マサラのポケモン図書館 カフェラウンジ2F(長めの作品用)
このフォームからは投稿できません。
name
e-mail
url
subject
comment

[新規順タイトル表示] [ツリー表示] [新着順記事] [留意事項] [ワード検索] [過去ログ] [管理用]

  [No.1008] 虚空の彼方 投稿者:サン   投稿日:2012/07/08(Sun) 10:39:27   49clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

 ガタゴトと音を立てながら、何かの貨物が揺れているらしい。辺りは黒い布を被せたみたいに薄暗く、あいにく外の様子は分からないのだが。
 その音に従うように、私の入ったボールもまた、揺れていた。
 察するに、何かの乗り物に乗っているようだった。前にご主人と乗った、眩い光を発しながら真っ暗なトンネルをひた走る巨大な鉄の塊が、これと似たような感覚だったように思う。
 ボールの中にいることもあってか、小気味良いリズムはまるで揺りかごのよう、ガタゴト音はさながら子守唄といったところか。私はその揺らぎに身を任せ、うとうとと目を閉じていた。
 体はひどくだるくて、頭は重石をくくりつけられたようにぐらぐらする。何かを考えることすら億劫だった。重苦しい意識の中、ただひたすら、眠りにつくことだけ集中していた。
 これは、ただの悪い夢。寝て起きたら、きっと、全て元通りになっているはず。
 そう自分に言い聞かせながら。








―――――――――――
BW2をやってたらふと書きたくなったので、一気に書きなぐりました。
とりあえず読みきりサイズには収まらなかったので続きます。
完全なる見切り発車です。どうなることやら……

すでに長編一本連載していますが、特にいくつまでという規制もないようなのでこちらに投稿したいと思います。
簡単に見積もって五、六話くらいの長さになりそうです。
できるだけ完結できるよう頑張ります!

また、この作品は流血シーンや生々しい描写を少々含みます。
苦手な方はお気をつけ下さい。


- 関連一覧ツリー (★ をクリックするとツリー全体を一括表示します)

- 返信フォーム (この記事に返信する場合は下記フォームから投稿して下さい)
おなまえ※必須
Eメール
subject 入力禁止
Title 入力禁止
Theme 入力禁止
タイトル sage
URL 入力禁止
URL
メッセージ   手動改行 強制改行 図表モード
添付ファイル  (500kBまで)
タグ(任意)        
       
削除キー ※必須 (英数字で8文字以内)
プレビュー   

- 以下のフォームから自分の投稿記事を修正・削除することができます -
処理 記事No 削除キー