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吹雪の中、物凄いエネルギッシュに駆け抜けるものがかきたくて、気付いたら書き始めてから2時間で出来たクオリティ。
しかも書いたのが携帯だったので、途中で色々すっこぬけてます。
ちなみに9995字、携帯の送信ボックスの容量ギリギリでした。
ツグミとゾロアークがついたのは、誕生祭の前夜。だからどこも家族と過ごすから泊めてくれなかった。
翌日に教会に集まったのは、誕生祭当日のため。
クリスマスは意識した。
ジングルベルという一瞬ほんわかしたものを想像させておきながらの孵化廃人クオリティ。
ヨーロッパの昔ながらのクリスマスも書きたかったが、それはまたの機会にしよう。
実は、パソコンがしばらく不通だったため、代わりに投稿していただきました。その節は本当にお世話になりました。重ねてお礼申し上げます。
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つまりパソコン使えるようになったよやたー
第一印象は最悪でしたわ。
ポケモンのことなんてこれっぽっちも知らない、つい最近やっとおしめがとれたような小娘――そんな感じ。あなたはその身体には大きすぎるダッフルコートに赤い手袋を着けて、寒さで頬を真っ赤にしながら、パパに手を引かれてワタクシの住んでいた雪山のふもとにやってきましたわね。どうしてこのワタクシがあんな「へなちょこボール」で捕まってしまったのか、今思うと不思議でなりません。そのまま町まで連れられて、"晴れて"あなたの家族となったワタクシは、ずっと心の中で思い描いていた自由な未来が音を立てて崩れ落ちてしまった気がして、それはもう茫然としていましたわ。
この辺りの冬は人間には堪えるのでしょうけど、ワタクシ暑いのは苦手ですの。これ以上暖房の設定温度を上げるのは止めてくださる? 全くあなたは案の定、ポケモンについては何ひとつ知らない素人でしたわね。いくらワタクシでもかき氷だけで生活できるわけなくてよ。だからってこんな熱いコンソメスープ、飲めるわけないじゃない! チゲ鍋?! 冗談もいい加減にして。あなたのお父様がすぐに図鑑を買ってきてくれたから、ワタクシも一命を取り留めましたわ。いかにあなたの育て方が間違っていたか、お分かりになって?
それからというもの、あなたは真冬だというのに自分の部屋の暖房を切って、窓を開け放って生活してくれましたわね。ご飯もちゃんと冷ましてから持ってきてくれましたし、だんだんとワタクシの好みの味も分かってくれましたわ。
あなたは部屋の中だというのにいつものダッフルコートを着て、赤い手袋を着けて、ガタガタ震えながらワタクシの頭を撫でて「つめたい!」とはしゃいでましたわね。唇――青くなってますわ。お母様がお叱りになるのも当り前です。なにもそこまでしてなんて言ってませんわ。あなたの方が身体を壊してしまいますのに、なんて馬鹿な子。
お母様に叱られて、渋々窓を閉めるあなたを見ていたワタクシは目を疑いましたわ。お母様が部屋から出たのを見計らって、すぐにまた窓を開けてしまったのですもの。外は雪が降っていて、部屋の中にも吹き込んでいましたわ。そしてあなたはというと、叱られたせいで潤んでいる目を擦りながらワタクシの方を振り返って「あつくない?」なんて。
どうして泣いているのに、そんなにも満面の笑顔を見せますの。
あなたはいくつか冬を越えて、みるみるうちに背が伸びて、いつの間にかワタクシの方があなたを見上げるまでになりましたわ。
中学生のあなたは、時々学校の帰り道に少ないお小遣いでアイスクリームを二本買って、いつもワタクシに一本くださいましたわ。特にあの、中にあずきの入った白いアイスクリームは他のものより少し値が張るけれど、ワタクシたちの一番のお気に入りでしたから、月に一回だけと決めて楽しみにしていましたわね。今でもあの絶妙な甘さを、ワタクシの舌が覚えています。
高校生になったあなたは少しお父様やお母様に対する言葉づかいが悪くなって、化粧も覚えて、中学生の頃とはがらりと印象が変わりましたわ。勉強に恋愛、他にも色んなことに日々悩んでいるあなたの背中を見て、ワタクシはどうしていいものやら気を揉んでいた記憶があります。アイスクリームを卒業したかわりに、あなたは携帯電話の画面に毎日噛り付いていました。ワタクシとしても、あの頃はそれなりに寂しかったような気がしますわ――い、いえ、別にそんなこともなかった気がします。ええ。
高校を出てからのあなたは、自分のことでずっと迷っていました――少なくともワタクシにはそう見えましたわ。アルバイトをしながら、色々なものに手を出して、また手放して、また別のものに興味を持って、また捨てて、飽きっぽくて続かない自分の性格を嘆いていましたわね。ワタクシは何かして差し上げようにも、結局できることはそばにいることだけでした。
あれから数年が経ちました。あなたはひとつの決断をしましたわ。全くあなたらしい、今一つぱっとしない顔で。
まだ、あなたは迷っているのですか? もしそうでしたら、あまり考えすぎないのも一つの手かもしれませんわ。
なぜかって? それはもちろん、あなたが白いドレスにこうして身を包んでいるのは、あの日ワタクシがあの「へなちょこボール」で捕まってしまったのと、全く同じことだからです。
全く、ワタクシはユキメノコとして実に不自由な生き方をしてきましたわ。これも全部あなたのせいです。
この責任は、これからもずっとあなたが負っていることを決してお忘れなく。
「ねえゾーイ、あたしホントにこのままあの人と幸せになれるのかなぁ?」
そんなこと知りませんわ。全くこんな年になってもまだうだうだ言って。見てて腹が立ちますわ。
うまくいくかどうかなんて、そんなものあなたたち次第です。
どちらにせよ、ワタクシはずっとあなたのそばにいますから。
――ほら! 結婚式なんだから、もっとしゃんとなさい!
