っていく。 「ぼく」の物語は、旅情たっぷりで良かったです。食欲旺盛なちょっと変わったワタッコとの、ちょっとした出会いが丁寧に描かれていると思います。が、「私」の物語とは違い問題→解決の流れを持たないため、物語の存在感が薄くなってしまっているのは否めません。 「私」の物語も曲者ですね。冒頭部を読んでも、話が何処に転ぶかが分からないのが辛いです。 1:生まれた順番が大事だ、という話は内容に関係があるのか。 2:何故「私」は強引にでも旅に出ようとしなかったのか(性格が元お転婆な上、方向感覚に長けている自覚があるから、それくらいしてもおかしくは無い気もします)。 3:遺産相続の配分の上で「私」の存在が邪魔なら、旅をさせるという体で家から閉め出した方が手っ取り早いのではないか。 ぱっと読んだだけでも、これだけの疑問点が浮かびます。閉じ込めていた理由が欲しいです。 疑問点1については、冒頭の一文に、嫌いな場所の話を持ってくると解決できそうです。決められたレールに乗るしかない自分の人生に辟易している、という大筋が分かり、読む側が非常に楽になります。 疑問点2、3については、もう一度考え直してみて下さい。 (乃響じゅん。) ☆☆(ラクダ) ☆☆(逆行) ☆☆(匿名) ☆☆(匿名) ☆☆(匿名) ☆☆(サトチ) ☆☆ ワタッコの気ままな旅と、ワタッコに託された花と花言葉を上手くからめて、美しく仕上がった物語だと思います。 ポケモン世界ということを差し引いても11歳という年齢で親元から旅立つための方があるというのは少々違和感があり、しいていうなればもう少し主人公の年齢層を高めにしておいてもよかったと思います。 しかしながら、そういった違和感を考慮しても、読後感のさわやかさを提供してくれる作品でした。 (リング) ☆☆ 主人公2人!前編と後編でストーリーを分けて最後に合流するって最高じゃないですかー!!しかも同じワタッコと出会い、意図せず花でメッセージを送っている…だと…!?なんという偶然の贈り物!文章もよい感じに間開け、段落分け、場面分けされてるし読みやすかったです。御馳走様! (tac-ティス) ☆☆ 何気ない出会いが思いがけないところに繋がってたりする。そういうの好きです。 (きとかげ) ☆☆ 途中で場面が突然変わり、どうなるかと思いましたが、見事最後は二つの話が結びついていました。読んでよかったと思えた作品でした。 10,000文字の中に書きたいことをいっぱいに表現していると感じました。いくつか、読みにくい箇所(逆説の接続詞が続くなど)があったので、言い回しを変えるとよりよくなると思います。 (穂風奏) ☆☆ >紫色の花をたくさん咲かせた水葵を、ワタッコ右腕の綿毛に挿してやった。 >そう言ってワタッコ右手の花を抜き取ろうとすると、ワタッコはまたしても嫌がった。 ワタッコ → ワタッコの >それに、あの文章を見た時の2番目お母さんの顔が怖かった。 2番目 → 2番目の >本物のお母さんは、何度もわたしとミーを山登りにつれてくれた。 つれてくれた → つれてってくれた もしくは つれていってくれた >なんとなく意味は分かっていたんだけれど、気付かないふりをしておいた。無視しきれないことは分かっていた。 分かる は少女のパートの中では他は わかる となってますので統一した方が良いかと思われます >そういって、紙袋から分厚い紙束を出した。 >そういって紫苑の花を左手に挿してやる。 いう は他の箇所では 言う となってますので統一した方が良いかと思われます >結局その日の夜に、ワタッコは旅だった。 旅だつ は他の箇所では 旅立つ となってますので統一した方が良いかと思われます >「でも、私は、ここの家庭教師になったことは正しいことだと思ってるし、 ここに 「 は不要だと思われます >ジムに行く前の一種の試練みたいなものかなと思う、 、 → 。 (門森 輝) ☆☆ 秀悦なタイトルだと思いますが、突然違うもう一人の主人公を出されると、なんとなくオチが分かってしまいました。つなげ方にもうちょっと改善の余地があるのではないでしょうか。安定のデリバード、鳥ポケモン率の中、ワタッコを使った発想が素敵です。 (銀波オルカ) ☆☆ *先生すてき *>ごめんね、ミー。でも、こう言う名前の付け方してる人ってきっとたくさんいるよ。