マサラのポケモン図書館 カフェラウンジ
このフォームからは投稿できません。
name
e-mail
url
subject
comment

[新規順タイトル表示] [ツリー表示] [新着順記事] [留意事項] [ワード検索] [過去ログ] [管理用]

  [No.2756] ネタ被りとかについていろいろ書いてみた【ここからは議論です】 投稿者:No.017   投稿日:2012/11/29(Thu) 23:38:59   130clap [■この記事に拍手する] [Tweet]
タグ:参加していいのよ】 【あとは現場のゴーヤロックさんとかに任せる】 【応募作増えろ】 【No.017 の ちょうはつ!

●「運営的視点」と「私個人の創作者としての視点」について
これらを区別しないとケンカになってしまうので、順に述べていきたいと思います。

基本的な論調としては
・運営的観点からは同意できるので一旦止める事には異論がない
・ただ作品を作り上げていくという観点からは、ネタが被る・被ったからどうこうという話には違和感がある

というお話になります。


●運営的視点に立った場合

たしかにご指摘のような事態はありえると思います。
ここはは私の配慮が足りなかった部分です。
盛り上げるつもりで書いたけれど
これで投稿を躊躇するような人が出たのだとしたら申し訳なかったと思います。
なので「運営的視点」からはごめんなさい、という事になります。

ただ、逆の可能性もあるのかなとは思いました。
これを見た結果、書いてみようかなと思う可能性です。
どっちに転ぶかは本当に見る人次第ですが……

個人的に、一旦止めるとか後になってからネタ出しするという事に関しては異論がありません。
企画の一番偉い方の決定に従おう、という話になってくると思います。
私も勢いで立ててしまったので、ミオ君に断りくらいは入れるべきでした…この点はすみません。

できるだけ作品を集めたい、投稿しやすい環境にしたいとしたときに、どういう方向をとるかと、創作者としての理想は違いますので、ここは繰り返し確認すべき点と思います。
以下は、運営とは別のところにいる私の好き放題の意見になります。



●私個人の創作者としての視点に立った場合

(すでに運営的決着は主催さんが決めることなので)この先はいわゆるネタ被りに対する議論だと思って下さい。
個人的にこれこそがカフェラウンジでやりたかった事の一つでもあるので、勝手にそういうことにします。
スレをめぐるやりとりをきっかけに「アイディア・ネタは小説の価値をどこまで左右するのか、小説の価値はどこにあるのか」みたいな話が出来るんじゃないかなぁと思ったので、あえてふっかけるというか、私が書いてみたかったので書く感じです。


私は正直なところ、小説のネタを自分で思いつく事にそんなに価値はないと思っています。
創作者同士なら違うかも知れませんが、読者はおもしろいのが読めればいい。アイディアを017が出したか、作者が思いついたかは気にしない。何を気にするかというと実際に読んでおもしろかったか、共感したか、感動したかではないでしょうか。

私は小説を書く為にネタは「仕入れて」います。読書とかでです。
まれに思いついたっていうのもそりゃああるけど、それって記憶のフラッシュバックだったり実際の体験だったりして、それって別に思いついたのでもなんでもなく、世界が与えてくれただけ。ですから、自分で思いついたもんなんて何も無いんです。
だから私が「アイディアが誰起源かに価値は無い」と言ってるのにはこういう背景があります。もちろん被ったからと無意味になるものでもない。
変な話、「ネタは友達が出してくれた」で十分なんですよ。作者としての勝負はその先です。

これは以前、運営していたイラストコンテストでも言ったんですが、お題がポケモンのいる生活で「ポケモン世界の花屋」を描いて被ったからってなんだっていう話なんです。
店主が男か女か老人かも、売ってる花の種類も、陳列方法も、手伝ってるポケモンも、店主が来てるエプロンも、季節も、国も、天気も、花屋がショッピングモールにあるか一軒家かも、来る客も、その目的が花なのか、店員の女の子のなのかも、来店客数も、客の連れてるポケモンも、店の外装も、全部違う風にできるんです。
さらに言うなら画力や、色塗りや、構図もなんかでも判断されますよ。
まあ、先行したほうが有利っちゃ有利だとは思いますけど、残りの要素がそれこそ無数にあるんです。残りの要素を突き詰めればいくらでも取り返せるし、違いも出せるんですよ。