【めのこーめのこーめのこー】
無理。
無理な気がする。
俺の前――というか、ロトムの前に置かれたものを見て、俺は無謀なチャレンジャーの気分だった。
「ばあちゃん。……これ、なに?」
「冷蔵庫よ」
ばあちゃんは至極まっとうな答えを返してくれた。
そう、ロトムの前に置かれているのは冷蔵庫だ。ばあちゃん曰く、一昔前の。
「上に氷を載せて冷やすのよ」
うん。知ってる。これ、懐かしの生活展で展示されてた。
ロトムは冷蔵庫でフォルムチェンジするけど、こいつでできるのか? 無理だろ、どう考えても。というか、これは家“電”なのか。電気はどこで使うんだ。
「ばあちゃん。俺、これは無理だと思う……」
「あらぁ、でもロトムちゃんは冷蔵庫で形が変わるんでしょう? これも立派な冷蔵庫よ、だから大丈夫」
期待に充ち満ちた目で、ばあちゃんはロトムを見る。見られたロトムは助けてくれとばかりに俺を見るが、どうしてやることもできない。言い出したら聞かないひとなのだ、ばあちゃんは。
「さあロトムちゃん。頑張ってちょうだいね!」
行け、ロトム。お前も男だ。性別不明だけど。やればできる! てか、見てみたい。木製の冷蔵庫に収まったロトムの姿を。
俺も期待を込めてロトムを見つめる。ばあちゃんも期待を込めてロトムを見つめる。
逃げ道はないと悟ったのか、はたまた腹をくくったのか、ロトムがごきゅっと妙な音を立てて動いた。
ロトムの手(っぽい部分)が木製の冷蔵庫に触れた――!
☆★☆★☆★
家電じゃない家電を差し出されたらロトムはどうするか。
ふつうにフォルムチェンジできるのか、あの形状のままフォルムチェンジするのか、はたまたフォルムチェンジは無理か。
逃げ出すと見せかけてジャンピング土下座――からの
【バトンタッチ!】
「ユエさん、何か暑くありませんか、ここ」
「暖房が効きすぎているのかしら。まあ紅茶も飲んでいるしねえ…… かと言って暖房止めたらそれはそれでまた寒くなるだろうし」
「何か話でもしてくださいよ、ちょっと冷える話」
「んー…… じゃあ私が中学生の時に聞いた話でもしましょうか。私の担任は国語の先生で、大学は登山部でもあったの。その人の友達が経験した話よ」
えっと、その人はその日自分を入れた五人の仲間と一緒に登山していたんだって。かなり高い山で、上に行くに連れて天候が荒れて吹雪いてきたらしいの。皆は足元に気をつけて万全の体制で登っていたんだって。
だけどね、途中で一人の人が行方が分からなくなってしまったらしいの。この天気でしょ。山で命を落とす人ってやっぱり多いらしいわ。それで下手に探そうとしたら自分達も危ないってことで、涙を呑んで残りの四人は歩き続けたんだって。
それで、中盤あたりで小さな小屋を見つけたんだって。暖房もない、真っ暗な空間。このまま休んだり眠ってしまったらそれこそ全滅しちゃうって思って、あることをしたの。
――それは、四人が小屋のそれぞれの四隅に立って、一晩中相手の手にタッチし続けること。つまり、壁に沿って歩いて、次の隅にいる人にタッチする。そうされた人はまた壁に沿って歩いて、次の人にタッチする。
それを繰り返して、その四人は翌日無事に登山を終えて戻って来れたらしいわ。
「へー…… すごい根性ですね」
「でもそこまでヒヤリとは」
「あら、分からない?」
静かな空間に、カップを置いた音が響いた。
「よく考えて。四隅に一人ずつ。自分が相手の手に触れようとすることで、当然自分の後ろには誰もいなくなる。次の隅の人にタッチすれば、その隅には自分が来る。そう繰り返していくと、何が起きるか」
「えっと……」
Aが始めにBにタッチする。四隅を1、2、3、4と振り分けておく。1にいたAは2に行き、2にいたBは3にいたCにタッチする。Cは4にいるDにタッチして――
……あれ?