アチャモにぴよこって名づけた結果があれだよ! *ワタッコがかわいらしい上に素敵なアクセンツ! まったくもう! *たくさん感想書きたかったのですが間に合わないのでパス! (CoCo) ☆☆ グッと来た文【「水葵の花言葉は『前途洋々』。前途洋々をもらって、良き便りを返信。悪くないでしょう?」】 前置き:これにニックネームをつけるとしたら、ふわふわディスティニーとかいかがでし(以下略&すいません) ワタッコが運んでくれた縁にドキドキしました。 少年がワタッコにご飯を食べさせてなかった上に、水葵をあげてなかったらこうならなかったし……そして少女の先生がワタッコにあげた紫苑の花、まさしく少年にとって良き便りになりましたね……素敵です!(ドキドキ) 後、ヒトカゲのミーとワタッコのやり取り、フシギダネのダネ(少年よ……フシギバナはバナーと鳴くぞ)とワタッコのやり取りが可愛いくて和んだりしました。 さてさて、ワタッコが運んでくれた不思議な縁で出逢った少年少女の旅はこれからどうなっていくのだろうか。風に乗ってどこまでも飛んでいくワタッコのようにどこまでも一緒に旅ができますように。 (巳佑) ☆☆ 偶然が重なって生まれたストーリーという体を自然な形で描写できている。 出来すぎた物語なんかではなく、たまたまワタッコに出会い、巡り会った二人に物語の焦点を当てただけ。こういう作品にご都合主義とか、そんな言葉は不似合いだ。 面白いし、特に指摘しなければいけない部分も見当たらないが、逆に突出した部分があるかというと、そういうわけでもない。厳しい評価になるのかは分からないが、こういう作品に☆2つ付ければいいのだなと思わされた。今回のポケスコの基準になってます。風の便りを超えれば☆3つ。概ねそんな感じ。個人的なことですが、今回のポケスコが全体的に厳しめなのは、風の便りのレベルが高いためです。掲載がかかっていなければ☆3つあげていました。今回は申し訳ないです。 (鶏) ☆☆ ・文章が長い。同じ意味の文章を繰り返す癖は早めに抜いたほうがいい。読者は基本的に作者のファンではないのです。読みづらかったら読んでくれないよ。 Ex:突然実家から電話があった。別になんということはない、家で育てている水葵が満開だとか、他愛の無い話。 そんなことでいちいち電話をかけなくても、と思い苦情を呈すると、「いや、ね、ニュースもあるんだよ」と母が言う。(103文字) ↓ 突然実家から電話があった。家で育てている水葵が満開だとか、他愛の無い話。 そんなことでいちいち電話をかけなくても。「いや、ね、ニュースもあるんだよ」と母が言う。(79文字) 20パーセント文章カットしても意味が同じなのであれば、カットしていいと思うんですよ。 ・せっかく遠路はるばる来てもらったわけなのでなにか珍しいものでも見せてやりたいのだけれど、周囲には何もない。この浜と並走するアスファルトの道路はたまに駐車スペースがあるだけで一向に枝分かれする気配を見せず、道の向こう側には防風林が延々と続いている。結局夕方になって次の町に着くまで、ずっと同じような光景を見続けた。(156文字) ↓ せっかく来てもらったわけなのでなにか珍しいものでも見せてやりたいが、周囲には何もない。この浜と並走するアスファルトの道路と、防風林が延々と続いている。夕方になって次の町に着くまで、ずっと同じような光景を見続けた。(106文字) 68パーセントにしても意味がそんなに変わらないのであれば、読者の負担を減らすためにも減らした方がいいと思いますよ。 ・文章自体は描きなれているし、読まれることを意識して書いているけれど、その意識がもう一歩足りないという印象。 ・一度自分の小説を「徹底的に削る」ということをしてみるといいとおもうます。 ☆☆ (りえ) ☆☆ 話の繋がりがよく、その道具と鳴ったワタッコや花言葉の使い方が上手かった。 ただ文章がまだ拙く、改行や大段落のデザインがよくない。1分の静止は不自然で、同意ならば首を振らずに頷いてほしい。(ぶんぶんと頷くのは不自然ではない。) もうちょっと:☆☆ (渡邉健太) ☆☆ 優しさと温かさの中にも、しっかりとした実力が光る作品。これまた、指折りに好きな作品の一つです。 