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  [No.2767] 私見 投稿者:   《URL》   投稿日:2012/12/01(Sat) 18:29:00   75clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

ちょっと出遅れたけれども、そろそろ参加しようか。


■ネタ被りに対する実体験
これは今でも忘れられない、五年ほど前に「Tears」(http://fesix.ifdef.jp/novels/pokemon/tears.html)という作品を書いてこの板へ上げた時のこと。

読む時間の無い人のために簡単に概要を話すと、あと三日で滅びてしまう世界で、平凡な幼馴染の男女と公園にたたずむネイティオを描いた短いお話。当時ラノベ的な方向を模索していたせいか、全体のカラーリングもそれを意識したものになっている。

これを三日くらいで書き上げて、いやーよくできたよくできたと思って意気揚々と掲示板へ投稿。皆に感想をもらおうと思い今は亡きJavaチャットへ乗り込む。ところが様子を見ているとどうもおかしい、皆さんやけに歯切れが悪い。なんぞやと思って理由を尋ねてみると――

実はその三個下くらいに、りえ大統領閣下が投稿したきわめてよく似た設定の話があった。滅びる世界の中で主人公が無茶苦茶やるというお話で、インパクトで言えば月(りえさん)とスッポン(ごはさん)くらいの差があった。

というわけで、意気揚々と投稿したはずの「Tears」は今に至るまで586さんにとってのでかい黒歴史の一つとなり、別の話の端々でキャラが名前だけ登場したりするだけの寂しさあふれるひどい扱いを受けている。他と一緒やん!(セルフ


■実体験を踏まえた意見
こういった経験をしたことがある、というのを踏まえて。

ネタが被っていればオリジナリティを出せばいい、ってのは正論でまあ大筋では同意できるけれど、被り方がクリティカル過ぎるとどうしようもないこともある。ネタが被ると意欲が削がれるというのはとても同意できる話で、そこでモチベーションを落とすことには何の違和感もない。

今回のが不味かったのは、ネタ重視の短編コンテスト、しかも投稿時期が決まっていて重なる可能性が高いという中で、ネタだけ出して作品の実装はしません、という話題をぶち上げたことにあると思う。いやお前、ネタ出してるヒマがあったら実装しろよ。自分は正直そう思いました。短編でのネタは話の骨格、フレームワークに関わる重要なファクターになることがほとんどなので尚更。


■前向きな展望
とは言えネタ被りは避けようのないある種の交通事故のようなものなので、ネタ被りが完全に嫌だとなると、せっかく書いた作品もハードディスクやフラッシュメモリから永遠に出せなくなる。それは本末転倒なので、もう少し前向きに考えてみてはどうか。

例えば、完全に被らないことはあっても、被りにくいネタを作る。他人は絶対にやらないような組み合わせを考えて、それで話を作る。噛み合わない者同士を噛み合わせようとするのは難しくて、作者の持つ「接着剤」や「潤滑剤」のセンスが問われるところ。完全にオリジナルのネタを出すことがほぼ不可能な現代にあっては、何かを組み合わせることによるマッシュアップ効果を探るのが現実的、かつ面白味のあるやり口でしょう。

例えば、被っても大丈夫なように話の内容を濃くしてみる。自分の得意領域にストーリーを持って行って、簡単には被らないようにしてしまえばいい。自分の場合はSEをしているので、その仕事に絡んだ話を時折話に挿入したり、言い回しをあえてそれっぽくしたりしている。ネタが被っても、話そのものが面白ければ気にならないもの。


こういう風にしていくのがいいんじゃないかと、自分は考えています。


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