「Dは、誰にタッチするんですか」
――――――――
わざとここで終わらす。国語科の先生に聞いた話。いやー、登山部OBの話ほど恐い物はないね☆(と、場を明るくしてみる)
ちなみにまだあるけど恐いんでやめておきます
【何をしてもいいのよ】
アングラな臭いがする。
ああ、なんか都市伝説になってそうでいいなぁ。
嗅覚が無いってとこの表現がいいと思った。
それはある種の都市伝説だった。殺し屋、それもアングラ系インターネットの掲示板でだけ接触できるなどというのは、一歩間違わなくても既に厨二病などと馬鹿にされる発想である。
「……今日未明、コガネシティアオギ通りの交差点でマッハ自転車による交通事故が発生し二人が重傷を……」
殺し屋になど頼まなくても死の可能性などそこら中に転がっている。誰も気がつかないだけで。
その日その日の自分の選択が自分の運命を決めていて、生きている限り自分の手で死に繋がる糸を辿り続けているようなものだというのに。
そんなに他人を死に急がせたいのか。そんなにも他人に死を願うのか。
自分の事など一切合切棚に上げて。
「……一人に命の別状はないということですが、もう一人は現在も意識不明で……」
人間が生きているのなんてただ単に電気信号のルートがあるだけだ。思考すること、身体を動かすこと、生きていることそのものを認識すること。そのすべてに電気信号が関わっていて、例えば心臓に向かう微細電流を少し止めれば人間なんて軽く死んでしまう。
脆い。実に脆いタンパク質の塊だ。一般的生物に似通ったものという条件をつければポケモンも似たようなものだが、それにしたって脆弱に過ぎる。
「……続いてのニュースです。ヒワマキシティ在住の11歳のポケモントレーナーが、手持ちのグラエナに噛みつかれ死亡するという事件が……」
ポケモンの牙の一噛みにも、刹那の電流にも耐えられない。そのくせ、どこまでもその技の力を、殺傷力を上げるように要求して、それが通らなければ容赦無く罵倒を浴びせたり、捨ててしまったりする。人間の中でも、ポケモントレーナーというのは実に奇妙な存在だ。
自分がその鍛え上げた技の対象になったら到底生きては帰れないというのに。
ピピッと無味乾燥な電子音が、私のテレビからの声に割って入る。メールの着信。人の声は時折ヒステリックに、あるいは無意味な明るさで私の耳に障る。これくらいの電子音が丁度耳に合う。そうでないのは、ニュースを読み上げるアナウンサーの平坦な声くらいだ。
「最近は多いな」
「書き込みが多くなってねぇ」
向かいのパソコンから顔を出すポリゴンZは、ポリゴン種であるくせに私よりも生物らしい表情を持っているように思える。
それもプログラムか。予定された通りに電気信号が走り回っているだけか。それを思えば、人間の中に発生する「自然な」感情とやらも似たようなものだろう。あれも所詮、神経細胞の集合体の中を走り回る電流に過ぎない。
「サーバの6660から接続で、大体3時頃までいつも触っているらしい。一人暮らしのようだから、何か無い限りバレやしないだろう」
「了解した」
テレビから抜け出る。電子らしくない感覚は、この合間にどうも苦手になってしまった。向かいのパソコンまでの距離がやたらに遠く感じる。ポリゴンZが、無表情なはずの目にどこか心配そうな表情を浮かべているように見えた。錯覚か。それとも、お前は本当に人間らしい電気信号を持っているのか。
「行ってくる、主人」
その声の相手だけは、ポリゴンZではない。私の主人はずっとこのパソコンの前に座りっぱなしだ。預けられてばかりだった私が、腹いせに軽く電撃を浴びせたその日から、ずっと。
もうそろそろ肉が腐り落ちて骨が見えている。我々には無いが、嗅覚があったのならきっと近づきたくもない状態なのだろう。視覚的なレベルで既にそうなっているような気もするが、ほとんど無法のインターネット上にばらまかれた画像にはこれより酷いものもごまんとある。慣れたものだ。
そうして人間が簡単に死ぬことを覚えたポケモンが、簡単に死ぬ人間を殺している。少しばかりパソコンを通して電流を流してやるだけでいい。
人間の電気信号を邪魔するだけの簡単な仕事は、私の電気信号ひとつでできるのだから。
インターネットにしか居ない殺し屋は、今日も電子の海へと潜航する。
――――
お題【電気タイプ】
ロトムとポリゴンが組んだら電脳的に最強だと思うんですよ。
インターネット接触の殺し屋の話はとあるTRPGから。
【好きにして下さい】
かっこよくて美しいんだってさ!そうなの?