むしろ作者ごとのアプローチの違い、差異こそが私は面白いと思っている。
ネタかぶりって面白いですよ。審査的に。


創作者にはネタ被り恐怖症を克服していただきたいと思います。

被った上でおもしろいかどうかなんです。
ネタで勝負ではないんです。「ネタの被ったその先」が勝負なんです。

さっきの花屋の話にもどるけれど、ネタが被って比較される事によって、かえって見えてくるものがあるのではないでしょうか。ネタが被る事で比較されてる。そこではじめて作者の個性というものに注目するようになるのでは。
先ほど、「ネタの被ったその先」というもののひとつはこれだと思います。
またネタを機転としてどういう結論にもっていくのか。どういう過程を経るのか…さっきの花屋の話と同じですね。

創作者は「ネタが被るは悪い事」「ネタが被ったらいけない」という概念をいつかはぶっ壊さないといけない。
ネタ被ってもあなたの個性を発揮すりゃいいんです。残りの要素を突き詰めて、一生懸命組み立てて、感動させればいいんですよ。
そこまで突き詰めた作品なら評価されます。コンテストで大賞だってとれます。
少なくとも私は、ネタの被ったその先で勝負したものが見たいと思っている。


ちょっとそれますが、UGMって作品がありますね。レイニーさんの。
http://masapoke.sakura.ne.jp/pkst/03/009.html

あれはすごいアイディアですよね。
けど、私はあのネタだけで勝ったとは思ってないですよ。
ネタはきっかけであってそれだけじゃ勝てないです。
あの作品は何より、過程がしっかりしていました。
丁寧に、丁寧に、ジェンガを高く高く積んでいったんです。
で、最後の一言で盛大に積み上がったジェンガタワーをぶっ壊す。
だから評価されたんです。
そりゃああのネタはインパクトありすぎですよ。
でも、過程の丁寧な描写あってこその評価です。
ネタそれ自体を単体を出しただけでは評価されなかったと思います。


ですからこう言いたい。
ネタかぶりを気にするくらいなら、誤字脱字がないか、もっとうまい言い回しはないか、もっと主人公の気持ちを伝えるにはどうしたらいいか、設定にもっと説得力を持たせられないかを気にして欲しい。ネタは出発点に過ぎない。

例えば名前を書かれたら死んでしまうデスノートのアイディア自体は、水木しげるがとっくの昔に書いてるんです。たぶんホラー漫画史の中には数え切れないくらいある。だからってそれを理由にデスノートの価値は下がらないでしょう。
だって面白いですもん。

使うネタが絶対的な価値であるうちは、まだ作品的な肉付けが出来てないのではないでしょうか。

私がスレで上げたネタでひるむようじゃ甘い。
それはいずれ越えなくちゃいけない壁だよ。
と、そのように創作アカウントのNo.017は思うのです。


ただし、前にも述べたように「私の創作者としての意見」と
「運営的に適切な方法」というのは別々に存在している事は確かです。
そこは、繰り返し確認しておきたいと思います。


私はスレに書いたいくつかの予想を書きました。
ウケ狙いで書いたものもありますが、いくつかはスタンダードなネタで今後応募作の中に出てくる可能性が十分にあります(というか予想通り出てきたのもあります)。

それを見て「被らないようにしなきゃ」と思うか、
「ヒャッハー! お題が落ちてるぜ−! さては挑戦状だな!?」と思うか、
関係無いやと黙々と書くか。
そこのところを含めて楽しみにしています。


- 関連一覧ツリー (★ をクリックするとツリー全体を一括表示します)

- 返信フォーム (この記事に返信する場合は下記フォームから投稿して下さい)
おなまえ※必須
Eメール
subject 入力禁止
Title 入力禁止
Theme 入力禁止
タイトル sage
URL 入力禁止
URL
メッセージ   手動改行 強制改行 図表モード
添付ファイル  (500kBまで)
タグ(任意)        
       
削除キー ※必須 (英数字で8文字以内)
プレビュー   

- 以下のフォームから自分の投稿記事を修正・削除することができます -
処理 記事No 削除キー