冒頭からずっと変わらぬ穏やかな雰囲気は、時に微笑ましく時に寂しく、またある時には柔らかさや懐かしさを伴って、読み手の感傷を刺激して来る。……兎に角、その手の精神攻撃が殊更激しかった(笑) 読み進む内に自然と口元が緩み、心が解れていく――そんな作品です。 また、雰囲気だけではなく情景描写も素晴らしかった。……ただ、こちらは終盤になるにつれ少しずつ数を減らして行き、従って少々頻度に斑があったのが残念な所。 物語が進んでいく内、だんだんお話を抜かり無く進める方に意識が行ってしまって、情景描写や比喩表現が減って行くのはそう珍しい傾向でもありません。しかし、やっぱりその辺まで心を砕けるような文章を書ければ、当然読み手の反応や印象も変わって来る筈。時間を置いて推敲する際、意識して見直すよう様に心掛けておけば、何かと便利だと思いますよ。 一方ストーリーの方は、こちらも巧みで良く練られてはいるのだけれども、前半の少年のパートと中盤の少女のパートの接合部分が少し唐突だったり、その前半部分だけでも幾つものフラグやキーを出しているにもかかわらず、それらが今一つインパクトに欠けていたりで、ちょっと味付け不足かなと感じられる部分が目立ちました。一度ざっと読んだだけでは、この作品の魅力を百パーセント理解するのは難しいかも…… 無論何度か読み返していれば、諸所に散りばめられたフラグやストーリーの時間軸にも気付き、「あ、こう言う事だったのか……!」と納得も出来るものでしょうが、やはり最初の一読で止めてしまう方も、少なからず居られる筈。それを考えたら、折角良く出来た物語なのですから、ちょっと惜しかったかもですね。 けれども、そうした部分を上手く噛み砕いて見られれば、生粋のポケモン小説としても物語としても、出色の出来である事は間違いないと思われます。 花言葉やニックネームの罠(笑)など、様々な要素が渾然一体に溶け込んだ一作。気持ちの良い作品に感謝いたします! (クーウィ) ☆☆☆(匿名) ☆☆☆(匿名) ☆☆☆(西条流月) ☆☆☆(小樽ミオ) ☆☆☆ 正反対の環境で、似たようなところを持った二人をワタッコが繋ぐ、綺麗な話でした。読み終えて満たされたような気分になりました。 (クロトカゲ) ☆☆☆ お母さん、私も同じ事思ったことありました。ワタッコかあいいです。 (海星) ☆☆☆ ワタッコの食い意地www あんまり食うと飛べなくなるよ。とにかく抜群に空気のいい作品だった。 構成がおもしろい。主人公その1の物語と主人公その2の物語、微妙に伏線があったりして、その末に二人の邂逅。テーマにも合致していて好きなタイプの話だった。 個人的な好みでいえば、最後に先生と一緒にワタッコが写ってるのと、なんで彼が知ってるんだろうというところは、狙いすぎというか、ちょっと都合いいように感じてしまった。あれ、戻って来ちゃったの? って感じがして。先生が別地方に引っ越してるならありかなと思うけど、現状じゃそういう情報はない。ワタッコは戻らずに今もどっかを飛んでいるほうが流れ的に「らしい」と思うのだがどうだろう。二人は知らないところで繋がってるくらいで十分じゃなかったのかな。お互いに気がついていないってのもロマンがあると思うよ。 せめて、『「あれ、キミもこのワタッコ知ってるの?」ダネちゃんを抱えた彼が(不思議そうに)そう聞いた。』くらいで止めた方がよい。『あれ、なんで彼がワタッコのことを知ってるんだろう?』まで言わせるとクドいという感じが(私は)した。 【タグ】ワタッコ、フシギダネ、ヒトカゲ 【お題解釈】風が送る、花を贈る (No.017) ☆☆☆ ワタッコかわいい。 それから家庭教師の先生が素敵過ぎる。 ワタッコぉぉぉ…! (砂糖水) ☆☆☆ ああ、ほのぼのしている……! ダネちゃん可愛いよダネちゃん。初代御三家みんな可愛くて好きですがダネちゃんには本当に世話になった。懐かしい。 ダネちゃんのどこがいいってまず頭の良いところですよ。方向音痴の僕をしっかり導いてくれるところですよ。ぎゅーっと抱き締めたいくらいです。 それからワタッコがものすごくいい味出してます。飄々としていた憎めない。そして忘れてはいけないのが水葵と紫苑のくだり。とても素敵で無性に嬉しくなりました。 全てがうっすらと繋がっていき、最後にふわっとまとまるところが良かったです。伏線大好きです。 (レイコ) ☆(SB) |