読み返して『そういえば』と思い出した駄目作者です。こんにちは。よかったなバクフーン!燃やすなよ!
バトルの時は外すかもしれません。
> 【紀成様へスライディング土下座】
【顔を上げてくださいな】
ありがとうございました!では!
「遅くなって申し訳ありません」
メラルバを引き取りに来たカクライは何やら包みを抱えて戻ってきた。のすのすとバクフーンがが近づいてくる動作は、進化前となんら変わらない。
視線が高くなったものの、カクライは彼の善意に笑みを浮かべて、寝入ってしまっている炎の幼虫をそっと抱きとった。
「ありがとうございます」
お礼を兼ねてなんですが、そんな風に言葉を濁しながらバクフーンに包みを渡す。
受け取った彼はそれが一体何なのだろうと恐る恐るといった様子で匂いを嗅ぎだす。
「進化のお祝いですよ」
「そんな・・わざわざありがとうございます」
美しい店長は恐縮したのか、看板息子から手を伸ばして包みを受け取ると、丁寧に包装紙をとき始めた。
「あら!」
ユエは意外そうな声を出した。
中からは朱色の鮮やかな紋様が映えるバンダナが入っている。
「丁度、ホウエンの物産展をやっておりまして。彼の邪魔にならないような装飾品はそれくらいしか思いつきませんでした」
苦笑しながらカクライが述べる言葉を、店長はそんなことはないと否定に入る。
「それでは、本日はもう遅いですから」
一礼してカクライはドアをくぐって出て行った。
次の日、彼は例のバンダナが学生たちが好き勝手にバクフーンを飾り付ける様子を見てまた苦笑を浮かべたという。
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余談 バクフーンへのプレゼントに悩み過ぎて長いこと放置してしまっていた。
【紀成様へスライディング土下座】
茶色のつぶらな瞳に、無邪気に笑う口元。 その首のふわふわな白い毛に指を絡ませれば、君は微笑んだ。
抱きしめて温もりを感じていると、君は可愛く鳴きながら甘えてくる。
君はどんな色に染まるのだろうか。
海のような青、雷のような黄色、それとも炎のような赤? 太陽のような紫や、月夜のような黒。 草木のような黄緑や、氷のような水色もいい。
どんな色に染まろうとも、私が君に注ぐ愛情は変わらない。
純粋を現したような白い毛に触れながら、私は呟く。
ーーずっと、一緒に居ようね。
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ふと思いつき、投稿しようと思い立ったら、なんとタイミングの良いことにブイズの百字があるじゃないですか。 という訳でポエム(もどき)です。 一応トレーナー目線かしら。駄文でスミマセン……
[ブイズ可愛いよブイズ]
絵がっ! 絵がっ! 絵が付いたぁっ! うひゃっほぅ!
こんなかわいい絵を付けて下さりありがとうございます! ありがとうございます! かわいいです! 下手だなんてとんでもない! 凄くかわいいです! ありがとうございます!
私の文体が好きですと……ありがとうございます! 言いたいことを無駄なくすっきりと伝えているというより長いのが書けないだけですが。
比喩は最初は青と赤と水色だけだったんですが、文字数を稼ぐ為に全部に付けてみました。緑とか黒とか割と無理矢理ですが体裁が整った気はします。
兎にも角にもブイズ大好きです。ブイズのかわいさは異常。ブイズは正義。
\イーブイ!/\シャワーズ!/\サンダース!/\ブースター!/\エーフィ!/\ブラッキー!/\リーフィア!/\グレイシア!/\ブイズ!/\ブイズ!/\ブイズ!/
そして最後にもう一度お礼をば、ありがとうございました!
【保存させて頂きました】
【ブイズかわいいよブイズ】